2003-03-06 『千と千尋の神隠し』の感想。
2003-03-05 仕事しまくり。。。
2003-03-04 早春の日常。
2003-03-03 春の宴＝ただの飲み会。
2003-03-01 『ロード・オブ・ザ・リング』の感想。
2003-02-28 『ジェボーダンの獣』の感想。
2003-02-18 『GOTH』は名作ですね。
2003-02-14 「デ○〜ズ」のイチゴスウィーツ。
2003-02-10 三月尽。
2003-02-06 周辺雑事報告。

これは神話や昔話の一つなんだな、と思いました。
ちひろは最初、登場した時は子供っぽくて親に従う単なる子供。
それが成長するでもなく物語を動かしていく。
ラストに近いシーンでちひろが何頭もの豚の中から両親を選ぶ場面がありますが、
何度ビデオを見返しても、それらしいヒントはありません。
つまりちひろは勘でそこに両親がいないことを言い当てたのです。
それは物語の主人公だから許される超越した力。
ハリーポッターも一緒ですね。
単なる少年がある日突然エリート魔法使いになる。
クデッィチをやってもエース。闘っても必ず勝つ。
それは「物語の必然」によるもの。主人公にのみ与えられた特権。

ちひろが銭婆を訪れることもハクを助けるためですが、
実際は、ハクは自力で銭婆とちひろの前に来てしまいます。
つまりちひろが銭婆に会いに行く決心は、無駄になるわけです。

しかし結果を見ればそうではありません。
ちひろが銭婆を訪れる旅をすることによって、
銭婆の優しさに触れ、
さみしいカオナシは救われ、
坊との邂逅が生じ、
ちひろが記憶を取り戻し、ハクは真名を取り戻し
両親を元に戻すエンディングへとつながっていく。
それはまさしく「物語の必然」。

一見必要のない人への思いやりが物語の展開を動かしている。
今、そこにいる人に優しくすること。
それが人生を開いていく。
案外現実もそんなものかもしれません。

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午前中にある日程調整の結果をプリントにして配布。
その後、その行事に関連するいくつかの品物を外部に発注。
また別の書類をいくつか作成して上司にハンコもらう。
来年度の配置換えをにらんで、先輩から先にできる引き継ぎをしてもらう。

昼休み、食事をしながら劇団欅で宿題だったSEとBGMをMDに録音。（２６曲）
午後は会議。
五時にすぐに会社を出て劇団ぴゅあの次回公演の会場を押さえる。
内定をもらっていたので施設利用費を払い正式に利用許可書を手にする。

途中、「バドミントン教室」のためのシャトルを携帯で発注し、
出先でセールスマンと落ち合ってシャトルを押さえる。

地区の演劇発表会の段取りをスタッフのサポートをしてくれるホサカと、
部長のぐっちんにメール。

その間、何件かの雑談メールが飛び込んで来る。

実家に立ち寄ってkaの話をしながら夕食をかっこみ、
そのまま劇団欅の稽古へ。
昼に作成したMDを演出に聴いてもらう。

稽古終了後、八月に行われる神職会（神社関係）の演劇イベントの打ち合わせ。
僕は殺陣指導と音響のプランナー。
ほんとは出演もするはずでしたがシュケジュール上断念。

深夜十二時直前に帰宅しkaに電話。
明日のことを少し話す。（午後お休みを取って遊びに行く算段。）

最後に面白いことがあったので、お湯くんに�пB
お湯くんはもう寝てたけどたたき起こして二人で大爆笑する。

ベッドに入ったらすぐ睡魔が襲ってきた。。。。
あはははは、楽しい夢がみれそうだね。

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徹夜で明けた重い頭をぐるぐるしながら、
職場にほど近いゆ〜すけを車に乗せて、
会社に出かける。

午前中にＰＣに向かう仕事がいくつかあり集中力を保つのがやや困難だった。
昼過ぎ軽い食事を済ませた後に体育館で卓球に誘われる。
スーツで卓球。
いや、卓球ムズいね。スマッシュ狙って三回くらい空振りした。

午後はお休みを取って睡眠を取る。

夕方、春にしては冷たい雨が降っていた。
同僚のご家族に不幸があったのでお焼香をあげにいく。

帰宅してから昨日の宴会の残り食材を使って食事。

kaに�пB

電話を終えてベッドにもぐり込むと風の音が聞こえる。
ニュースで春一番の報告を耳にしたのは翌日のことだった。

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うちの劇団の飲み会はなんでみんなが下ネタを平気で言うのだろう？
ワイワイやってる全員が少しずつ変な人です。（いや「かなり」かも。）

いろいろハプニングはあったけど普通に異常でした。

飲み会の延長で麻雀王座決定戦を行いました。
初代座長のうっちゃんと浅草雀士西風、雀士作家まちゃと僕。
劇団の中では今はなきヤナギタオヤジを除けば最強のメンバーだろう。
・・・前フリはおいといて僕が優勝しました。
みんなごめん、強すぎて。。。。

ああ、徹夜で仕事が待っている。
睡眠時間一時間半はちょっときついなあ。。。

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はっきり言って三時間損しました。
『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観を損なわないように作ったのでしょうが、
物語が設定に食われてます。
普通の映画なら前半三分の一ってところで終わっています。
第二作も第三作もこの調子でまのびしているのでは観る気が失せます。

ただ森、谷、洞窟、河、町、野原と言った風景がとても美しかった。
それぞれが一枚の絵画のようでした。
映画館の大きな画面であれを観るとそれはすごいかもしれませんね。

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『ジェボーダンの獣』というのは映画です。
フランスを舞台にした歴史サスペンスって感じでしょうか。
ビデオで観ました。

歴史背景はしっかりしているのに登場人物は異色。
場面のメリハリと複雑な複線。
美しい風景、残酷な展開、二転三転する物語。
僕の同僚で観た人は「怖くて二、三日気持ち悪かった。」と言っていましたが、
僕はとても面白かったです。
中世から近代に時代が動く時のフランスの混乱がとてもリアルだった。
それは幻想が現実に、神話が事件に、伝説が歴史に変わる瞬間なんですね。

完全なるハッピーエンドではありませんし、（主人公、途中で・・・。）
展開も完璧な勧善懲悪とはいきません。

とにかく久しぶりに面白い映画を観た気になりました。

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先週の金曜日は、男三人で温泉に行きました。
塩もみサウナで体中に塩を塗りたくって汗かきました。
なんか塩漬けになった気分。
岩風呂で冬の夜空を仰ぐと上弦の月。
極楽。極楽。

昨晩は、劇団の演出の人と夜中一時半までファミレスで芝居について話し合う。
またコーヒーお替わりしすぎで眠れなくなる。
でも今後の自分と芝居とのかかわり方をじっくり考えた。

乙一氏の『ＧＯＴＨ』という小説を読む。
現代版『雨月物語』と言える作品で残酷さの中にあるリリシズムが存分に味わえるひさびさの名作。怖くて背筋が凍る場面もあるけど頭が悪いとついていけなそう。
ほんとは極限の浪漫主義なのかもしれない。
思考がついていける線といけない線のギリギリのところをついていて、
とても引き込まれた作品でした。

それと新車を購入しました。
今度のにはナビがついていて「会社」とか、「自宅」とか、
「実家」とか、「彼女の家」とか、
「そんなん道最初から知っとるやん」というところでも案内してもらってます。

ナビ「７００ｍ先交差点、右折してください。」
僕　「そりゃご丁寧にどーも！」

音声で入力するのが楽しいです。
聞き間違いでとんでもないところをアナウンスしてくれるから。
さいたま市内の公民館を音声入力したら、
「大胡城址」というどこかの城跡をガイダンスされました。
「大胡」ってどこ？群馬あたりかな？
間違って行っちゃったらどうしよう???

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昨夜たまたまkaと深夜逢う。
デ○〜ズに入って、二人でデザート類を注文する。
僕は「イチゴのソルベ」kaは「チョコレートなんとか」。
昨夜のことなのに何をしゃべったか、もう覚えてないよ。
ただ甘いデザートと夜な感じだけ。
それでいいんだな、たぶん。

ソルベは生イチゴの果肉な感じで美味しかったです。

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「三月尽（さんがつじん）」「弥生尽（やよいじん）」という言葉がある。
古くは白居易の白氏文集などに用例が見えるが、単に行く春を惜しむ、という意味だけでなく、春に行き過ぎる人、尽きかけた春の頃合いの情緒を含んだ、僕の好きな言葉である。春休みが近づくあたり、僕の脳裏に蘇る風景がある。
　全てが春がいよいよ尽きかける三月の頃のことである。

　中学時代の親友シバさんとは中学卒業後、二人で旅行をする約束だった。僕は失恋旅行でもあったので「冬の日本海がいいっ！」と主張した。シバさんもそれに同意してくれた。朝靄煙る大宮駅のプラットホーム。少年二人はまるで冒険にでも出かけるような意気込みで仁王立ちしていた。まずは信越本線で北上。
　直江津で北陸本線に乗り換え、直江津は吹雪だった。電車のドアは停車中には手で自由に開け閉めができた。駅のホームに降りると舞い散る雪がときどき視界が遮られる。 僕とシバさんは大声を出して雪に向かって走り回ったりしていたので、車掌に「転ぶなよ。」と注意されたりした。
　それから日本海沿いをゆっくりと進む列車の中でじっと冬の蒼い海を見ていた。
夕方に、やっとその日の宿泊地である富山に着いた。シバさんには富山に親戚があり、夕方に会って食事をすると言った。僕の旅は突然、一人旅になった。
　僕は富山から出ている氷見線というローカル線に乗って時間をつぶした。

つかの間、雲が切れた雪国の夕暮れは、どうしてあれほど優しいのだろう。
　昼間見せた吹雪の荒々しさは消え、オレンジ色の夕日が真っ赤な人々のほっぺたを照らしている。雲の切れ間から陽が海の一部を輝かせている。
　風景の全体はゆっくりと青い夕闇につつまれながら。
　初めて足を踏み入れる漁師町に降りて狭い道を進むと急にひらけて白い砂浜になる。遠くにイカ釣りの漁り火が点々とともり始める頃合い、波は夕凪だったろう。波打ち際まで進むと何枚も何枚も波間に光るものがあった。
　「桜貝」と声に出してしまった。夢中でひろうと僕はそれを割れないようにちり紙にくるみ、胸のポケットにしまった。
　次の日からも、僕とシバさんは富山から金沢を経て雪の芦原温泉、東尋坊。信州に戻り安曇野、松本と旅をした。ケンカもしたし、仲直りもした。

　旅の終わり、松本を出る時は快晴の空。
　雪国の晴れ間は心躍るようなあったかさがある。
　昼時、駅のホームには人影もまばらであったが、二人で飛び込んだ立ち食いそばやは満席。注文はかけそばだけど、おばちゃんは天ぷらを二人で一枚おまけしてくれる。店のカウンターのザルに盛られたネギは入れ放題だ。
僕もシバさんもネギを汁が見えなくなるくらい山盛りにした。
　そばをすすり終わり、そう実感するとぴぃーっと汽笛を鳴らして僕達の乗る鈍行が入線してくる。「ありがとう。」と、どちらからともなく言葉が出る。
　この一週間、旅をともにした親友がそっぽを向いている。
　二人とも泣きそうなのだ。旅が終わりそうなので。
十五の時に旅で訪れたこの松本、僕は高校時代、浪人時代を経て再びこの地に戻り、四年間の大学生活を送ることになる。しかしそのときの僕はそんな未来のことは知らず、四月になれば違う高校に進む親友と、二人で尽きかけた旅の終わりに涙をこらえていた。

　雪に映えた駅のホームはまぶしく輝いてもうそれだけで目が痛いくらいだった。
　三月尽。旧暦ではちょうど今頃であろうか。
四月からの喧噪をいますこし忘れて行く春の中に身を置く時が、たまにはあってもいいだろう。

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一月ほど前、車の車検がこの月末で切れるので新車を購入することを決意。
２月２日にディーラーの方から連絡があり、納車の手続きをする。
愛車とはあと一週間ほどでお別れ。
この感じは何度味わっても寂しいね。
二人乗りのオープンカーなんてもうしばらくは乗らないだろう。
ありがとうBMWZ3。
この２年前、僕が君を手に入れたとき僕はとにかく前に進みたかった。
君に勇気をもらい前に進むことが必要だった。
そして充分その成果はあったと思う。
忘れない名車として心に刻みたい。

手続きの一つとして車庫証明を大家にもらう。
ついでに大家と会食をする。
「こんどゴールドコーストにある別荘に招待するよ。」
ゴールドコーストに行くってのもなかなか大変ですが。。。
大家の好きな天狗舞の山廃吟醸を差し入れると喜んでくれました。

昨晩は東京芸術劇場で公演中の『青ひげ公の城』を観に行きました。
篠井さんが出ていて素敵でした。
芝居の内容は虚と実、演技と本気、生と死が入り乱れる寺島ワールド。
「迷宮オペラ」にふさわしいデキでした。
不条理は嫌いだったのですが、今晩だけは魅了されましたね。

月曜と火曜の夜の僕の稽古も進んでいます。
厳しい稽古でややメゲる時もありますが、
気を取り直してセリフに向き合うことは忘れません。

さて、そろそろランチの時間ですね。
みなさん一足お先にいただきま〜す。

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