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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2009-01-05 母とシネマを
2009-01-04 正月、多種雑感
2009-01-02 今年はあなたの勝ち
2009-01-01 元旦は晴れていた
2008-12-31 今年もお世話になりました。
2008-12-26 人間ドックと旅立ち
2008-12-25 クリスマスは。
2008-12-24 メリークリスマスイブ
2008-12-23 寒いから
2008-12-22 今年の誕生日の瞬間


2009-01-05 母とシネマを

正月の休みは昨日までであったが、
振替の休日があったので休みを取り、
珍しく母親と連れ立って映画を見に行った。
ネットで席を予約して行ったが、それほど人は居ない。
もう正月は終わったのだ。

観た演目は『K−20』、怪人二十面相の話である。
痛快な娯楽大作で観た後にすっきりした。
金城武は人の良い少し間の抜けた主人公を好演し、松たかこは魅力的だった。
せっかくこういうところに来たのだからポップコーンでも買おう、と言うと、
母はそんなの胃にもたれる、お茶はポットに入れてきたしリンゴを切ってきた、
と言った。
怪人二十面相のハラハラドキドキのスピード感のあるアクションシーンの中で、
母が切ってきたリンゴは不思議と美味かった。
なんとも変な感じのする余韻に浸りながらの映画鑑賞となった。
映画館を出た夜景が随分、美しかった。


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2009-01-04 正月、多種雑感

僕は「まあまあ」と訳知り顔にいなす物言いをする人間には頭に来る。
大抵こちらは真剣に議論をしているのに、
「まあまあ」と仲裁に入る者に限って、
それまでろくに自分の意見を言っていない。
それなら、互いの意は通ずとも罵り合っているその相手にこそ、
共感と言うものが生まれる余地はあるというものだ。

話は変わる。
自分の得意で勝負するだけのつまらない人にならない、
僕自身に言い聞かせたいいい言葉だ、と思った。

また話は変わる。
僕は人の面倒を見るときに、
自分の身内より縁の遠いものの方から懇意に面倒を見る癖がある。
僕の父がまさにそうだからまさに親父譲り、ということだろう。
本当は少しばかり、見た目の上で目立ったものなどより、
自分の身内がとても頑張っていたことを褒め忘れたと思ったので、
メールで褒めておいた。
そうしたら謙虚な返事が返ってきたのでますます気分が良くなった。

またまた話は変わる。
正月休みというのは今年は四日で終わるようだ。
明日からは、また仕事。
まあ仕事があるだけで幸せと呼ばねばならない御時世だ。
それにしても派遣切り、とは嫌な言葉である。
「人を切る」とは、斬り捨て御免ということか。
それでいて「国民の生活が第一」とは口から出た途端の嘘とはこの事である。
「簡単には政権は渡しませんよ」と政治家同士で言い合う言葉は、
聞いていて胸が悪くなった。

さて、最後に。
年賀状を年賀で返せないから、頂いた方に寒中見舞いを書いた。
遅ればせながら、こういうものをしっかりと書くと気分がすっきりするものだ。
葉書を読むと皆、好意の顕れだ。
有難いとしみじみ思う。

写真は、母の作ったおせち料理。


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2009-01-02 今年はあなたの勝ち

本当は二日は劇団の新年会があったので朝から餃子を作りまくった、
という一日だったのだけれど、それは劇団の稽古場日記に書いたので、
今日は一日にあったことをもう少し追加。

元旦の朝は少し朝寝坊をするが、起きるといつも母が雑煮を作っている。
そして起き抜けに早速一杯飲んで、挨拶をし、だらだらと雑煮を食うのだ。
今回は、うちの雑煮を食べた来客もあり、いつもよりもだらだらしたように思う。
その後、僕には珍しく街に出た。
参拝しようとした有名な神社は人でごった返し、入場制限をしていた。
こんなところで寒い間立たされて待つものか、と、あっさりあきらめて、
これまた僕には珍しく福袋を見にデパートに出かけた。
福袋を買うのは実に久しぶりだったので、あまり吟味もせず、
とりあえず服の入った良さ気なものを一つ購入した。
果たして得をしたのか、なんだか良く分からぬが、
なんとなく気分は良くなった。
酒が抜けていなかったのかも知れぬ。

いつも正月に行うハヤシ家での麻雀の都合を聞くために電話をすると、
今日が良い、というので慌てて駆けつけて、とりあえず麻雀をすることになった。
ハヤシは僕の高校時代の優秀なる同級生で、
そのヨガインストラクターをやっている弟と父親のアキラさんがメンツだ。
僕はこの相手の麻雀によって比較的この年の運勢を占う傾向がある。
だから毎年真剣だったし、今年もそのつもりだったのだが、
今年はここ数年、あまり勝ち目に乗らなかったアキラさんの圧勝に終わった。

例年、この家での麻雀に並々ならぬ闘志を燃やしてきた、というのは言い過ぎだが、
今年の僕はやや気が抜けていた。今にして思う。
まあ、すでに幸せだ、ということなのだろう。
アキラさんは実に数年来の勝利に喜んでいた。
その姿は微笑ましくて、なにか勝負に負けたものの悔しさが消えた気がした。

ハヤシの娘は今年で成人式を迎えるという。
その娘が母親のお腹の中に居た頃から知っていたから、
やはり光陰矢のごとし、というのはまんざら嘘でもあるまい。


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2009-01-01 元旦は晴れていた

かくて2009年の年は明けた。
喪にて新年を寿ぐ言葉は出せない。
しかし心は一つ改まって新たな気分となっている。

昨夜は両親とのんびりこたつで酒を飲みながら新年を迎えた。
弟夫婦も顔を見せていたが父と共に風邪を引いていてろくに酒も飲めない。
父も弟も酒が大好きだから可哀想だ。
その替わりといってはなんだが、
普段は酒など飲まない僕が彼らの替わりに紅白を肴にちびちび飲んだ。
紅白、この番組批判はあるが僕は好きだ。
「歌は年代ではないんだな」そう思った。
僕は小学生・中学生とかの若い頃から演歌がそれほど嫌いではなかったから、
演歌に抵抗はないし、今年流行りの歌にでもそれなりに耳慣れた部分もある。
ただ心に訴えるものと訴えないもののどちらかがあるだけだ。

母のこしらえたかき揚げの天麩羅と年越しそばを食べて、
新年の挨拶をひっそりとした。
今年もよろしく、それだけだ。

紅白も終わり、弟夫婦は僕に気を使いながら自宅へと戻り、
行く年来る年も終わり、僕は母と近くの小さな神社へと初詣に出た。
こんなところに神社があったか、という場所であったが参拝の人は意外に居た。
母の引いたおみくじは末吉であった。

新年一日、目が覚めると良く晴れた空だった。


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2008-12-31 今年もお世話になりました。

今年は昨年の暮れから新年に架けて、たくさんの親戚・知人の人が亡くなりました。
九十を過ぎた祖母が亡くなったことは、僕に多くのことを考えさせました。
人が人とつながって行くことの意味、人が人に残すこと。
若い頃、二十代には分からなかった死の意味、生の価値が僕を思考させた。
力を指向した若い時分に、足りなかったこと。
自分の心の中で欲しいものの真実の姿。
泣かないと思っていたのに出てきた涙の意味は?
他の多くの人の死がもたらした感情は、
一つ一つ、今の僕に大切なことを考えさせた。
もう一つ、死を迎えた人を見送る、残された人の言葉にも感銘を受けた。
それは僕自身が今後、どう生きるかの指針となるものばかりだった。

芝居、僕の書いたものが幾つも舞台化されて、
一つ一つが当たり前ではない感動を受け止めることが出来た。
そこには渾身の演技を表出する役者達が存在して、
高く高く上を目指す向上心、
上り詰めることだけを目指すその気持ちの強さが、
純粋にそれだけで心を捉えて離さなかった。
芝居がハネて言葉でも身体でも表せないような感情を、
泣くことだけとか、叫ぶことだけでしか表せない瞬間。
やめられない、何度味わっても。

意見は分かれるが、芝居にも勝ち負けがある部分もある。
少なくとも僕の中にはある。
それが一つの原動力になっているのだ。
今年は、花柳舞鶴先生について初めて日舞の舞台を踏んだ。
それは未熟で稽古不足で日舞と呼べるかどうかも怪しいものであった。
しかし僕はその稽古、その先にある師の視線を体験することで、
簡単には手に入れられないものを得た。
それこそ「負けられない情熱」というべきものだった。

人と出会うこと。
一回の舞台に賭ける気持ちというもの。
それは六月の舞台で相手役の方から感じ取らせて貰った。
負けられないようなライバルの存在に気づくこと。
それが夏の群馬で起きたこと。
競い合って届かなかった気持ちを次につなげること。
それが秋に僕と僕の役者達に自然と浮かんだ感情。
かつての不和もやがて自分の成長と共に解消することが出来ること。
それが十二月の舞台と年末から始まった稽古で心から納得できたこと。

少しずつ分かってくる。
少しずつ楽になっていく。
だからあきらめないで今と言う時を生きていく価値があるんだね。
今、分からないこともやがてそうだったのか、
と気づかせてくれる時が、向こうの方からやってくるのだ。

僕はあがく。
そうしているとそんな瞬間を感じ取れる気がする。
ずっと若いままでなんていたくない。
良い年齢の取り方をして、
知るべき事、見ておくべき事、やっておかなければならない事を、
ちゃんとやっていきたい。
ゆっくりと。


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みーさんへ。役者にとって、「会話が成立するということ」は受け取ってくれる人のチャンネルが開いていないと出来ないことです。あなたのように耳を傾けてくれる人がいるから、僕の言葉も生きてくるのでしょう。 / あるまじろ ( 2009-01-07 20:32 )
あなたの言葉にはいつも色と風を感じます。そのときによって色は違うのだけれど。そしていつもそれらがじんわり私にしみてくる。 ・・・気がしますw / みー ( 2009-01-05 22:24 )

2008-12-26 人間ドックと旅立ち

寒いですね・・・ということで、
びーばーと松ちゃんがまさに本番を迎えているだろう今日、
僕は人間ドックへ。
仕方ありません、もう半年以上も前に予約してしまったのですから。

検尿・検便×2(なんで2つも・・・)を提出し、
身長・体重・血液検査×6(なんで6つも・・・)・胸部および腹部X線・
視力・聴力・血圧・健康相談、そしてバリウムを飲んでのレントゲン。
ぐはー。
げっぷしないぜ。

ちなみに小栗旬くんもやった直腸検査は今回はパス。
前回好奇心のままにやって懲りたので。

でも帰ってからお腹痛くなっちゃった。。。(子供か。)

さて、いよいよ年末、年も押し詰まりましたが、
僕は明日からしばらく旅に出ます。
さがさないでね、くすくす。


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みーさんへ。そう言って頂いてとっても嬉しいです。今年もよろしくお願いいたします。 / あるまじろ ( 2009-01-02 01:18 )
雅さんへ。次回から直腸します、影響されやすいんでっ!! / あるまじろ ( 2009-01-02 01:17 )
いいなー、どこかへ旅行なんですね、クスクスw 私も明日は実家に帰ります、クスクスw(違) 今年は初めてお会いできてうれしかったです。来年も応援に行きますね!では。よいお年を♪ / みー ( 2008-12-31 00:29 )
今年もお世話になりました!直腸!!!やっておいた方が良いのでは?20代で大腸がんで亡くなった友人がいました。っていう私はかれこれ数年、人間ドッグに行ってないけど・・・。 / 雅(みやび) ( 2008-12-29 12:20 )

2008-12-25 クリスマスは。

お湯くんが来てくれました。
ワインとケーキ持参で。
だから鴨汁を作って待ってました。

でもワインちょっと飲んだら二人とも気絶。
気がついたら朝でした。


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2008-12-24 メリークリスマスイブ

今日はずっとずっと寒くて凍えてました。
帰宅してしばらくこたつ&ホットカーペットの中にうずくまってても、
30分くらい足がぽかぽかして来ませんでした。
寒かったですねえ。

思わず風邪の引きはじめを意識しました。
で、サラダ作って鶏の唐揚げを揚げました。
ポテトも一緒に揚げるとホクホクでした。
それでやっと少し身体が温まった気がしました。

寒いですねえ、僕の父はこんな寒い朝もへらブナを釣りに行くのです。
好きな事ってものはそんなものなのですね。
僕は子供の頃、一度だけ連れてってもらった事がありましたが、
難しい釣りなので釣ることも出来ず、すぐ飽きてしまいました。
朝早くて、寒くて、つまらなかったのを覚えています。
でも僕の父はそれが好きなのです。
釣りが終わった後にオゴっでくれた、
一杯のラーメンがとても美味しかった事の方が記憶に残っています。

僕の芝居だって似たようなものです。
寒くたって暑くたってやりました。
一つの芝居を作っているうちに季節が三つ進みましたから。
僕はこれが好きなのです。
僕はいつまでこの芝居を続けていけるのでしょう。
まあ、それは僕にだって分かりませんが。

今夜はクリスマスイブ。
お風呂にでも入って温まってベッドに潜り込もうと思います。


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2008-12-23 寒いから

傍にいて欲しいって思う。
寒い部屋の中で。

Happy birthday and Mary Christmas,
I enjoy it and to ask it.
Whose sake is the big cake? Of course it is ...


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みーさんへ。しみじみ。。。 / あるまじろ ( 2008-12-26 22:15 )
ホントよね、うん。しみじみ。。。 / みー ( 2008-12-25 01:08 )

2008-12-22 今年の誕生日の瞬間

子供の頃、この季節が好きだった。
12月のこの頃になると学校も休みになって、
もうすぐクリスマス、もうすぐお正月。
そしてその前に自分の誕生日。

プレゼント、蝋燭のともるイチゴのケーキ、クリスマスツリー、
母の作る唐揚げ、珍しく早く帰る父。

空気が澄んできて、
周囲があわただしく何かに向かっていく。
そんな雰囲気が好きだった理由だ。

今年の僕の誕生日の朝は良く晴れた冬の日。
ドイツの街から高校時代の後輩でデュッセルドルフに嫁いだひらめから、
真っ赤なクリスマスカードが届いていた。

昨日は劇団欅の忘年会で、
今年共演したたくさんの演劇馬鹿な人たちと一緒に、
いろんなことを話しながら、楽しいお酒を飲んだ。
みゆきさんは相変わらずで、星野さんにからかわれていたし、
新婚ほやほやと小島さんや井上さんもいらして、
なんかそれだけで幸せの空気が漂っていた。
アコーディオンの石塚さん、慌しく幹事をなさっていた阿久津さんもにこやか。
(なんと幹事長の青木さんは体調不良でおやすみ、お大事に。)
清水さんの隣に座り、僕の芝居をほめて頂けた。
お世話になった保坂くんにお礼を言い、
渕村さんと松木先生にご挨拶をした。
そんなことをしているうちに、深夜午前零時をまわり、
僕の誕生日になった。
でも何も言わなかったから周りの人は気づかなかったけれど。

僕の心にふとかすめるのは、こんなふうに年を重ねていくことが、
僕の幸せなのだな、ということ。
そのときの、その人たちとその場の空気や、僕自身の気持ちだって、
ふわふわしてて、どんなふうにでも変わってしまうだろう。
だから「じゃあ皆さん、良いお年を」って言って自転車を漕ぎ出した僕に、
手を振ってくれた人々の姿を僕はけして忘れないし、
幸せだなって思えた瞬間を記憶しておくのだと思う。

ありがとう、これだけが言葉にできること。


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ナタリーさんへ。ありがとうございました、楽しい楽しいひとときでした。今更ですけど、みんな芝居、好きですねえ。 / あるまじろ ( 2008-12-23 23:02 )
やあだぁ!!言ってくださいな皆でお祝いしたのにぃ〜☆天皇様と同じなんて何ておめでたい方でしょう。この一年も演劇ばかに貴方の力が発揮できますように。おめでとうございます♪ / ナタリー ( 2008-12-23 22:24 )

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