himajin top
あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2009-11-12 Running after the end of summer.
2009-11-11 TO FLAT DAYS
2009-11-08 十周年特別記念公演無事終了!!  
2009-10-25
2009-10-23 翼よ、翼
2009-10-22 秋の一日
2009-10-21 なんとなく上手く行く日
2009-10-16 4本目の台本、完成
2009-10-13 どうするって決まってるでしょ。
2009-10-10 遙か遙か


2009-11-12 Running after the end of summer.

夏の終わりを追いかけるように、
晩秋の東京から沖縄へ。
怒涛の三週間連続公演の直後に待っていたのは、
沖縄出張。

ここ数日少し体調を落としてはいたが、
流行には疎いようでまだ新型インフルエンザには感染せず。

羽田までのモノレールから見た東京湾は秋の色。
薄墨色の海の向こうに工場の影が見えるこの風景も、
それほど嫌いじゃないけれどね。


先頭 表紙

2009-11-11 TO FLAT DAYS

三週間にわたる劇団の十周年特別記念公演が終わりました。

まず10月24日25日にさいたま市民演劇祭で
『あの雲は夏の名残り』を上演。
ちょうどこの直前まで4本目の台本『芥川風塵録』の執筆に手こずっていたので、
振り返るとこの頃が一番大変だったのかもしれません。
さいたま市民演劇祭ではレインボウ城のアーサーさんや名張のモリタさんと、
いろいろ話ながら知り合えて楽しかった。
最初はお互いどんな奴なんだろってとこから始まって、
一緒に時間を共有していく内に自然に話せる仲になってた。
日曜日の打ち上げはおおいに語り、そして飲みました。
ああいう時間の共有があって人の輪が広がっていく瞬間は、
本当に貴重ですね、人生を実感する瞬間です。

それから平日に何度かの深夜まで続く補習。
ここからは体力勝負、上手い下手より体力。
深夜まで稽古やって車で劇団員を送ってから倒れる生活が続きました。

その間にも新聞折り込みの手配や他劇団への挨拶、
公演の為の手配や資料の作成、必要な文具の調達など飛び回ってました。

そして10月31日の仕込み、ここから舞台は芸術劇場映像ホールへ。
星野さんやホサカ、うっちゃんが来てくれて本当に助かった。
劇団員のみんなも立て込みに慣れてきたみたい。
スムーズな仕込みは気持ちが良かった。

そして11月1日と3日の公演。(月曜日休館のため)
『ANGEL FLENGEL』も長期間稽古して来たのでセリフを確認しとけばOK。
『DAN-BALL-RIDER』はセリフの少ない役なので演技のテンション勝負。
自信のある2作品だったのでまあなんとか終わった。
終わった実感はあまりないのに、疲れだけはどっと来た。
まあ2ステージして一日仕事してまた2ステージ、というのは、
スケジュール的にも辛かった。。。

そこからはまた深夜までの補習。
劇団員はみんな疲れていたと思いますが最後まで頑張ってくれました。
『あの雲』はさいたま市民演劇祭で一度やっているのでまあ大丈夫。
一方で、演出的に見ても一役者としても『芥川風塵録』は、なかなか厄介でした。
まあそれも台本に苦戦して決定稿が出るのが遅れたせいなので仕方がない。
すべて僕自身のせいですからね。
それのとばっちりを受けたのがえぴゅこ様と湯もちゃんかも知れません。
ごめん、他の人もごめん。

そして11月7日8日の第二週、土曜日の午前中は仕込み。
昼からゲネプロ、夕方本番2ステージ。
(結果的にはこの日も4ステやってる・・・)
実は土曜日くらいから風邪ひいててクラクラしながらやってた。
風邪薬を飲むから眠くなるから、栄養剤ガンガン飲んだ。
たぶん他の劇団員も同じような状態だったと思う。
みんな良く頑張ったなあ。。。

そしていよいよ迎えた千秋楽。
終わっていく時の流れは速いね。
なんか芝居の魔法に掛かってハイな気分でトンでるうちに、
あっという間に流れていった時間。

色んな人に観てもらってどうやら楽しんでもらったみたいだ。
それだけで十分。

突然訪れる終わりの瞬間に、実感が伴うのは半日くらい経ってから。
それでも燃え尽きてる感じじゃなかった。
傷だらけなのにもう次のスタートを切りたがってる自分が居る。
馬鹿・・・だな。


先頭 表紙

ゆーこさんへ。あわただしい日々も終わってしまえばこんなものですね。不思議に楽しかったことだけが記憶に残っていきます。また十年後、同じ事は出来るだろうかね? / あるまじろ ( 2009-11-16 19:15 )
本当におつかれさまでした。この三週間は本当に今までにないほど毎日芝居三昧の日々で正直ちょっと仕事は二の次でいっか、なんて思ってしまったくらいです(オイ!)長いと思っていた16ステージも気がつけばあっという間に終わっていてあの怒涛のような時間がうそのようです。でも、全ステージやり切ったという満足感は私の中に確実に残っています。色々ありがとうございました。今回の公演を通してぴゅあはいろんな人達に支えられてここまで来たんだな…と改めて感じました。はぎぃには誰よりも感謝です。本当にありがとうございました! / ゆーこ ( 2009-11-16 09:58 )
みーさんへ。誉めていただけるとさらに次に行きたくなりますね、来て頂いて本当にありがとうございました。 / あるまじろ ( 2009-11-16 00:04 )
本当に終わっちゃったんだ・・・って実感、あとから来ますよね。なんだか魔法にかかったように熱にほだされて?がんばってるとあっという間に本番が来てあっというまに去っていく。でも終わった時の爽快感、病み付きになりますよね(^^) でもそう、その通り、「次」をその時点で考えちゃうんですよね(笑) 好きなんでしょうね、ホントに。。。お疲れ様でした♪とても素敵でした! / みー@未ログイン ( 2009-11-13 12:15 )

2009-11-08 十周年特別記念公演無事終了!!  

三週間にわたって16ステージを上演してきた劇団ぴゅあ、
十周年特別記念公演も昨日、千秋楽を迎え、
19:10からの『芥川風塵録』の無事の閉幕をもちまして、
全公演が終了しました。

この『芥川〜』のエンディングムービーにはこの10年に劇団に関わってくれた、
多くの人の名前が流れていました。
それを眺めながら僕は上手の袖で「一つの区切りが終わったんだなあ」という、
深い感慨にとらわれていたのでした。
その後、すぐにバラシとなりそのまま深夜まで片付けが続いたので、
お客様と喜びを分かち合うことも感傷に浸る時間もなく、
気がつけば深夜零時近くになっていました。

来場者数は414名、二週連続で200名超えの観客動員。
特に第二週は3回の公演で200名を超え、昼の回は満員御礼でございました。
上演した四本の演目『DAN-BALL-RIDER』『ANGEL FLENGEL』、
『あの雲は夏の名残り』『芥川風塵録』全ておおむね大好評で、
これほどの多くの人に喜んでいただけたのも劇団として初めてかもしれません。

片付けを終えて残っていた人々に挨拶をして
家の近いぐっちんを送った後で元座長のうっちゃんと僕の家で飲みました。
ビールを飲みながら「終わったね〜」と言ってるうちに寝ちゃいました。

この公演でも多くの人にサポートいただきました。
さいたま市民演劇祭をともに盛り上げた他劇団の人たち、
受付や誘導の仕事を買って出てくれたの新旧の劇団員の人たち、
バラシにかけつけてくれたホシノさんやコジマさん、ホサカくん、イッセイくん、
親切に見守りながら支えてくれた劇場スタッフの皆様、
そして気力・体力の限界近くで頑張った役者たち、
ご来場いただいた多数のお客様、
本当に多くの人に支えられて、
劇団ぴゅあは10年目の誕生日を祝うことが出来ました。

自分が携わったことがこうして一つの区切りを迎えられた、
そのことの喜び以上に今、僕の周りに人々が居るそのことが、
たまらなく幸せに感じるここ数週間でした。

ありがとうございました。
その心はまた舞台の上で物語として紡ぐことにいたしましょう。
堅く握り合った手と手、約束は忘れません。
いま一時のさよならを、
再び出会うという次の約束にかえて。


先頭 表紙

2009-10-25 涙

今年の埼玉市民演劇祭が終わりました。
今年はレインボウ城、劇団KAZO、雁坂組に加え、
座・名張少女という新加入の劇団も仲間入りし、
市民演劇祭も賑やかになりました。
そぼふる秋雨の中、劇場まで足をお運びいただいたお客様、
ご来場大変ありがとうございました。

今回は演劇祭を準備していても演劇祭の最中も、
その空気をけっこう楽しめたと思います。
演劇祭の看板作りも仲間と笑いながらできたし、
仲間の劇団の芝居を観て、わくわくしたり。

自分の劇団の芝居は役者たちが賭ける意気込みが強く、
最初から最後までその気持ちのこもった、
気迫の舞台をこなせたように思います。

好きなこと、楽しいことぐらい一生懸命やろうや。
名張の森田さんも言ってたな。

一通りすべての劇団の舞台が終わって、
フィナーレのご挨拶の中、緞帳が下りていくのも感慨ひとしおでした。

演劇祭が終わり、ばらしをして、そのまま駅前の居酒屋で打ち上げ。
芝居が終わったあとの人々は本当に良い顔をしています。

実はこの演劇祭、劇団ぴゅあの主宰である僕の家庭の事情で、
今年でいったん抜けさせていただくことになりました。
そのことはもうすでに演劇祭の実行委員長である、
レインボウ城の斎藤さんに告げてあったのですが、
そのことを斎藤さんと話すと彼は「さみしいね」と涙を流してくれました。
「泣かないでくれ。
 仲たがいして袂を分かつわけじゃない、
 憎みあって別れるわけじゃない」
「また必ず戻ってきます。」そういうと「約束だよ」と言ってくれました。
本当にこの人の人望で多くの人が演劇祭に集まってくるのです。

酒に酔い人に酔う。
このひと時をみなが惜しむように笑って芝居の話をする仲間たち。
こういう瞬間も芝居なのだとあらためて実感しました。

さらば、また逢おう。
絆は固く切れやしないのだ。


先頭 表紙

みーさんへ。ご来場いただきありがとうございました。終演直後の握手忘れません。 / あるまじろ ( 2009-11-10 23:24 )
11月の公演、なんとか都合つけてどれかに行きますからね!またみなさんにお会いできるのを楽しみにしています(^^) / みー ( 2009-10-26 22:23 )
ゆーこさんへ。お互いに頑張りましょう、明日からもう十周年モードで補習もありますから。。。 / あるまじろ ( 2009-10-26 18:28 )
市民演劇祭おつかれさまでした。演劇祭を終えるといつも単独公演とはまた違った感動を味わいます。改めてお芝居って人ありきなんだな、と感じます。いろんな人達に感謝する気持ちが生まれます。それが絆となっていくのかもしれませんね。10周年公演まで突っ走り、そして燃え尽きたいです! / ゆーこ ( 2009-10-26 15:53 )

2009-10-23 翼よ、翼

明日からさいたま市民演劇祭です。
僕の主宰する劇団ぴゅあは、
10月24日(土)は19時〜、
10月25日(日)は17時〜の二回公演します。
上演演目は『あの雲は夏の名残り』。
今年十周年を迎える僕の劇団は、
ちょうど十年前にこの芝居を上演して旗揚げした。

今回この芝居を上演するにあたって、
特別の感慨はその配役にある。
まず、少年が主役だったのを女の子にし、
幽霊の性別も交代した。
これは十年前の僕らの始まりを客観視するための装置だ。
この作品で始まった時、僕らには勢いがあった。
気持ちの高ぶりがあった。
今の僕らにそれがない、とは言えないが、
それよりも静謐な感情で舞台に向かっている気がする。

十年経って老け込む気はないが、
十年前と同じというのは芸が無さ過ぎる。

僕たちはずっと旅をしている。
この世界は丸いから一度通った道をまた通るかも知れない。
それでも二度目は少し大人になった自分で歩こうと思う。

翼よ、翼。
僕をもっと遠くへ運んでおくれ。


先頭 表紙

2009-10-22 秋の一日

今日は午前中は仕事をし午後は代休をもらって、
和田さんと優雅な午後を過ごしました。
いや、ドンキで買い物をして、
その後、書楽というでっかい本屋で食事をして、
(書楽にはレストランも付いているのです。)
本を眺めました。
和田さんから本も借りました。

夜は補習3日目、芥川を中心に稽古を進めて、
今日はエンディングムービーの撮影の合間、セリフを稽古しました。

今週末はさいたま市民演劇祭、
明日も補習があるけれど、
そっちの芝居のおさらいもしておかなきゃだな。。。。

日々がゆっくりと過ぎていく。
こうやって瞬間瞬間は慌ただしいような毎日でも、
一日は等しく流れていく。
もう一ヶ月も後には全てが終わって、
何か別のことが始まってるはずなんだ。

でも、今はそんなに先を急がなくていいか。
今、忙しい日々を楽しもう。

旅先で撮った空の中の写真。
飛行機が嫌いな人も居るけれど、僕は好きだ。
空を飛んで自分が行ったことのない場所に行くのは、
やっぱり生きていくことの一つの意味なんだと思う。

まだ見ない場所に足を運び、
まだ出会っていない人と出会う。
生きていることはそのことだと思う。


先頭 表紙

2009-10-21 なんとなく上手く行く日

今日は色々良い進展があった日でした。
まず以前実施した検査の結果がとても良かったということ。
次に、車の修理も終わったこと。
車も洗えたこと。

色々なことが悪い目の出る時もあるけれど、
今日は全部良かった。

台本完成から四日目、
・・・ということでセリフ7割入りました。
これも皆さんのお陰です。
昨日、今日と連夜の補習をこなしてあと少しです。
あとさとるが来たので『あの雲』も8割方通しました。

明日も補習で『芥川』のエンディングの写真撮影をします。
よし、気合いですな。


先頭 表紙

2009-10-16 4本目の台本、完成

やっとやっと4本目が完成する。
僕の台本は最初に描いたラフを塗り重ねていくパターン。
最初書いた基本線に伏線を何重にも重ねて詰めていく。
一つ一つ伏線を敷き直すたびに一人一人の登場人物の色合いも濃くなっていく。
登場人物に対してあまり今回は当て書きしていない。
この書き方に最近慣れてきた。
昔はちょっと違った。
もっと勢いって言うか流れに任せてた。
でも最近はちょっと違う。
最近は芝居のアンケートで脚本を誉められることも多くなった。
自分の芝居の書き方も安定してきたのと時期が重なっている。

一つのセリフは1行くらいにしてやりとりのテンポに気を遣う。
会話の流れてるところで長いセリフは書かない。
セリフ以外の演技スペースを意識する。
感情の転換点を行間に取る。
セリフの中でのキーワードを立たせる位置に置く。
モノローグの中で感情の起伏を作る。
モノローグを聴いている人間の演技をセリフを作る時点で意識する。
セリフが一番上がった部分でセリフを終えるのを意識する。

ここら辺を意識して書いてると、
不思議なことに役者にとって覚えやすいというのも面白い。

言葉の流れって在るのかも知れない。


先頭 表紙

2009-10-13 どうするって決まってるでしょ。

この三日間も稽古だった。
セリフがイマイチ決まらなかった部分も、
繰り返しやっていれば少しずつまとまるものだ。

今日はいよいよ2週間後に迫った、
さいたま市民演劇祭で照明を担当して頂くフカイさんに、
芝居を観ていただいて照明のプランを話し合う日だった。
主役が病欠で音響も就活で不在の中、なんとか通しを見ていただく。
いろいろ足りないもののある通しだったが、
僕個人としては今までで一番気持ちが切れないで出来た。

「あの雲」という作品では相手役との呼吸が大切。
十年前の旗揚げ公演の時もゆーこさんとペアを組んだ。
そして十年後再びそのゆーこさんとペアを組んでこの芝居をやるとは、
十年前には予想もしていなかったな。
今日の通しでは少し呼吸が合った気がした。
本番にそういう感じが出るようにもう少し稽古します。。。

「DAN-BALL-RIDER」の方はまあまあ。
「ANGEL FLENGEL」はもっとできるかな。

4本目、絶対に間に合わせます。
好い芝居になると思うよ。
さて。後はいかに楽しむかだね。

半年位前にこの日記に書いた通り、
全てが11月に決着するように運んでる。
色々蒔いておいた種がちゃんとその時間を経てきちんと実る時に近づいてる。
全て予定通りだ。
多くの人の力を受けながら、
その全てを一つ一つの芝居に注ぎ込んでるから。

あとは最後までぶれないこと。
とことんまでやり抜くことだけ。
それは当たり前だから心配ない。
そりゃ決まってるでしょ、
最後までやっちゃうに決まってるでしょ。

季節もどんどん変わってるね。
秋が深まる頃に自分がどこまで行ってるか楽しみ。


先頭 表紙

ゆーこさんへ。さて、あと少しですね。がんばりましょう。 / あるまじろ ( 2009-10-20 23:49 )
本当に!10年前には全く想像出来ないことでした。でも、今それが現実として目の前にある。とても有り難いことです。「あの雲〜」は私にとっても本当に思い入れのある作品です。昨日の通しで私も少し何かが見えた気がしました。本番までもっともっと頑張ります! / ゆーこ ( 2009-10-13 13:35 )

2009-10-10 遙か遙か

もしこれから起きることが一つ一つ乗り越えられたら、
誰かが誉めてくれるだろうか。
おそらく誰もそんなことはないだろう。
それでも一つ一つは大きく立ちはだかり、
ややもすると非常に大きな壁のように思える。
それでも乗り越える。

それだけのことをやってる。
「やってる」ことが大事なのだ。
なんだかんだ言って人はやれない。
色々なことを言っても実際はやれない。
でも自分はやろう、やり遂げよう。

人のことは責めない。
でも自分だけはやり遂げよう。

それで行けるところまで歩いていこうと決めた。
遙か遙か、その届くとこまで。


先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)