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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2009-09-12 今年の夏が過ぎて
2009-09-10 船を出すなら九月
2009-09-09 南極
2009-08-31 夏休みの最後の日は台風
2009-08-28 奪還
2009-08-24 真夜中の夏の大三角形の下で
2009-08-23 劇団欅第47回公演『見果てぬ夢』を終えて
2009-08-21 劇場入り
2009-08-20 本番前
2009-08-18 夕凪フィッシイング


2009-09-12 今年の夏が過ぎて

ふと眺めたその文面の中にその言葉を見つけた時に、
針を止めていた時計も動いた気がした。
僕にとっては小さな出来事のはずだった。
けれどそれはその人にとっては大きなことだったんだね。
これはとても嬉しいことだった。

一歩一歩が大事なこと。
まとめに苦労して、必死の思いで書き上げて、
今週末にやっと間に合った台本を、
受け容れてくれた役者陣に感謝。
その伏線の散らばり方、
そしてその収斂の仕方にこだわったのだけれど、
比較的うまくまとまったか。
やってみて「楽しそう」が一番。
一日でラストまでミザン付けてセリフもほぼ覚えた。
二日目は今までの復習とおさらい。
三本目ももう仕上がり目前、来週には通しできるかも。
期待できます。

冷夏と言われたけれど僕にとっては好い夏だった。
自転車で夕方の道を歩いたような夏だった。
14歳くらいの時にあったことがまた起こる。
それっていいことだよなあ。

風に肩をつかまれた夕暮れ、
暮れていく複雑な海の蒼い色あいが好きだ。
晴れていく空がいつまでも続きますように。


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雅さんへ。お久しぶりです、夏の終わりに息災を確かめ合う。これもまた良いことのように思います。 / あるまじろ ( 2009-09-14 23:28 )
今年は夏の終わりが早かった気がします。お元気そうで何よりです。何気ない一言で人生が変わったということ、私にもあります。 / 雅(みやび) ( 2009-09-14 18:42 )

2009-09-10 船を出すなら九月

九月に入ってやや忙しくしていた。
一つの大きなイベントのチーフとして取り仕切っていたので、
それが終わるまでは一息もついた気がしなかったからだ。

それを気に芝居は、どんどん良い方に変わっているようだ。
一生懸命さにしかできないこともある。

我ながら笑ってしまうほどの滑稽さだったが、
まあそれも時としてよし。
是でしばらくはよしとしよう。

一つ一つを楽しんで前に進んでいくことが今は大切。
焦らなくても季節は実りの秋。
やがて自然の成り行きのままに。

台本がまた一本書き上がる。
あと一本を明日からでも書きだそう。

遠くの水平線に漂う大きな船が、
次の航海までの波間でたゆたっている。
ゆっくりと潮の流れの中にその身を置いている。

そんな気分の九月。
いいよ、またね。
僕は急がないからね。

風が少しずつ変わって夏が急速に色褪せていく。
そうして消えていく夏の香りを、
まだふと追いかけてしまう。


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2009-09-09 南極

『南極料理人』という映画を観る。
湯もちゃんが面白かったと言ったので観てみた。
確かに面白かった。
ゆるい感じのストーリー展開だが笑ってしまう。
笑ってしまった。

「堺雅人さんって○●じゃないかと思う。」
そんなことを聞いてなんとなく納得してしまった。
いや、別に素晴らしい役者として存在しているので僕はどうでもいい。
表情の作り方、セリフの無い部分の演技が勉強になる。

映画とは関係ないけれど、
また料理をしようかと思った。
最近は忙しくてつい外食ばかりになってしまったので。

舞台に立つ自分の写真をゆやまんに撮って貰ったので、
珍しく自分の写真を載せようと思う。
もっともっと良い役者になりたいものだ。


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2009-08-31 夏休みの最後の日は台風

うっちゃんと一緒に朝飯を食ってから一休み。
その後うっちゃんと武蔵浦和で別れてから、
父と母を連れて買い物に。

台風の接近を受けて雨はどんどん激しくなっていった。
それでも久し振りに外出をする母とお茶したり、
父の買い物に付き合ったり。

母が雨にぬれる窓から外を楽しそうに見ていたのが良かった。
台風を告げる雨の日のドライブ。
それが僕の夏の終わり。


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2009-08-28 奪還

北千住の舞台での失敗で三日間は落ち込んだ。
自分たちの雑な芝居に落胆した。
では次に何をすべきなのか?

すでに答えは出ている。
今出来ることをためらいなく手をつけ、
作品全体の質を向上すること。

台本を書きかえ、一人一人の役者の演技の弱い部分を稽古する。
大道具を自分たちで作り直し、より物語をストレートに分かりやすいものにした。
一番大切な魂に訴えるその情熱がより分かりやすく伝わるように。

僕等は過去に手にしてきた栄光を追いかけたりはしない。
余裕をかましたりしない。
おごらない。

もう一度奪いに行く。
イチローが教えてくれた。
もう一度一歩目から全力で走り出し、
手を抜かずに全力で奪いに行く。

たった三日間の合宿ではあったが、
新しい台本を頭にたたき込み、
大道具を完成させ、
殺陣を繰り返し繰り返し稽古して、
衣装を作り直して、
音響のネタを変えて、
照明のプランを書きかえて。

別の作品に生まれ変わった。
この作品に対して希望が持てた。
希望というより確信の方が近いかも知れない。

さあ自信を持ってもう一度奪いに行こう。


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ゆーこさんへ。観て感想などもいただきありがとうございました。確かに僕たちも負けないように頑張りましょうね。 / あるまじろ ( 2009-09-03 00:37 )
合宿おつかれさまでした。最終日に通しを見させて頂いて本当にびっくりしました。たった2週間で全く別のお芝居になっていた気がしました。みんな頑張ったんだろうな〜。魂が感じられました。改めて負けてらんないなと思いました。「月空〜」やっぱりいいお芝居ですね☆ / ゆーこ ( 2009-09-02 13:23 )

2009-08-24 真夜中の夏の大三角形の下で

深夜零時が回っても、
まだ劇団欅の打ち上げが続く。
芝居がハネてから続く長いようで短い甘い余韻の中、
みんなうっとりして語り合ってる。

芝居で打ちのめされた夜もたまにはあるけど、
芝居に愛される夜の方が多い。

結果も過程も楽しかった、
稽古も本番も僕を幸せにしてくれたなあ。

昨日まで知らなかった人、
日常では会話も交わさない人と、
街角で一瞬擦れ違って行くような感覚で、
舞台の上でだけ、作品の中で時間を共有する。

その人たちの日常を僕はほとんど知らない。
僕の日常もその人たちは知らない。
そんな僕と彼らが作品を象る1つの欠片として、
作品の世界に佇んでいた。

その幸福の余韻がなかなか醒めていくことを認めたくなくて、
僕らはいつまでもいつまでも話をやめなかった。


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ナタリーさんへ。こちらこそ大感謝です。同じ舞台への共演はこちらからお願いしたいくらいです。 / あるまじろ ( 2009-09-03 00:35 )
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。貴方の情熱がとても心地よく楽しいひとときを共有させて頂きました。楽しかったです♪ またいつか同じ舞台で共演できますように。心より感謝☆ / ナタリー ( 2009-09-01 02:42 )

2009-08-23 劇団欅第47回公演『見果てぬ夢』を終えて

一応、世間は夏休みなので読書感想文風なタイトルですが。
内容は欅の掲示板に添えたものを。

こんにちは、進藤正孝をやらせて頂きました僕です。
今回はマツキ先生からお誘いを頂き役を頂戴して、
シミズさんやコジマさんやターコさんとも絡む重要な役所を演じさせて頂き、
とてもとても楽しかったです。

なかなかセリフが気持ちから出すことが出来ず、
演出の先生の思った通りの演技が出来なかったことを反省しております。
この未熟さを少しずつ改善し、自分の力として向上させていきたいと考えております。
それにしても毎回欅の舞台を踏むたびに思うことですが、
多くの人と出会い、自分も成長し、演ずることの喜びを感じます。

ご覧になったお客様の感動もさることながら、
参加する側としても多くの感動を頂ける劇団であるなあと、
いつも思っています。

支えてくださった照明のアケミさんを始めとするアイジャクスの皆様、
細やかな心配りで全体を支えたホサカくん、
劇団の運営に関わる事務仕事をこつこつとやっていただいたアオキさん、
音響、大道具、小道具、受付、メイク、アナウンス、記録、
弁当の手配に至るまで裏方に徹してくれた皆様、
これらのスタッフの人脈の多彩さもマツキ先生のお人柄なのでしょう。

最後に舞台の上でセリフをやりとりし、それを観ていただき、
『見果てぬ夢』という一つの作品を共有した全ての方に感謝いたします。
有り難うございました。

本番と本番の間のわずかな時間に携帯で撮った、舞台の写真。
ここでどれだけの人と人が織りなす、
複雑な感情の糸を紡ぐことが出来ただろうか。


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2009-08-21 劇場入り

あれ?
風が夏の終わりだ。
そう思った。

そして朝からリキマくんと劇場入り。
あれこれと本番前の仕込みに取り組む。
僕は音響ブースの設置と機材の仕込み。
すぐに音が出るようになる。
それから看板を作って、
大道具の作成に参加して、
昨夜の稽古でいきなり発注された音もすぐに決まり、
レベルチェックまで済ませた上で、
それでオペレータの方に渡す。
夕方からの場当たりへ。

いよいよ準備が整ったなあ。
明日から本番という高揚感。
役者だけでなくスタッフをやるっていいなと思う。
一つ一つが僕に楽しみを与えてくれる。
芝居っていいなと思うんだ。


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2009-08-20 本番前

その週末にはもう本番が迫っていた。
それで今その日が最後の稽古。
なんとなく答えが出ない部分を持ちながら。
それでも最後まであがく僕たち。

一緒にやれて光栄です。
いえ本当に。

この世界、場数ですね。
踏んだ板の数が年輪。
あとは情熱とわずかの技術。

才能ってあるのかな、
そんなもの僕の周囲に持ってるヤツいない。
器用なだけはだめだなあ。
すぐにゴールは近づかないんだねえ。
みんな一歩一歩這いつくばりながら手を伸ばしてる。
より上の演技に。

夕暮れの海辺へと続く道、
まだ残像のように瞼に刻まれている風景が消えないうちに、
本番の待つ舞台へと歩いていこう。


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2009-08-18 夕凪フィッシイング

堤防で久し振りに釣りをした。
てんびんとおもりで底を釣る方式で、
すぐにマゴチを釣った。
そのあと小さなギンポが数匹釣れた。
その翌日はまた別の堤防でベラと小さなムツを釣った。
短い時間だけど竿を入れるとすぐにアタリがあって、
やっぱり館山まで来ると魚影が濃いね。

海釣り、すきだなあ。
昔、スドウさんやアシダさんとかとやったけど、
ゴンズイとか釣れちゃったりとか今でも覚えてるもんね。

日が暮れるまで釣って、日が落ちたら竿をしまう。
釣れた魚は全部すぐリリース。
だから最後は竿をしまうだけ。

夕暮れ港に凪ぎの風。
自然と鼻歌が出る感じ。


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