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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2009-01-02 今年はあなたの勝ち
2009-01-01 元旦は晴れていた
2008-12-31 今年もお世話になりました。
2008-12-26 人間ドックと旅立ち
2008-12-25 クリスマスは。
2008-12-24 メリークリスマスイブ
2008-12-23 寒いから
2008-12-22 今年の誕生日の瞬間
2008-12-21 じゃあね
2008-12-19 日常の中の足跡


2009-01-02 今年はあなたの勝ち

本当は二日は劇団の新年会があったので朝から餃子を作りまくった、
という一日だったのだけれど、それは劇団の稽古場日記に書いたので、
今日は一日にあったことをもう少し追加。

元旦の朝は少し朝寝坊をするが、起きるといつも母が雑煮を作っている。
そして起き抜けに早速一杯飲んで、挨拶をし、だらだらと雑煮を食うのだ。
今回は、うちの雑煮を食べた来客もあり、いつもよりもだらだらしたように思う。
その後、僕には珍しく街に出た。
参拝しようとした有名な神社は人でごった返し、入場制限をしていた。
こんなところで寒い間立たされて待つものか、と、あっさりあきらめて、
これまた僕には珍しく福袋を見にデパートに出かけた。
福袋を買うのは実に久しぶりだったので、あまり吟味もせず、
とりあえず服の入った良さ気なものを一つ購入した。
果たして得をしたのか、なんだか良く分からぬが、
なんとなく気分は良くなった。
酒が抜けていなかったのかも知れぬ。

いつも正月に行うハヤシ家での麻雀の都合を聞くために電話をすると、
今日が良い、というので慌てて駆けつけて、とりあえず麻雀をすることになった。
ハヤシは僕の高校時代の優秀なる同級生で、
そのヨガインストラクターをやっている弟と父親のアキラさんがメンツだ。
僕はこの相手の麻雀によって比較的この年の運勢を占う傾向がある。
だから毎年真剣だったし、今年もそのつもりだったのだが、
今年はここ数年、あまり勝ち目に乗らなかったアキラさんの圧勝に終わった。

例年、この家での麻雀に並々ならぬ闘志を燃やしてきた、というのは言い過ぎだが、
今年の僕はやや気が抜けていた。今にして思う。
まあ、すでに幸せだ、ということなのだろう。
アキラさんは実に数年来の勝利に喜んでいた。
その姿は微笑ましくて、なにか勝負に負けたものの悔しさが消えた気がした。

ハヤシの娘は今年で成人式を迎えるという。
その娘が母親のお腹の中に居た頃から知っていたから、
やはり光陰矢のごとし、というのはまんざら嘘でもあるまい。


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2009-01-01 元旦は晴れていた

かくて2009年の年は明けた。
喪にて新年を寿ぐ言葉は出せない。
しかし心は一つ改まって新たな気分となっている。

昨夜は両親とのんびりこたつで酒を飲みながら新年を迎えた。
弟夫婦も顔を見せていたが父と共に風邪を引いていてろくに酒も飲めない。
父も弟も酒が大好きだから可哀想だ。
その替わりといってはなんだが、
普段は酒など飲まない僕が彼らの替わりに紅白を肴にちびちび飲んだ。
紅白、この番組批判はあるが僕は好きだ。
「歌は年代ではないんだな」そう思った。
僕は小学生・中学生とかの若い頃から演歌がそれほど嫌いではなかったから、
演歌に抵抗はないし、今年流行りの歌にでもそれなりに耳慣れた部分もある。
ただ心に訴えるものと訴えないもののどちらかがあるだけだ。

母のこしらえたかき揚げの天麩羅と年越しそばを食べて、
新年の挨拶をひっそりとした。
今年もよろしく、それだけだ。

紅白も終わり、弟夫婦は僕に気を使いながら自宅へと戻り、
行く年来る年も終わり、僕は母と近くの小さな神社へと初詣に出た。
こんなところに神社があったか、という場所であったが参拝の人は意外に居た。
母の引いたおみくじは末吉であった。

新年一日、目が覚めると良く晴れた空だった。


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2008-12-31 今年もお世話になりました。

今年は昨年の暮れから新年に架けて、たくさんの親戚・知人の人が亡くなりました。
九十を過ぎた祖母が亡くなったことは、僕に多くのことを考えさせました。
人が人とつながって行くことの意味、人が人に残すこと。
若い頃、二十代には分からなかった死の意味、生の価値が僕を思考させた。
力を指向した若い時分に、足りなかったこと。
自分の心の中で欲しいものの真実の姿。
泣かないと思っていたのに出てきた涙の意味は?
他の多くの人の死がもたらした感情は、
一つ一つ、今の僕に大切なことを考えさせた。
もう一つ、死を迎えた人を見送る、残された人の言葉にも感銘を受けた。
それは僕自身が今後、どう生きるかの指針となるものばかりだった。

芝居、僕の書いたものが幾つも舞台化されて、
一つ一つが当たり前ではない感動を受け止めることが出来た。
そこには渾身の演技を表出する役者達が存在して、
高く高く上を目指す向上心、
上り詰めることだけを目指すその気持ちの強さが、
純粋にそれだけで心を捉えて離さなかった。
芝居がハネて言葉でも身体でも表せないような感情を、
泣くことだけとか、叫ぶことだけでしか表せない瞬間。
やめられない、何度味わっても。

意見は分かれるが、芝居にも勝ち負けがある部分もある。
少なくとも僕の中にはある。
それが一つの原動力になっているのだ。
今年は、花柳舞鶴先生について初めて日舞の舞台を踏んだ。
それは未熟で稽古不足で日舞と呼べるかどうかも怪しいものであった。
しかし僕はその稽古、その先にある師の視線を体験することで、
簡単には手に入れられないものを得た。
それこそ「負けられない情熱」というべきものだった。

人と出会うこと。
一回の舞台に賭ける気持ちというもの。
それは六月の舞台で相手役の方から感じ取らせて貰った。
負けられないようなライバルの存在に気づくこと。
それが夏の群馬で起きたこと。
競い合って届かなかった気持ちを次につなげること。
それが秋に僕と僕の役者達に自然と浮かんだ感情。
かつての不和もやがて自分の成長と共に解消することが出来ること。
それが十二月の舞台と年末から始まった稽古で心から納得できたこと。

少しずつ分かってくる。
少しずつ楽になっていく。
だからあきらめないで今と言う時を生きていく価値があるんだね。
今、分からないこともやがてそうだったのか、
と気づかせてくれる時が、向こうの方からやってくるのだ。

僕はあがく。
そうしているとそんな瞬間を感じ取れる気がする。
ずっと若いままでなんていたくない。
良い年齢の取り方をして、
知るべき事、見ておくべき事、やっておかなければならない事を、
ちゃんとやっていきたい。
ゆっくりと。


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みーさんへ。役者にとって、「会話が成立するということ」は受け取ってくれる人のチャンネルが開いていないと出来ないことです。あなたのように耳を傾けてくれる人がいるから、僕の言葉も生きてくるのでしょう。 / あるまじろ ( 2009-01-07 20:32 )
あなたの言葉にはいつも色と風を感じます。そのときによって色は違うのだけれど。そしていつもそれらがじんわり私にしみてくる。 ・・・気がしますw / みー ( 2009-01-05 22:24 )

2008-12-26 人間ドックと旅立ち

寒いですね・・・ということで、
びーばーと松ちゃんがまさに本番を迎えているだろう今日、
僕は人間ドックへ。
仕方ありません、もう半年以上も前に予約してしまったのですから。

検尿・検便×2(なんで2つも・・・)を提出し、
身長・体重・血液検査×6(なんで6つも・・・)・胸部および腹部X線・
視力・聴力・血圧・健康相談、そしてバリウムを飲んでのレントゲン。
ぐはー。
げっぷしないぜ。

ちなみに小栗旬くんもやった直腸検査は今回はパス。
前回好奇心のままにやって懲りたので。

でも帰ってからお腹痛くなっちゃった。。。(子供か。)

さて、いよいよ年末、年も押し詰まりましたが、
僕は明日からしばらく旅に出ます。
さがさないでね、くすくす。


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みーさんへ。そう言って頂いてとっても嬉しいです。今年もよろしくお願いいたします。 / あるまじろ ( 2009-01-02 01:18 )
雅さんへ。次回から直腸します、影響されやすいんでっ!! / あるまじろ ( 2009-01-02 01:17 )
いいなー、どこかへ旅行なんですね、クスクスw 私も明日は実家に帰ります、クスクスw(違) 今年は初めてお会いできてうれしかったです。来年も応援に行きますね!では。よいお年を♪ / みー ( 2008-12-31 00:29 )
今年もお世話になりました!直腸!!!やっておいた方が良いのでは?20代で大腸がんで亡くなった友人がいました。っていう私はかれこれ数年、人間ドッグに行ってないけど・・・。 / 雅(みやび) ( 2008-12-29 12:20 )

2008-12-25 クリスマスは。

お湯くんが来てくれました。
ワインとケーキ持参で。
だから鴨汁を作って待ってました。

でもワインちょっと飲んだら二人とも気絶。
気がついたら朝でした。


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2008-12-24 メリークリスマスイブ

今日はずっとずっと寒くて凍えてました。
帰宅してしばらくこたつ&ホットカーペットの中にうずくまってても、
30分くらい足がぽかぽかして来ませんでした。
寒かったですねえ。

思わず風邪の引きはじめを意識しました。
で、サラダ作って鶏の唐揚げを揚げました。
ポテトも一緒に揚げるとホクホクでした。
それでやっと少し身体が温まった気がしました。

寒いですねえ、僕の父はこんな寒い朝もへらブナを釣りに行くのです。
好きな事ってものはそんなものなのですね。
僕は子供の頃、一度だけ連れてってもらった事がありましたが、
難しい釣りなので釣ることも出来ず、すぐ飽きてしまいました。
朝早くて、寒くて、つまらなかったのを覚えています。
でも僕の父はそれが好きなのです。
釣りが終わった後にオゴっでくれた、
一杯のラーメンがとても美味しかった事の方が記憶に残っています。

僕の芝居だって似たようなものです。
寒くたって暑くたってやりました。
一つの芝居を作っているうちに季節が三つ進みましたから。
僕はこれが好きなのです。
僕はいつまでこの芝居を続けていけるのでしょう。
まあ、それは僕にだって分かりませんが。

今夜はクリスマスイブ。
お風呂にでも入って温まってベッドに潜り込もうと思います。


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2008-12-23 寒いから

傍にいて欲しいって思う。
寒い部屋の中で。

Happy birthday and Mary Christmas,
I enjoy it and to ask it.
Whose sake is the big cake? Of course it is ...


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みーさんへ。しみじみ。。。 / あるまじろ ( 2008-12-26 22:15 )
ホントよね、うん。しみじみ。。。 / みー ( 2008-12-25 01:08 )

2008-12-22 今年の誕生日の瞬間

子供の頃、この季節が好きだった。
12月のこの頃になると学校も休みになって、
もうすぐクリスマス、もうすぐお正月。
そしてその前に自分の誕生日。

プレゼント、蝋燭のともるイチゴのケーキ、クリスマスツリー、
母の作る唐揚げ、珍しく早く帰る父。

空気が澄んできて、
周囲があわただしく何かに向かっていく。
そんな雰囲気が好きだった理由だ。

今年の僕の誕生日の朝は良く晴れた冬の日。
ドイツの街から高校時代の後輩でデュッセルドルフに嫁いだひらめから、
真っ赤なクリスマスカードが届いていた。

昨日は劇団欅の忘年会で、
今年共演したたくさんの演劇馬鹿な人たちと一緒に、
いろんなことを話しながら、楽しいお酒を飲んだ。
みゆきさんは相変わらずで、星野さんにからかわれていたし、
新婚ほやほやと小島さんや井上さんもいらして、
なんかそれだけで幸せの空気が漂っていた。
アコーディオンの石塚さん、慌しく幹事をなさっていた阿久津さんもにこやか。
(なんと幹事長の青木さんは体調不良でおやすみ、お大事に。)
清水さんの隣に座り、僕の芝居をほめて頂けた。
お世話になった保坂くんにお礼を言い、
渕村さんと松木先生にご挨拶をした。
そんなことをしているうちに、深夜午前零時をまわり、
僕の誕生日になった。
でも何も言わなかったから周りの人は気づかなかったけれど。

僕の心にふとかすめるのは、こんなふうに年を重ねていくことが、
僕の幸せなのだな、ということ。
そのときの、その人たちとその場の空気や、僕自身の気持ちだって、
ふわふわしてて、どんなふうにでも変わってしまうだろう。
だから「じゃあ皆さん、良いお年を」って言って自転車を漕ぎ出した僕に、
手を振ってくれた人々の姿を僕はけして忘れないし、
幸せだなって思えた瞬間を記憶しておくのだと思う。

ありがとう、これだけが言葉にできること。


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ナタリーさんへ。ありがとうございました、楽しい楽しいひとときでした。今更ですけど、みんな芝居、好きですねえ。 / あるまじろ ( 2008-12-23 23:02 )
やあだぁ!!言ってくださいな皆でお祝いしたのにぃ〜☆天皇様と同じなんて何ておめでたい方でしょう。この一年も演劇ばかに貴方の力が発揮できますように。おめでとうございます♪ / ナタリー ( 2008-12-23 22:24 )

2008-12-21 じゃあね

かくて栄光の2008年も終わりに近づいた。
1月の『sentimental oeange』作・演出。(みんな涙で握手。)
3月の『月空の果て』作・演出・準主役。(ゆやまんの熱演。)
4月の『Silent Moon,Singing Sun』作・演出。(エノモト最後の舞台)
6月の『ジプシー』主役。(すんげー長ゼリフ。イノウエさん独身最後の舞台。)
9月・11月の『僕の自由、彼女の幸福』半分作・演出。(来年4月千葉で再演決定。)
10月・12月の『Snow Chronicle〜 スノウ クロニクル 〜』作・演出。
(お陰様で大好評のうちに終演。)
そして今日12月の『じゃあね。』半分作・演出。
(こちらも大好評。)

今年も作ったな、出演した7本どれも不思議とうまくいった気がする。
どの舞台にも忘れられない想い出がある。
それ以外にもダンスとか殺陣のワークショップとか全国大会講評委員引率とか、
今年も芝居ばっか、やってた。

特に自分が書いた作品はどれも好評だった。
嬉しいことに。

ある場所、ある人に、かなりのトゲのある調子で、
「あなたにとっての面白い芝居ってなんですか?」
と尋ねられたことがある。

そんなこと俺に分かるわけナイじゃないか。
でも観てくれたお客さんが「面白い」って言ってくれたんだ。
それで充分なんだ。

作る人はみんな、自分で面白い作品と思う作品を作ってる。
それがお客さんが面白いと思うかは別だけど。
自分の芝居が面白いか、それが大事だ。
自分の面白さを人に当てはめようっしたって、押しつけたって、意味無いじゃん。
人が面白いと思って作ってるってことには、信念がある。
自分の言ってることには信念があるってこと分かってるのに、
どうして人にも信念があるってことを認められないのか。
だからそんなこと聞く事自体、意味無いんだと思う。

僕が今考えてることは、どうすればもっとたくさんの人に、
観てもらえるかってこと。
面白いって噂だけど。
観てくれると嬉しいんですけど。
観てくれて面白くなかったら、
その時はまた、
必死にもっと面白いと思うもの、作るさ。


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みーさんへ。ありがとうございます。来年はぜひあなたの舞台を拝見しに行きますので宜しくお願いいたします。 / あるまじろ ( 2008-12-23 09:59 )
ゆーこさんへ。ありがとう、来年もまた一緒に感動を作ってください。 / あるまじろ ( 2008-12-23 09:58 )
お誕生日ですよね?おめでとうございます!とても充実した年だったようですねw 来年もいい年に☆ / みー ( 2008-12-23 00:56 )
振り返るとすごい一年ですね…おつかれさまです。先日のクリスマス公演すごく良かったです!思いっきり笑ったのに最後はしっかり泣いちゃいました(笑) / ゆーこ ( 2008-12-22 15:55 )

2008-12-19 日常の中の足跡

今週はなかなかバタバタしてた。
仕事自体も年末の追い込みで、慌ただしかったのだが、
新年明けて早々行う演劇ワークショップの準備したり、
中学生から「一生懸命何かに打ち込んでる人」というインタビューを受けたり、
芝浦工大の大学生さん達に殺陣を教えたり。

その中でも今週末に本番が行われる芝居の演出するのと、
音響などの準備がけっこう大変でした。
映像はみっきに作ってもらったので助かった。
芝居は短期間で作ったにせよ、役者も意気込みがあるので、
まあまあなものに仕上がっていると思う。
今年最後のY・H作品だ。

そう言えば、今週、千葉の高校の先生から、
創作に僕の絡んだ作品を「上演したい」って有り難い申し出を頂いた。
とても嬉しいことです。

あと、今週末はもう一本、2月に公演される別の芝居の年内最終稽古がある。
自分の劇団の3月公演の台本も仕上げなくちゃいけない。
さて、来年に悔いを残さないように、
しっかり一つ一つこなしていこうと思う。

足跡はまたあとで振り返ることになるだろうが。
今は前だけ向いていこう。

先頭 表紙

みーさんへ。著作権引っかかるかな?いや引っかからないから。 / あるまじろ ( 2008-12-21 23:36 )
3月のポニョ(笑)楽しみにしてまーす♪ / みー ( 2008-12-21 21:52 )
みっきさんへ。お陰様で水準とは別次元の作品を上演することができました。こんな芝居をクリスマス公演に掛けたのは初めてです。素晴らしい役者とスタッフです。 / あるまじろ ( 2008-12-21 21:51 )
元々短いのもあるのでしょうが、あっという間のお芝居でした。楽しく観させていただきました。少しですが、お役に立ててよかったです。 / みっき ( 2008-12-21 20:26 )

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