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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2015-01-08 愛は魔
2015-01-07 この一月に
2015-01-06 冬の一日
2015-01-05 誰のためでもない、自分自身の祈りのために
2015-01-04 報われなくとも願いは
2015-01-03 去りゆくものへ
2015-01-02 いつまでも
2015-01-01 新年明けましておめでとうございます
2014-12-31 2014年、お世話になりました。
2014-12-30 芝居のない日もたまにはいい


2015-01-08 愛は魔

Wowwowwでまどマギが三日連続で劇場版をやっていたので、
ずっとマツモトから観ろ観ろ言われていたこともあり、
観てみた。

遅くなりましがネタバレあるので。

二作目まではテレビシリーズの焼き直しだったので、
ある程度内容は理解していたが、
二作目まで観たところで三作目の予想をして、
なんとなく「SPEC」みたいな終り方だと嫌だな、
と思っていた。
それだと二作目でもう終わってるじゃん、
って事だからね。

しかしさすが虚淵。
見え見えの伏線から思いもよらぬ土壇場のどんでん返し。
いいですね。
愛は魔か、なるほど。

魔が神をも脅かし自身も滅ぼす。
インキュベーターの恐怖は冷徹さであり、
その正体は「理」だが、
魔は理をも凌駕する情愛。

まどかは最後まで真実みの無い薄っぺらいキャラクターだが、
そこに一心に向かうほむらは素晴らしい造形だった。

最初からほむらの物語だったんですな。
この話は。

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2015-01-07 この一月に

いよいよお正月も終わり、
僕も今年収穫する種を巻き終わりました。

その種とは、もちろん芝居のための種です。

まず前回、スノクロを演出したのはもう一度殺陣の演出を確認するため。
そしてそれは演出的には『旋風を斬れ』に繋がっている。

そもそもスノクロと青ドレをやって気づいたことがある。
まずスノクロをやっている時に昔のビデオを観た。
ビデオをほとんど観ない僕が観て気づいたことは、
旧世代の人々がとても上手だったということだ。

確かに青ドレに通じるヴェニスのSPで次世代の底上げを期した。
そしてそれは確実に成果を挙げたはずだった。
しかし目をそらさないで考える必要がある。
まだまだ次世代は旧世代よりかなり下手だということを。

旧世代と同様に歳月を経れば次世代も旧世代にやがて追いつく。
それは確実だ。
しかしそれでは僕の見たい景色には届かない。
劇団の成長もない。

旧世代と次世代は芝居に対峙する時間軸がそもそも異なる。
創世記を情熱だけで乗り切った旧世代。
それはきっと楽しかったに違いない。
それは劇団にって青春と呼べる時代だった。

その楽しさを味合わせないとは言っていない。
でもそれだけでいいのか?
僕はそれではもう満足できない。
狭義で述べればそれは僕のエゴだ。
しかし広義で言えば演劇の進歩だ。

個々のそれが望みなら誰かが新しい劇団を旗揚げすればいい。
それで青春はまた取り戻せる。
でも僕が見たい景色はまた青春を取り戻すことじゃない。
もっと今のメンバーで先へ進むことだ。

SP2で「リア王」を選んだのは、
個々の能力の伸長だけでなく、意味の学びだ。
「リア王」は間違いなく「黄昏」に繋がっている。
「老い」というテーマを、意味を学ぶことが、
次の演技に繋がっている。
それを確信しているから今があるのだ。

「リア」から「黄昏」を経て、
来年の1月に何が待っているのか。

冗談みたいだが、それはまだ述べる時では無い。
しかし一つ言えることは、
劇団を続ける意味は成長でしかない。

村上龍の述べる現代の劇団の陥る自己満足と自己収束に、
自分たちを貶めないようにするには、
現状維持を目指していても無理だ。

それは大劇場で公演を行なったり、
有料で集客増加を目指したりすることでは無い。
それでは現代に希有な存在たる、
この劇団ぴゅあだけが持つ特質を失うことと同義だ。

劇団は成長するべきだ。
それだけは妥協する気は無いことだけはきっぱり述べておく。
またこのことについては、
機会をとらえて述べていこうと思う。


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2015-01-06 冬の一日

昨日、まどマギの劇場版前編を見て遅くなったので、
今朝起きたら十時過ぎ。
休暇を取っているので今日までなので、
こんな寝坊ができるのも今日が最後か。

昨日は台本を一本仕上げたので、
最後の休暇は自分のために。
まずは行きつけの床屋で散髪。
その後、買い物。
テーマはトレーニングなので、
新しいシューズとパワーアンクルを。

続いて夕食の買い物を。
正月のために作ったおせちも今日が最後。
自分で詰めたのだけど、さすがに飽きた。
シジミの好いのがあったので買って帰り塩抜き。
二本あった大根の一本を煮物に。

今年の冬の休暇もこんな感じで終わっていく。
良い骨休みになりました。

まだ台本起こしは残っていますが、
まあそれもぼちぼちやっていきます。

とあることで古い友人から叱られる。
申し訳ない気持ち一杯だが、
こうなった理由もある。
まあ、上手に説明する自信はあまりないが。

今回は旅には出られなかったが、
もう少し暖かくなったらどこかへ出掛けようか。
旅の心が騒ぐなあ。

風の冷たい冬でも、
その向こうに広がる見も知らぬ景色に。


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2015-01-05 誰のためでもない、自分自身の祈りのために

一つ一つ問題が浮上してはそれを解決していく。
それは一人一人と話すことでしか解決しない。
まあ、誰にも分からないでしょうけど、
それが主宰としての一番の仕事なんで。

芝居は多くの人間の協力が必要なので、
それをコネクトすることが劇団運営する上での一番の素養。
ここまで多くの人に力を借りてきたが、
それが自分だけの力じゃないから素晴らしいものが出来上がる。
劇団も15年続けて16年目だが、
作ってきた芝居そのものも大切な宝ではあるが、
作ってきた仲間もそれと同等の宝である。

感謝している。
そして責任も感じている。
ただ感謝と責任は混同してはいない。

本日の報告は、
4月の台本『旋風を斬れ』の今回の決定稿が上がりました。
顔合わせに決定稿が出せるなんて久しぶりです。

この台本は2004年、今から11年前に上演された芝居の再演。
しかし今回は台本もすっかり書き直しました。
頭からセリフを検証しながらつじつまが合うように書き直しました。

キャストもだいぶ様変わりしました。
でも僕はこの話が大好きでずっと再演したかった。
しかしそれは劇団内のキャストの構成などの要因で、
今まではそれは叶わなかった。

それが今やっと再演できる。
この想いはたぶん誰が知るだろうか。

別に知らなくていい。
今いる志ある者達ともう一度新しい芝居を創るからさ。


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2015-01-04 報われなくとも願いは

もう正月は終わりですね。
短い冬の休みは遊んで、飲んで、
過ぎようとしている。

一つの事象も表裏一体で、
良いようにも悪いようにも取れる。
しかし常に良くとるのが僕だ。

全てものは移ろうが直せるものは直せばよい。
むしろ良い記念に直さないでおくべきか。

お参りは儀式でありながら形式ではなく、
型どおりでありながら、
そこには深い心があり、畏敬の念がある。

限られた時間を生き、
大切に時を刻むために、
人は人との関係以外の何かに頭を下げる。
真摯な気持ちで頭を下げる。

ひたむきな情熱も、切なる願いも、
けして全ては報われぬことと思われるが、
それでも思いを言葉にしていきたい。

それが報われなくとも、
それを願った自分の、
そこに居た証なのかも知れないしね。


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2015-01-03 去りゆくものへ

1月3日ですが毎年、
恒例となっているハヤシ家麻雀に朝から出かける。
高校時代の同級生ハヤシとタケシ、
その父アキラさん、あとは劇団関係としてうっちゃん。

この日、僕は最初からある程度勝負はどうでも良くなっていた。
アキラさんはますます歳を取り、それでも表面的は元気そうだった。
お母さんも表面的は元気そうだった。
同級生のタケシは永らく独り身だったが、
どうやら彼女が出来たようだ。
そんなことと正月の雰囲気で、
勝負する気分じゃなかったのだ。

以前はアキラさんは挑発的で実際に麻雀も強くて、
僕らが勝負に没頭できるぐらい、やりがいがあった。

年に一回、
少しずつみんな歳をとってね。
これがずっと続くといいんだけど。

そんな事を考えていたら勝負にならなかった。
最初から手は常にカンチャンばかりで、
ツモもままならなかった。
鳴いても絞ってもどうしようもない。
そんな1日もある。

それでも半日やった麻雀は楽しかった。
ずっとこうやって、毎年集まれればいいんだけど。

帰りに氷川女體神社に初詣。
シミズさんが忙しそうに飛び回っていた。

今年もよろしくお願いします。
ずっとこんな正月が毎年来ないことは知っている。
それでもそれを願っているうちに、
今日は過ぎてほしい。

この風景もやがて風景だけになる。
そこに居た人たちは僕も含めて、
やがて居なくなる。
それでも今、ここに居ることをしっかり感じておこう。
感じて、その時の空気とか、
夕闇の感じとか、たき火の温もりとか、
遠くのシミズさんの声とか、覚えておこう。

それだけで満足した気持ちになって、
僕は神社の階段を下りていたのだった。


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2015-01-02 いつまでも

今日は劇団の新年会。
1月2日はここずっと何年も劇団の新年会の日と決まっています。

場所はびーばー邸。
毎年、僕が料理を担当して料理作りまくる日です。

今年はおせち料理、サラダ、ローストビーフなどのオードブル。
ぶり鍋、野菜天ぷら〔カボチャ・えのき・椎茸・舞茸〕
続いて鶏の唐揚げ、フライドポテト。

今年は揚げ物オンパレードでした。
鍋は野菜たっぷりだったのでま、いいか。

まあ、若い役者たちはいつもの通り勝手に騒いでましたけど。
最初にきちんと挨拶をするとこなんかは、
みんなしっかりしてる。

十時半から料理を始めて、一通り作りながら食べて飲んで、
料理終了したのが午後三時。
作りまくったね、今年は揚げまくった。

後でまっちゃんとびーばーで少し話した。
まあ、大人はもう少し違うのだ。
積み重ねた過去があるから。
ただ懐かしい話に花を咲かすのではなく、
それを元に未来を語るのだ。

いつまで続くか新年会。
でもいつまでも続いて欲しい。

来年は何を作ろうかな。

びーばーのマンションから見た新年2日目の夕日。
また日が沈み、陽はまたのぼる。
風は北風。


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2015-01-01 新年明けましておめでとうございます

いよいよ2015年、始まりました。

昨日の大晦日は珍しく紅白は見ずに、
「笑ってはいけない〜」をダラダラ見て、
途中で急に弟が帰ってきたりするもんだから、
予定が狂ってバタバタと天ぷら揚げて、
年越蕎麦を茹でたりしました。

実はこの日のために天ぷらの腕上げてました。
天ぷら、上手ですよ、俺。

さて、年が明けて今度は朝からおせちを詰めました。
うちは材料はすげーので、
出来上がりはかなり上等ですよ。
次に雑煮ね。

昼過ぎには急に家族が「ホットケーキ食いたい」って言うので、
ホットケーキ作ったりして。
料理ばっかりしとるな、この正月。

ま、合間に酒飲んで、ビール飲んで、
平和な正月ですのう。

少しだけ台本書いたかな。
ま、とにかく、
のんびりのんびりと時間が過ぎていきます。

そんな元旦の一日でした。


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2014-12-31 2014年、お世話になりました。

2014年、お世話になりました  
いよいよ2014年もあと2時間ほどになりました。
今年は劇団15周年ということで、
様々な皆さんのお力を借りて、
無事、記念を乗り切る事が出来ました。

まずは三月のシェイクスピア・プロジェクト、
『ヴェニスの商人』の上演。

ただヴェニスを上演するのではなく、
原作に沿った内容の第一部と、
僕自身の解釈で全く別のラストが用意された
第二部との二部構成。
3時間近くの上演でした。

そもそも劇団で既成作品を上演したのは初めてでしたが、
これはとても実験的で尚且つ、挑戦的な公演でした。
僕自身もシャイロックという役を演ずることが出来、
役者としても一つの道標を踏むことが出来た気がしました。

そして幾つかのワークショップや、他劇団への客演を経て、
年間2本目の十二月の『青いドレスの女』。
これも大変多くの中高生を中心に観劇頂いて、
三回公演ともほぼ満席、
有り難いことでした。

さて、ここで大晦日のサプライズ発表です。
十二月公演では
「2015年の劇団ぴゅあの公演はありません。」
「次回公演は2016年の1/30・31です」
と申し上げましたが、
急遽、次回公演が2015年4月18日(土)に決定しました。

2015年4月18日(土)
朝霞市コミュニティセンターにおいて、
劇団ぴゅあ、次回公演が決定いたしました。

演目は青春感動時代劇『旋風を斬れ』。
完全オリジナルで新たに書き直して上演します。

日時等の詳細はまた後日ホームページにてお知らせいたします。
十二月に「そんなに間を置かないで公演をして欲しい」と、
熱い要望を寄せられたお客様の声援に応えるため、
劇団ぴゅあは2015年も突っ走ります。

どうぞ、また劇場でご声援、お願いいたします。
では皆さん、良いお年を。
来たる2015年が皆さんにとって、
素晴らしい年でありますように。


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燕さんへ。ありがとうございます、もうすぐ顔合わせなのでその準備でてんてこ舞いです。 / あるまじろ ( 2015-01-06 01:10 )
明けましておめでとう。4月公演、頑張ってくださいね。 / 燕 ( 2015-01-03 19:50 )
雅さんへ。今年もお互いに「ひまじん」のんびりと続けていきましょう。まあそれぞれのペースで。今年もよろしくお願いいたします。 / あるまじろ ( 2015-01-01 23:56 )
あけましておめでとうございます。いつも趣のある画像、楽しく拝見していま〜す。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 / 雅(みやび) ( 2015-01-01 22:03 )

2014-12-30 芝居のない日もたまにはいい

今日は朝から良い天気だ。
関東平野は晴天。

まずは朝食を作り父と食べる。
その後、換気扇を本格的に掃除する。
かなり綺麗になった。

年賀状を少し書き投函。
皆さん、良いお年を。

午後からは気晴らしに外に出る。
沙村広明の『無限の住人』をついに読破。
大好きな槇絵が死んでしまったのは残念ですが、
圧巻のラストとなんとなくさみしいエピローグ。
全巻読破すると逆にもったいないと思える作品でした。
読んでない人には推奨。
少々グロいですが、
文化庁の「メディア芸術祭」漫画部門の優秀賞作品。
にしては腸が飛び散ってますけど。

帰ると早速、タカノ氏から曲が送られていた。
色々、注文を付けてまた返信。
こうやって曲が作られていくのだけれど、
なんか佐●河内的な感じもした。

マツキ先生とも今年最後の電話〔たぶん〕。
主宰は大変ですね、人ごとではないです。

さて、このまま正月に突入でしょうか。
明日はもう大晦日なんだね。
芝居をしてない休日を大いに楽しもう!!

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