2004-11-22 禍福は糾える縄の如し
2004-11-21 悪いことがあった時は家事に専念。
2004-11-20 水戸の一日。
2004-11-19 そんな顔しなくてもっ！！
2004-11-18 雨に想う。
2004-11-17 芝居をもう少し押し上げるために。
2004-11-16 ＨＥＹ、準備はＯＫ？
2004-11-15 本番・事後のあれこれ。
2004-11-14 この声が枯れるくらいに。
2004-11-13 リハーサルを経て明日、本番。

とは言ったモノの助けの手を貸してくれたのは、
劇団総務のゆーすけクンと以前、バドミントンサークルで一緒だったＭ山さん。
深手を負った愛車を預かってくれた彼らが愛車を復活させてくれるのだ。
心から頼みます。
あなた達と出逢えてたことに感謝します。

世の中はメタファーに満ちている。
僕の人生が最近少しずつ暗い方に傾き始めたとき、
それを示すメタファーは確かに点在した。
一つの頂点を過ぎて大きく傾き出す針。
それまで僕を幸せな気分にしてた世界の端から色を変えてきたように。
調子に乗った信頼していた人物の行動。
僕自身の先輩への過失。
重ならない言葉のやりとり。
日常を少しはみ出した出来事。

ああいうことが幾つか続いた後で、こういうことが待ってる。
世の中はメタフォリックに運命を律している。
ここ数週間のことの帰趨がまた静かに僕を次の日々にイザナっている。

朝靄の中で緑が地平をなしている。
それもやがて晴れるだろう。

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色々嫌な思いをした翌日。
どこにも出掛けないで家事を一生懸命する。
お掃除と洗濯、この後、炊事も。

徹底的に綺麗にする。
少し早い大掃除みたい。

ここのところ休日はずっと本番に向けて稽古だったから、
家の中がひどく散らかっていた。
カーテンを開けて太陽の光を入れると、
埃がよく見えていい。

掃除機をかけてぞうきんで拭く。
まりもクンの水を換えて、
観葉植物を出窓の光の中に置く。

だいたい終わった時に気分は落ち着いていて、
もう嫌なことは忘れたみたい。

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ｋａの大学が大学祭なので水戸まで遊びに来た。
大学祭は懐かしいね。
みんなで焼き鳥の屋台をやって儲けたね。
あの日の僕たちのように学生たちが声を張り上げて、
「豚汁」や「焼きそば」、「唐揚げ」「チヂミ」「チュロス」とか売ってる。
ｋａたちの豚汁を十人前買い上げてみなに配り、自分も味わう。
秋の一日、みな楽しそうだ。

夜に悪いことがありました。
埼玉に帰ろうとしていた直前の出来事。

僕の車に他の車が追突しました。
たまたま誰も乗っていなかったので良かった。
誰も怪我してない。
でも愛車のＢＭＷが見たこともないような悲惨な姿。
まあしょうがないね。
とりあえず走るから良かった。

眠い目をこすりながらその日のうちに埼玉へ。
無事うちに着いたらｋａに電話。

気にしないで。
楽しい大学祭にしてね。
豚汁、一杯売ってね。
仲間と仲良くね。

写真は大学祭の風景。
銀杏がこの大学のシンボルみたい。

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街角で出会って可愛かったから、
わざわざクラクションを小さく鳴らして気を引いたのに。

そんな顔しなくってもっ！！！

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午後から雨が降ってきた。
冷たい少し強い雨だ。
時雨だろう。

今年、戦争の犠牲者が増えたり、
大型の台風による洪水や地震など、天災が相次いだり、
不景気から脱出出来ない割に打つ手が無かったり、
ともすれば悪い年のように言われることがあるかも知れない。
でもしっかりと暑い夏、彩りの秋を経て、
ゆっくりと冬に向かう今の季節はとても良い雰囲気だ。

被害に遭われた方の日常が一刻も早く帰ってくることを祈りつつ、
僕は季節を運ぶ大自然の運行に不平は言うまいと思う。
自分の家がつぶれ家族を失ったら・・・。
そう思うとつらいが「悪い年」の原因は「人」だろうと思う。
自分がその「人」の一員であること自覚しつつ、
僕たち「人」も自然一部であることを自覚しつつ。

今、冷たい雨にも打たれよう。
冷たい雨も僕たちの一部だ。
雨が冷たいことに不平を求めて湯を降らすことが良いことだろうか。
不自然に生きることに慣れた僕はバランスを考えなくてはイケナイ。

雨、
自然に水が天から降ることの不思議が、
あらためて美しく思う。

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前半の場面に無駄な力が入っている、という指摘を受けた。
ごもっとも。
自分でもそこの演技が最後まで分からなかった。
相手がいなかったもんで。
反発するもののないとこでずっと稽古してたから力のいれ具合が分からない。

演じる時に力が入ってしまったところ。
今思えば相手に反発力がなく自分が力を入れざるを得なかった。
でもそこでも。
逆を言えば僕の方の力が抜ければ相手はもう少し押せたかも知れない。
とにかく顔を合わせてする稽古が少なすぎ。
そういうやりとりを稽古でしといて、うまくいくやりとりのさじ加減を調整するのに。
相手との稽古で作る呼吸、間合い、そして生まれる感情。
その面白さがイマイチ味わえなかったのが残念。

芝居、一人ではできない。
最初から一人芝居ならまだ方法はあるけど、
相手がいるならその相手と空気を共有するイメージを作り上げる時間が欲しい。
世界でたった一人の他人と合わせる時に生まれるそこだけの空気を、
作り上げるには時間がかかるのだと思う。

よーし、次行こ、次。

写真は萩。花は秋のひだまりによく似合う。

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仕事をなにげなく、でも楽しみながらこなして。

仕事終わりのまま北高の冬公演の会場の仕込みに向かう。
鉄骨で舞台を組み、照明を仕込む。
ノスケ、ゆやまんとか三年生と久しぶりに会う。
現役は次の舞台、頑張ってね。
一年生はいよいよ初舞台。
精一杯やるのは当然、むしろ今自分ができること以上を出さないとダメ。
つらい以上に楽しいことを残すつもりで行くしかないね。

仕込みを８０％終えて次の稽古場へ。
欅に行くとこの日、来年７月の台本が決まったとこでした。

夜９時まで欅の稽古場で本読みしてから、また次の稽古場へ。
芝居屋集団『マーブルキャッツ』の稽古場に行くと、
つい３日前まで本番の舞台を共にしていたホサカくんと顔を合わせる。
マーブルの本番当日は北海道への出張が入っちまったので、
今回の芝居に出演できないのが残念！！
だってこの次のマーブルの舞台、
欅の清水さん、星野さん、高Ｓさん、
シアタージャックのホサカくん、
レインボウ城のアーサー王子とかキャストが超豪華！！
出張がなきゃ出演依頼来てたのに！！

まあいいや。
来週までに台本仕上げなくっちゃ。
待っていてくれる劇団員さんもいてくれると思うから。

写真はフチムラさんが撮ってくれた先日のうちの劇団の本番の舞台。
エンディングの１シーン。

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本番終了した翌日。
今日は朝から少し強い雨、これを時雨というのか。
通常通りの業務を順調にこなしていく。
少し、眠いかな。

肌寒い天候ですが、でもこういうときは逆に心が落ち着く。
ざわめく喧噪と華やかなライトに包まれた瞬間が、
今こうしてひっそりと静まりかえっている午後の職場いると嘘のようだけど。
ああいう瞬間もあったんだねえ。
役者たち、スタッフたち、関わった人たちからいろいろメールが来る。
そういうことが過ぎた「きのう」を思い出させる。

まあ、また日常に帰っていくことも大切な僕の人生。

写真は夕方には晴れた色濃き夕景の西空。

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さいたま市の中学生のための発表会の第二部の研修会に、
うちの劇団が呼ばれて公演をしました。
『ライジングボールガール』。
今年の僕はある大切な勝負に負けた。
その負けから立ち直るための脚本だったのかもしれない。

芝居の中の僕の役は負ける役どころだが、
負けて親友とも言える二人にエールを送ることができた。
これが僕がこの脚本を書いた理由だったのかもしれないと今なら思う。

これが最後だと思って一生懸命、演じた。
オリジナルの脚本だからもう二度と演じられることもないだろう。
出演してくれた役者たち。
満足してくれただろうか。
支えてくれたスタッフたち。
彼らのガンバリに十分応えただろうか。

それも僕にはいつまでも完全には分からないけど、
そうならいいな、と、つくづく思う。

公演の機会を与えて頂いた皆様に感謝します。
僕の信ずるモノがあなた方に幸福をもたらすなら、
そうならいいな、と、つくづく思います。

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今日は朝から会場入りして午前中から照明のつり込みを始め、
シュート（まだ全部終わってないけどね。）音響のチェックと映像のチェック。
ゲネは出来なかったけど楽屋で通し稽古をした。
もちこと悦子はまた少し良くなった。
僕は前回の本番から抱えてる宿題がまだ果たせない。
明日、果たして間に合うだろうか。
気持ち一つで向かっていくしかない。
芝居というものをナメず、高をくくらず。
どこまで行けるかも僕次第。

心から精一杯やります、与えられた舞台がそれ自体幸福であるから。
仲間と一緒にどこまでのものができるか、
まず僕がどこまでやるかが、仲間をどこまで引き出すかに繋がるから。

写真はたくさん実った柿の実たち。
僕たちの芝居がこのようにミノリの多いモノでありますように。
悲しいくらい本気で願う。
もう実った後で誰がどう味わってもらうかを楽しみにしながら。

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