himajin top
あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2012-10-01 翼の向こう
2012-09-30 夏の終わり
2012-09-03 夜の塔
2012-09-02 最後は瀬戸内の海
2012-09-01 九州新幹線さくら
2012-08-31 釜山を離れて
2012-08-30 世界の車窓から〜ソウルステーション〜釜山〜福岡
2012-08-29 神仙ソルロンタン
2012-08-28 ソウル夜曲
2012-08-27 ソウルタワー


2012-10-01 翼の向こう

自分の11月の芝居の準備もいよいよ煮詰まりつつある。
今回の芝居は台本がなかなか進まず、
・・・というのもテーマが「自分の道」。

自分の道を求めていると、
「強さ」とか「勝ち負け」がどうしても絡んでくる。
でもそれって一体なんなんだろう。

誰でも勝ち続けることは出来ず、いつかは負ける。
勝つことは難しい。
勝てるほど努力することも難しい。
一方で勝ち続けるようになると、
勝つことでまとわりつくプレッシャーもある。
それを守ることで生まれるプライドも。

いったい人はどうして何かを成そうとするのか?
何もしない、それは僕には我慢できない。
自分が生きている、その証はどこにあるのか?
それをつい追い求めてしまう。

何も知らないままでは居られない。
歩いていく人生は前にしか進まない。
旅は続くんだ。

眠れない夜に世界中の人がそれぞれの想いを抱いているなら、
そんなみんなの気持ちに勇気をもらいながら、
忘れかけた魂をつかまえに行こうと思う。


先頭 表紙

雅さんへ。「赤ちゃん→女の子」って想像してもすごくいいですね。次のステップも素敵な時間になりそうだし。 / あるまじろ ( 2012-10-04 06:29 )
「自分の道」ですか〜。「毎日、楽しい事を見つけて生きていく。」ですかね。私は。20代までは勝ち負けにこだわっていたけれど、娘たちを授かってからは、ずいぶん角がとれたかも。「赤ちゃん→女の子」のぬくもりに癒されていたからかな。 / 雅(みやび) ( 2012-10-02 23:41 )

2012-09-30 夏の終わり

いつの間にか、夏の日差しが翳り、
空気の温度が秋になった。
それでもまだ暑いかな。

ひとつ、今日入った知らせでシミズさんの台本で、
県川が勝ったということだ。
もう一つはアサイさんの川総か。
あらあら、やっぱり南稜はだめね。
浦北も負けた。県陽も負けたか。
なかなか複雑な心境だ。
県川にはおめでとう、ですね。

てこちらもいよいよ今週末本番です。
さてと、奇跡を起こすかな。


先頭 表紙

saeri さんへ。あなたは僕の常に前を歩く偉大なる先輩、その後ろ姿にいつも胸を打たれます。その芝居を必ず観ます。楽しみにしています。 / あるまじろ ( 2012-10-02 03:17 )
Hiverさんへ。僕はこの夏の大会に関わった人たちがそれぞれどんな想いで、舞台に自分の何かを掛けて必死に立っていたか、それを知っているつもりです。皆、本当にお疲れ様と言いたい。そして「花翳ゆれる」を思い出してくれる人が居て、本当に嬉しい。芝居は人の心に残る。そういう意味では勝ちも負けも超えたものがあるのでしょう。 / あるまじろ ( 2012-10-02 03:15 )
おそれいります。三度目の挑戦とはいえ三十年がかりのやっとこさっとこなことでした。いつも的確なアドバイスをありがとうございます。十一月の本公演楽しみにお待ちしています。 / saeri ( 2012-10-02 00:26 )
南部地区・秋季演劇大会お疲れ様です。身内が勝ったり負けたりするのは複雑な心境ですね…。僕はあるまじろさんの日記にある「翳」で「花翳ゆれる」思い出しました。今でも、あの曲は忘れません。この大会でも役者さんのがそれぞれ忘れられないところがある。それがきっとお客様の印象に残り、いつも感想をもらう事が出来るのでしょう。何気ないそれに感謝し日々成長の糧にしています。あるまじろさんのところも、是非頑張って下さい♪ / Hiver ( 2012-10-01 02:21 )

2012-09-03 夜の塔

9月に入って仕事の過密さはさらに加速した感じだった。
日常の雑務でやりたいことが進まない。

ここのところ断っていなかった芝居の出演もさすがに断った。
自分が手がけている台本もまだ完成していない。
稽古にもしばらく顔を出せないで居た。
また自分が仕上げなければならない初心者たちの演技も、
9月の当初では完成度20%といったところだった。

しかし、その全てが情熱でなんとか出来る。
信じるのは自分の中に眠るそれだけ。

振り返ると夜の高速の向こうに、中空に光る塔。
その時の僕にはそれが行く先を照らしているように見えた。
たとえ、かすかな光であっても。


先頭 表紙

Hiverさんへ。僕は忙しい日々になかば埋め尽くされそうですけど、なんとかやってます。でも色々やることがあるってことは、逆に張り合いがあっていいことですよね。 / あるまじろ ( 2012-10-01 01:02 )
あるまじろさんも多忙のようですね。でも、多忙だからこそ見失ってはいけない何かがあると思いました!僕も、僕の中にある僅かな光の筋を道標に頑張っていきます。あるまじろさんも頑張って下さい!! / Hiver ( 2012-09-30 22:37 )

2012-09-02 最後は瀬戸内の海

ここで今年の夏の長い旅はいったん終わる。

白砂青松、波は静かに打ち寄せる。
夏の名残りがまだ眩しい光に溢れている。

オーストラリアのサーフィンをした海とも、
雨の中の釜山の海とも違う。
祖国の美しい静かな海だ。

狭い海峡を幾つもの船が行き交い、
そこに人々の生活がある。

僕は旅の途中、
ふと立ち寄っただけの存在だが、
こころが安らぐよ。
もう帰ろう、そんな気になる。
またあの多忙と喧噪の中へ。


先頭 表紙

Hiverさんへ。僕も同じ場所にとどまっては居られませんから、また次に向かいます。 / あるまじろ ( 2012-09-28 01:53 )
あるまじろさんの安らぎの場所、とてもきれいですね!今の僕には、そんな場所はないけれど…いつか、いつかまたその場所に戻れるようになりたい。あの頃の、あの日のように…。 / Hiver ( 2012-09-25 16:00 )

2012-09-01 九州新幹線さくら

翌日、博多から山口へ九州新幹線さくらに乗る。
別に鉄道オタではないが気が付くとずいぶん列車に乗ってる。
日本の新幹線もなかなかだ。

関係ないけれど博多に美味しいモノは山ほどあるけれど、
僕が仕入れるほど購入するのはただ一つ。
「辛し高菜」です。

もちろん関東にもあるのだけれどなんか違うんだよね。
九州に行ったら必ず買います。
東京駅にも売ってはいるのですが。


先頭 表紙

2012-08-31 釜山を離れて

釜山での自由時間は1時間半程度。
さっそく昼時だったのでタクシーに乗って、市場へ。
市場でまたノリマキとネギチヂミと韓国おでんを食べる。
市場はどこでもフレンドリーで安くて美味い。

釜山からはジェットフォィルで福岡へ。
ジェットフォィルは良くクジラに衝突することで有名なあの船だ。
船がゆっくり釜山の港を離れると、
雨の中、釜山の街が見えた。

さらば釜山、また来る日まで。

途中、対馬の島影が見えた。
波が高かったので海が近く感じた。
福岡に着いたのは夕方でちょうど雨がやみ、
日が落ちる頃だった。


先頭 表紙

2012-08-30 世界の車窓から〜ソウルステーション〜釜山〜福岡

最終日、列車でソウルを後にした。
KTXという韓国の新幹線に乗って、
ソウルから釜山へ。

たまたま韓国は大雨で窓の外、川のあるところでは、
ずいぶん水かさが増していた。
KTXは快適であったが雨のため速度は制限されていた。
釜山までは三時間程度であっという間だった。

日本とは違ってプラットホームが低い。
まるでヨーロッパの駅に来ているみたいだった。
短いけれどまた一つの街を後にする。
さよならの空気が流れていた。


先頭 表紙

2012-08-29 神仙ソルロンタン

最終日の朝食は神仙ソルロンタン。
明洞のはずれに近いところにある。
チェーン店だという話ですが、安くて美味い。
職場の韓国通の同僚も「必ず行く」という店です。

ソルロンタンは簡単に言うと牛コツスープ。
そこにご飯を入れてキムチなどと食べる。

この店のキムチはあまりに美味しいのでテイクアウト。
辛いけどコクがある。


先頭 表紙

2012-08-28 ソウル夜曲

今年の夏、僕は色々なことに迷っていた。
今、為すべきことが出来ないこと。
やりたいことに迷走していた。

人の請われるがままに舞台に上がることは、
その時の煌めきを燃やす。
それは何を意味するのか。

春未だ浅い二月に母が亡くなった。
それから忙しい日々に流されてきた。

夏にオーストラリアを訪れて、
一つの家族に出会い、その素朴、その慎ましやかな生活、
それも一つの典型だと思った。
そして光溢れる空の下で、
もう一度母と出会ったような気がした。

富山に赴いて、
先人に身を寄せて、
老いて行く先に何かを見た気がした。

こうして旅をして、
ソウルにまで流れてきて、
遠くに漢江の灯りを見て、
今年の夏の喧噪を思う。

静かに夜曲が流れているようだった。
あたりは人混みで賑やかだったはずなのに、
今、その場所を思い出すと人の声は消えて、
遠くちらつく異国の街の灯りだけが蘇る。

それが僕がその時、
見たかった景色であることは間違いない。
迷っていた僕の辿り着いた一つの景色に違いなかった。


先頭 表紙

2012-08-27 ソウルタワー

ソウルタワーは明洞からまっすぐ見えている方に歩いて登っていく道が、
一番近道で、タクシーで上がる方は最近使えなくなったみたい。
そこではケーブルカーを使ってタワーのすぐたもとまで行ける。

そこからさらにタワーに登るのだ。
実を言うと別に登りたいというほどのモノでもなかった。
でも実際は登っても良かったと思う。

だいたい高いところになぜ登るのか。
それは高いところからの景色を見たいからだ。
なぜ高いところなのか。
それは今まで見られなかった景色が、
より広いところまで見渡せる景色が、見たいからだ。

それは旅に似てる。
もっと遠くへ。
まだ見ぬ場所へ。

そういうものがあるからだ。


先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)