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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2014-03-01 母の三回忌
2014-02-28 舞台の重み
2014-02-27 春の予感
2014-02-26 大切なものは遠いところにある
2014-02-25 久々に嫌なものを
2014-02-24 穏やかながらもすべきことを進める
2014-02-23 Exactry
2014-02-22 蜷川と猿之助のヴェニスについて
2014-02-21 未知の味覚と年齢との相関
2014-02-20 母の命日


2014-03-01 母の三回忌

朝から小雨がそぼ降る弥生の朔日。
命日には少し遅れたがやっと出向くことが出来た。
本来、行くべき日に大雪が降り遅くなってしまった。

兄弟も集まり家族全員で出かける。

墓について軽く掃除をし花を供えてもらい、線香を上げる。
叔父が先に眠るこの場所は遠くに山が見える。
僕と母と二人でよく来ていた場所だ。
その地に今は母も眠る。

時は流れるものだ。

お坊さんも丁寧にお経をあげて頂いた。
その間、何回か山から冷たい空気がゆっくりと流れて来て、
ああ、母が来ているな、と思った。

家族全員で鰻を食べて精進落とし。
三回忌が無事に終わり父は「ホッとした」とこぼした。

自宅に帰って来てあらためて仏壇に線香をあげ手を合わす。
はい、また一区切りが終わった。
こうして少しずつ亡くなったことを受け容れていくのだ。
こうして遠く離れていくことを受け容れていくのだ。
それが大切なのだ。

母が好きだった蠟梅。
もう三月だ。春も近い。


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2014-02-28 舞台の重み

イモトさんの演技はとても棒読みですけど、
これがあの山々を登頂成功させてきたご褒美だとしたら、
文句はない。

こんな舞台を与えられることは羨ましいが、
僕にはマナスルをクリアはできない。
だとしたら、芝居をするってことは、
なんと困難なことか。
それではこれで終わりというわけではなく、
練習して稽古してもっと上手くなるべきですね。
もう登山はやめたらいいと思います。
山じゃなく舞台のオファーが来る人になれたらいいですね。

稽古終わりに青木亭というラーメン屋さんに。
色々なことがあって味はよく分からなかった。


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2014-02-27 春の予感

今日まで使える温泉の無料チケットがあったので、
満を持して休暇を取りドライブ。

辿り着いたのは、小川町・花和楽の湯。
無料で温泉だけでなく岩盤浴までついてくるコース。
まずは岩盤浴専用の服に着替えて25分の岩盤浴。
汗びっしょりになって、続いて温泉。
一時間近く浸かってました。
もちろん出たり入ったりして。
その間もセリフを頭の中で繰り返したりしてね。

廊下の突当りに雛人形が飾ってありました。
ああ、もう三月なんだね。

帰りに農産物直売所で野菜と一緒に、
売っていたネコヤナギもみました。
帰ってから母の仏前に供えました。

春が近い。
季節が急ぎだす、そんな頃合いです。


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2014-02-26 大切なものは遠いところにある

今日も一日、ありがとう。

仕事はのったりのったりこなして、
幾つかの電話をかけて、
書類を幾つか作成して。

昼は同僚と一緒に蕎麦などを食べに行き。

暇な時間を見つけて台本を読む。
ところがセリフが入らない。
一人で読んでいてもセリフって入らないね。
やはり入れては試して、試してはまた入れる。
そうやって少しずつ進んでいくものだ。
いや、それにしても入らないものだ。

セリフが入っていて下手なのもなんだが、
セリフが入らないってのは深刻だ。
いやね、自分で「深刻」って言葉を使って、
自分を追い込もうって訳ですよ。

夜の稽古ではセリフの入ってるとこを返して、
すごくスムーズにいった。
やはり、繰り返しは大切だ。

いや、そうはいっても、
なかなかな量なんですよ、実際に。
いや、なかなかなもんです。

ミニ天丼と蕎麦のセット。
待たされたからこそ、美味しいってこともある。


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みーさんへ。スポーツジム、いいですねー。身体動かしたくなる季節ですよねー。写真展の詳細、メールください。待ってまーす。 / あるまじろ ( 2014-02-28 01:06 )
どもー!お久です。今年からスポーツジムに通い始めたんだけど、そのあとのざるそばがお楽しみです(^^) 突然ですが来週写真展やりまーす。もしついでがあれば来てねw 告知しました☆ / みー ( 2014-02-28 00:12 )

2014-02-25 久々に嫌なものを

たまたま食事時にやっていたテレビ番組だが、
仮にもプロとして歌手をやっている人に対して、
「歌うまキッズ」なんていう、
単なる子供と競わせる下衆なものを見た。

歌がレッスン通りに上手いものの、
なんの面白みもない歌を歌う子供と競わせて、
しかも歌の上手さではなく、
単なるカラオケの機械による判定で勝敗を分ける。
歌の上手さはともかく、
そのプロの歌手にとって歌とは、
子供とくだらない技巧を競うためのものではない。

その人が自分のアイデンティティを賭けて、
必死で作り上げて来たものだ。

どこの誰だか分からない子供は失うものはない。
一方でプロの歌手は全てを失う可能性もある。
単なる勝ち負けではない。
そのプロの大切なプライドや人生に近いものだ。

そういうことを何も理解せずに、
傲慢にも勝とうとしている子供は、
何もわかってなくて本当に失礼だ。
もしプロと勝負するならそこにいる子供も将来を賭けるべきだ。
もし仮に負けたなら二度と人前で歌など偉そうに歌うな。
プロと勝負する機会を得る、ということはそういうことだ。
大人はそう、その名前を売りに来た傲慢な子供に教えるべきだ。

さらに胸糞悪いのは、
そこに出てくる子供を応援なんかする大人たちだ。
奴隷同士を戦わせる古代ローマの高みの見物。

僕が吐き気を覚えるくらい気分が悪いのは、
そこにいるプロだけが途方もなく大切なものを賭けさせられていて、
歌うまキッズは自分の売名が目的で買っても負けても失うものはなく、
そこにいるアイドルは自分の冠番組のためにプロの歌手を平気で犠牲にし、
制作サイドはその時の番組の数字さえ良ければいいと考えている点だ。

「プロの歌手本人も承知でしているからいいのではないか」
良くネットの世界で使われる論法だ。
そのプロの歌手と大きな事務所のアイドルや制作側の人間の、
ヒエラルキーが同等ならその論法も成り立つだろう。

何度も言うが制作側とそれに加担するアイドルは、
自分たちの手は汚さず、
何も知らない子供に下衆なことをさせて、
弱い立場のプロを貶めている。
それを知ってて偽善的に「頑張れ」などと抜かしているのだ。

子供には簡単にプロと勝負させてはいけない。

この番組は二度と見るまい。
これは人に命と同じような大切なものを賭けさせて、
自分はのうのうと踏ん反り返って高みの見物をする、
気持ち悪い子供でも大人でもない下衆の作っている番組だ。


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雅さんへ。まあそうですね。機会としてはいいのかもしれませんね。むきになるほどのことでもありませんでした。ただプロは簡単に勝負なんてしてほしくないと思います。それだけです。 / あるまじろ ( 2014-02-26 23:19 )
見ましたよ。以来、私の中で「宙船」の歌詞がずっとぐるぐるしています。あの重い歌詞を聖子ちゃんのような涼やかな声で歌いきる少女に圧倒されました。これから育っていく少女の未来に思いを馳せました。あるまじろさんがおっしゃっている事はわかります。機械があらわす点数に一喜一憂する人にはさせておけばいいじゃないですか?それよりも、オリジナルのよさを感じる事ができたことを喜びませんか?この番組がなければ、ご本人が歌い継いできた今の「うた」を聞く事ができなかったんですよ?弓さん、知可子さんのね。 / 雅(みやび) ( 2014-02-26 22:29 )

2014-02-24 穏やかながらもすべきことを進める

また細かい雑用に追われ、合間にさっと抜けて郵便局へ。
なんとかちゃんと手続き完了して、
返って来てくれればいいけど。

昼は仲間と朝霞の『福寅』へ。
ネギトッピングして正解。
胡麻が大量に入ったラーメン。
美味い。

さて午後はもう一つ、別の仕事に取り組む。
仕事は仕事。

ここのところ去来抄を読む機会があるが、
今日は紫式部日記も読んだので、
オトコの去来とオンナの紫式部の考え方の違いに苦笑。
オトコは理屈っぽいし、
オンナは適当だねえ。

仕事が終わったら少し台本を読む。
また音楽を探す。
時計を見て頃合いを測って、
時間の許せる限り芝居のことを考える。

劇場との打ち合わせが二か所、
まだ日取りも決まっていない。
タイムスケジュールなどの書類も作成しなくては。
音響のネタも作成しなくてはならない。
昨日届いたタカノさんの曲の手直しの発注も、
しっかり曲を聴いてから細かくしてあげないと。
さて、一つ一つこなしていこう。

もちろん、自分の役についても、
週末に取り組んだ課題の復習も含めて。

自分は自分の芝居をしっかりやる。
前を走ってるんだか、誰かを追いかけてるんだか。
自分が坂の途中だからどのあたりかは分からない。
それでも人に恥じないようにやるだけだ。
楽して言い訳するなんざ片腹痛いぜ。
自分で走らない言葉は上滑りだ。
走ってみる、それだけだ。


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2014-02-23 Exactry

役者って一緒に稽古場に入っただけで、
どちらが上か、すぐ分かるものなんだ。
・・と水谷豊が言っていた。

確かに。

その役者が下なら、
この辺のレベル・・・というところまで分かる。
自分より上だと程度までは分からない。
ただ上だってことしか分からない。

だから届きそうな感じでもなかなか届かない。
だって大きな山ほど近くに見えるけれど、
なかなかそばに近づかないものだから。

だから簡単に近寄れると思っちゃいけない。
いや、なんであれが自分より上のレベルなのか?
プロの役者とかでたまにそう思うときもあるけれど、
それが分からない時点で自分とは遥かに、
実力の差があるんですね。

だから舞台経験もなんも無いのに、
「才能ある」なんて自分で言ってるのはあり得ない。
そういうのが無いのが演技。

それにしても土曜日観た芝居に出てた人たちは、
楽しそうに活き活きと舞台の上を飛び跳ねていましたね。
もちろん達者ですがそれ以外の要因もあると思います。
愉しんで自信もって舞台に立ってると、レベル+1。
そんな感じ。

金曜日食べたお寿司。
痛風になりそうなくらい犯罪的に美味かった。


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2014-02-22 蜷川と猿之助のヴェニスについて

午後レインボウ城の観劇をしたのですが、
帰宅して20:30から昨年末に上演された、
蜷川の『ヴェニスの商人』市川猿之助がシャイロックのヤツが、
wowwowでやっていました。

猿之助シャイロックはまあ、いいんですかね?
あの歌舞伎の感じで。
まあ一人であれやってて、
他の人はストレートで演じているのですが、
いちいち見え切った後の拍手とか、
歌舞伎ファン以外には邪魔だったかな。
自分が歌舞伎からの参加だからといって、
周囲と全く異質な演技をしていいのか?
そういう違和感を感じました。

猿之助を見に来た客はいいがヴェニスを見に来た客は?

他の役者のほぼ原作に忠実な演技はとても勉強になりました。

あと、ラストのシャイロックのあの演技。
原作にないあのワンシーンを足したのは、
やはり蜷川も猿之助もシャイロックに近代的な解釈を取り入れた証拠。
それゆえの喜劇でありながらあのシャイロックの重厚さ。

それにしても繰り返すけど、重厚。
だけど自分だけ浮いてる重厚さなんだよねえ。

やはりこうなってくると、
自分的にはヴェニスは二種類やる方が正解のように感じた。
統一感を作るにはパラレルに提示した方が、いいのでは。

原作に忠実なキリスト教世界中心主義の喜劇と、
ユダヤ人のシャイロックに焦点を当てる近代的な悲劇。
そのパラレルを見せる劇団ぴゅあのヴェニス。
しかもどうせ解釈を変えるならシャイロックだけでなく、
ポーシャまで変質させてく手法。

皆さん、この蜷川のヴェニスを観たなら、
劇団ぴゅあのヴェニスも観た方がいいですよ。

真っ向勝負ってとこだな。
相手されないにせよ、ね。


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2014-02-21 未知の味覚と年齢との相関

生まれて初めて「長崎ちゃんぽん」を食べたのは、
例の●ンガーハットですが、
太くて縮れていないあのちゃんぽん麺と、
初めて食べるあのスープをどうも受け入れられなかった。

その時ははっきりと「チャンポン」は不味いと思ってしまった。

その後、実際に長崎に赴くことがあり現地で、
本場長崎チャンポンを食べる機会かあって、
その時、初めて長崎チャンポンが美味いと感じた。

まあ、チェーン店と地元の名店では差があって当然だが、
一方で僕はその時若すぎて自分の味覚が未熟だったとも、
言えるのではないかとも考えた。

幼い頃に嫌いだったものは、
@おでん(肉系がないから。味にパンチがないから。)
Aセロリ(独特の風味に慣れなかった)
B天ぷら(同じく肉系ではないから。エビ天は別)

でも今はどれも大好きだ。
おでんは冬の夜、大宮の南銀の暖簾をかき分けて入ったおでん屋に出会い、
その深い味わいと風情に魅せられて以来好きになった。
セロリも信州で摘みたての新鮮なものを食べたりして、
その魅力に気が付いた。
料理の腕前があがるとスープなどに必須な材料となった。
天ぷらも新鮮なネタを揚げたてで食べて、
その素晴らしさに気が付いた。

調理法もあるが、食べられるようになったこと、それも経験だ。

最初から好きではないものもあるだろう。
それも仕方がない。
しかし未知の味覚に出会った時、
即、第一印象で嫌いと判断するのは浅薄だ。
自分の方の未熟さを頭の片隅に置いておいて、
自分が大人になったらもう一度試してみるといい。
大人になった分、少し財布をはたいて。

すると味覚という世界が広がる幸福が、
あなたを待っているかもしれない。

今日食べた皿うどんは柚子胡椒とカラシと酢もいれて、
ものすごく美味しかった。

次はチャンポンも食べたい。


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2014-02-20 母の命日

今日は母の命日、
父に何を作ろうかね、と相談したら、
「精進料理を食べたい、命日だしね」
と言った。

精進料理?
なんだろう、精進料理。
肉や魚は使わない、ということか。

で、作りました。45分で。
豆腐の厚揚げの餡かけ、お吸い物(インスタント)、
玉ねぎと人参と春菊のかき揚げ(天つゆ付)を作りました。

今まで一度も成功していないかき揚げ(過去失敗は二回連続)。
しかしかき揚げは亡母の好物だった。
そして成功しました。
このタイミングでちゃんと作るなんて、持ってるね。

しかも野菜かき揚げ、美味しかったぞ。
仏壇にも供えて、喜んでくれてるかな?


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