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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2014-12-21 鬼が笑っても来年のことを
2014-12-18 けっこう忙しそう
2014-12-16 落陽
2014-12-15 勘違いをする人が多いので、勘違いをする自分も
2014-12-14 終りの宴
2014-12-13 冬の日々
2014-12-11 玄冬記
2014-12-09 気がついたら冬になってた
2014-12-08 台本の執筆について
2014-12-07 千秋楽


2014-12-21 鬼が笑っても来年のことを

手元にあると思っていたD2と旋風斬れの台本が無いので、
昨日深夜湯もちゃんに電話したら、明日持って行くと言ってくれた。
午前中、湯もちゃんと一緒にメシ食って、
最近の劇団のあれこれとか話す。
次回から劇団に戻るそうだ。

帰宅してシャワーを浴びて掃除機をかけた。

午後、ケヤキの忘年会。
マツキ先生が☆野さんの劇団復帰に涙。

気持ちはすごく分かる。
劇団の主宰は時に孤独。
劇団員もそれぞれ事情はあるがそれでも、
どうしても主宰より気楽なのは否めない。
どんなに辛くても主宰だけは劇団を離れられない。
僕も辞めたいと思ったことはある。

作曲家のタカノ氏とも29日昼に会う予定を組む。
サトキ、ミカンに電話して出演交渉。
タケは保留。まあそうだと思う。
まっちゃんとは12月の芝居の照明の話と、
4月の話をしておく。
90分になっちゃってごめんって謝った。

ニトベとゆやまんには連絡済み。

さりィとロバと豆にはまだ連絡取れず。
とりあえず前回出演した人は優先で。

夜、4月の芝居について、シミタクくんと電話。

映画『舟を編む』を観る。
まあまあ。
もう少し演出しても、と思った。

明日から芝居の仕上げ。
28日まではあっという間だろう。


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さえりさんへ。貴女様の素晴らしい一言で少し成長出来たと思いました。いつもお世話になっております。来年もよろしくお願いいたします。 / あるまじろ ( 2014-12-26 02:32 )
今年も大変お世話になりましたね。ありがとうございました。いつ寝るの?と内の主宰が何度も尋ねるようにあなたのご活躍は光っていました。来年もあやかりますように。 / さえり ( 2014-12-22 10:32 )

2014-12-18 けっこう忙しそう

そもそも、ちょっとした縁で台本と演出を手がけたものがあって、
それはそれでうまくいった話だった。

それがその二ヶ月後にまた別の縁を結び、
今、それが形になろうとしている。

一方で以前から企画していたことも進行しつつあり、
話は盛りだくさんになってきた。

いろいろあって予定の一件は話そのものを延期することになったが、
全く残念。アーサーさん、本当に申し訳ない。
しかしアーサーさんもちゃんと分かってくれて、
電話であったが笑顔で話が出来た。

昨日から依頼主のシミズタクミさんから話を受けて、
役者たちや照明のうっちゃん、作曲家のタカノさんと、
あちこちに連絡を入れている。

2014年、3月のヴェニス、6月のモンタージュ、
9月の月の真実、太陽の嘘、11月の光脈、
12月の青いドレスの女、SnowChronicle。

今年も6本の芝居に関わり、3本役者として出演。
4本の演出をてがけ、あとは音響のプランをした。

これで1月から2月にかけてシェイクスピア・プロジェクト2。
(結局なんだかんだ言って『リア王』に決定)
3月に2本。4月に2本。
2015年に劇団ぴゅあの公演は無い予定だったが、
4月にありそう。

これでアーサーさんの言う5月の芝居があり、
6月のケヤキがあれば、2015年途中ですでに7本。
9月にも一本は確実にやるし。

こんなに芝居ばっかりやってていいのかな。

寒い冬ですね。
クリスマスの頃には雪が降ったりしてね。


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2014-12-16 落陽

いよいよ、2014年も残り半月、二週間とちょっとですね。
今年の出来事を幾つか振り返ってみる。

劇団が十五周年を迎え、無事年間2本の公演を終えたこと。
中でも『ヴェニスの商人』ではシャイロックを演じる事が出来、
ある程度の成果を残せた。
まさに役者として一つの区切りを付けられたことだ。
ここでは自分の演技で、一つの場面を制圧する経験が出来た。
これは大きなステップだった。
そして12月の『青いドレスの女』では、
その直前の『光脈』からヒントを得たいわゆる「引く演技」を体現出来た。
これもまた大きなステップとなった。
役者としても十五年の区切りと成長を確認できた一年だった。

劇団は人の出入りが激しいが、
しっかり続いている。
自分もそうだが役者やスタッフにもひとりひとり、
その舞台ごとの感慨はあるだろうし、
観客も着目する部分はその時、その時、それぞれにあるだろう。
それはいい。
しかし、とりあえず僕自身が全くぶれずに続けていられている。
それが大切だ。
とりあえず自分がいればここは続きそうだ。

もう一つ。
今年はマツモトの力を借りて、
やっと四年目にして歩き出す事が出来た。
勝負は引き分けってとこだが形は残った。
そしてもうそれは後退はしないだろう。
先へ進むだけだ。
来年は勝負だ。

さらにもう一つ。
今年はマレーシアとオーストラリアと、
また違う場所に立つことが出来た。
英語はまたちょっと上手くなって、
友人同士の会話もできるようになった。
見て、出会い、関わりを持つ。
生きているとはそのことだと思う。

歳が暮れるとはまた一つ先へ進むことだ。
振り返ってもしょうがないので、
今、見える風景を楽しみたい。

戻る旅に陽が沈んでゆく。

今、手の中にあるものは信用しない。
それがこぼれ落ちるのも恐れずに、
次のものを掴みにいくんだ。


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2014-12-15 勘違いをする人が多いので、勘違いをする自分も

以前には右も左もわからず、
自分一人で多くのことをまかなっていた時期があって、
その後に多少だけれど他の人に仕事を分配するようになった時期もあった。
そこで勘違いをして勘違いをさせて間違いを起こした。
余計なことをした。
渡してはいけないものまで渡してしまった。

その時偉そうにしゃしゃり出てきた者たちは、もう誰も居ない。
やらせたことは無駄であった。
やらせてから失敗に気がついた。
それがその後の乱れにも結びついた。
だからそういう失敗はもう絶対にしない。

その時のことを振り返ると、
多少自分以外の人も仕事をするようになったとはいえ、
そんなものは些細なことで幾らでも替えが効くし、
誰でもそれは良かったことばかりだった。
ずっと最初から続けてきたのは自分だけだ。

大切だと思っていた人でも、
ふっと居なくなっても必ず何とかなっていた。
それは何とかなるように自分がそうしていたからだ。
しかし自分の替えは居なかった。
自分が居なければこの場所は消えていた。
他の多くの似た場所が今は消えているように。

みんなでやっていることは事実であるけれど、
だからと言って、そこは誰もが自由に出来る場所じゃない。
そんなことをしたら、もうそこはそこでなくなる。

全てを一人で成し遂げてきたなんて、
言ってるんじゃ無い。
そう言う者が居るなら、
その人こそそう考えているのだろう。
でもその人じゃない。
その人はずっとやってきた訳ではないし、
これからやってくれる訳でも無い。

多くの人に助けられて今を為していることも事実。
そのことについては素直に感謝し心から礼を言いたい。
それを忘れてはいけないと常に胸に誓っている。

でも助けるスタンスと真ん中で支え続けるスタンスは、
明確に異なる。

他の場所に顔を出し、助けるスタンスも経験しているから、
その差が歴然と存在していることは痛感している。
だから助けるスタンスの人には、
それに見合ったものしか与えられない。
それ以上を望むことはおこがましいというものだ。

そういうことを騙しながら人を使うのが経営なのかもしれないが、
自分は営利を目途にしていないので別に利益を追求しなくて好いから、
きちんと述べていこうと思う。

もう二度と間違えはしない。
これはけして二度と間違ってはいけないことなので、
あえて自分のために記しておくことだ。


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だからオムニバスシアターは絶対に二度とやりません。 / あるまじろ ( 2014-12-17 02:52 )

2014-12-14 終りの宴

今日は反省会の後に第26回公演の打ち上げなのか、
忘年会なのか、クリスマス会なのか、
とにかくそんな感じの何でもありの会でした。

武蔵浦和の欧風レストランの二階を借り切って。
まずは乾杯、そしてスピーチ。
プレゼントの交換。

皆で大騒ぎしてそれぞれのプレゼントに胸を躍らせ、
それで終り。

あっという間だけど宴とはそういうもの。
一つの区切りというだけだ。
これでおしまい。
一つの芝居はこれで終り、劇団の一年も終わる。
そしてまた新しい一年が始まるのだ。

寄せては返す波のように繰り返される一時の夢だ。
それでも僕らは楽しい夢を見る。
見続けられることの幸せをかみしめて。

振り返れば、そういう祈りのようなひとときが、
いつまでも続かないからこそ、
僕らはまた次を目指すのだと思う。


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2014-12-13 冬の日々

前日、仕事の関係で忘年会があり、
和やかで騒々しい感じで飲んだ。
人がそこにいて、一区切りをつける。
それはそれだけのことだけど、
まあ、あってもいいことだと思う。

翌日、久しぶりに時間があったので、
家の中を一通り掃除する。

気持ちが好い。
冬の休みの日の午前中とは、
こういう風に過ごすべきだと思う。

次の台本に少し目を通して、
澄み渡った冬の空気を部屋に入れる。

柔らかな日差しは優しい。


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2014-12-11 玄冬記

午前中からとある仕事に掛かりきり。
結局夕方近くになって決着。
結局、一人でやったよ。その仕事。
援護がない仕事ってやだよね。
結局、まあ形になって良かった。

また同時に幾つかの仕事をこなし、
あっという間に午後。

エリザベスとティファニーと英語で喋り、
それだけでもちょっと楽しい。
最近、普通に英語で雑談できるようになってきた。
学生時代はあんなに英語、嫌いだったのに。
(まあ、それはセ●マのせいだけどね。)

何本かのメールをやり取りしながら、
会議を一つこなしてそのまま次の現場へ。
芝居に戻ったのは午後五時過ぎ。

そこから一時間、殺陣を幾つかつけて終了。

昨日の夜にパーティ用に買ったプレゼント。
千円というリミットの中でどれだけイイものを用意するか?
いやいや、今回はかなり自分自身満足。
イイと思います。
楽しみにしてて欲しいな。

今日、次のプロジェクトのためにシェイクスピアを読み始める。
これをやるのはなかなか大変かもね。
でも、面白そう。
よし、これで行こう。

なんでこんなに僕だけ忙しいのかな・・・あれ・・ひょっとして・・
妖怪のせいかも!!


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2014-12-09 気がついたら冬になってた

二つの大きな舞台が終わって、
その後処理・後片付けで忙しい。

荷物の片付けは本番後にだいたい終えたものの、
来て頂いた方へのご挨拶や会計処理。
台本の後直し、反省点のまとめなど、
色々やることはある。

それはそれで、今日からはまた次の芝居が始まった。
次の本番はもう19日後に迫っている。

今日は場面稽古で30ページくらいまで進んだ。
隠れて稽古していた者も居たようだ。
ブランクがあまり無い役者も居た。
ここから三週間はこの本では演出だ。

一方で1月から始まる、
シェイクスピア・プロジェクトの台本の潤色も始めなければならない。
幾つかの翻訳を比較しながらオリジナルの表現を探っていく。
面倒くさいけど楽しい、
楽しいけれど大変な作業だ。
しかし、これはシェイクスピアを知る一番の近道だと思う。
一つ一つの言葉や文章を自分の表現と比較していく。
時空を超えて作家同士が語らっているように対峙する。

さて、次々と訪れる芝居への誘ない。
留まることは誰も望んでいない。
きちんとすべきことをして、先へ進むべきだと思う。

いつの間にか冬が来た。
肌を刺すような寒気はむしろ喜ばしい。
この季節は僕の季節だ。
寒さの中でだけ感じることのできる温もりがある。
いつも、冷たく澄んだ空気だけが懐かしい記憶を呼び起こす。

さようなら、はまだ言うときではない。


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2014-12-08 台本の執筆について

僕が台本を自分で書くようになったのは、
ちょうど25歳の時でそれはそれは拙いものでした。
今の僕なら分かるのですが素人が書きそうな「山無し落ち無し」。
それを読んでもらったヤナギタ氏に、
「演劇的に収斂するかどうか」と言われた。

それから、習作で5本ほど書いても作品してはまとまらなかった。
その後、UKに移って毎月1本書くようになり、
かれこれ30本ほど書いて、
やっと三年目に埼玉県の創作脚本賞を取った。

その後も劇団ぴゅあと学生たちに書き下ろし続け、
学生との競作も含めて常に毎年4〜5本書き続けた。
この際に大切なのは、台本はただ書くだけで無く、
きちんと舞台化して芝居として上演することが大事なのだ。

演出も同じだと思う。
何本実際に演出して、何本舞台化したか。
それが問題なのだ。

それで見えてくるものがある。
頭の中だけでイメージして書くだけでは絶対に芝居の台本は書けない。
自分で書いたものがどう舞台化するか、
実際に試してみないと、どこが舞台化するのに不都合があるか分からない。
僕の場合は台本を執筆して舞台化したものがそれからさらに80本ほど。

何年か前にレインボウのサイトウさんから褒められ、
ようやくここのところ、アンケートでも脚本・演出を褒められるようになった。
本当に有り難いことである。

台本は今まで書いたものが舞台化された経験が必要だ。
だから思いつきで経験がない者が書いた台本は、
いかに着想が優れていたとしても舞台化の中での破綻がある。
それは完成された良い台本とは言えない。
まあ、もちろん僕だって全く完成されていないけれど。

僕が美しいと思う台本はマキノノゾミ氏の幾つかの台本だ。
気づいている方には分かると思うが、
『青いドレスの女』にはマキノ氏へのオマージュがある。
しかしマキノ氏の台本は台本として読んでも面白くない。
それが舞台化された時に光り輝くのだ。

台本は小説とは違う。
小説に必要な描写は台本に必要ない場合が多い。
台本に必要なイメージが小説ではいちいち書かない場合が多い。
簡単に言うとその加減を意識出来るまで、
台本執筆に慣れていくことが大切なのだと思う。

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2014-12-07 千秋楽

今日はいよいよ千秋楽、『青いドレスの女』も千秋楽。
11:00の回、15:00の回二つの上演を無事に終えました。

三公演で246名の観客動員でした。
ご来場頂いた皆様、心より感謝いたします。
『青いドレスの女』、楽しんで頂けたでしょうか?

アンケートの結果もおおむね大絶賛でした。
一人一人の役者も皆、褒められてとても嬉しいことです。
皆さん、今回の大道具に着目された方が多かったようです。
終戦直後の東京・銀座のバーのセットはかなり、
中学生の演劇部の皆さんの注目を集めたようです。
小道具、衣装、メイク、脚本も演出も褒められてそれも嬉しかったです。


僕は主宰として皆さんが劇団ぴゅあを愛してくれてるなあ、
と感じてる時がとても幸せです。

一人一人のキャスト・スタッフが力を合わせて半年以上も掛けて、
やっとこの日を迎えた千秋楽。
完璧では無かったかもしれませんが、
僕たちはこの日を迎えるために本当に多くの準備をして来ました。
それを沢山のお客様に観て頂いて、
本当に救われた気分です。

彩の国さいたま芸術劇場のスタッフの皆さんも、
親切にいろいろ教えて頂き、助かりました。

さいたま市民文化祭参加事業としての位置づけもあり、
より気合いが入りました。

多くの人が関わって出来上がっている劇団です。
それだけこの芝居には想いも詰まっているのです。

十五年、無料公演にこだわり、
地域に演劇という文化を根付かせる為に芝居を続けてきました。

今回は「観劇は初めて」という中学生に多数ご来場頂き、
下は一ケタから70代まで幅広いお客様に恵まれ、
劇団としての意義という見地からもとても満足するものでした。

僕は個人的には「二週連続異なる芝居に出演」という経験が出来、
また僕の役者人生に新たな足跡を残せたと思います。
さて、僕自身は次は12/27・28の芝居の演出という仕事が残っています。
これで2014年芝居納め。

来年は劇団ぴゅあは1月にシェイクスピア・プロジェクト始動。
他劇団への客演も予定されています。

まだまだ歩みを止める訳にはいきません。
とりあえずこの芝居とは、さようならの時です。
自分が向き合ってきた役に別れを告げる時が来ました。
僕の場合はさようなら、ヤナギです。
ヤナギ、ありがとう。
天才詐欺師でありながら繊細で傷つきやすい心を持つ男。
さようなら、この半年、楽しかったぜ。

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