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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2014-02-04 雪の湯ノ湖
2014-02-03 日光スノーウォーキング
2014-02-02 ゆっくり
2014-02-01 如月入り
2014-01-31 魚介のアマトリチャーナ
2014-01-30 ゆっくりとした転換
2014-01-29 さて。
2014-01-28 本番前夜
2014-01-27 永誦
2014-01-26 大地讃頌


2014-02-04 雪の湯ノ湖

僕がまだ小学校四年だった夏に林間学校で日光に行った。
その時の記憶は夜にカレーを食べ過ぎて気持ちが悪くなったこと。
日光の木彫りのお土産を買って帰ったこと。
白根山の御釜の神秘の色に驚いたこと。
切り込み湖・刈り込み湖の美しさに息を飲んだこと。
好きな女の子になんとなくドキドキしたりしてね。

あれから幾星霜、
まさか今になってその日光を冬に訪れ、
こうして歩いているなんてね。
あの時の僕は想像もできなかったろう。

湯ノ湖には今日はほとんど誰も居なくて、
氷が張っていて、雪が積もっていた。
あの夏はもう記憶の彼方。

でも戻りたいとは思わない。
目の前にある凍った湖と対峙しているのが今の僕だ。

空気が澄んでいて、どこかで雪が落ちる音しかしない。
今過ぎていく時間がとてもとても大切なものに思う。


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2014-02-03 日光スノーウォーキング

今日は平日ながら休暇を取って、
親しくさせて頂いている藤田さんと大木さんの御両名で、
奥日光に出かけた。
藤田さんはかつて同じ職場であったが、
現在は日光の自然ガイドをなさっており、
週一で山に入っている猛者だ。

今日は藤田さんの知り合いからスノーシューを借りて、
奥日光の湯元湖畔から金精峠の支道を入り、
積雪の峠を光徳牧場に抜けるコース(約4キロ)を歩いた。
4キロと言ってもけして簡単ではない。
平地をジョギングするなら1キロ10分。
つまり4キロなら40分程度で楽々走破できるが、
雪山をスノーシューを装着して高低差もある峠を越えると、
4キロは3時間コースだ。

スノーシューは初めて履いたのだが面白い。
雪の中を歩く工夫がされていて、
新雪の中を歩くと雲の上を歩いているようだ。
スノーシューを履くと普段歩けないところを歩ける。
夏にはブッシュの所も雪に覆われ、歩けるからだ。

しかも今日は天候も良く、
コースも登り、下り、斜面を水平に進むトラバース、
お尻をついて滑り降りる急斜面、
山と山の間を抜けるコルなど変化に富んでいて、
雪の中を全身で遊ぶのに不足のないコースだった。

1日雪山歩き、
ぜいたくな大人の遊びだ。


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2014-02-02 ゆっくり

のんびりとした形で少しずつ作っていこう。
もう本番まで二ヶ月弱ですが、
周囲の進み具合の中で一人遅れている形。
アドバンテージの有効性は自ら述べているものの、
自分には適応しない。
それは以前に先輩の女優の清水さんに、
言われたある言葉が響いているからだ。

「役どころをつかむのが早くて、
 すぐ作品の中である程度の演技をしてしまう役者と、
 ゆっくりと行きつ戻りつしながら、
 役をなかなかつかめない役者はどちらがいいんですかね」
と聞いたら、
「あなたはどっち?」
「僕は早い方だと思います。」
「それで自分の役作りに不安なの?」
「あまり遅いのは他の役者に迷惑をかけます。
 しかし、役作りが早い役者は役の作り込みが浅い気がします。」
「じゃあなたも今度はゆっくり作ってみたら。」

人に迷惑を掛けたくない。
自分の流儀を優先して他人を顧みないのは、
カンパニーとして芝居を作る姿勢としては間違っている。
しかし、役への作り込みはもっと深いものにしたい。
そのちょうどいい所を今回は狙ってみたい。

ま、がんばりましょうね。
せっかくのいい役ですから。


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2014-02-01 如月入り

今日の写真は花月の甘味噌ラーメン歌舞伎、キャベツトッピング。
黄金の味噌ラーメンの方がやっぱ好き。
体調悪くすんのに何故、壺ニラ入れんの?

ま、それはそれとして、
やっと忙しい一月が終わり、
二月に入りました。
ここで出来ることをしっかりとやっていかないとね。

睡眠時間が足りないのがここ最近の懸念。
二月はもうちょっと寝たい。

遠く離れた場所で頑張っている人たちへ。
健闘を祈る。
それを過ぎても、
それに失敗したとしても人生は続く。
小さな出来事は人生の一瞬でしかない。
いいことも悪いことも、
それはその時のことでしかない。

それよりもっといい場所を求めるなら、
歩き続ければそのうち辿り着くものだ。
やめるより続けること。
どうせ、限りある美しい人生だ。


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2014-01-31 魚介のアマトリチャーナ

トマトソースで魚介を煮込んだ料理で、
ブイヤベースと違うのは唐辛子が利いていてピリ辛なとこ。

今日は仕事の一区切りの日。
それでも今日まではずいぶん忙しくて、
要求された書類を次々と整えているだけで、
時間がどんどん過ぎていった。

それでも一か月、二か月先の予定も次々と決まっていき、
その間にも現在はどんどん過去になっていく。

まだまだやらなくちゃいけないこともあるけれど、
とりあえず今やらねばならないことも忘れない。
はい、それも大事。

ふと職場で背中合わせの先輩と、
来年以降の話になる。
一つのプロジェクトが終わろうとしている今、
次は?
「あなたの椅子も用意してますよ、僕の頭の中ではね。」
そういうと年上の彼女も無言で笑った。

体調が悪いとこぼすようになっても、
まだまだやってもらわないと。
僕のやりたいことの絵の一部分にちゃんとあるから。
あなたのピースの場所も。

美味しいだけじゃない、ビリっと辛口な一瞬も必要。
それを受け入れて三年、うまくやってきたしね。


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2014-01-30 ゆっくりとした転換

とりあえず現状に漂う不穏な空気を自ら断ち切り、
自分の持つ力量で良い方向に転換させるのは、
意外と得意な方である。
大切なのはダメな状態であるのに現状に拘ってしまうこと。
簡単に打開するためには自分で前に出なければ変わりません。

ということで、転換を図り見事に成功。
もうすでに見える一つのゴールに向かって、
ゆっくりと事態は好転していった。

やっと終わりが見えるところまで来たので、
アフター5に向かう足取りも軽やかだ。
気が付けば多忙な一週間もゆっくりと週末に向かっている。

久しぶりの雨もゆっくりと春に向かう兆しに思えた。

とりあえず今日の一皿。
鴨と彩り野菜のコンフィ。
蒸した鴨とベリーの甘いソースは合う。

ともあれ、記念日というのものを重ねていくことは、
日常のささやかな幸福の軌跡と呼べよう。


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2014-01-29 さて。

やっと本番が終わりました。
やれやれ。
今回のメリットは照明をやりたくて入った子の夢を叶えることと、
劇場とのつながりを深めること。
劇場スタッフとは総じてうまくできた感じなので、
これは大いに今後が期待できる。
僕が段取りを組めばもっとスムーズに出来る。
ここならもしかしたらうちの劇団の公演をする日もあるかもね。

打った芝居はまだまだだったが、
まあ、それもこれから伸ばす余地も時間もある。
(まあ、それも本人たち次第)
公演を終えてキャスト・スタッフに言いたいことは、
普段だらしないからきちんと仕事ができない、
ということ。

普段から稽古場を掃除できない。
ゴミ箱が溢れ、ゴミを散らかしっぱなしで出てこれる神経だから、
きちんと完璧に仕事が出来ない。
一事が万事、ということです。
言われたくなければまず言われないように直すべき。

ま、少しずつでも直す必要がありますが、
それはまた後日の課題、ということで。

自分の稽古が今日出来なかったので、
取り戻さなくては。


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2014-01-28 本番前夜

今日は明日の本番の仕込みに午後一で劇場入り。
色々な事情でローホリとアッパーのゼラを切り、入れ直し、
その後、照明の仕込み。
やっぱりプロは違いますね。
小屋付きの人はホリ前のバトンに、
ミニパー4灯、パー2灯を仕込んでケーブルを立ち下ろし、
SS、ソースフォーでホリサーチして、
サスバトンにも目一杯吊ってってとこまで、
一緒でしたが実に手際が見事でした。

こちらもある程度分かっているので、
ケーブルの養生、音響機材の仕込み、スピーカーとかも。
次々と終えてリハーサルをしに来る人々を待つ。

色々な腕前の職人を見て来ました。
ここの職人さんもなかなかの腕前です。
結局、全て終わったのは予定通りの22時前。

さて、明日は本番か。
とりあえず、今日はお疲れ。


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2014-01-27 永誦

今日は一日、朝からひどい忙しさで、
一瞬たりともデスクに落ち着いて座ってらんない感じ。
次から次へとやっておかなければならない事が出て来て、
午後三時を回るころまでバタバタしていた。
そして職場を離れる時には少しめまいがした。

いやいや、今が忙しい時期なのは分かっている。
ここ一週間、ここが山場なのだ。

しかしすべき事をほぼ片づけ三時に退社。
一旦帰宅して、葬儀に向かった。
知人のご母堂が亡くなられたのを知らされたのは、
一昨日の晩だった。

どこの家でも家族が亡くなるのは一大事だ。
どんな理由でも、たとえ何歳でも。

僕はその葬儀の中で母のことを考えていた。
いや、ただ考えていただけだ。

葬儀から帰ってひどく疲れて、
そのまま居間で寝てしまった。

気が付いて起きたところ、
父がゴミ箱のゴミを集めていた。
明日はゴミの収集日だからだ。
しかし不器用な父はゴミをぽろぽろ落とし、
大きなゴミは拾うが辺りには細かいゴミが散らばった。

亡くなった母が言っていたのを思い出した。

「お父さんは細かい家事などできない人なのよ」

僕はそこで気が付いた。
僕がそこですべきだったことは、
(あーあ、ゴミ、逆に散らかして・・・)
とがっかりする事ではなく、
父に手を貸すことだったと。

母は黙って父に手を貸したはずだ。
もし生きていてここに居たならば。

家族は大切だ。
傍に人が居てくれるだけで幸せはやってくる。
手放したものを嘆くより、今ある幸せを見過ごさない。
父が散らかした場所は僕が掃除しとけばいい。

自分が生きている限り謳いつづける歌は、
そういうことだと思う。


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2014-01-26 大地讃頌

今日は午前中はかねてから頼まれてた、
演技指導一時間と、演出指導を一時間半。

今日のポイントは、
@役者は自分のイメージの範囲内でしか演じられない。
だから上手く演じられない場合、イメージに問題がある。
A役者には自分の役に対してポジティブなイメージを持たせる。
自分が持ってるイメージの中でネガティブなイメージは、
役者の思い込みで持っていると演技の邪魔をすることが多い。

台本良く読み込む、ということは、
何も字面を追うことではなく、
行間を読んだり、物語全体の流れを読み取ることを含む。
セリフ・言葉に囚われるとイメージ作りの邪魔になる。

こんなことを対話形式で演技指導。
「意地悪な継母は、意地悪ってイメージで演じない方がいい。
 演じる役者が意地悪というイメージを持ってしまうと、
 おかしなことになってしまう。
 むしろ自分の娘を強く愛する母親のイメージで演ずる。
 そのあまりに意地悪になってしまうように演ずる。
 ただでさえセリフはそうなっているので、
 役者が決めつけない方がいい。」
とまあ、こんな感じ。

午後は知人のコンサートのために川越へ。
小江戸川越第九の会という皆さんでしたが、
第一部は合唱、第二部はオケ、第三部は合唱とオケという構成。

まず、合唱ですが、すごい音量。
今までも他の知人の合唱を何度か聴きましたが、
いまだかつて聴いたことのない音量。
いやーすごいですね。

オケは知人がVioleのパトリだったので注目していたのですが、
組曲「展覧会の絵」、良かったですね。
最初の「G線上のアリア」は追悼のためか、
感情的に音が揺れてましたが、
その後はどっしりとした演奏でした。

第三部はオケと合唱で圧巻の『大地讃頌』。
なんとアンコールでは会場全体も歌いだすサプライズ。
草川正憲氏の指揮がものすごく格好良く、
胸の熱くなる圧巻のフィナーレでした。

こんなコンサートは観たことがないので、
これは得をした気分になりました。


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