2004-04-26 誕生日２♪
2004-04-22 誕生日♪
2004-04-18 いろんなこと
2004-03-30 はるうらら
2004-03-24 公共広告機構
2004-03-13 海
2004-03-13 作品
2004-03-08 雪の華
2004-03-06 雪国
2004-02-28 祈り

誕生日の夜中
夫が帰ってきて
一人でビールを
飲んでいました。
その時samiは
はい。
寝ていましたとさ。

次の日の朝
起きてみると
空の缶ビールの横に
スヌーピーが
samiを待っていました。

「初雪かずら」
夾竹桃の仲間のようです。

先頭 表紙

samiの誕生日は明日。
でも一日早く届きました。
ピンクの紫陽花です。

紫陽花は文句なしに好き。
冷たい雨に優しく打たれて
いっそうその美しさを増す。
そのはかない色に似合わず
風に吹かれても
誰に踏まれても関係なく
私は私と思わせてくれる。
自分の季節が終わったとしても
散ることも知らず
いつまでも乾いたままで
自分を保ち続けようとする。
プライドを捨てたわけではない。
紫陽花はどこまでも紫陽花で。

昔むかし好きだった男の子の家から
そぉっと紫陽花の葉っぱを
一枚もらってきて
庭に植えていたsamiの話を
覚えていてくれたんだね。
あの頃の自分を思い出すと
なんだか切ないね。

もう何歳になるのかを
考えるのはやめて
いつもと同じ一日を
いつもと同じように
過ごすだけだよって
思っていたけど
それでもやっぱり
誕生日は特別な日。
かわいいピンクの紫陽花を
どうもありがとう。
今度は枯らさないように
がんばりますから。

先頭 表紙

精神的に余裕がなくて
かなりまいっていた。
仕事のペースがつかめなくて
あせる気持ちと
からだとこころのバランスが
うまくとれない上に
アレルギーも重なって
いらいらしてた。

うまく成長できていないミントが
あちこちにおしっこをふりまくのも
らんがsamiのスリッパを
持って逃げてソファに隠すのも
みんな嫌になって
ある日ついに叫んだ。
もう嫌だ！！！
もういらない！！！！！
夫が何言ってんの？って感じで
見てるのも癇にさわる。
あのね、samiはもう飽きたの。
もう犬はいらない。
自分のことだけで精一杯。
どっか捨ててきて。

２時間もかかって犬小屋をきれいにして
おしっこのあとを拭き掃除して
すりっぱを探し当てて
泣くのはやめて広場にでかけた。
ながーーーい紐をらんとみんとに結んで
自由に走らせてあげようと思ったのに
samiのまわりを離れない。
一緒に走ると飛び回るけど
見てるとすぐに帰って来てしまう。
芝生の上をごろごろすると
同じようにごろごろして。

やっぱ捨てるのは今日はやめた。
もうちょっと後にする。

kikiの誕生日にカキコしようとしたら
先を越されてた。
それでもう嫌になってやめちゃった。
やっぱどこか大人になれない自分がいるんだ。
でもそれって笑っちゃうけど。

先頭 表紙

なんとなく春は嫌いだった。
期待と不安とが入り混じった
落ち着かない季節が
今年は余計に嫌いになった。
末息子が通った小学校が
いよいよ廃校になった。
samiの職場もあと1年で
統合、廃校される予定だ。
そして
たったひとりの親友が
遠くに行ってしまうことに。

それでもいつもと同じように
同じ顔のふりをして
春はやってくる。

娘も大学生。
家族４人そろって夕食をとるのも
今夜が最後とは言わないけど
それでもやっぱり淋しい。
明日、ひとりで神戸に行くんだ。
そして今度は親から離れて
ひとりで歩いていくんだね。
そうしてみんないつか
samiから離れていくんだね。

そしてsamiがひとり残される。
この広い家の中に。
だぁれもいなくなっても
まだsamiは何かに縛られて
生きていくのかな。
それとも
誰かが迎えに来てくれるのかな。

先頭 表紙

新聞の片隅に
公共広告機構の広告をみつけた。
なんとなく哀しくて
なんとなく淋しくて
どうしたらいいのかわからない
今のsamiのこころに
直に入り込んできた。

子どもの頃に
抱きしめられた記憶は
ひとのこころの、奥のほうの
大切な場所にずっと残っていく。

そうして、その記憶は
優しさや思いやりの大切さを教えてくれたり、
ひとりぼっちじゃないんだって思わせてくれたり、
そこから先は行っちゃいけないよって止めてくれたり、
死んじゃいたいくらい切ないときに支えてくれたりする。

うん。そうだよね。
そう思うと涙がこぼれた。
今、言わなければいけないことを
伝えたい。
あなたに。

先頭 表紙

いい天気だったので
久しぶりに海に行ってきた。
いろんなことがあって
泣いたあと
思いを半分も言えずに
飲み込んだあと
それでも
海は変わらずにそこにいた。

遠くを眺めていたら
自分の足元は見えてない。
波が足をぬらしても
それでもsamiはかまわないけど
それでもsamiは
samiだけど。

今日は何をしてたのかなぁ。
携帯を家に忘れて
声が聞けなかった。

先頭 表紙

保健室登校を続けている彼女と
技術の先生の好意で
特別授業を受けていた。
いすを作ったんだ。
samiも仲間に入れてもらって
一緒に作った。
背もたれの切り抜きは
samiは単純にハートにしたけど
彼女は３日間悩んで
大好きな犬の形にしていた。
木を切ったり穴を開けたり
けずったりとめたり
samiはこういう作業が結構好き。
こころが落ち着いて
集中して安やかになる。
仕上げに塗るニスが３種類あって
透明で艶を出すものと
少し茶色になるものと
濃い茶色になるものとあったんだけど
彼女は濃い茶色を選択。
これは迷わずに。
samiはそれを見て透明にした。
それぞれに深い味わいがあって
どちらもいい仕上がりになった。
保健室のヒーターの上で
ジャスミンを置いたら
なかなかいい感じ。

一日こうして好きなことだけして
暮らしてみたいなぁ。
山にこもって愛する人と二人でね。

先頭 表紙

♪伸びた影を歩道に並べ
暗闇の中を君と歩いてる
手をつないでいつまでもずっと
そばにいれたなら泣けちゃうくらい♪

ずっと練習しているのに
なかなか上手にならない。
やっとここまできたけど
ほんとうに弾きたいのは
ここからなんだ。

♪今年最初の雪の華を
二人寄り添って
ながめているこの時に
幸せが溢れ出す
甘えとか弱さじゃない
ただ君を愛してる
心からそう思った♪

samiが愛してると思っているのは
ほんとうは甘えかもしれない。
弱さかもしれないんだ。
一人でいるのがただ怖いだけなのかも。

♪君がいるとどんなことでも
乗り切れるような気持ちになってる
こんな日々がいつまでもきっと
続いてくことを祈っているよ♪

samiには乗り越えることが
できるんだろうか。
乗り越えないで
そこに止まったままで
後ろを向いたままで
もう振り返ることも
できなくなるんじゃないかって。

いつ完成するのかわからないけど
雨だれのようなsamiのピアノは
自己満足の中で
思い込みの中で
弾き続けるんだろうな。

先頭 表紙

もう春！？と思わせといて
またまた雪国に逆戻り。
そこがまた但馬なのかもしれないね。
今日もまた朝から雪で
とっても気持ちよく積もっていく。
水分が多いのでお日様の光を浴びると
みるみる解けていくんだけど
今日は一日雪マークかな。
samiんちの窓を開けて撮った
外の風景から一枚。
こんなところに住んでます。

先頭 表紙

とても哀しいことがありました。
とても辛すぎて
とても残酷で
まだまだとても自分の中で
整理できそうにありません。
この写真は生後２日目の
３匹の赤ちゃんです。
とても元気で家族みんなが
ほのぼのとした幸せに包まれていました。

それなのにとても悲惨な事故で
３匹のかわいい赤ちゃんを
失ってしまいました。
振り返ってみても
後悔することばかりで
自分を責めても仕方のないことと
わかっていても
やり場のない哀しみに襲われています。

今は全然えさを食べなくなったらんを
家族みんなでいたわりながら
らんのからだとこころが
癒されるようみんなでがんばっています。
一番支えてくれたのは長男でした。
子どもがしっかりと成長していることを
確認できただけでもよかったと思いたいです。
まだ名前もついていなかった赤ちゃんたちが
またいつか巡り巡ってsamiの家族の元に
生まれてきてくれますように。
今度こそ大きく成長していってくれますように
今は祈っています。

先頭 表紙