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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2010-03-01 春遠からじ
2010-02-26 春一番の次の日
2010-02-25 叶わぬ願い
2010-02-20 没頭
2010-02-19 バンクーバーに居たあの頃 
2010-02-18 北帰行の終わり
2010-02-17 北帰行 其の四
2010-02-16 北帰行 其の三
2010-02-15 北帰行 其の二
2010-02-14 北帰行


2010-03-01 春遠からじ

今日、一人でいろいろ抱えていた仕事に一日中あたふたと取り組んでいた。
ばったばったと片付けていくと、最後に巨大な仕事が立ちふさがった。
もっと早く着手しても良かったのだが、
覚悟が必要だったので後回しにしておいたものだ。
覚悟を決めて取り掛かると、なんと同僚が手を貸してくれた。
本当なら午後十時を過ぎるだろう、と思っていたのに、
午後九時を少し回ったとこで全て終わってしまった。

ああ、持つべきものは仲間よのう。

あれ、ずいぶんと色々働いちゃったら目の前から急に仕事がなくなった。
すごい。
消えるときはすーっていなくなるね。

帰宅して昨日作ったカレーの残りを食べる。
美味い。自分「毎日カレーでも良い」派なので。

なんとなくこたつでぼーっとしてるうちにウトウト。
それでもちゃんと夜中に見たい番組の前に起きる。
こういうときはちゃんと起きられるんだ。
これを見たら寝よう。

明日はまた新たにぼこぼこ仕事は沸いてくるだろう。
でもそれも幸せなことだ。
しっかり働いてまたそれを片付けてやろう。

まだ部屋は寒いけれど、
ゆっくりと春が来始めてる。
朝に遠くの林が靄に包まれているのを、
ここのところ良く見るから。


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この写真は早春の頃の白馬です。昔、撮ったものです。 / あるまじろ ( 2010-03-03 03:25 )

2010-02-26 春一番の次の日

以前から雑務を効率的に次々と片付けていくのは得意で、
大抵、あっと言う間に片付いたものだったが、
最近は同様のペースでこなしてもなかなか片付かない。

雑務の絶対量が増加傾向にあるのは明白な事実だ。
それでもテキパキが信条の日常。
ファーストプライオリティーが何かを頭の片隅で整理しつつ、
次の目標をロックオンしては撃破していく。

確かにここ数日は他人も認めるほどの雑務の山。
「なんでこれ、一昨日から着手してんのにいまだに終わってないかな?」

そうつぶやくと隣のO氏が、
「貴方には片付ける時間が不足してるんですよ」
と呟いた。

こんな雑務の山の谷間で暮らしていても、
週末にはそれを放置して稽古場へ。
声を出してセリフを吐いていると、
不安定だった気持ちもゆっくり安定していくから不思議だ。

「昨日の風は春一番だったんだね。」

そんなことを言うと、
「えっ・・・知らなかったんですか?」
と今年限りの同僚が言った。

午後から雨になった、二月ももうすぐ終わる週末。


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雅さんへ。3月にいつの間にか、なっていました。いつの間にか梅も満開だし。。。 / あるまじろ ( 2010-03-03 03:04 )
2月もあと数十分で終わり。ますます忙しくなりますね。お体、大切に。 / 雅(みやび) ( 2010-02-28 22:39 )

2010-02-25 叶わぬ願い

今日の会社でのI氏との雑談。

I氏は浅田真央と安藤美姫の並んだ写真を見て、
「なんでマスコミはこいつ(浅田)ばかりをクローズアップするんだ?」
と憤懣やるかたない様子で僕に訴えた。
「だってこっち(浅田)の方が強いんだから仕方ないじゃん。」と僕。

するとI氏は「俺、こっちの方が好きなんだよね。」と照れくさそうに言った。
(結局、好き嫌いかよ・・・)と思ったが、一応理由を聴いてみようと思った。

「で、なんで安藤美姫が好きなのさ?」

するとI氏は・・・さらに照れながら。。。
「一緒に飲みに行くならこっち(安藤)の方が楽しそうだろ。」

行かねーよ!!!!
安藤美姫はあんたと飲みに行かねーよ!!!!

と心の中で思いつつ、
「結局・・・スケートとは関係なかったじゃんか・・・。」
と僕はため息をついた。

僕がそういうとI氏は今度は挑むような言い方で突っかかってきた。
「じゃあ、きみはどっちがいいって言うんだ?」

「どっちかって言ったら・・・」と僕。
「どっちかって言ったら?」とI氏。

「俺はキムヨナと骨付きカルビが食べたいな。」

すると。。。。

「食えねーよ!!!
 おめーはキムヨナとはカルビ食えねーよ!!!」

と思いっきり言われた。
ま、そりゃそーだ。。。。

そして最後にI氏。
「可哀想だから浅田真央ともなんかしてあげないとマズいかな。」
(可哀想?とも思ったが・・・)
「じゃ金メダル取れたアイスでもオゴッてあげたら。」と僕。

スケートだけにね。

男二人の昼休み会話って、なんか虚しい。
叶わぬ願い、というよりは単なる妄想?


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って言うかIさん、浅田さん未成年じゃん!!! / あるまじろ ( 2010-02-28 00:33 )
ゆーこさんへ。御本人にはメダルの色は思ったのと違うかも知れないけれど、僕には頑張ったその人のことを誇らしく思う。 / あるまじろ ( 2010-02-27 02:10 )
あははっ。すみません、ちょっと笑っちゃいました(笑)世界中がどっちが金だ?!と固唾をのんで見守っている中、誰と飲みに行くか誰とカルビ食べに行くか・・・って!いや、和みました(笑)でも、そのぐらいの気持ちで見守ってあげる方がいいのかもしれないですよね。 / ゆーこ ( 2010-02-26 14:48 )

2010-02-20 没頭

ここのところ集中して台本のセリフを入れている。
何度か自主練で仲間を呼んで本読みや半立ちもした。
稽古場に顔を出していないが、あと二回だけの稽古で、
なんと本番の舞台という芝居である。

「しっかり楽しむ」ためには「そこまでの努力」が必要不可欠だ。
あり得ないことだが、楽して得た結果など良いものであるはずがない。

仕事も大きな仕事が控えている一週間ではあるが、
本番に向けてしっかり準備していきたい。

なんにせよ、芝居に没頭しているときが一番楽しい。
そう、今は楽しいのである。


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2010-02-19 バンクーバーに居たあの頃 

テレビやラジオから流れるニュースが、
オリンピックに沸く毎日です。
僕はそのニュースを観ると、
バンクーバーという街への思慕が胸をよぎります。

松岡修三さんがスタンレーパークからカナダポイントを臨む、
あの場所からリポートしている様子をテレビの画面で見ると、
「そこに居た自分」を重ねます。

僕は今から四年前の夏、
バンクーバーに三週間ほど滞在しました。
その頃カナダは日本のバブルに似た状況で、
とても賑わっていました。

僕はなるべくホストファミリーと時間を過ごそうとしたので、
なかなかバンクーバーという街に繰り出すことはありませんでしたが、
それでも一度や二度は一人でバスに乗って街へ散歩に行きました。

あの時、僕はちゃんとその時日本に居る人を想っていた。
それは確かです。
そうして、けして楽ではなかった、
カナダでの仕事をこなしていたのでした。

あれから四年が経ち、僕の周囲から大切な何人かの人が立ち去って、
僕はまた別の何人もの大切な人と日々を過ごしている。

過ぎていく数多の風景はものすごいスピードで窓の外を流れていきますが、
スタンレーパークからカナダポイントを臨むあの場所は、
四年前の夏に居た僕の中で、
やはり忘れられない風景の一つです。

その街の風景が今、テレビで映し出されると、
今は笑える自分を確認できて、
「時が過ぎたんだな」と自然に思えたのでした。


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2010-02-18 北帰行の終わり

旅の終わりが晴れでよかった。
あたりの雪景色は陽の光でまぶしいくらいだ。
やがて入ってくる列車が旅の終わりを予感させる。

お世話になりました、
ありがとうございました。
心の中で同行の人たち、一人一人に言う。

本当はわずかな時間、
その間にどれほど僕が心の安らぎを取り戻したか。
皆で一緒にそれぞれの家に帰っていくのだけれど、
それぞれ別れる時もさみしい。

そうやって冬の旅が終わってく、
その感じもなかなかいい。

さようなら、さようなら。

やがてホームに列車が入ってきて、
動き出したら、もう旅は終わりへと滑り出していく。


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2010-02-17 北帰行 其の四

この旅は懇意にして頂いている劇団の皆さんとの旅。
皆さんが大人で、それぞれが人の話を聞く間を取ってくれる。
だから誰か独りがずっとしゃべったり、
誰か独りが気疲れするようなことはないようだ。
こうして過ぎていく時間。

朝から一っ風呂浴びて、身体をあっためる。
温泉旅館の朝ごはんって、つい食べ過ぎてしまう。

ゆっくりとチェックアウトまでお茶飲んだりしてね。

昨日降った雪が積もって、
そこに陽が差してまぶしいくらいだ。


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2010-02-16 北帰行 其の三

雪が随分、降っている夕暮れ。
風が窓を叩く。

真っ白な風景が、少しずつ青く染まっていく。
この時間が好きだ。

風の音しかしない。


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2010-02-15 北帰行 其の二

外を流れていく風景に山が近い。

車内が暖かいのか窓が曇る。
気温が下がってきたらしい。

やがて。

冷たい雫を窓に張り付けていた雨が、
ふわふわとした雪片になった。

途中の通り過ぎる名も知らない駅のホームに、
独りで佇んでいる自分を夢想する癖。
母に話しかけては笑われたものだ。


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ナタリーさんへ。同行の人々はそれぞれが落ち着いた微笑みで、静かに、でも愉しんで、旅の時間を過ごしていたと思いました。 / あるまじろ ( 2010-02-18 23:26 )
北に帰るという感覚は貴方ならではのことなのでしょうね。優しいお人柄に触れた今回の旅はいつまでも思い出したい旅のひとつになりました。 / ナタリー ( 2010-02-17 23:18 )

2010-02-14 北帰行

北に帰る旅とは、少し大げさか。
ほんの「少し」北に向かう。

普段ならハンドルを握ることが常であるが、
今回は鉄路を利用。
良いことは旅に際して、
車窓に流れる旅の風景を眺めつつ、
一杯引っ掛けられること。

だるま弁当とは、いかにも素朴だが、
その味わいは意外に深い。
ご飯だがビールに合うやや塩気の強い味付け。
蒟蒻がことに絶品であった。

故郷のホームを離れるとき、
一瞬、日常が剥がれるように別の顔を見せる。
それが旅の始まりというものだ。


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