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「怠惰放蕩徒然日記」








この方を熱愛しているのは日本でも多分数名だろうなあ…
というわけでジェイソン・フレミング知名度向上草の根運動やってます。



ぐうたらな日常の中で思ったりやらかしてもーたことなんかを書いてます。
文章が変でも不快になっても、お願いだから怒らないでくださいませ。
映画の感想とか、こっちに書いてます。良かったらどうぞ。

あたしにとっての聖地であるさんを応援させていただいております

おまけ頁(自分以外の人が読んでもなんも面白くない、自己満足すぺーす)

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

1999-05-30 恐怖の婦人部会
1999-05-29 病院ってのは…
1999-05-28 100円ショップ
1999-05-25 怖かったこと
1999-05-24 馬鹿ばっかだ
1999-05-23 ガッツくん再び
1999-05-22 時間にルーズなヤツ
1999-05-22 続きです
1999-05-19 ガッツくん登場!!
1999-05-18 ほっといてくれ


1999-05-30 恐怖の婦人部会

私は社宅に住んでいる。
狭いけど家賃は安いし、会社は近いし、地元にあるし、とにかくいうことなしの環境だ。

ただし、恐怖は夏にやってくる。寮の隣の公園で行われる「盆踊り」である。
昔から「うるさいなぁ」とは思っていた。
延々3時間「オバQ音頭」「東京音頭」「板橋音頭」が鳴り響く。
レパートリーは非常に少ない。

一昨年、うちのダンナが階段長になった。階段長ってのは回覧板管理したりする、社宅の各階段の責任者で
ある。
その奥さん(つまり私)は自動的に蓮根婦人部会員になってしまった。
おかげで、私は傍迷惑な「盆踊り」の片棒を担ぐ羽目になってしまったのである。

婦人部会の会合ってのが物凄い。
なんでこんなくだらないことを延々議論するんだろうかって尊敬に近い、そして驚愕の状況。

「やぐらを組んでくださったりする青年部の方にカレーを出します」
「じゃ、具はなんにしますか?」
「隠し味は?」
・・これ以降、カレーについての議論が1時間続く。
最後には「頼む、お金あげるから家に帰してくれ」って泣きが入りそうになる。

何の因果か今年も旦那は階段長になり、嫁である私はまたしても婦人部会に出席する羽目になった。
「盆踊りを習う会」ってのがあるらしく、それに命をかけてるといっても過言ではない奥さんが
「蓮根一丁目の婦人部会員は誰もこなかったけど、どういうつもりなんでしょう」って告発があった。
・・平日の昼間なんて、こっちは仕事があるんだよ。

まぁ、とにかく、ヘタな拷問よりつらい、この婦人部会会合。
今年は秋祭りもあるらしく、秋にまたこの無意味な会合が繰り返されるのだ。たまらんなぁ。

ただ、今年の救いはここのHPのネタになるなぁってこと。
潜入ルポしていただきたいくらい、物凄い会合である。がっはっは・・誰か代わって。

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1999-05-29 病院ってのは…

私は椎間板ヘルニアを患っていて、ここ数年医者に通っている。
普段は薬を貰いに行くだけなんだけど、月に一度の診察は、気が狂いそうになる。

とにかく待たされるのだ。2時間くらいはいつものこと。

これだけ待って診察は
「そこのベッドに仰向けで寝てください・・まずまずですね。じゃ、いつもどおり薬を出しておきますね」
と所要時間3分。
まるで「としまえん」のシャトルループのようだ。待った割にはあっという間。

まぁ、先生は面白いし、ハンサムだし、いいけどね
(名前が家康という。親は何考えて・・・。まぁ、私の友人にも信長がいるからな。
苗字は小田・・洒落で名前をつけられたかな)。

総合病院の困った点として、会計がこれまた混んでて時間がかかる。1時間なんてザラである。
つまり診察の日は確実に3時間が無益に過ぎて行く。たまったもんじゃない。

薬を貰いに行くだけの日も結構厄介だ。泉ピン子に似た看護婦が馬鹿なのだ。
何度も「湿布はかぶれるからいらん」って言ってるし、カルテにもそうかいてあるはずなのに処方箋に湿布
を記入する。
いらないって言うと「あらそう。消しておくわね」って横線に訂正印を押す(これは正しい行動っすね)。

薬局に行く(ここがまたえらく待たされるんだよね)。で、処方箋を見せる。
・・ピン子!!湿布じゃなくて一番大事な鎮痛剤を抹消してどうする?!

殆ど毎回これが繰り返されるのだ。
整形外科の受付担当がピン子じゃなかった日は、それだけでその日のラッキーは半分使ったのも同然だ。

薬局も困りもの。何度行っても私の名前を間違える。いいかげん顔見知りになってるんだから覚えてよ。
私は「ナ●シ●」であって、「ナ●ジ●」ではない。
濁点の場所が違うって言うだけの、非常に絶妙な間違い方ではあるが。

「人の名前を間違えるのは物凄く失礼なことだからね」って、
例の豪快な「グロリアばばあ」の祖母に言われて育ってきた私は、ここの薬局は「なんなんだ、いったい」
って思えてしまう。
病院から一番近いから通ってるんだけどね。

とにかく病院通いは楽ではないのである。歯医者同様、予約制にならないもんかなぁ。

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1999-05-28 100円ショップ

100均には目がない私。志村坂上の2階建ての100円ショップに行った。ポテチ、漂白剤、台所洗剤、全部100円。

調子に乗ってしまい、帰りは大荷物。ピングーのクリームが大ヒット。可愛いし、実用的。


喉が乾いたからマックに寄った。「ジャンヌ」の話で盛り上がった。帰ったらダンナが「まっくぐ〜るめ〜♪」・・は?

マックの前を通りかかり、オイラとおじゃるを見かけたらしい。

「声、かけりゃいいじゃん」

「かけた」

「嘘だ〜」

「キミとおじゃるに心の声で必死に呼びかけた。無視された」・・おい!!


夕食は春巻(惣菜屋で買ったの)。「やっぱ心の声が聞こえてたんじゃん。無視したね」・・は?

なんか餃子がずっと食べたかったらしい(ここを見てください。やっぱり夫婦は似てくるのです)。

「奥さん、餃子にしてくれないかな」って心で叫んでいたらしい。「惜しかったなぁ」だそうです。


本人がなんか「ちょっと通じた」って喜んでいるので、「春巻にしたのは、惣菜コーナーにそれしか残っていなかったからだ」って

言えませんでした。

これ読んだ「ダンナを個人的に知っている人間」は、この件をダンナに極秘にするようにお願いいたします。



TRFのアルバム、やっと買った。凄く良い。もうご機嫌♪

DJ・KOO様の声はやっぱ最高にセクシーっす。「好きにして。犬と呼んで」状態。

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1999-05-25 怖かったこと

マジで怖かった。

今日、会社から歩いて帰ることにした。

見次公園を抜けたところで、地図を広げたチャリに乗ってる人に「すいません」って呼びとめられた。
「道がわかんないのかな」って思って「はい?」って返事をしたら、いきなり言われた。
片言の日本語で(日本人だと思ったのに)。

「あんた、デブでかっこ悪いね〜」・・・・は?

確かにそうだけど初対面の人間にそんなこと言われる筋合いはない。


頭にきて去ろうとしたら腕をつかまれた。
「いい薬、あるよ〜。すぐ痩せられる」
・・私は土壇場では徹底的に弱い。
蛇に睨まれた蛙のように固まってしまったのだ。

いかにも危ないタイプなら最初から近づかない。
この男は普通のどこにでもいる、人の良さそうなおじさんだったから、意外性で怖さが倍増した。

固まりまくり、頭の中はすでに暴走しすぎてオーバーヒート寸前。
声も出ない状況。
頭を駆け巡ったのは「もう駄目だ。殺されるかも」って考えだけ(今考えたら「まさかね」って思うけ
ど)。

この間、実際には数秒だったろうけど、私には物凄く長く感じた。

先日「天は助けてくれないだろう」って書いたのは訂正する。
神様はいるのだ、絶対。天はこんな奴を助けてくれたのだ。

その時、うちの祖母の声がしたのだ。
「アンタ、うちの孫になにやってんの?!」

ここで会えたのは奇跡に近い偶然だ。
現に歩いて帰ったときにここで祖母に会ったことはないんだから。
彼女はこの公園から徒歩10分以内のとこに住んでいるのに。

危ない男は祖母の一喝ですっとんで逃げた。
私は何年ぶりに道端で大声で泣いた。祖母に抱き着いて。

近くで釣りをしていたおじさん(あとで聞いたら祖母のボーイフレンドらしい)に
「アンタ、ちょっとこの子を見てて」と頼み、 祖母はいなくなってしまった。

20分後、公園の前の高速の下にRAV4が停車した。・・また車、変えたんか。

送ってもらって無事に到着。で、今、これを書いているんだけど。


うちの祖母は76にもなるのに現役で車は運転するし、腰は曲がってないし、
長距離も平気で歩くし、 TMRがお気に入りでライブにもガンガン行っている、とんでもない女だ。
間違いなく私より健康で頑丈だろう。豪快で豪放磊落で、土壇場に強い。

私は彼女を「グロリアみてぇなババア」(映画コーナーを参照してください)と呼んでいる。
暴君だった祖父が他界してから、思いっきり人生を楽しんでいる。

日頃の行いがいいから助かったなんて絶対思わない。
奇跡にちかい偶然だろう。

でも神様の存在を思いきり信じた。
かといって宗教系に走る気にはならないが。

まだビビってるので文章が支離滅裂で申訳ない。
こういうことまで暴露する私は、間違いなく露悪趣味なのかもしれない。

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1999-05-24 馬鹿ばっかだ

日曜によっくんにプチメール(放蕩日記IDO組)を打った。
「俺屍」が面白いよ、今度貸すねって内容。
すぐに返事が来た。「え?誰ですか?」
しまった、間違えた。番号が一番違いのとこにメールを送ってしまった。

よっくんにメール送りなおして、その後すっかり忘れていた。
マナーモードにしてたんで、夜、寝る前に見たらその人から「誰ですか?」って4通メールが入っていた。

いかん、気にしてるんだなって思って「友達と一番違いなので間違えました。すいません」って慌てて送っ
た。
きっとこれで安心してその見知らぬ人も眠れるだろう。

速攻で返事が来た。「失礼ですが、男?女?メール友達になりませんか?」・・はぁ?

オイラは確かにメール友達は多い。
でもいきなり知らない人とメール友達になる趣味はない。
ある程度の交流があって、それでメールのやりとりをするようになるのだ。

間違い電話かけてしまっただけの相手とメール友達になる気はないので、無視していた。
ところがこいつがえらくしつこい。
延々「プチメールやりとりする人が少ないんです。是非友達になってください」
・・やだよ。

今日も仕事中にメールが来てたらしい。携帯を見たら3件入ってた。
友人が「年齢言ったら?」って言うんで「んだね」ってことで返信をした。
「私は33の、いい年した主婦ですよ。やめておいたほうが無難だと思いますけど」・・また速攻でメール
がきた。
「俺、年上の女性って好きなんです」・・しまった〜!!

それ以後はまた、ひたすら無視している。
電話番号変えたくないし、やつが飽きるのを待つしかないようだ。
千葉の19歳の大学生、いったい何やってんだ。

・・たまらんなぁ。オイラの三銃士のメカたろーくん、しげちゃん、爆岡くん、なんかあったら守っておく
れ。頼んだよん。
この先どうなるかわかんないけど。最悪の場合、骨は拾って。

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1999-05-23 ガッツくん再び

★ガッツくんは信用できない男だ

先日、カラオケに行った。
例によってガッツくん企画段階で「ボクも行く♪」「いいけど、別に」
・・当日、連絡もなしでドタキャンしやがった。
未だに謝ってもこない。もうオマエは誘わないぞ!!


★ガッツくんはあかねさんに熱を上げている

あかねさんのHP「あかね色の空」に行って、彼女の写真を見て惚れたらしい
「お友達なんですか?」
「ん〜、最近「今後とも末永くよろしく」ってなったけど」
「綺麗ですよね〜、飲み会セッティングしてくださいよ〜」
・・北海道に行けって?それとも北海道から来てもらうのか?

この件をあかねさんに話した。彼女の答えは以下の通りである。
・HPを全部読んでいない→私には子供が二人いる
・HPを全部読んでいない→私には彼氏がいる
・HPを全部読んでいない→私に酒で勝てると思っているのか
はっはっは〜、オイラはあかねさんって人が本当に大好きだ。
ネットやってて良かった、この人と知合いになれて。

全く、誰かこの子をなんとかしてくれ。私には手に負えないから。

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1999-05-22 時間にルーズなヤツ

前から不思議に思ってたんだけど、時間にルーズな人間ってのは、何を考えてるんだろう。
考え方がなんか間違ってるんじゃないか?

私はずぼらでいいかげんだけど、時間にだけは正確なのだ。これだけは自慢できる。
とりあえず電車が止まったとかの不可抗力でもない限り、待ち合わせに遅刻したことは、
多分今までの一生のうちに殆どないはずだ。

私の友人に洒落にならないくらい時間にルーズな人間(♀)がいる。
基本的に好きなんだが、時間についてだけは一切信用していない。

どっかに行こうと誘われる。「じゃ、11時に」・・来るのは確実に12時過ぎである。
独身時代に1人暮ししてた私に「今晩、泊めて。遅くなるけど10時には行くから」・・翌朝8時まで連絡なし。
「彼の家に泊まったからさ、ごめん♪」
ミスタードーナツで4時間待たされたときは流石に激怒した。
どうしても受け取らなければいけないものがあったから待ったけど。

会社終わった後に合流って予定が、仕事で忙しくて遅くなるのはしかたないだろう(それだって限度があるけどね)。
でも、休みの日に待ち合わせて遅れるってのは、絶対人間としての欠陥があるとしか思えない。

「出掛けに電話がかかってきて」・・出なきゃいいだろう。出たとしても「出かけるから」って切れるだろうし。

「ちょっと知合いにつかまって話し込んでて」・・上に同じ。「待ち合わせしてるから」って言葉がなぜ言えない。

「前の日に朝方まで飲んでて寝過ごした」・・問題外。翌日出かけるのに起きられないならそこまで飲むな。

旅行(スキーとか)に行くと最悪。
まず、集合に遅れる。危ないと思って迎えに行くと、私が彼女の家についた時点から支度を始める。

ホテルにチェックインしてだらだらする。食事に行く時間になってもまだグダグダやっている。
「だったらあとでおいで。先に行ってる」
「え〜?!」
「じゃ、シャワーなんか浴びないでいじゃん。食後に使えば」
「そんなこと出来ない」・・団体行動だから我慢しているけど。

チェックアウトの時も
「行くよ」
「なんで?まだ時間あるでしょ」
「板(スキーの)とか、宅急便で送るならカウンター混むから早くしないと。集合に間に合わないよ」
「待っててくれるよ、そのくらい〜」・・時間に余裕を持ってっていう私のことを
「なんでそんなにせかせかして怒ってばっかいるの?」って逆に責めるんだもんな。間違ってないと思うけど、私。

一度、まだ携帯が普及してない頃に電車が止まって1時間半閉じ込められ、集合に2時間遅れたことがある。

到着した私に彼女は言った。
「普段遅れない人間が遅れるとみんな凄く心配するんだよ、駄目ジャン。あたしだったら大丈夫だけど。だからアタシのほうがマシ」・・そうかぁ?

たまに早く来ると物凄く威張る。早くったって11時集合を11時半に来ただけ。
「アタシにしては早いでしょ?」・・これは馬鹿にしてるんだろうか。

(続きます)

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1999-05-22 続きです

最近ついに置いて移動するようになった。
携帯を持っていない彼女は、私を探すのに大変だと文句を言うが、時間どおりに来ないのが悪いんだ。
5分前には到着するように計算してってことがなんでできない。何度も同じ場所で待ち合わせしてるのに。

お友達のみはるちゃんは、殆ど絶対に時間に遅れない。
だから彼女と待ち合わせだと安心する。「ごめん、遅くなった?」・・彼女が来たのは5分前、私は10分前。
つまり集合時間にはどちらも遅れていないのだ。よく考えたら不思議な光景だなぁ。

「アタシ、時間にはルーズなんだ」って言う子はなぜか自慢げだ。自慢にならない。
時間を守れないってことは約束を守れないってことで、
それがどんどん続くと「信用できない人間」って言われても文句は言えなくなっちゃうぞ。
待たされてる人間の迷惑と気持なんか考えたこともないんだろうから、
「相手の立場に立ってものを考えられない奴」ってのもね。

人間関係をまずくするのはお金と異性関係だと言われている。
私は「時間」ってものも是非入れるべきだと思っているのだ。

ちょっと怒った。ごめんなさい。
今日も3時に待ち合わせって約束が5時半になったから、かなり激怒しているのであった。

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1999-05-19 ガッツくん登場!!

ガッツくんは私の知人である。
昔は自分に厳しく、他人にも厳しい、一本ビっと筋の通った人間で、結構尊敬していたのだ。
そのガッツくんが最近壊れた。

ガッツくんは小柄だが整った顔のハンサムで、アウトドア系のアクティブな人間である。
足の組み方、立ち姿まで妙にサマになっている。それも無意識のうちに。

真面目な性格らしく、話してて猥談になると露骨にいやな顔をする。
私は結構猥談をするので、きっと軽蔑されていることだろう。

そして彼は偏見くんだ。私にはニューハーフとかの友人がいる。
「そういう人と友達だなんて人格疑う」とまで言われてしまった。

アウトドア嫌いで(私はトイレが水洗で綺麗でないと駄目、虫がいるとこは駄目っていう我侭なヤツ)、
猥談ガンガン、人格を疑うような友達を持つ私にガッツくんは最近妙になついてくる。
ありがたい事に私を教育しようというわけではないらしい。
もちろん私に惚れてるわけでもない。

ガッツくんは私に会うと必ず言う(ありがたい事に社外の人間だから、そう顔を合わせるわけではないが)。
「遊びに行きましょうよ。飲み会セッティングしてくださいよ〜」私は聞き流している。
彼は言う。「けいこさんって遊んでて楽しいですもん。人脈広いし」

・・そう、彼が私にひっついてくるのは、この人脈狙いなのだ。ガッツくんは妙に女に飢えている。
ガッツイてるからガッツくんなのだ。

たとえば友人(♂)と話しているとする。
「今度○○ちゃん(♀)と食事するんだよ」
「久々だね、会いてぇな」
「あ、彼女も会いたがってたから、来る?」なんて会話。

それまで気配すら感じられなかったのに、突然声がする。「僕も行く!!」
・・会う予定の女の子と全く面識がなく、友人♂ともたいして仲がいいわけじゃないにも関わらず。

「友人♂さんって一緒に飲んだことないからさぁ」って♂の方と飲みたいことをことさらに強調する。
あまりにもあからさまにバレバレで笑っちゃうんだけど。

ガッツくんは女が絡みそうならどこでも湧いてくる。
そう、まるで昔、どこの漫画にも必ず出てきていた日ペンの美子ちゃんのように。
口では必ず「友達を増やしたいだけなんですよ。恋愛感情抜きの」って言う。
でも友達でいいんだったら、相手が既婚者でも恋人がいても問題はないはずだ。

「けいこさんが紹介してくれる女の子って結婚してるか彼がいるか、 元♂だとかばっかなんだもん」
って怒ったってこっちは知らん。
私は「恋人として紹介するってことは絶対にしない」って公言してるんだしさ。そんなのは後々面倒だからゴメンだ。

ガッツくんは私の友達かなりに会わせてるから知ってる人も多いだろう。
彼の姿を見かけたら、女がらみの話をしてはいけない。
猫のように足音もなく、きっとガッツくんは貴方の後ろに立っている。
そしてあのちょっと甘えた笑顔で言うだろう。「ボクも行く♪」って。
まぁ、桶川方面に住んでる彼と、そう頻繁に会うとは思えないけど。

セッティングしてあげたって、暴走するかドタキャンこくか、相手が気に入らなかったら延々ブータレられるだけなんだから。

しかし、説教くんといい、ガッツくんといい、なんでこんなんばっか周囲にいるんだ。
優柔不断の八方美人だからなんだろうけどね。
お願いだから「類は友を呼ぶ」って諺だけは言わないで。

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1999-05-18 ほっといてくれ

また例によって「説教君」ざんす。
私は何度も書くように椎間板ヘルニアを患っている。
手術をしたくないからコルセットと鎮痛剤で自然治癒を待って、って方法で治している。
ヘタすれば5年以上かかるかも。
湿気が多いと痛くなったりするから、天気予報ができてしまう。

先日、説教君が登場した(仕事絡んでるから、毎日顔を合わせるんだね、不幸なことに)。
で、突然「そろそろ子供つくんないの?」って話になった。
「腰が治らないと駄目」
「なんで?」
「コルセットで腰ギッチリしめてるんだもん、駄目でしょう」

「まだなおんないの?」そう簡単に治ってくれるなら苦労せんわい。
「頑張ればなんとかなるんじゃないの?」・・子供をおなかに10カ月も抱えられる腰の状態ではない。

で、また延々説教になった。
「腰、なんでそんなことになったの?」
「私だって知りたいです」
「好き嫌いが多いからだよ、煙草もねぇ」
「じゃ、世界中の偏食スモーカーは全部椎間板ヘルニアなんですか?」
「携帯の電磁波の影響もあるんじゃない?」・・話してるの疲れた。

「手術すれば?」・・気軽に言ってくれるよな。
「治るかどうかわかんないけど、もしかしたら治るかもしれない」って状況で手術なんかしたくない。
完全に治るならするけどね(医者がそう言ったんだもん)。
「賭けてみないと、そういうのは」・・そりゃ、自分の体じゃないから好きなこと言えるよね。

だいたい今の状況で2か月も会社休んだら、間違いなく席はなくなるだろう。それは深刻な問題だ。
「女なんだから、旦那に養ってもらえばいいじゃない。
ずっと働くつもりなんてないんでしょ?」
・・は?悪いが私は働けるだけ働いていくつもりなのだ。旦那もおっけと言っている。
義母も現役で働いているし、うちの母もそう言ってる。

「それは男のプライドを傷つけることになるんじゃないか?
男ってのは自分の稼ぎで女を養うってのを誇りにしてるんだから」
って言われた。・・そうなんですか?もしそうなんだったらごめんなさい。
旦那は「勘弁してくれ」って言ってるけど、それはうちの殿様だけがおかしいんだろうか。

でも「女性なんだからある程度の年齢になったら家庭に入らないと駄目だ」ってのは彼の思い込みだろう。
専業主婦がいいって人もいるだろうし、そういう考えの女性もいるだろうね、多分。
けど私は違うんだから。
働けるだけ働いて、自分の自由になる金をある程度持って、それで自分の金で遊んだり旅行したりしたいんだから。

誰かボランティアだと思って、こいつの嫁になってくれないもんか。
そしたら嫁に説教することにかまけて、私に構わなくなるだろうから

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