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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2013-03-04 シェークスピアプロジェクトの演出について
2013-03-03 シェークスピアプロジェクトの稽古について
2013-03-02 『ヴェニスの商人』に取りかかる
2013-03-01 シェークスピア、始めました。
2012-12-17 師走のとある一日
2012-12-06 黄昏ホーム
2012-12-05 国際ライセンス
2012-12-04 初冬の栃木
2012-12-01 また会えたね
2012-11-25 芝居、そして旅


2013-03-04 シェークスピアプロジェクトの演出について

今まで自分の劇団では常に作・演出をしてきた手前、
シェークスピアプロジェクトの演出も、
自分でしてやろうとは思っていたのだが、
一方で「自分以外の素晴らしい人が居たら」と、
考えていたのも事実だった。
・・・ということで、現在、
このシェークスピアプロジェクトの演出をして頂いているのは、
劇団欅の松木晴信氏である。
(ちなみに私は演出補佐です。)

松木氏とは、もう十年以上お付き合いさせて頂いているが、
劇団の主宰という意味でも、演出家としても大先輩。
手がけてきた年数と作品数でも尊敬に値するほどの。
そして芝居そのものに対する情熱を今も失っていない。
間違いなく理想の人である。
今回、とある芝居の公演時にふらっと姿を見かけた瞬間に、
この『ヴェニスの商人』の演出の話をしたところ、
二つ返事で引き受けて頂いた。

人生の出会いとかつき合いとは、
このように始まるものだなあと改めて思った。
自分の利益とか相手への疑心暗鬼なんか持ってたら、
迷ったり疑ったりしたら、良い話もあっという間にたち消える。

五回の稽古の中で松木氏の演出は本当に素晴らしく、
役者もその言葉に応えることで、
ぐんぐんスキルアップしている。

人との出会い、そういうことを考えさせられる、
そんな日常の一断面だ。


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Hiverさんへ。まずは大学合格おめでとうございます!!これから始まる大学生活が楽しみですね。いいですね。無事に受験が終わった事自体とてもほっとされたことでしょう。芝居の公演の時にでも声をお掛けください。楽しみにしています。 / あるまじろ ( 2013-04-08 00:50 )
くすのき燕さんへ。その誘惑だけで始めました(照)!! / あるまじろ ( 2013-04-08 00:48 )
お久しぶりです。あるまじろさんが元気そうで良かったです!シェイクスピアですか…いいですね。僕も大好きで何作品だか読んだ事があります!あと、僕はようやく長かった受験が終わり無事に大学に合格していました!とても不安でしたが無事に終えた事をうれしく思います。あるまじろさんも稽古を頑張って下さい!きっと良い作品になりますよ!! / Hiver ( 2013-03-15 01:06 )
来週、ひとみ座の友人たちが、横浜でロミオ&ジュリエットを演りますが、シェークスピアってのは、芝居をやっているものとしては、一度はやってみたいですよね。 / くすのき燕 ( 2013-03-11 10:39 )

2013-03-03 シェークスピアプロジェクトの稽古について

今回、シェークスピアプロジェクトを始めるに当たって、
考えたことは、
当世演劇をやりたいという人が何を求めているか、
ということだ。

もちろん、役を演じることは楽しい。
芝居作りに携わることも。
しかしその次、それを分かった人たちは何を求めるか。
かつて、とある市民参加の呼びかけで、
『ロミオとジュリエット』のオーディションを受けた時に、
演出家をしていたI氏が述べた言葉が引っ掛かっていた。

そのオーディションには演出家のI氏の予想を超える、
ものすごい応募があり、その応募の理由として、
「この芝居に参加することで自分の役者としてのスキルを上げたい」
というのが実に多かったそうなのである。
そこでI氏が言った言葉は、
「私がしたいのは作品を作りたいのであって、
 役者の養成をするつもりはない」
というものだった。

それはそれとして、最近芝居に限らず趣味が多様化して、
フラメンコにせよ、日舞にせよ、社交ダンスにせよ、
もちろん芝居にせよ、問題なのは、
「観る人よりもやる人の方が多い」ということと、
「他は観ないで自分がやるだけの人が多い」ということである。

これは大きな問題だと思う。
しかしやはり、自分でそれなりのものをやる、というなら、
勉強は必要だと思う。
自分で作るだけだと自分の殻を破れない。
勉強は絶対必要だ。
それだけのことなのだが。

しかし、と同時に、
一方ではやはり「観る人」=「やる人」というのも事実なのである。

だから「やる人」を増やすことは「観る人」を増やすことにつながる。
それを信じて気軽に勉強できる環境を作ってあげることは、
文化の継承という意味では、やはり芝居をする人の責任だと思う。

「私は作品も良いものを作りたい。
 同時に役者の養成のチャンスも与えられたら良いと思う」

虻蜂取らずにならぬよう、この線で進めるために、
今、シェークスピアを読んでいるのだ。


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2013-03-02 『ヴェニスの商人』に取りかかる

ということで、実際には2月2日(土)から、
劇団ぴゅあプロデュース
「シェークスピア・プロジェクト」と題して、
『ヴェニスの商人』を読み始め、
すでに3月3日で第五回目の稽古も終わりました。

松岡和子さんの和訳を中心に据えて、
シェークスピアの全集を二つ並べて、
元となる台本を作りました。
自分でセリフを打っていると改めて難しい部分が多く、
シェークスピアの元の良さを和訳でも活かしつつ、
なおかつ、現代劇としてのテンポを出させていくのは難しい部分でした。

稽古の中で役者さん達はシェークスピアの和訳のセリフを、
「いかにセリフにするか」で四苦八苦しているようですが、
当然、僕は脚本にする時点でそれを味わっているのです。

あらためて、シェークスピアの翻訳を二時間の芝居にする、
ということは難しいと感じました。
間延びしないように、作品の主題から外れないように、
現代的な感覚の中で歴史的な背景も大きく逸脱しないように。

『ヴェニスの商人』という作品は短めの作品だと思いますが、
やはり翻訳のまま舞台にすると三時間近くなりそうです。
それを休憩入れて二時間にする、というのですから、
まあ、それなりの工夫は必要です。

芝居の稽古自体は面白いです。
シェークスピアの芝居をやってる、
ってだけでいっぱしの役者気分に浸れますから。
いや、これは大事なことです。
自分では今までオリジナル作品ばかりやってきたので、
既成に手を出すならやっぱシェークスピアくらいやんないと。
難しいことは承知でやることが、満足感につながってます。

とはいえ、すでに70分くらいで前半、
いよいよ裁判の後半を60分で収められるか・・・。
ここからが勝負ですね。


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2013-03-01 シェークスピア、始めました。

劇団の本公演を11月2日3日と決め、
・・・とすると稽古始めは5月末か6月。
色々考えて、その間に何か新しいことをすべき、
と考えた。

この間に様々な人と話をする機会があり、
それがとてもモノを考える契機になった。

劇作研の理事の仕事をしながら名だたる長老たちと言葉を交わし、
実際に芝居を観て、その直後に芝居のことを語り合った。

良い芝居とは何か、面白い芝居とは何か。
年代を超えて、一人一人の感性を超えて、
これは良いと思わせるモノとは何か。
作り手の感性を常に磨くことは「責任」だ。
いつもアンテナを張り、次の作品への企みを忘れない。
自分が満足するだけの作品にしてはいけない、
客を満足させるものでなければ。
そのために多くのものに常に触れていないとダメだと思った。

自分と同じように劇団を持つ主宰と名の付く人とも、
劇団を持つこと、劇団を続けることについて、
多くを語り合った気がする。

良いモノとは何か、残すべきモノとは何か。
作るべきモノとは何か、為すべきことは何か。
自分のやりたいことをやるなら一人でやればよい。
芝居には多くの人の力を結集しなければならない。
それだけの価値を生み出すことは、
その劇団の長の責任だ。
もちろん、自分の今の力を知りつつも、
その限界から脱出できるようなものを作ろうとしたいものだ。

というわけで、
シェークスピアに取り組むことに決めました。


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2012-12-17 師走のとある一日

昨日、教えている子供達の芝居を観て、
思ったよりもずっと工夫がされていることにびっくり。
失礼ながら演技も予想を上回っていた。
が、一方で足りない部分も明白。
力点の置き方が一番必要なところに掛かっていない。
それを分かっている人もいない。
それが分かるといいんだけどな。
でも時間を掛けてそれを覚えるのも好いだろう。
楽して教えて貰うデメリットもある。

いろいろ年末に向けて仕事が折り重なっては居たが、
神速で片付ける。
ミーティングを仕切って気づくことは、
くだらない事を言うものに限って仕事も引き受けないと言うこと。
何のために存在するのかね?
さて、その後一瞬で明日の資料を作り印刷、綴じ込み。
チーフに文句も言わせず業務終了。

その後は五時にすぐ会社を出て、高田馬場へ。
劇作の編集会議だが30分で車が着いた。
二時間たっぷりの会議の後で、長老達と弁当を食べる。
まい泉のとんかつ弁当だった。

その後、劇団の忘年会に出る予定だったが、
ふと立ちくらみがして、断念。
外には冷たい雨も降っている。
残念ながらの断りのメールを入れて、帰ることに。
まあ、今日は飲みたい気分じゃない。

寒いが昔過ごした信州に比べたら、
それほどのことじゃない。


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2012-12-06 黄昏ホーム

この一年は色々なことに追われていた。
それは悪いことでも良いことでもないけど。

母を亡くしてそれがゆっくりと生活を変えた。
そんな中で自分の日常をゆっくりと取り戻してきた。
仕事は忙しく、でもそれも悪いことではない。
どこでも自分を待っている人が居て、
その一つ一つに出来るだけ応えていこうと思う。

人との出会いも別れもすれ違う黄昏の中、
それぞれが自分のホームに足を急がせる一瞬のよう。
空気が澄んで冬が街を包む。

逢いたい人が何人もいる。
それが幸せ以外の何ものであろうか。


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saeri さんへ。そうですね、いつもそばに居る人とのご縁、大切にしたいと思います。感謝しています。 / あるまじろ ( 2012-12-12 01:54 )
頑張っているわね。でも無理しないで。と 母様はおっしゃっているに違いないと思います。ご縁を大切に。今年もお世話になりました。 / saeri ( 2012-12-09 02:02 )

2012-12-05 国際ライセンス

なんて聞こえは好いが、誰でも2600円で取れる国際免許。

年末に行くオーストラリアで、
どうやら旅行代理店のサトウくんは、
「あなたならゴールドコーストとブリスベンの間はレンタカーで移動も、
 何でもないでしょう?」
なんて言ってたがそれなら国際免許がいるでしょ。

仕方が無いので会社を早引けして取りに行く。
ソニックビルも久しぶり。

オーストラリアで車運転すると気持ちいいんだ。
もう真っ直ぐの道が広がるなあ。


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2012-12-04 初冬の栃木

芝居が終わった翌日のこと。
僕らは塩原に行きました。
たぶん日光とか混んでそうだったので、
少し外して那須・塩原。

かなり寒かったけど楽しかった。
高所恐怖症の湯もちゃんは吊り橋に驚愕してたけど。
寒くて、でもその後の温泉が気持ちよかった。

あの前の日に芝居やってたなんて夢みたいだねえ。
あの時も楽しかったけど、もう少し前の記憶。

光は冬のそれで、
もう今は雪などちらつく頃合いか。


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2012-12-01 また会えたね

一つの舞台があるとそこで色々な人に出会えるからいい。
それぞれ僕に会いに来てくれる。
と、同時に一つの舞台を楽しんでくれてたら、
それはもっといいとこだ。
そうあって欲しいと願う。

また一つの舞台がゆっくりと遠ざかっていく。
まるで旅の途中で通り過ぎる見知らぬ駅のようだ。
あんなに辿り着くのを待ち焦がれていたのに、
過ぎていく今はもう懐かしい。

いろいろあったし、いろいろな人がいろいろなことを言っても、
今はそれはそれで良かった。

この芝居を観て良かったと言ってくれたあなた、
それはまたあなたと僕が出会うだろうって予感。
話しかけてくれてありがとう。
それがまた次を用意してくれる。

忙しい中、一生懸命観に来てくれたあなた、
来てくれたこと、それだけでうれしい。
去り際に残してくれた笑顔を忘れない。

どんな舞台も拍手で終わっていく。
それが永遠に続くアンコールのように、
次の舞台へと続けばいい。


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2012-11-25 芝居、そして旅

昨日まで舞台で芝居をしていたのが嘘のように、
今は車を運転して東北道を北に走ってた。

芝居が終わってお客さんを送り出すのもそこそこに、
レンタカーのトラックを取りに行き、
トラックに荷物を積み込んで、搬出。
それが終わったらすぐにレンタカーを返しに行き、
今度は打ち上げの準備の買い出し。
それから一晩中明け方まで飲んで、(途中寝たけど)
翌日は劇団員を乗せて日帰りの温泉旅行。
いい身分だねえ。

途中のサービスエリアで栃木牛コロッケ(揚げたて)を。
サクサクしてて美味しい。

次から次へと終わらない旅だね。
劇場に入って仕込みをしてたのが遙か昔のことのよう。
舞台はすでに遠ざかり、自分は旅の途中。

きっとこうして過ぎていく時間が、
もうその時しかない光に満ちていても、
多くの人は気づかないで笑ってる。
そしてそういうことが幸せなんだねえ。


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