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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2011-07-04 花の影に夏の匂い
2011-07-03 少し違う稽古場日記
2011-07-02 夏雲
2011-07-01 Say good−bye to Hollywood?
2011-06-27 あるドラマのシナリオ
2011-06-26 『楽屋』の現場から
2011-06-25 On The Road 〜The Last Weekend〜
2011-06-24 劇場入り
2011-06-23 空の塔
2011-06-22 星守る・・。


2011-07-04 花の影に夏の匂い

ここのところ毎朝1時間強・夕方1時間強の自転車こぎで、
昼下がりに眠くなりますが、
まったりとしたいわけではありません。

朝からなんとなく気が重いのは明日の出張のせいか。
のんびり出来るはずの日程で詰め込まれたのは、
この出張を押し込められたせいだ。
しかし、「人間万事塞翁が馬」「禍福はあざなえる縄のごとし」。
まあこれも一つの次への展開のきっかけとなるか。
それにしても縁というのは思わぬところで人と人を結びつけるものだ。
全く縁がないと思っていたら今頃になって、
また歯車が噛み合うか。

決まった人間関係の中だけでやっていると起こらないことが、
こうして環境を変えていくことによって次々起こっていく。
おそらく今回のようなことはKに居たら起こらなかった。
それが良いことか悪いことかは今は未だ分からない。

日常という変化が無い平和も良いが、
せっかくだから転機を楽しむも良いだろう。
ただし、やるべきことは見誤らないようにしよう。
色々やることはけして悪いことではないが、
自分のやりたい事は成し遂げておきたいものだ。
時間は限られている、そうもうずっと昔から。
それに気づいた今は遊んでは居られないはずだ。

帰宅してカレーを作る。
野菜を入れたら意外と甘くなった。
牛肉を煮込んだが「この暑さの中で煮込み?」
まあ夏と言ったらカレーでしょ。
いや、年中食ってますけど。
あとはツナサラダを作りました。

さて明日行ってみてどんな感じかとりあえず様子見。
それで9月と11月決めよう。
まあキケの言っていたあの人物にとりあえず注目。
どんなもんか、まずはお手並み拝見。


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2011-07-03 少し違う稽古場日記

今日いよいよ第22回公演の台本が40Pまで上がったので、
本格的な芝居の稽古に入りました。
役者さんの明るい顔が見れて、
主宰兼演出兼役者の僕はやっぱり嬉しいです。

ストレッチと発声だけで軽く一時間半かけてアップし、
充分な汗をかいてからやっと本読みです。
最初はイスから立たず丁寧な読みを心がけての読み。
二回目は演出からの説明と質疑応答とインターバルの後で、
多少感情の方向性を考えての読み。
ここまでで午前中が終了。

昼飯は僕は今回は少年役のホソヤと中華ランチ。
僕はキクラゲと卵炒め定食、ホソヤは回鍋肉定食を食べました。

午後になって劇団欅のホシノさんが差し入れを持って登場。
荷物を置いて一息つく間もなく、ホシノさんもストレッチから参加。
それから、すかさず場面ごとにラフながら半立ち稽古に入りました。
立ち位置を考えながら大雑把に、
場面の構成を役者に体験してもらいます。
今回もそれぞれの役者に課題があり、
それを克服して行くのも芝居の楽しみであるでしょう。

ホシノさんはさすがベテランの役者さんなので、
代役も華麗にこなしつつ、台本の意図も読みとっていきます。
今日いない役者の代役ですが本役以上の動きです。
居なかった人も「うかうか」できませんのう。

さて、5時半からは来週極秘裏に行われる、
第21回公演の通し稽古。
まあ雑ぱくながらなんとか行けそうです。
エツコ、コスダ。せめてセリフをしっかり言ってくれ。
意味さえ通ればよし。
ま、あとはなんとかなるさ。(飲み過ぎなければ・・・)

最後にもう一度第22回公演の台本を本読みしたら、
僕と湯もちゃんとえぴゅこさんとの絡みの部分が、
思ってた以上に良かったので次回の稽古が楽しみになりました。
やっぱ気持ちですよ。
感情が自然高ぶった感じで訴えるものって肌触りで気持ちいいからね。

その他の人も良い可能性をそれぞれ残してくれた読みを、
最後に提示してくれていたのでやっぱり楽しみです。
ニトベは前向きな分、すごく良くなりそうだし、
ベルも自信持って読めれば良いトコまで届きそう。
ホソヤはいつものペースを取り戻してるし、
ゆやまんもいつの間にかなんか上手くなってる。

あと久しぶりにうちの劇団のマルチプレーヤーの
松ちゃんが来てくれたのでコメントをもらったりしました。
音響に照明に舞台になんでもできる彼のような人は、
うちの劇団に無くてはならない存在です。

稽古後に行ける人で夕飯に行きましたが、これも久しぶり。
やっぱりみんなでワイワイ食べる夕食は、
楽しいし美味しいですね。

さて、台本の残りをしっかり上げて、
12月までしっかり稽古して良い作品をお客さんに届けましょう。
今日のような一日を一つ一つ積み上げて、ね。

そして今日にしっかり「ありがとう」と言っておこう。
積み重ねるにしてもその一日が無かったらやっぱりダメだから。


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2011-07-02 夏雲

一週間が終わって週末。
ここのところ片道23qの自転車で通ってる道は、
まだ夕方、日が高い時間に職場を出ても、
帰る頃には日が沈む黄昏時だ。
その1時間20分ほどの小さな旅が、
最近楽しくてしょうがない。
車で通っても1時間5分くらいかかる。
わずか15分ほどしか変わらないのだ。
音楽を聴くでもなくただペダルを漕ぐことが楽しい。

もしこの日のような平和な日々が続くなら、
それは幸せと呼べるだろう。
世界は僕が居ようと居まいと大きなうねりのように、
その動きを止めようとはしないけれどね。

夏が来てる。
まだ梅雨が明けたという知らせが届く前に。
この季節は一つ一つの努力で前に進もうという気になる。
やっぱりこの気温と共に気持ちが上がる。

空と雲が美しいからだ。
夕方の道を帰るときに見える遠い空が好きだ。
楽しいことはゆっくり。
季節もそんなに急いで過ぎていかないように。
大切なこと、大切な人はちゃんと見ておこう。

過ぎていく何気ない、いつもの風景も、
その時のそれはその一瞬のものだからね。


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2011-07-01 Say good−bye to Hollywood?

台本、今回原作あるのですが松竹さんに電話しても

「うちの権利はもう切れてますんで、直接アメリカに交渉してください」

と言われた。

「上演権」って英語で「ステージングライツ」って言うんですね。

さて、商社マンになったつもりでハリウッドと交渉だ。

無理だったら最初から台本書き直しだから、
みんな応援してください。

伊達にカナダのバンクーバーに三週間留学してないぞっ!!
(英語経験少なっ!!)


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2011-06-27 あるドラマのシナリオ

『JIN-仁-』というドラマを観ていたが、先日第二部で完結した。

僕はシンプルな話が好きなので、
運命に翻弄されながら、すべきことを模索しながら、
懸命に必死にひたすら目の前のことを全力で取り組む主人公と、
それを支えるヒロイン、という構造の第一部が好きだった。

ところが第二部になると主人公は同じ葛藤にばかり拘泥し、
うじうじと前に進まない。
そんな主人公に対しヒロインは、
なんだか「かかあ天下」のような態度を取り始める。
だから第二部になると第一部の輝きが、
ドラマから消えてしまったような気がした。

それでも最終回を観た時、
単純にハッピーエンドではなく、バッドエンドでもなく、
切なく、ほろ苦く、でも光明がかすかにあるような幕切れに、
「なかなかいいシナリオだな」と思った。

こういう物語の終わり方は難しい。
役者にも功績があるだろう。
結局、シナリオだけでは完成しない。
そういうちょっとした奇跡が良い作品には必要だ。
全ては計算ずくでいかないような。
(いや、『JIN-仁-』の脚本家はプロだから計算ずくかも知れないが。)

しかし世の中にはプロでも原作の良さを殺すシナリオが多すぎる。
そういう意味でちょっと勉強になった。
良いシナリオにはやっぱりちっょとした奇跡が必要だ。
それはシナリオだけで完結しないプラスアルファの力だ。


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ほしのさんへ。タイムスリップとか夢落ちとかでも、持ってき方ってあると思うんですよね。いややっぱ、ダメかな。 / あるまじろ ( 2011-07-01 00:25 )
タイムスリップものは論理的破綻のない話にするのが難しいですよね、それともそもそも破綻? / ほしの ( 2011-06-30 08:19 )

2011-06-26 『楽屋』の現場から

以前も日記に書きましたが、
 劇団欅の第52回公演『楽屋』にスタッフとして参加しました。
 音響プランナーとしての参加でしたが、
 新しくうちの劇団に来た機材のデビューも兼ねていたし、
 作曲家のタカノ氏との連携ももう一度確認しておきたかったので、
 うちの劇団としても色々成果はあったのです。
 音響のオペはゆやまんくんでしたが、
 舞台監督のコジマ氏ともうまく連携して本番をこなしていたようです。
 (必ずしもプランナーの僕の意図とは合致してませんでしたが、
  まあ、それは構いません。現場の対応には従います。)

 さて、芝居そのものでしたが、僕が言うのもなんですが、
 なかなか素晴らしい出来上がりだと思いました。
 役者全員がそれぞれの光で輝いていて、
 それぞれの持ち味を出していたように感じました。
 時間も飽きさせない程度で、名作を充分自分たちのものにして、
 見ていて面白かったです。

 その中でも女優Cのシミズさんはコミカルな部分、シリアスな部分、
 演技の中の身体の使い方、立ち位置の取り方、演技の見せ方、
 セリフの立たせ方、多くの部分でこの芝居の中核を担っていました。
 彼女を見ているだけで芝居に引き込まれました。
 自分より先輩の役者さんに言う言葉ではないかも知れませんが、
 シミズさんの演技は蓄積もさることながら才能だと思います。
 「見て良かった」と思いました。とても勉強になりました。
 
 劇団ぴゅあの劇団員の中にはバラシを手伝った方も居て、
 それもお疲れ様でした。
 こういう「持ちつ持たれつ」という関係は大切ですよね。

 では最後に、
 この公演に関わった全ての皆様に、
 平和な眠りの訪れんことを。


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くすのき燕さんへ。楽しくバラシを手伝えるということがいいんですよね。 / あるまじろ ( 2011-06-28 22:55 )
他の劇団のバラシ手伝いって、楽しいんだよね。なんか。 / くすのき燕 ( 2011-06-28 18:28 )

2011-06-25 On The Road 〜The Last Weekend〜

「大学時代、浜省が好きだった」

「たった一人で両親と離れて暮らし始めた時、
 僕を励ましてくれたのはJ-BOYだった」

そんな言葉を転勤する前に発したことで、
清祥(シミショウ)というあだ名の人が、
僕をコンサートに連れてってくれることになった。
これも何かのご縁だろう。
清祥くんは僕にコンサートの曲のセットリストを調べ、
予習CDを作り僕にくれた。
僕はそれをこの一ヶ月ずっとCDチェンジャーにセットして、
会社通勤の行き帰りに聴いた。
予習は完璧、そしてコンサートの日が来て、開演の時間となった。
場所は代々木第一体育館。

最初の『On The Road』が流れた時は鳥肌が立った。
『J-BOY』では涙が流れた。
思い出の歌たちを大合唱した。
そして三時間半。
あっと言う間に過ぎた。

もう一度、踊っておくれ。
そのままで。

十代の最後に聴いていた、
あの歌声は今も胸の中で響いてた。
それに今、もう一度気がついただけだ。
あの時の歌がまた流れ始めたのだ。


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くすのき燕さんへ。コンサートの中で年齢層調査があるんですけど40代が一番多かったみたいです。 / あるまじろ ( 2011-06-28 22:59 )
僕も大学時代から20代にはよく聴いていました。最近は、たまーに車の中で聴くこともあるって感じになっちゃいましたけど。 / くすのき燕 ( 2011-06-28 18:27 )

2011-06-24 劇場入り

しかし昨日の稽古では音響機材を忘れ、
今日はアンケートの印刷を忘れ、
(結局印刷してきましたが)
そして今日は用意しておいたMDがディスクエラーで飛ぶ。
今まで一度も飛んでないずっと使ってきたMDが飛ぶんですから、
あーびっくりです。

まあ今日初めて使う機材なんで色々あるのでしょう。
それにしても色々あります。
まあほとんど僕発信の人災ですが。

そんなこんなで明日僕は劇場に行けないので(仕事)、
全てはゆやまんに託されました。
頑張れ、ゆやまん。

やはり、この仕事は呪われているのでしょうか。
昔、幽霊ものとか殺人ものの時は盛り塩をする、
という話を聞きましたがこれもした方がよいのでは?

いやいや超自然現象のせいにしようとしていますが、
ほぼ僕発信の人災なんですけどね。

写真はとりあえず僕の心境を抽象的に表した、
傾く空の塔。


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2011-06-23 空の塔

しかし地味なタワーですね。

いよいよ地デジ化が間もなくな今日この頃、
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

うちはまだまだブラウン管で頑張ろうとしていたのですが、
なんと今、地デジテレビが史上最大に安くなってるらしいですね。
昨年のエコポイント終了直前のエコポイントを差し引いた値段よりも、
今は安くなっているとか。
慌てて駆け込み需要した人とかは可哀想な感じ。
出せれば安く出せるんだ。
企業はやっぱ上手いですね。

・・・と言うわけで某ジャパ○ットで地デジテレビを購入しました。

プラズマです。
なんですか、プラズマって?
危険な匂いがします。
ビーム的な?

明日からはいよいよ小屋入りです。
劇団欅の公演『楽屋』というお芝居の音響です。
『楽屋』はとても有名なお芝居です。
楽しみです。
明日は仕込みですので現場の空気を楽しみましょう。

では。


先頭 表紙

ほしのさんへ。地デジになってどうなるか、まだ分かりません。また分からないことがあったらお聞きいたします。 / あるまじろ ( 2011-06-24 22:46 )
地デジ、わからないことは聞いてください、本職ですから一応(笑) / ほしの ( 2011-06-24 07:48 )

2011-06-22 星守る・・。

「守る」とは「目守る」、つまりじっと見つめることだ。

星を見つめ続ける犬のことを、
手の届かぬものを求めるものだと馬鹿にしたのは、
第三者である人間だろう。
星を見つめる犬は人間は見ていない。

『星守る犬』という映画の試写会に行く機会があったが、
「一番泣ける」とか「涙なしでは」とかの冠がついた作品のご多分に漏れず、
感動とはかけ離れた作品だった。

ウィル・スミスの映画とも共通点があると思うが、
「切ないこと」「悲しいこと」と「悲惨なこと」は違う。
人は「心の琴線に何かが触れて」泣くものだと思うのだが、
「ひどいこと」「悲惨なこと」を散々見せて、
「悲しませ」「泣かせよう」とするのは下衆のすることだ。

辛いことがすでに現実に溢れているのに、
その心の傷を映画でもえぐられて、何が感動の作品か。
観客の心の痛みを踏みにじって「泣かせる」という手法を、
「一番泣ける」とか「涙なしでは」とは何ごとか。

感動とはかけ離れた淋しい作品で、
金を払って見るものではない。


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