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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2011-07-19 台風接近の夜
2011-07-18 勝利の周辺に在るモノ
2011-07-17 夏本番の日曜日
2011-07-13 頑張れ、ナデシコ
2011-07-12 k-POP
2011-07-11 鮎を食う
2011-07-10 ラストワルツ
2011-07-08 夏風
2011-07-07 夏に向けて節電
2011-07-05 演出しない、してもしていないように見せる


2011-07-19 台風接近の夜

雨が強い。
湿気が多く蒸し暑い。
風も強くて傘が曲がってる人も見た。

三歳の頃、台風が近づいている家に短い間、
留守番することになった。
母はなんらかの理由で僕を一人にしなければならなかった。

「隣の○○ちゃんに言っておいたから」

隣の家にたまに遊んだ、もう少し年上の女の子が居た。
不安な僕のことを母も不安だったのだろう。
隣の家に僕のことを頼んで出かけていった。

僕は一人でじっとしていた。
何もしないでじっとしていると雷が鳴った。
5分も経たずに家を飛び出した。
外にはすでに強い雨が降っていたが隣の家の玄関の扉を叩いた。

やがて母が戻ってきたが、

「弱虫ね」

と言って笑った。

どうして僕は自分の家でじっとできなかったのか。
それはおぼろげながら覚えている。
台風という巨大なエネルギーの接近を肌で感じてしまったからだ。
僕は一人であの平屋の畳の部屋に居て、
屋根を叩く雨の音や雷の音で、
何か大きなものが近づいていることを実感して、
一人では居られない恐怖を感じたのだ。

三歳の頃のことだがはっきりと覚えている。
一瞬飛び出した時、どうしても確認せざるを得なかった。
あの灰色の空の雨の降り注ぐその向こうにあるものを。

驚くほど速く流れていく雲と大粒の雨に背中を押された僕は、
三歳で人間の小ささを実感した。

僕に三度目の夏が近づいていた。
そういうことは何も分からないまま。


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2011-07-18 勝利の周辺に在るモノ

サッカーのWCを拝見しましたが、
アメリカチームも素晴らしいし、
日本チームには本当に素晴らしい、
精神力の在りようを目の当たりにしました。

こういう結果が伴ったチームや選手には失礼ですが、
過去の実績、勝率、実際に戦っても押しまくられる現実、
技術の差、体格・体力の差、
しかも試合後に分かったことだが相手に奢りはなく、
選手としても人格的にも素晴らしい敵チーム。

そういう相手に相対したとき、
必死さを失わないように一生懸命集中しようとしても、
そうは出来ないものだ。
実際、前半の最後こそ多少チャンスを作れたものの、
前半を0−0で終われただけで、
なんとなくホッとしたくらいであった。

それなのに先制されても限られたチャンスを、
ちゃんと狙ってモノにする。
それも一度ならず二度も。

格上だとはっきり分かってる相手に対しても、
どんなに不安な状態でも、
勝つつもりで挑む気持ちを持つ者だけが、
新しいチャンピオンになることが出来る。
勝利をつかむことが出来る。

勝ち負けがあるもので勝ちを目指さないのはおかしい。
当然のように勝ちに行く。
勝つことだけを信じて日頃の努力を怠らない。

負けた後でちゃんと日本チーム一人一人に握手をしていた、
敵チームのエースの態度には、
やっぱりチャンピオンらしい誇りを感じる。

試合の最中は自分の国を応援しても、
試合の勝敗が決した後はちゃんと、
自分のチームと相手のチームの健闘を称える。
そう言った応援した人々にも感動する。

気持ちの良い一つの出来事だった。


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2011-07-17 夏本番の日曜日

  
さて、少しずつ台本も出来上がります。
少しずつですが。

言い訳になりますが、
ここ最近は一つの仕事上の区切りで、
まとめの仕事が立て込んでいたり、
出張が重なったりしてなかなか台本を書けませんでした。
来週は少しは時間を作って、
「仕上げまで持って行けたらいいな」
と思っています。

日曜日の稽古は全体でのストレッチ・発声の後、
場面ごとの演技のイメージを各自で膨らませる稽古。
午後はちょっと台本を離して場面ごとの立ち稽古です。
もう立ち稽古に入るのは、うちの劇団としては少し早いペースですね。
それでもパッと演技に入れる役者に、
ちょっと感心しました。

僕自身はまだ自分の役には入らず、
どちらかというと舞台の上に居るだけで、
その他の役者の演技を見ていました。
自分の演技は他の役者が仕上がってからですね。
演出が先なのでこれは仕方在りません。
これは結構たいへんなお願いですが、
役者だけやっている人はちょっと早く仕上げてください。
そうしないと僕は自分の演技を合わせていけないので。
まあその前に台本を仕上げるのが先ですね。
すみません、みんなで頑張りましょう。

それでも今回参加している役者さんは総じて達者です。
新顔や久しぶりの舞台の人が多いのですが、
稽古場の雰囲気は和やかで、
皆、純粋に演技に集中している。

最後のミーティングでもなんとなく話が通じてる。
そうした感覚を持てるのでいいですね。

最後に、この稽古場日記を彩の国芸術劇場の、
赤岩さんもご覧になっていらしゃって、
「いよいよ12月のお芝居も本格的に始まりましたね」と、
電話で言われました。
12月にお世話になりますが、
こうやってチェックして頂けているなんて、
まあ有り難いモノです。

横浜の赤煉瓦倉庫にて、
インターコンチにハイネケンで乾杯。


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2011-07-13 頑張れ、ナデシコ

今日も暑かったですな。
仕事は順調です。
一つ一つこなしてます。

劇団の次回公演の劇場の利用申請の手続きも進み、
なんとか年末の12月には公演が出来そうだ。
台本もまだ全ては上がっては居ないが。

仕事場でスイカが出た。
こんな暑い日にスイカは有り難い。
美味しい。
元気をもらった。

さて、明日の早朝は早起きだ。
日中は少し眠いだろうけれど、
まあこれは仕方のないことだ。

頑張れ、ナデシコ!!


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2011-07-12 k-POP

昨年末からのAKB旋風から韓国のアイドルを含めて、
今や雨後の筍のようなアイドル流行り。
今やどれ、ということを言ってもしょうがない。

そんな折りも折り、僕の身の回りには簡単に言って、
KARA派と少女時代派の人間がいる。
その二人に挟まれているような状態なので、
結果どちらも聴くことになる。
そしてテレビなどでAKBの亜流やモーニング崩れなどと見比べると、
やはりKARAと少女時代の完成度はなかなかな気がする。

AKBが昔懐かしいおニャン子商法の発展系だとしたら、
K−POPの連中が押し寄せて来ているのはまた別の経路だ。
それは以前ペ・ヨンジュンが見せた韓流ドラマの商法に似ている。
対象がオバチャンから若者に変わっただけだ。

一つの作品がムーブメントを作り、
後から「わしもおるで〜」って感じで、
次々と新たなものが出てくる。
まるでその一番新しいものを知らないと遅れているような気にさせる。
だから乗り遅れた人は乗らないが、
乗っている人はいつまでも乗り続け他の人を巻き込もうとする。

話を戻すとKARAは正統派アイドル路線で、
いわゆる「カワイイ」を中心に据えているように見える。
一方、少女時代は今のところ「カッコイイ」路線で、
アルバムを聴くとアーティスト傾向も見え隠れする。
KARAが事務所問題でゴタゴタしている最中に、
少女時代が一気に日本を席巻したが、
その後KARAが復活すると、
現在はまたKARAが勢いを盛り返した状況だ。

僕はどちらでも良いのだが、
男の子は前者を好み、女の子は後者を好むのはいつものことだ。
在る意味、これは在日の人などを苦しめた、
この国に長く根ざしている人種差別問題を、
一瞬は忘れさせるような勢いがあるのでそれはそれで好ましい。

一方で国粋的な気分は無いにしても、
こんな状況であるからこそ、それなら団体じゃなくて、
一人で筍のような韓流アイドル達を受けて立つような、
国産のアイドルの登場が待ち遠しいと、
僕はなんとなく思ってしまうのであるが。


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2011-07-11 鮎を食う

この季節の旬と言えば鮎だ。
初鰹と鱧の間の魚と言えるだろう。
中でも塩焼きは一番。
ほろ苦いわたも海の魚ではない、
川藻を食べている良さがある。


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2011-07-10 ラストワルツ

日曜日は長い間、我が劇団ぴゅあの看板女優であった、
旧姓O山U子さんの結婚式でした。

振り返れば、11年前に劇団を旗揚げしたその時に、
初舞台の僕と初舞台の彼女が共演したのでした。
その後、何度となく舞台を共にし、
様々な役柄で舞台の上の人生を紡いだ。

芝居というのはそう言うところが好いところです。
一度きりでなく何度も再生される人生達。

ついでに彼女要望で式場で芝居を演ることになりました。
芝居をやっている彼女を見たことがない新郎。
彼のために見せるためだけに演じられる舞台。
そんなある意味、馬鹿げたことが在ってもイイだろう。

名付けて『ラストワルツ オン ヴィラ・デ・○リアージュ』。
オープニングムービーもカラーチラシも作って、
音響・照明も合わせて、稽古も数回した。
殺陣も入ってる。
全てが彼女の彼への想いのため。
それはそれで一つの夢のような出来事だ。

芝居とはそんな感じでドラマティックに始まり、
現実と共に過去へと流されていくものだ。
いつかはそれはどちらもセピアの追憶となる。
現実も虚構も無い。

それとは同じ時刻に三人の役者が、
次回の芝居の稽古を別の場所でしていたそうだ。
彼らもまた別の夢の舞台のために、
自分のすべきことを進めているのだ。


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2011-07-08 夏風

お暑うございますねえ。

今年は節電とあいまって、
正しい日本の夏の暑さを満喫できますねえ。
蒸し暑さと一口に言っても、
なかなか最近は実感できないことも多かったですから。

職場の関係の人と午後少し山の方に言った場所で、
鮎を食べに行きました。

竹林の向こうは鮎の棲む川が流れていて、
そこから時折、
さあーっと川風が上がってくる。

クーラーとは違う自然の風が、
少し酔った頬に気持ち良かった。


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2011-07-07 夏に向けて節電

節電、少しはしてますよ。
換気扇を回して天井のプロペラを回すと、
意外と涼しいんですよね。
クーラーよりは電力食わないでしょ?
いや、分からんけどね。

しばらくすると寒いくらいの時もある。
多分、湿度も下がるんだろう。
これは高校からの友人のタケシくんのプレゼントだけど、
今まで人にもらったもので一番気に入っている。
もう八年目だけど快調に回ってる。


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2011-07-05 演出しない、してもしていないように見せる

さて、テレビのことばっか書いてると、
テレビばっか見てるように思われるのだが、
感じたことを。

『逃○中』という鬼ごっこ番組だが、
当初ガチで鬼ごっこをしているリアル感が話題になったものだ。
しかしゴールデン進出してから、ガチで逃げて追いかけて、
を繰り返しているわけではないのは明らかだ。
それはもう番組を見ていれば誰でも分かることだ。

途中出されるミッションについては、
参加するのにリスクがあるように描かれているが、実は逆。
ミッションに無意識的にでも参加しなかったり、
「ミッションなんか他の誰かがやればいい」的な発言をした途端に、
必ず挟み撃ちとかに遭って確実に捕縛される。
そのことに気づいているのか、数回参加しているキャストは、
いかにも英雄的に自ら進んでミッションに立ち向かっていく。
それもシラける。
しかし最近ではわざと捕まっているキャストもいるのではないか、
と思わせる部分もある。
自ら悪役的に振る舞い、捕まるキャストもいるようだ。
それも番組をリアルに見せようとしている演出の一つだ。
また一度でも逃げ切った人は二度三度クリアすることはないようである。
実際のガチ鬼ごっこで強いのはずっと隠れていることであるが、
それも中継されてハンターに情報をリークされるので通用しない。
最近では全て台本になってるのではないか、とも思う。
しかも予定調和の勧善懲悪的な台本である。

番組が始まった当初ガチ感が面白かった。
見ているこっちがドキドキした感じはもう無い。
もう番組的に大切な部分が無くなってしまったように感じた。

今日の出張した研修では、
20年前に一緒にこの会社に入った同期の人二人に会った。
皆さん、なかなかのご活躍ぶり。
こういう人たちに会うのは良い刺激になる。
出会った時に感じたものと違うものを今は感じることが出来る。
価値観が一致していたり、違っていたり。
自ずと今の歩いている道に生き方が反映されてる。
きみも僕も。


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