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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2014-05-05 五月の慰め
2014-05-04 露店のノスタルジィ
2014-05-02 深夜の焼き鳥
2014-04-27 初心者を教えると言う事
2014-04-26 どこかに続く空
2014-04-20 過去とその過去と今と
2014-04-19 また芝居の幕が降りる
2014-04-13 ここ数日のこと
2014-04-07 次のターン
2014-04-02 桜舞い散る道の上で


2014-05-05 五月の慰め

「ぬくもりだけを残して春が過ぎていきました。」
いやあ、名言。さすが吉田類。

アーサーさんの芝居を観ていつも思うことだが、
過ぎてしまった少年時代へのノスタルジィが物語をよぎる時、
彼の芝居に独特の風味が加わる。
それがある時、彼の芝居に輝きが加わる。
作品を成す、ということはそういうことだ。

いつでもそこにその人の背景があり、
それが作品に色濃く出るようになってくる。
そうなってくる為には時間が掛かる。
若い頃にはそれは描こうとしても描けなかった。

さて、それはそれとして、
芝居というものを観ると、
今、芝居をやっている人はとりあえずいいが、
今やっていない人は焦る。
その焦りが次の回には逆転する。

一緒に芝居を作ってくれる人は役者であろうとスタッフであろうと、
大切な人たちだ。
それを失くす淋しさは見送る者の忘れがたき憂鬱だ。
自分の劇団を持っている限り、それが消えることはない。

今日、アーサーさんと話したことは、
孤独な主宰同士の大切な話だ。
多分、他の立場の人には分からない事だ。


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2014-05-04 露店のノスタルジィ

自分の趣味ではないがGWの間にやっている、
アグリフェスという催事をのぞく。

知り合いのコジマさんの奥様がお仕事をなさっていると知り、
前日に旦那様にお話を通して。

結局、いい天気であったので焼きそばやらを買い込んで、
芝生でビール、とか定番の愉しみを。

五月の風は爽やかで、
金魚すくいも涼しげ。

流石に飼えないのですくいはしなかったが、
泳いでるのを見るだけでなんとなく懐かしい気分になる。

遠い昔にすくいそこねた、
あの時の金魚の姿。


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雅さんへ。初夏の香りと遠い喧噪が耳の奥に残っています。 / あるまじろ ( 2014-05-05 22:35 )
↓いやん♪五月末。です。 / 雅(みやび) ( 2014-05-05 22:11 )
例年、五月間末に、うちの近所の神社で「金魚祭り」という催しがあります。その日が来ると、「もうすぐ夏だなぁ〜」って思います。その前に梅雨ですけど。 / 雅(みやび) ( 2014-05-05 22:10 )

2014-05-02 深夜の焼き鳥

知り合いが銚子で鯛を釣ったという。
「刺身を分けてあげる」と言うのでうっちゃんと車で。
GWは時間があっていい。

折角だから旧中山道沿いの焼き鳥屋に寄って、
差し入れを手に入れる。

せせりとカシワとモモ。
まあ結局、釣果が少なくその場で食べた。

やがて随分長く大学生をやっている娘も帰って来て。
まあこうしてたまに顔を合わせる。
それだけがまあまあイイことだ。


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2014-04-27 初心者を教えると言う事

こんにちは、最近は風邪をひいてどうも絶好調でないY・Hです。
昨日は芝居の稽古を初心者について六時間つきっきりで教えました。

僕も通った道ですが初心者は大変なのです。
演技の中でやるべきことは、
@セリフを言うこと
A表情を作ること
B@Aに先んじて感情を作ること
C舞台に立っていること

たぶん初心者は@が大変だと思っていることでしょう。
だからセリフさえ覚えれば自分が役者が出来ると思っている。
でも初心者にとって大変なのは実はC。
ただ立っていることは実はすごく難しい。
今の劇団を中枢を担ってる中級者たちがまだ出来ないのもその辺だ。

もちろん、初心者には全てが難しい。
とりあえず役者をやるなら@からCは全てやらなきゃならないんだから。

でも多分、@からCが出来てやっと初心者。

セリフを構成する【1】声量【2】高低【3】緩急(間)【4】滑舌【5】響き
を意識して使えるようになっていく中で、
特に声量を安定させるのが次へのステップ。
声が小さいままではいつまでも素人のままだ。
くれぐれも声が小さいけれどセリフのニュアンスが上手い、
という役者を評価してはいけない。

そんな役者に先はないからだ。
声がしっかり出て響くようになったら初級者。
その次のステップに行くためには豊富な舞台経験が必要だ。

僕らの周りには初心者と初級者と中級者くらいしかいない。
そしてそれを育てるのも文化の底辺を支えるという意味で重要だ。
指導者にはその飽くなき繰り返しが求められている。

劇団を起こして十五年、
逆に言えば十五年前にはもう、自分で台本を書き、演出して舞台に立っていた。
後から来る後輩たちには僕よりも先に行ってもらいたいものだが、
すでに十五年前の僕に抜かれてしまってないかな?
誠意をこめてエールを送りたいものだ。


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2014-04-26 どこかに続く空

『9days Queen〜九日間の女王〜』をたまたま観るが、
挑戦としてはいいけれど出来は。。。
堀北真希は他の役者を圧倒する存在感は無かった。
ただゴージャス。
脇が豪華で仕立ても壮大。
いいですね、あんな舞台。
奥に広がる広大な空間へ前後に移動する舞台。
華麗な衣装、一人一人をフォローするマイク。
生歌と生演奏のBGM。

こういう舞台を観ていると逆に声を張る演技が印象に残る。
情熱的な演技とその鬼気迫る表情。
主役にその迫力が無いのは残念。
でも舞台にこうして挑戦していくことは大切だろう。

さて、今日はたまたま、僕の台本を使って稽古する機会があった。
ページ毎に仕掛けられた会話と感情とモノローグに対する課題。
今日は最初の二つだけ。
楽しいだけでは済まない世界を共有して、
次のステップに進んで貰いたい。
それを祈るのみだ。

どこかに続く空。
無駄にした時間を取り戻せるか。
焦ることはないけれど。


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2014-04-20 過去とその過去と今と

寅さんの映画を観ると過ぎていく時間から取り残されて、
いつまでも変わらないものの愛しさを切なく思う。
みんな、それが大切と気が付いているのに、
それをどうしようもなく、
自分が先を歩いて行かなくちゃならないことを、
言い訳して、寅さんみたいな過去を振り切る理由を探していた。

寅さんは遠い過去の象徴。
高度経済成長以前のふるさと。
人が今日より豊かな明日を目指すために、
振り切らなければならなかったもの。
寅さんは祖父だ。
父と母は祖父や祖母の何かを振り切って、
必死でより良い明日ってやつを求めた。
寅さんを追い出すやましさを抱えながら。

一方で三丁目の夕日はその僕らの父と母の物語だ。
前を向きながら頑張って頑張って、
自分の手に抱く我が子に未来を紡ぐために。
母に抱かれている乳飲み子は僕だ。

じゃあ僕の物語は?
たまたま平和な五十年を生き、
平穏無事でこのまま息絶えるか。
豊かだけど空虚なこの時代にもう少し何かを残したい。
では何を?

寅さんは孤独を笑い飛ばしながら、
今日も日本のどこかを旅しているだろう。

三丁目の夕日は今日も綺麗だろう。
今日よりもイイ明日を約束するかのように。

その今を生きる僕たちは何をすればいい?
ポストモダンを生きる僕らには、
明日セカイノオワリが見えるのをどこかで期待して、
今日も冷たい月の下で眠る。

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2014-04-19 また芝居の幕が降りる

色々の試行錯誤でやっと出来上がった芝居であった。
三月の自分の芝居から演出の補佐をした芝居だったが、
やはり演出としてはまだまだ手の入っていない作品だった。
まだまだ先は長いなあ、と思う。

あと観に来てくれたゆやまん、ありがとう。
星球を貸してくれたうっちゃん、助かりました。

やっと終わって良かった・・・。

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ほしのさんへ。いつも正念場のほしのさん。一つ一つの舞台にみんな関わった人が大勢いて、そのせいで、芝居の終わりは少しさみしいのです。 / あるまじろ ( 2014-04-21 00:58 )
こちらは今日が正念場です 5時に劇場をでられるかどうか... / ほしの ( 2014-04-20 08:05 )

2014-04-13 ここ数日のこと

木曜日から3日間、
和光市文化センター・サンアゼリアホールでの公演のため、
3日間、総合舞台監督として劇場に通った。
サンアゼリアの劇場スタッフさんは皆さんとても親切で、
仕事に対する誠実さも伝わる優秀な方ばかりだった。

こういうところで仕事が出来るのはとても幸せである。

たまたま劇団の反省会も日曜日にあった。
役者だけをやるなら簡単。
それは頑張ったって言わないのです。
それは頑張って当たり前です。
楽しいことだから。
裏方まで出来て一人前。
そういうことを舞台に立つ人は忘れないで欲しい。

写真はマレーシアのちょっと辛い麺。
卵が美味しい。


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2014-04-07 次のターン

ああ、忙しい毎日だ。
日々、あれやこれやと多くの準備に追われてきた。

空気が明らかに違う。
ピンと張った冬の空気は去り、
桜の花火の舞う夕暮れは息を飲むほど美しい。

さあまた次のターン。
あと何回か、と思うけれど、
そんなことも、もう今はどうでもいい。

人が行きすぎ、別の人がやって来て、
またその人と歩き出す。

春は母が好きだった季節だ。
僕はずっと苦手だった。
心が寂しいときには、
どうぞ寄り添ってほしい。
そんな一瞬で充分にまた歩き出せるから。


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2014-04-02 桜舞い散る道の上で

昨日はとくに嘘をつく機会もなく。

一日、し残した仕事を片付けて、
なんとなくすっきりな感じになった。
時間が必要ですべきことを片付けていくのは、
なかなか気持ちがイイ。

一方で気になることも幾つかある。
まあそれはそれ、気持ちを落ち着けて行こう。
悪い人間とは常に罠を張っているものだ。
人の気を引くように。
僕の大切な人たちがそれに引っかからなければ良いのだけれど。

春だ。
Mが訪ねて来たのでK1氏とK2氏と四人で食事へ。
北海道に行ったTとも電話で話した。

桜が咲く。
桜が散る。

どうかみんな、頑張って。
貴方の上に幸せが舞い落ちるように。


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