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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2014-12-11 玄冬記
2014-12-09 気がついたら冬になってた
2014-12-08 台本の執筆について
2014-12-07 千秋楽
2014-12-04 劇場入り前日
2014-12-02 届かない いつも
2014-12-01 とりあえず次へ進む
2014-11-30 最後の全体稽古
2014-11-29 本番そのまま稽古
2014-11-28 明日が本番 〜光脈〜輝く時を心の中に


2014-12-11 玄冬記

午前中からとある仕事に掛かりきり。
結局夕方近くになって決着。
結局、一人でやったよ。その仕事。
援護がない仕事ってやだよね。
結局、まあ形になって良かった。

また同時に幾つかの仕事をこなし、
あっという間に午後。

エリザベスとティファニーと英語で喋り、
それだけでもちょっと楽しい。
最近、普通に英語で雑談できるようになってきた。
学生時代はあんなに英語、嫌いだったのに。
(まあ、それはセ●マのせいだけどね。)

何本かのメールをやり取りしながら、
会議を一つこなしてそのまま次の現場へ。
芝居に戻ったのは午後五時過ぎ。

そこから一時間、殺陣を幾つかつけて終了。

昨日の夜にパーティ用に買ったプレゼント。
千円というリミットの中でどれだけイイものを用意するか?
いやいや、今回はかなり自分自身満足。
イイと思います。
楽しみにしてて欲しいな。

今日、次のプロジェクトのためにシェイクスピアを読み始める。
これをやるのはなかなか大変かもね。
でも、面白そう。
よし、これで行こう。

なんでこんなに僕だけ忙しいのかな・・・あれ・・ひょっとして・・
妖怪のせいかも!!


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2014-12-09 気がついたら冬になってた

二つの大きな舞台が終わって、
その後処理・後片付けで忙しい。

荷物の片付けは本番後にだいたい終えたものの、
来て頂いた方へのご挨拶や会計処理。
台本の後直し、反省点のまとめなど、
色々やることはある。

それはそれで、今日からはまた次の芝居が始まった。
次の本番はもう19日後に迫っている。

今日は場面稽古で30ページくらいまで進んだ。
隠れて稽古していた者も居たようだ。
ブランクがあまり無い役者も居た。
ここから三週間はこの本では演出だ。

一方で1月から始まる、
シェイクスピア・プロジェクトの台本の潤色も始めなければならない。
幾つかの翻訳を比較しながらオリジナルの表現を探っていく。
面倒くさいけど楽しい、
楽しいけれど大変な作業だ。
しかし、これはシェイクスピアを知る一番の近道だと思う。
一つ一つの言葉や文章を自分の表現と比較していく。
時空を超えて作家同士が語らっているように対峙する。

さて、次々と訪れる芝居への誘ない。
留まることは誰も望んでいない。
きちんとすべきことをして、先へ進むべきだと思う。

いつの間にか冬が来た。
肌を刺すような寒気はむしろ喜ばしい。
この季節は僕の季節だ。
寒さの中でだけ感じることのできる温もりがある。
いつも、冷たく澄んだ空気だけが懐かしい記憶を呼び起こす。

さようなら、はまだ言うときではない。


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2014-12-08 台本の執筆について

僕が台本を自分で書くようになったのは、
ちょうど25歳の時でそれはそれは拙いものでした。
今の僕なら分かるのですが素人が書きそうな「山無し落ち無し」。
それを読んでもらったヤナギタ氏に、
「演劇的に収斂するかどうか」と言われた。

それから、習作で5本ほど書いても作品してはまとまらなかった。
その後、UKに移って毎月1本書くようになり、
かれこれ30本ほど書いて、
やっと三年目に埼玉県の創作脚本賞を取った。

その後も劇団ぴゅあと学生たちに書き下ろし続け、
学生との競作も含めて常に毎年4〜5本書き続けた。
この際に大切なのは、台本はただ書くだけで無く、
きちんと舞台化して芝居として上演することが大事なのだ。

演出も同じだと思う。
何本実際に演出して、何本舞台化したか。
それが問題なのだ。

それで見えてくるものがある。
頭の中だけでイメージして書くだけでは絶対に芝居の台本は書けない。
自分で書いたものがどう舞台化するか、
実際に試してみないと、どこが舞台化するのに不都合があるか分からない。
僕の場合は台本を執筆して舞台化したものがそれからさらに80本ほど。

何年か前にレインボウのサイトウさんから褒められ、
ようやくここのところ、アンケートでも脚本・演出を褒められるようになった。
本当に有り難いことである。

台本は今まで書いたものが舞台化された経験が必要だ。
だから思いつきで経験がない者が書いた台本は、
いかに着想が優れていたとしても舞台化の中での破綻がある。
それは完成された良い台本とは言えない。
まあ、もちろん僕だって全く完成されていないけれど。

僕が美しいと思う台本はマキノノゾミ氏の幾つかの台本だ。
気づいている方には分かると思うが、
『青いドレスの女』にはマキノ氏へのオマージュがある。
しかしマキノ氏の台本は台本として読んでも面白くない。
それが舞台化された時に光り輝くのだ。

台本は小説とは違う。
小説に必要な描写は台本に必要ない場合が多い。
台本に必要なイメージが小説ではいちいち書かない場合が多い。
簡単に言うとその加減を意識出来るまで、
台本執筆に慣れていくことが大切なのだと思う。

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2014-12-07 千秋楽

今日はいよいよ千秋楽、『青いドレスの女』も千秋楽。
11:00の回、15:00の回二つの上演を無事に終えました。

三公演で246名の観客動員でした。
ご来場頂いた皆様、心より感謝いたします。
『青いドレスの女』、楽しんで頂けたでしょうか?

アンケートの結果もおおむね大絶賛でした。
一人一人の役者も皆、褒められてとても嬉しいことです。
皆さん、今回の大道具に着目された方が多かったようです。
終戦直後の東京・銀座のバーのセットはかなり、
中学生の演劇部の皆さんの注目を集めたようです。
小道具、衣装、メイク、脚本も演出も褒められてそれも嬉しかったです。


僕は主宰として皆さんが劇団ぴゅあを愛してくれてるなあ、
と感じてる時がとても幸せです。

一人一人のキャスト・スタッフが力を合わせて半年以上も掛けて、
やっとこの日を迎えた千秋楽。
完璧では無かったかもしれませんが、
僕たちはこの日を迎えるために本当に多くの準備をして来ました。
それを沢山のお客様に観て頂いて、
本当に救われた気分です。

彩の国さいたま芸術劇場のスタッフの皆さんも、
親切にいろいろ教えて頂き、助かりました。

さいたま市民文化祭参加事業としての位置づけもあり、
より気合いが入りました。

多くの人が関わって出来上がっている劇団です。
それだけこの芝居には想いも詰まっているのです。

十五年、無料公演にこだわり、
地域に演劇という文化を根付かせる為に芝居を続けてきました。

今回は「観劇は初めて」という中学生に多数ご来場頂き、
下は一ケタから70代まで幅広いお客様に恵まれ、
劇団としての意義という見地からもとても満足するものでした。

僕は個人的には「二週連続異なる芝居に出演」という経験が出来、
また僕の役者人生に新たな足跡を残せたと思います。
さて、僕自身は次は12/27・28の芝居の演出という仕事が残っています。
これで2014年芝居納め。

来年は劇団ぴゅあは1月にシェイクスピア・プロジェクト始動。
他劇団への客演も予定されています。

まだまだ歩みを止める訳にはいきません。
とりあえずこの芝居とは、さようならの時です。
自分が向き合ってきた役に別れを告げる時が来ました。
僕の場合はさようなら、ヤナギです。
ヤナギ、ありがとう。
天才詐欺師でありながら繊細で傷つきやすい心を持つ男。
さようなら、この半年、楽しかったぜ。

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2014-12-04 劇場入り前日

水曜日、今年最後の稽古が終わった。

まだまだやりたいことは多いが、
それもいつものことだ。

タケとみかんには伝えたいことを伝えた。

今日は仕事の片付けなきゃいけないことを、
全て片付けて、とりあえず予定通りだ。

明日は大変な1日になる。
そして明日が始まったら、
きっとあっという間に、本番になだれ込んで行くだろう。

さあ、いよいよここまで来たから。
気合い入れていこう。

後はやるしかない。
今の仲間を信じて。


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2014-12-02 届かない いつも

僕がずっと好きだったこの季節は、
きっと誰かがプレゼントを用意してくれているような時間だったから。

そんな誰かはずっと同じ人じゃなくて、
ずっと何かをしてくれていた母も亡くなり、
僕自身も、もう何かを欲しいとかあんまり思わなくなり、
巡り来る季節にも大きな感慨を抱かなくなった。

人と共に何かをする、ということは、
一体なんなのだろう。

もうずっと忘れていたような寒さが頬を刺す時、
ああ、こんな寒さだったなと思う。

たった一人で知らない街で歩き出した二十代前半も、
この想いだけが真実だと信じ込んでいた夜も、
母の不治の病を知らされたときも、
こんな寒さが僕を包んで、
それでも何か光のようなものを胸に抱き歩き続けた。
歩き続けるしかなかったから。

誰でもそうするしかない。
それは大切な事なんだと、
振り返ると誰もが、そう僕に告げていた気がする。
それが僕を支えていたんだと、
実は昔は気がつかなかったな。

それが今となっては嫌になるんだ。


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2014-12-01 とりあえず次へ進む

今日は稽古はありませんが僕は劇団の仕事をしました。
まずは先日作ったタイムスケジュールなど資料の訂正。

そして劇場にアポを取って打ち合わせの約束をする。
そこからが大変。
定時までに仕事を片付け、週末に備える。

と、その前に「光脈」のセリフを手伝ってくれた人と話す機会があり、
「ありがとう」を言った。
あの稽古でつかむものがあったので。
いや、本当にありがとう。

その後、職場を定時で抜け、劇場へ。

非常灯消灯願い、ポスターサービス依頼、避難誘導計画作成、
置きチラシの依頼、公演に必要な書類の提出と追加事項の確認、
仕込みの日と本番の日の駐車券の手配と確認、後はお金のこと幾つか。
一通り終わったら一時間くらい経ってた。

その後帰宅してメシ食ってたら、照明のうっちゃんから電話。
そー言えば、うっちゃんに台本、渡してなかった。
その後、うっちゃんがうちに来て照明の機材準備などの打ち合わせ。
さらにその後、ファミレスで少し話をして打ち合わせ終了。

着実に本番が近づいている。
すべきことを片付けていこうと思う。

遠くに波の音がする。
小野遠三郎の詩を思い出す。
荒涼たる風景の中に見いだす一片の光。
あの頃の僕は、今思えば何も持っていなかった。
何も為していなかったし、何も残してなかった。
でも表現はしていた。

もう後にも戻らないし、無駄な時間も過ごさない。
よし、次へ行こう。


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2014-11-30 最後の全体稽古

今日はまず5日の夕方に予定されている道具の搬出の準備をしました。
大道具・小道具・衣装・その他、本番に必要な荷造りをして、
忘れ物がないようにチェックします。
チェック役は今回の26回公演までに数々の舞台を共に乗り越えて来たティカさん。
それをみんなでサポートして無事、午前中には荷物の整理は終わりました。
やはり歴戦のベテラン、こういうときは頼りになります。

一方で周囲の仲間もチームワークは抜群。
思ったよりも早く仕事が終わりました。

午後は昨日の続きで音響選びと合わせ。
ニトベとみっきが出す音を聞き取り、
僕はすぐにその場できっかけを決め、役者のセリフと合わしていく。
決めた音をニトベがその場で編集、使えるように加工する。
まさに流れるように作業が進んでいきました。

それでも全て稽古を終えると、
何か少し気が抜けるような、さみしいような、
ここまでの稽古の様子を振り返りたい気持ちになりました。

稽古はあと平日の稽古、一回を残すのみ。
今回の公演までにはいつも以上にいろいろな事があり、
ここまで来たことにもそれなりの感慨があった。

この公演が初舞台の二人、久しぶりの舞台の人にも、
それなりの気持ちの高揚があるだろう。

さあ、残りわずかだけど、もう少し先へ行こうと思う。
もっと自分の役を深く掴めるように出来るはずだ。
たくさんの芝居を手がけた2014の終りと共に、
この舞台を成功させる。

それだけが今、目指すべきものだ。


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2014-11-29 本番そのまま稽古

先月半ばから参加した劇団欅。
児童相談所の主催した『里親のつどい』での上演であるが、
今回の作品は1本の芝居としてもドラマ性の高いものであると感じていた。

平日午後十時過ぎまで稽古を続けて来た甲斐もあり、
セリフもスタッフもギリギリであったが、
なんとか間に合った感じだ。

今週も木曜夜は劇場に入って稽古。昨夜は仕込み。
今日は午前中から劇場に入ってゲネ。

お客さん、結構入っている。
セリフ、ゲネで出来なかったとこ、出来た。
ちょっとトンだとこもきちんと自分で戻った。
後半、自分の場面でお客さんを掴んだ実感があった。
そして後半の二つのポイントでじっくり演技することが出来た。
観客の反応が分かる。
手応えがあった。
舞台そのものを楽しめた。

芝居が終り、他の役者はお客さんに挨拶へ。
僕はさっとメイクを落とし、
演出のマツキ先生と看板のシミズさんにご挨拶をして、
楽屋を出る。

本番終わって劇場を出たら午前中降っていた雨が上がり、
美しい夕方だった。

そのまま自分の劇団の稽古場へ。
すでに稽古が開始されて二時間余りが経過している。

すぐ演出席に入り演出を始める。
今日は課題だった音響の決定。
次々と手際よく決めていくが、
それでも五時間余りで半分しか決まらない。
一曲ずつ演技に合わせて、曲を決めていく。
同時に曲に合わせて、演技を決めていく。

今日、ずっと稽古して来た一つの本番が終わったことなど、
最後の方は忘れてしまった。
もう次の本番が見えている。

さらに次へ。
立ち止まってはいられない。

それでも一定期間取り組んだ芝居が無事に終わったことは、
とても気分がすっきりするものだ。
そしてあの劇場を出たときの雨上がりの夕方の街は、
それに相応しい美しさだった。

ありがとうございました、今回も無事に1本終わりました。
楽しかったし、発見もあった。
また一つ先へ行けました。
一週間後の次の本番も頑張ります。
ではまた。


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浅田 雨さんへ。今回はとても重要な示唆を頂き、演技の上で大変に勉強になりました。お世話になりました。ありがとうございました。 / あるまじろ ( 2014-12-02 02:26 )
お疲れ様でした。いつもながら助けていただきありがとうございます。一緒に作り上げた舞台またひとつ宝物ができました。来週の舞台楽しみにお待ちしております。素敵でした!! / 浅田 雨 ( 2014-11-30 08:16 )

2014-11-28 明日が本番 〜光脈〜輝く時を心の中に

さて、明日はいよいよ劇団欅の本番。
今まで絡んでいない役者さんとの絡みもあり、
なかなか新鮮な稽古の日々だった。

セリフがなかなか入らず、
稽古も深夜に及び、ハードな稽古だった。

この本番の一週間後に自分の劇団の本番があり、
スノクロの演出も毎日二時間ぐらいやっていたので、
結果的に毎日、芝居に取り組んでいる日々だった。
振り返れば充実した楽しい毎日だった。

それも明日、一区切り。
本番直後にそのまま次の稽古場に入る予定。
本番後に稽古するなんて、それも初体験だ。

とにかく舞台に上がるチャンスをくれた皆さんに、
大きく感謝して、大きく息を吸ってから、
本番に向かおうと思う。

来週もあるので、
一つ一つ楽しんで行こうと思う。


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