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samiの「ひとりごと」

ひとりごとです。samiの。あなたのこころに届くといいね。

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2003-06-18 あの日
2003-06-15 生まれた。
2003-06-03 幸せはどこに
2003-05-31 木苺
2003-05-25 aiのまりも
2003-05-19 赤い実
2003-05-11 ポプリ
2003-05-05 花回廊
2003-05-03 薔薇
2003-04-30 ターナー


2003-06-18 あの日


らんはたった一人で生もうとしていた。
夕方の薄暗い部屋の中で。
予定日より1週間以上も早かったので
まだ産室も用意していなかった。
レントゲンも撮っていなかったから
赤ちゃんが何匹いるのかも
さみにはわからなかった。
誰もいないところで
新聞紙の上でらんは
たった一人で生もうとしていたんだ。
さみが帰ってそれに気が付いてすぐに
たぶん初めの1匹目が生まれた。
なんとか新しい新聞紙の上に
タオルをひいてその上に
らんを移動させたところで
さみはビデオを撮ろうと
準備をしていたのだけれど
2匹目を生もうとしていた
らんの足の下になっていた
1匹目の赤ちゃんが動かなくなったのに
さみは気が付いたんだ。
そこでもうさみの時間は止まってしまった。
どうしたらいいのかもわからずに
ほんとうにとっても怖かった。
息子は高校総体で神戸に行っていて
帰りが遅かったからさみも一人だったんだ。
らんは時々動かない赤ちゃんを舐めながら
それでもその中で次々に生んでいく。
人間を信じていないらんにとってさみも敵なのかなと思いながらぼんやりした頭でさみは考えていた。
それから息子が帰ってきてやっと、もう動かなくなった赤ちゃんを取り上げてくれて、その体をなでてあげることができました。
新しいハンドタオルにくるんで小さい箱に入れて、夫が帰ってくるまで待っていたんだよ。
この日生まれたのは全部で5匹。
らんは4匹の仔犬を抱いてもうすっかり母の顔になっていました。

1匹目の赤ちゃんは、1枚だけ写真を撮りました。
この世に生まれた足跡をせめて残してあげたかったんだ。さみがつけた名前はB-NAMIDA。
ごめんね。助けてあげることができなくて。

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みやびさん、あのね、初めの子どもたちにはAがつくの。2回目のお産だからBがついて3回目はCと名前で何回目のお産かわかるようになっているんだ。ほんとうはBで始まる単語で名前をつけるんだけどなみだはそのままで。 / sami ( 2003-06-19 19:01 )
B-NAMIDAにはどんな意味があるのでしょうか、この世に生を受けても元気で生まれなかった・・ちび、でも兄弟達がその分幸せになれば良いですね。 / みやび ( 2003-06-18 22:03 )

2003-06-15 生まれた。


新しい命が育っている。
まだ目も開いていないけど
よちよちと這って
動いて
生きている。
らんはまたすっかり
しっかりものの母の顔になり
わが身を忘れて
子どものためだけに一日を過ごす。

生まれたのは6匹の子どもたち。
でも今育っているのは4匹。
1匹は生まれてすぐに。
もう1匹はミルクを飲む力がなくて
ガーゼにミルクをつけて
飲ませていたけれど
2日目の夜に夫の手の中で。
この2匹のいのちについては
もう少しさみのこころが
落ち着いてから書くね。

ただなんとなく生きているのでは
生きている意味がない。
やっぱりね、
今を楽しく幸せに
いろんなことを感じながら
いろんなことを経験しながら
今を力いっぱい生きないと
せっかく生まれてきた
価値がないと
今さみは思うのでした。

先頭 表紙

まーくさんの一番幸せなときはいつなの? / sami ( 2003-06-16 20:30 )
みやびさん。元気に育ってくれたらいいな。ほんとにね、そう思う。 / sami ( 2003-06-16 20:30 )
まかもこさん。はじめまして。パパが白黒なんだよ。でも今は黒白に見える子どもたちも大きくなるにつれて茶が出てくるかな。とってもかわいいよ♪ / sami ( 2003-06-16 20:29 )
犬にとって 一番幸せなときと言うのは いつかなあ 無心にお母さんのおっパイを飲んでいるとき? / まーく ( 2003-06-15 22:58 )
ミルクの香りが一杯の小さな赤ちゃん、とても可愛いね、きっと元気に育ってくれると思います。 / みやび ( 2003-06-15 20:40 )
可愛いなぁ。母犬は茶色いのに、子供は黒と白なの??パパ犬が黒白?? / まかもこ。 ( 2003-06-15 12:00 )

2003-06-03 幸せはどこに


ranのお腹がどんどん
どんどん大きくなって
もう、少しの段差も
降りることができない。
去年の夏のお産から半年余りが過ぎて
やっと体重も元に戻り
ふっくらしてきたところで
次の生理が訪れたけれど
今回はゆっくり休ませて
次回にとさみは考えていた。
その期間は十分注意して
2匹をできるだけ離していたのに
娘の迎えに行った少しの間に
息子のほんの小さな計算ミスから
やってしまいました。
2匹を離してつないだつもりが
リードの長さが計算に
入っていなかったんですねぇ。
求め合っていた二人は
さみの目の届かないところで
はい。愛し合ってしまいましたぁ。
予定日は13日の金曜日。
えらい日になったなぁとつぶやいて
なんとか無事に産まれることを
祈るだけです。
食の細くなったranにお気に入りの
ちょっと高い缶詰をふんぱつして
これまた高い犬用のチーズを
食べさせて。
どこかで捨てられてさまよう犬が
いることも事実だけど
またこうして新しい命の誕生を
待っているさみもいる。
幸せはどこにあるんだろうね。

先頭 表紙

マークさん。無事産まれるかなぁ?それがちょっと心配なんだ。 / sami ( 2003-06-04 20:27 )
みやびさん。そろそろ1匹ほしくなった?かわいいよぉ♪ / sami ( 2003-06-04 20:25 )
生まれる楽しみと 別れる淋しさ でもそれ以上に命の誕生は尊いね / いつになくまじめなマーク ( 2003-06-03 22:56 )
ランちゃん御懐妊の様子で、また可愛い子供達が元気に生まれるんですね。楽しみですね。 / みやび ( 2003-06-03 22:40 )

2003-05-31 木苺


台風が落ち着いたので
髪を切りに行くという娘を
お昼過ぎに
駅まで送っていった。
この駅は山沿いの小さな
無人駅で
ここに行くためには
遮断機のない踏切を通って
すれ違いのできない
1本道を通って
やっと辿りつくことができる。
いつも迎えは夜になるので
気がつかなかったけれど
この1本道に
それはみごとな木苺が
ありました。
思わず車を止めて
枝を折ろうとしたけれど
木苺にはとげがある。
きれいなもの、おいしいものを
手に入れるためには
それなりのリスクを背負わないとね。
はさみもカメラも持っていなかったので
とりあえず採れるだけの木苺を
手の中に。
手のひらいっぱいのささやかな幸せ♪

先頭 表紙

くまさん。いつから雌熊になったのぉ? / sami ( 2003-06-04 20:23 )
何かの卵のような気もするね くまの卵?? / くま ( 2003-06-03 22:58 )
みやびさん。・・・・には何が入るの?ふるさと。それともおふくろ。かな?でもみやびさんは東京生まれの東京育ちだよね? / sami ( 2003-06-02 20:00 )
木苺食べるときっと・・・・の味がするのでしょうか。小さな幸せが一杯ですね / みやび ( 2003-05-31 21:21 )

2003-05-25 aiのまりも


コップの中でも生きていける
魚を育てている。
正式にはコパーフィンと
言うらしいが愛称はコッピー。
小さい容器の中で
コッピーと水草が酸素と二酸化炭素を
交換し合いバイオスフィア(生物圏)が
形成されているらしい。
コッピーの排泄物は砂底に付着している
バクテリアが分解し水草に吸収され
自然の浄化作用が行われているという。
このシステムを小さな地球と言うらしい。
コッピーが4匹になったので
少し大きめのガラスの容器を買ってきた。
色のついた石(50円なり)を入れて
悩みに悩んだ水草(280円なり)を
入れてみるとそこはほんとに小さな地球。
同じく共存関係にある「まりも」も
入れてみるとなかなかいい。
とってもとってもきれいな世界。
ちなみにこの「まりも」は
末っ子が学校の共同購入でどうしても
欲しくて欲しくて買ってとねだった
その名も「愛のまりも」という。
こうしてコッピーと水草とまりもが作る
小さな地球は今さみのこころを
癒してくれている。
この奇妙な共存関係はバランスが
崩れるとその生物は死滅するらしい。
いつまでこのバランスが保てるのか
いつも不安定なあなたとわたしの
関係にも似ている。
でもそこにまりもはあるのかなぁ。

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雄熊さん。あのね、いくらお腹が減っても人間は食べちゃいけないんだよ。できるかな?そうそう。今おおかみと羊のお話が売れてるよね。嵐の夜にシリーズ。最後はほんとに泣いちゃうんだ。読んでみてね♪ / sami ( 2003-05-28 17:43 )
くまと人間との共存はできるのかなあ?野生の血が騒ぐと・・? / 雄熊 ( 2003-05-26 23:08 )
みやびさん。そうして地球はまぁるく限りなく透明に近いブルーになっていくんだね。あーこれってなんか古いなぁ。 / sami ( 2003-05-26 22:22 )
まるで地球のような生態系、小さな地球を見て自分達が住んでいる地球の事を考える面白いものです。 / みやび ( 2003-05-26 08:29 )

2003-05-19 赤い実


春から飛ばし過ぎたのか
能力以上にがんばり過ぎたのか
いくら寝ても疲れがとれず
なかなか気力が回復しない。
嫌な夢に起こされたり
原因不明の頭痛に悩まされたり
すぐにもういいやって思ったり
いい感じの集中力が持続しない。
しなければならないことに
追いかけられて
自分から求めていく
前傾姿勢がとれない。
でもそれも夏までかな。
あと2ヶ月で乗り切る。
自分のペースを取り戻す。
必ず。

春に満開だった桜の木が
今年はなんとかいくつかの
赤い実をつけた。
去年はみんな赤くなる前に
落ちてなくなってしまったのに
今年はかわいいさくらんぼを
食べることができそうだ。
大きくなっている。確実に。
去年の自分を飛び越えて。
赤い実をつけることができるかな。
うん。さみも。

先頭 表紙

まーくさん。きっとすっぱいと思うよ。これは小鳥の食べ残しなんだ。おいしい実はきっともう食べられてる? / sami ( 2003-05-22 20:41 )
みやびさん。さみはね大きな実より小さくてかわいいあまずっぱい実がいいな♪ / sami ( 2003-05-22 20:39 )
小学生の時にサクランボのみを食べたことがあるけど、その時の味は忘れてしまったなあ。でも大学の時に山形で食べたサクランボの味は今でも覚えているよ。さてこのみの味は? / まーく ( 2003-05-20 09:28 )
samiさんもきっとさくらんぼのような大きな、赤い実を付ける事が出来ますよ。もう少し頑張ってくださいね / みやび ( 2003-05-19 21:50 )

2003-05-11 ポプリ


薔薇の花びらが
きれいに乾燥しました。
枯れても薔薇は薔薇って
主張しているみたいに
やっぱり薔薇は薔薇で。
ガラスの器に入れてみると
なかなかいい感じ♪
先日花回廊で買ってきた
ポプリオイル
それもROSEをたらしてみると
咲いていたときと
おんなじ香り。
こうして永遠の命を
手に入れることができたのです。

そうね。
たとえ乾燥してしまっても
こんな風にオイルで
香りをもう一度つけることが
できるのでしょうか
あなたのaiは。
少しだけ不安になりました。

先頭 表紙

みやびさん。本物がいいに決まってる。さわって抱きしめて包める本物がいい。ほんとはね。 / sami ( 2003-05-12 21:16 )
マークさん。ははは。永遠なんてないんだ。ほんとはね。わかってるのがいいんだなぁ。 / sami ( 2003-05-12 21:15 )
ドライフラワーは永遠の形を残す花です、きれいなままがそのまま残せるんですね、でも人はそうはいかない物なんですよね。 / みやび ( 2003-05-12 08:15 )
永遠の命を手に入れることができるオイルね、うーん マークにかけると?どうなるのかなあ / 永遠のまーく ( 2003-05-11 22:24 )

2003-05-05 花回廊


ゴールデンウィークの真っ只中
すごい渋滞の中
鳥取の花回廊に行ってきた。
うん。さみは寝てたけど。
朝8時半には家を出たのに
着いたのは1時過ぎ、
いいお天気ですごい人だったよ。
パンジーにビオラ、チューリップ
ラン、百合、ポピー、つつじ
いろんな花が咲いていた。
さみの好きなハーブもたくさん。
とても気持ちよく過ごせた
一日になりました。

ふと空を見上げると
まぶしい限りの晴天に
飛行機雲がひとつふたつ。
そしてその向こうには
でっかい大山が。
さみのこころなんて
どうでもいいよと言いたげに
はるか上の空からさみを
見下ろしていた。
その大きな山の裾野で
小さな悩みや小さな迷いを
抱えていたさみは
とても小さな自分が
愛しくなった。
そしてとても逢いたくなった。
一緒に悩んで迷ってくれる
あなたに。

先頭 表紙

みやびさん。温泉につかってきれいになった?さみも行きたいなぁ。 / sami ( 2003-05-08 21:21 )
大山はすごく雄大な山なんですね、それに比べると人間なんて・・・・こころが洗われる風景ですね。 / みやび ( 2003-05-06 08:19 )
まーくさん、山はいいね。大きくて全てを包んでくれそう。海とは違う優しさがある。あーいい腕とカメラが欲しい♪ / sami ( 2003-05-05 22:39 )
大山は見る方向によって なだらかな富士山 険しい切り立った山のようにいろんな顔を持っているどの顔もどんと構えていいね / 山はふるさとのまーく ( 2003-05-05 22:31 )

2003-05-03 薔薇


誕生日にもらった薔薇が
しおれてきそうなので
完全に枯れてしまう前に
花びらをポプリに
してしまうことに決めた。
まだ命のあるうちに
花びらを取ってしまうことに
抵抗はあったけど
でもそうして乾燥させることによって
新たな命を手にできる。
ごめんねぇ♪って謝りながら
ていねいにはずして広げる。
乾燥したらいい匂いのする
オイルをたらして匂いをつけて
かわいいポプリにするからね。

こうして広げてみてもやっぱり
薔薇は薔薇。
プライドは高いほどいいと
さみは思ってる。
どこまで堕ちても薔薇は薔薇の
輝きを失わない。
それが薔薇。
誰の自由にもならない。
誰のモノにもならない。
たとえあなたを好きでも。

先頭 表紙

まーくさん。古いねぇ。年がばれちゃうよっ♪ / sami ( 2003-05-05 15:23 )
バラが咲いた という歌があるけど バラを見て思い出すのは その歌だなあ / 寂しがり屋のマーク ( 2003-05-04 23:02 )

2003-04-30 ターナー


昨日本屋さんに行ってきた。
春休みにくまさんと
菜の花に埋もれた帰り道
シャガール展に行けたら
行こうねって約束したけど
異動の忙しさに
とうとう行けなかったから
せめて本でも買おうかと
思ったんだけど。
買ってしまったのは
なぜかターナー。
もともと好きだったけど
今見ると今のsamiのこころに
ぴったりはまるんだ。
形のはっきりしない
グラデーション。
今のsamiみたいでしょ?
samiの好きなオレンジが
黄色に変わるまで
うん。ブルーバージョンもあるよ。

ターナーの作品は複製不可能である。
最良の印刷をもってしても
せいぜいオリジナルに対する興味を
引き起こすことができるにすぎない。
と書いてありました。
いつか本物を観に行こうね。

この1冊の本を抱いて
samiは眠るのです。

先頭 表紙

まーくさん。図書室にもっとたくさんの作品があったでしょ?棚にいっぱいあった?シャガール展行けなくてごめんね♪ / sami ( 2003-04-30 23:29 )
ターナーね うーん優しい色?まあくまには 棚がにあっているかなあ / ターナーマーク ( 2003-04-30 22:54 )

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