2002-09-11 ９．１１以後の世界に生きるしかない僕らのために。そして劇団を考える。
2002-09-08 遠い日もこんなだった。。。
2002-09-06 明日から雨の文化祭突入。
2002-09-04 人と人がつながってく。
2002-09-02 それが今年の夏の末のできごと。。。
2002-08-09 夏の１ページ。。。
2002-08-08 夏の饗宴。
2002-08-07 部活な夏の日。
2002-08-06 車を洗車する。
2002-08-05 夏の翳り

今日職場に、
「半旗を掲げよ」「そしてテロの犠牲者に弔意を示そう」
という動きがあった。
上からのお達しで個人の自由など論議する隙もなかった。
９．１１以後、僕らの世界は確かに変わった。
しかし９．１１の犠牲者への弔意を強要したモノ達は、
８．６にも８．１５にも何も言わなかった。
平和に対する感覚の違いなのか、政治的圧力の問題なのか。

話を日常に戻そう。
僕は昨晩、劇団欅の看板役者と助演出をしているシミズさんと話をした。
いろいろな愚痴もきいたが「欅」はやはり力のある劇団だ。
大道具、音響、照明、メイク、パンフレット、写真撮影にも、
お金を使ってプロを雇う。（と、いうかかつての仲間がみなプロだ。）
バラシをする人までプロだったのに驚いた。
劇団の中心はマツキ氏（某演劇連盟会長さん）で演出を担当しているが、
マツキ氏に依存している雰囲気はない。
稽古場所もきちんといろいろな公民館を週二日押さえる人がいて、
受付にも常時人がきちんと詰めていた。
そうして先日も素晴らしい公演を終えたばかりだ。

それに比べて僕の劇団ぴゅあは脆弱だ。
制作、制作とオヌキさんが言っているがやっているのは会議の参加と日程調整。
それでもそれをやろうと買ってでてるだけ偉い。
他の人間はスタッフの仕事ができない。
「やる気がない」のかもしれないし、「できない」のかもしれない。
（僕は「できない」と信じてる。）

やっぱりみんな若いのだ。
経験が足りないのかも知れない。
最初から「役者しかできない」ということを前提に、
ぴゅあにいる人間がいるのも事実だ。

その脆弱さを芝居への「熱」でカバーするしかない。
ああ、今は「口だけ」の人々がどこまでやれるのだろう。
練習場所と台本と演出家と劇場を用意してくれれば、
演劇などほんとに簡単にできるのだ。
才能などいらない。

「もともと芝居なんてみんなで作るものなのだから、
あなたが一人抜けてダメになるものなら、もともとダメで無理なものなのでは。」

そういう言葉をくれた人もいた。

さて今日は音響、選曲しとこうっと。
みんな衣装はできてるのかなあ〜？

先頭 表紙

文化祭も終わりに近づき、
体育館ではバンドが最後の盛り上がりを見せてる。

ひらひら舞う。
みんなの姿がスポットライトに照らされて、綺麗。

体育館の窓からふと空を見ると、
昨日までの雨が嘘のような夕暮れの夏空。

祭が終わっていく感じってこんな感じ。
祭が終わってみんなが家にまっすぐ帰れない。

わくわくした感じを残したまま暮れていく空は、
いつもより蒼いみたい。

先頭 表紙

台風来てるね。雨は明日、止むのかな。

今日は一日、文化祭準備。
段ボールとかでお城作ったりね。
あとでゴミになっちゃうんだけど、なぜか気合い入れて作っちゃうんだよなあ。

一日前のこの準備で遅くまで学校に残ってる時間が、
一番楽しかったりするんだよねえ。

雨が降ってます。
頑張ってる心だけでも晴れますように。

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高校演劇の大会の音響ブースに入り自分の高校以外の音響の世話を焼き初めて、
照明のホシノさんと仲良くなった。
そこで僕は演劇に使う照明と音響のことを随分教えてもらった。

そんなある日ホシノさんが、
「中学校の先生がきみのような人とコンタクトとりたがってるよ。」
と教えてくれたので早速、その一人であるミノリカワ先生とお会いした。
そこで僕が劇団を持っていることを話すと、
大宮のとある中学校の先生の一人が、
「さいたま市演劇連盟に参加しない？」
と声を掛けてくれた。

さいたま市の演劇連盟で中心になって頑張っているサイトウ氏に電話すると、
早速、僕の劇団は演劇連盟の「演劇祭」に参加することになった。

その演劇連盟に加入しているタカヤナギ氏から、
「この夏、劇団『欅』（ケヤキ）で高校生役を捜している」という話を聞いた。

そこでうちの演劇部の男子がオーディションを受けて、
そのうちの一人が劇団『欅』の舞台に立つことになった。

そこで『欅』にかかわるうちに、
メイクのナカサさんと出会った。
今度の十六日にうちの劇団と演劇部相手にボランティアで、
「メイク講座」を開いてくださることになった。

なんとナカサさんは、照明のホシノさんの実の妹だという。。。

人と人はつながってくね。
この世界にあるもののほとんどは限りがあって、
人と人の関係も「希薄になってる」なんてことが噂されてるけど、
どうも違うみたいだ。

昨日、僕の知らなかった人と、今日は相手の目を見て熱い打ち合わせをしてる。
昨日、僕の知らなかった人と同じ舞台を終えて感激の握手を交わしてる。

「世界が素晴らしい」とはこのことだ。

流れていく。流れていく。
祈りを許されるなら、どうか心がそのままであるように。

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今年、八月半ばからぷっつりと更新が絶えてしまった。
女子バドミントン部の合宿からですね。

あれから後、
僕は演劇部の演出で一日中暑い教室でゲキを飛ばしたり、
あいかわらずバドミントンで何百球もノック上げたり、
強い選手と熱戦を繰り広げたり、
祖母がお尻におできができてお見舞いに行ったり、
劇団員と大笑いしながら芝居を作ったり、
母を連れて北アルプス常念岳に登ってきたり、
演劇部の合宿では徹夜で稽古をしたり、
そんな疲れを咲に癒してもらったり。

忘れられないのは。

北アルプスの標高３０００ｍ近い山小屋で、
雲海を眼下に、
そびえ立つ槍ヶ岳や西岳、穂高連峰を横目に、
飲み干したビールの味。

夜明け近くに念願の常念の頂上にたどりついた時の母の静かな歓喜の表情。

体力の限界まで練習してコートにへたり込んだ選手の涙。汗。
舞台に一丸となって向かう部員達のかけ声の響き。

寄り添ってくれた彼女のにおい。



「夏は冬に逢いたくて
　冬は夏に帰りたい
　あの頃のこと今でも素敵に見えるこの頃」

「秋の気配」まではまだ届かない「夏の終わり」。
僕はこうして自分の場所に戻ってきた。。。

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暑くて暑くて死にそうなのにシャトルを追い続けるバド部部員。
休憩の間だけ体育館の重い扉を開け放して、
一瞬だけ風が通る。

明るい夏の光に満ちたグランドが、
その扉の向こうに広がってるから、
切り取られたその風景が、
別次元のものみたい。

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演劇部はこの夏、ずっと暑い暑い教室で同じシーンを何度も何度も繰り返し稽古する。一つの芝居を磨くにはこの方法しか、僕は知らない。
だから苦しかろうがなんだうがそのことだけを告げる。
すると彼らは命じられたからではなく、
必然としてその仕事を全力でこなす。
そんな日々が続いていた。

そろそろ、ということで気晴らしの「宴会」を企画した。
教室を改造した稽古場はあっという間に宴会場になった。
合計４�sにも及ぶ肉が焼かれ、ナス・カボチャ・シシトウなどの夏野菜も並ぶ。
みんなで作ると百個を越えるギョーザも３０分あまりで完成だ。

舞台監督のぐっちんの音頭で乾杯っ！！
さすが！！９合炊いたご飯はあっという間になくなる。高校生恐るべし・・。
焼きたてのギョーザ、美味しかった。
作ってくれたさりィ・ナミ・ヒトミ・Ｐちゃんらありがとう。
一人で黙々と（いや騒ぎながら）ギョーザを焼いてくれたゆやまん。
ギャーギャー言いながら焼き肉を焼きまくったアコ・ユイ・コマチ。
ほんとにひっそりとナス・カボチャなどを焼いたあっちん。
でも食材はどんどん胃袋の中に消えていった。

宴会の途中で『隠し芸大会』開始っ！！
トマツ・デミ・ゆやまん・ノスケのコント。さすがノスケの台本。
トマツのツッコミ・ゆやまんのボケに新たな才能を発見した。
デミはこの後の『大都会』の熱唱？がすげー面白かった。
続いてトマツのオカリナ。しみじみとした味わいを出していた。
Ｐちゃんの手品にはほんと驚きだった。
コマチ・ユイ・アコ・さりィの「エーデルワイス」は心が洗われるようだった。
この後、前のん・ぐっちんのハモリ、前のんの熱唱、
ゆやまんのカッコイイグラサン姿、などなど書ききれないほどの芸の数々。。。
（僕のギターはちょっと失敗しちゃいました。。。）

続いて『スイカ割り大会』！！
なかなか当たらなかったけれど、
みんなで食べたのはコマチという名の美味しいスイカだった。

片づけをして帰るとき、
みんなの顔がまだまだ遊び足りないといった風だったので、
すごいパワーを感じました。

あ〜、お酒がなくても盛り上がる宴会は、
空気というか熱気に酔うのだな〜、としみじみ思ったね。

あの時、少し涼しい夜風に吹かれて、
僕も気分がとっても良かったんだ。

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朝から演劇部の立ち稽古に演出として参加。
音響をてこ入れして次第に形が整ってくる。
役者は落ち込み気味の前のんが、復活してい〜感じ。
もちこが鼻血で昨日病院送りとなったが、本日奇跡的な生還を果たす。
これで病気で倒れているぐっちんんが復活すれば、とりあえずキャストは揃う。
腰を痛めたあっちんは元気を少しずつ取り戻しているようだ。
主役のもこは連日気合いの入った演技でまさにこの芝居を引っ張っている。
この芝居のリーダーと言っても過言ではない素晴らしい活躍だ。

一年生はよくやっている。
ハワード役のデミーは連日の厳しいダメ出しに対しても落ち込むことなく取り組んでいる。
トマツも出番の短い役ながら真剣だ。
体調を崩したノスケはやや心配だ。役作りも遅れ気味だからだ。
ウェンディ、ユイ、コマチのメイド三人娘は元気だ。役も完成しつつある。
スタッフ陣も照明班（ヒトミ・ナミ）も仕事を覚え、今日は初めて調光に入った。
音響班（ハッスィ〜・ツミキ）のオオボケぶりは健在で芝居より面白い。
メイクのアコは本日オヤスミ。
ＴＫのゆやまんは相変わらず精力的に仕事をこなしている。
助演のサリー、Ｐちゃんの二人はうまく分業しつつ的確に仕事をこなしている。

こんな演劇部がこの夏取り組む芝居、『SENTIMENTAL ORANGE』。
今日の通し稽古は多くの課題を残しながらなお、
素晴らしい作品となる可能性を投げかけた。
残りの夏に彼らがこの芝居にかける情熱を、
僕はどこまで生かし切ることができるだろうか。

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「僕が車を洗車すると必ず雨がすぐ降る。」というジンクスがあります。
ジンクス破られて欲しいです。

「僕が注意してTシャツを着ると必ず『後ろ前』になる。」というのもあります。
ほんとに注意してんのかよっっっ！！！
っといっつも自分にツッこんでます。
ほらやっぱり後ろ前、とか納得したりもしています。

「好きな人から勧められた小説は面白い。旅先で自分で買うと駄作ばかり。」
なぜだろう。
僕は好きな人から勧められた本を全て読んでいます。
その人を好きだから本を読むのか。
旅先で本屋に入ることも僕の楽しみなのですが、
小説とはイイ出会いがないようです。

「一度浮気をした人は二度する。」というのもあります。
されたことがあります。
僕はしない派です。
でも浮気ってどっから浮気？
さてさてこれも微妙な問題。

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大学二年の夏に、
同じ科の女の子と旅行した。
最初会ってから、家の前でおろすまで手も握らなかった。
暑い夏のことだったはずなのにそういうことは全く覚えていない。
助手席に乗せて逗子のヨットハーバーにある別荘に行った。

ちょうど到着したその夜、台風が列島を直撃。
彼女も不機嫌で僕はほっとくことにした。
窓から見た暗い港の中に立つ幾本もの白いマストが暴風雨に揺らいでいた。
音がない夜の嵐。
彼女は眠ってしまったらしかった。
僕は眠れずソファで目だけつぶってた。

その旅行のことはあまり良い思い出ではないのに、
今、思い出したのはあの時みた雲の記憶が映像として蘇ったから。

台風が過ぎ急速に晴れた夕暮れ。
派手な夕日と豪快に流れる雲を海風にあおられながら見てた。
夏が翳る瞬間だった。
空気が少し澄んで、夏が後じさるのを追いかけるように、
僕らは車を出したのだと思う。

先頭 表紙