2003-05-03 薔薇
2003-04-30 ターナー
2003-04-29 はーぶな一日
2003-04-22 aiする人に
2003-04-14 静かに
2003-03-31 最後の一日
2003-03-30 引越し
2003-03-26 菜の花♪
2003-03-24 さけ
2003-03-19 卒業

誕生日にもらった薔薇が
しおれてきそうなので
完全に枯れてしまう前に
花びらをポプリに
してしまうことに決めた。
まだ命のあるうちに
花びらを取ってしまうことに
抵抗はあったけど
でもそうして乾燥させることによって
新たな命を手にできる。
ごめんねぇ♪って謝りながら
ていねいにはずして広げる。
乾燥したらいい匂いのする
オイルをたらして匂いをつけて
かわいいポプリにするからね。

こうして広げてみてもやっぱり
薔薇は薔薇。
プライドは高いほどいいと
さみは思ってる。
どこまで堕ちても薔薇は薔薇の
輝きを失わない。
それが薔薇。
誰の自由にもならない。
誰のモノにもならない。
たとえあなたを好きでも。

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昨日本屋さんに行ってきた。
春休みにくまさんと
菜の花に埋もれた帰り道
シャガール展に行けたら
行こうねって約束したけど
異動の忙しさに
とうとう行けなかったから
せめて本でも買おうかと
思ったんだけど。
買ってしまったのは
なぜかターナー。
もともと好きだったけど
今見ると今のsamiのこころに
ぴったりはまるんだ。
形のはっきりしない
グラデーション。
今のsamiみたいでしょ？
samiの好きなオレンジが
黄色に変わるまで
うん。ブルーバージョンもあるよ。

ターナーの作品は複製不可能である。
最良の印刷をもってしても
せいぜいオリジナルに対する興味を
引き起こすことができるにすぎない。
と書いてありました。
いつか本物を観に行こうね。

この１冊の本を抱いて
samiは眠るのです。

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休日でも娘が模試だというので
やっぱり５時４５分に起きて
近くの駅まで送って。
もうそのままいいお天気の中で
ミントと二人でハーブの植え替えをした。
ミントのリードを３本つないで
長ーーーくして遊ばせておいて
さみは増え続けるハーブを
職場用に少しずつ移す。

今１４種類のハーブが
すくすくと育ってるよ。
通りすがりに手でくしゅくしゅしても
水をあげても、踏んでも？
とってもいい匂い。
このハーブは今のさみにとって
とっても幸せな空間。

たくさん伸びたハーブを
少しだけ収穫しました。
ペパーミントと
クールミント
アップルミント
ブラックミント
オーデコロンミント
パイナップルミントの
６種類のハーブたち。
名前をつけた輪ゴムでとめて
ハンガーに干したらできあがり。
あとはきれいに乾燥したら
はさみで小さく切って
ハーブティに。
それまでの時間いい匂いと
かわいい葉っぱを楽しもう。

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気の早いkikiさんから
お祝いのメッセージ。
どうもありがと。
でもsamiの誕生日は
あ・し・た♪
それにぞろめじゃない。
samiはまだまだ
もっと若い♪

aiする人から
花束が届いたよ。
samiの好きな赤い薔薇。
とってもきれい。
なんだかとっても
うれしくて
幸せな気分♪

そうしてまたひとつ
年をとるんじゃなくて
素敵に時を
重ねて生きたい。
うん。
あなたと。

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何の音もたてずに
誰の目にも触れずに
終わった想いがありました。
さよならを言わないのは
認めたくないから
泣きたくないから
それとも。

何度思い直してみても
私にはわからない。
あなたの大切なものと
あなたの大切な人と
でもそれは私ではないって
わかってても。

届かない想いはもう
届けないことに決めて
傷つかないふりをして
生きるのももうやめて
私は私らしく
もうがまんしないで
欲しいものは欲しいと言うよ。
あなたと別れたら。きっと。

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８年間の最後の一日が
終わってしまった。
午前中はあいさつ回りで
午後は後任者との引継ぎ。
samiは前任者に何も残してもらえず
悲しい思いをしたから
samiより後輩になる後任者には
samiの仕事の足跡を
みんなわたしてきた。
独自の資料もあるけどもういい。
それが子どもたちに返っていくんだから。
最後の最後に迷ったけれど
ベット横の壁に貼っていた
相田みつををはずした。

「ただいるだけで」

　あなたがそこに
　ただいるだけで
　その場の空気が
　あかるくなる

あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ

　そんな
　あなたにわたしも
　なりたい

　　　　　みつを

これがsamiの保健室経営の原点。
保健室を出るときに
もう一度振り返って
さよならとありがとうを
言いました。

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軽トラで今の職場から
まとめていた荷物を全部運んでもらった。
２回通わないとだめだと思ったけど
夫のパズルのような積み方でなんとか山盛りにして。
本がとにかく多いから重くて大変だった。
もちろんいくらかは処分したけど
なんせ中身がない分本に頼って生きてるからさぁ。
ポトスやアジアンタム、折鶴ランなどの植物は
samiの車で２日かかって運んで
残りは欲しい人にあげたり
校内のいろんなところに置いてきた。
がらんとした保健室はなかなか淋しかった。
休日に出てきて片付けているのは
今回の異動にかかった３人で
なかなかいい雰囲気だったよ。
残りの一日は午前中にあいさつ回りと
午後は来てくれる人との引継ぎ。
それでsamiの８年間は終わる。

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春休みに入ったので
すごく久しぶりに
kumaさんと二人プチオフをした。
kumaさんは今samiを是非連れて行きたい
ところがあるという。
おそるおそる行ったところは・・・
kumaさんの指差す方向を見て
samiはびっくり。
なんと一面の菜の花。
見渡す限りずーっとずーっと
黄色一色。
その中で菜の花を踏まないように
気をつけながら
samiは菜の花に埋もれて
こころもからだもみんな
黄色く染まったような気がした。
かわいい元気の出る黄色。
暖かい日差しの中で
春の明るい陽の中で
ちょっと疲れていたsamiは
いっぱいいっぱい元気をもらった。
明日からまた引越しの準備と
新しい職場への引継ぎ。
大変だけどでもがんばれる。
ありがと。

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昨日暖かい陽の中でさけの稚魚を放流した。
さけの卵をもらってきたのは
去年１２月の終わりだった。
まだ雪の中で卵から育て始めて
何度かおしょうゆをかけて食べたい
衝動を乗り越えて、水を温めすぎて
何個かはゆで卵になったりしたけど
卵の中から小さいさけが動き出して
今にも飛び出しそうなところも
ゆっくりふ化してお腹に大きな卵を
付けたまま泳ぐところも
だんだんスマートになり
泳ぎも速くなったところも
とてもうれしくその成長を
小学生の息子と楽しんできた。
家のすぐ前の小川に放流するので
やがて大きくなったさけが
お腹に卵をいっぱい膨らませて
そこの川を上ってくるところを
何度も何度も想像して息子と話した。
そして、すっかり大きく５cmほどに
成長したさけを１６匹昨日放流したのです。
バイバイ。元気でね。
ちゃんと海に出るんだよ。
大きな魚が来たら逃げるんだよ。
ちゃんとここに帰って来るんだよ。
小さい水槽からいきなり大きな川に
飛び出した小さなさけたちは
初めは何匹かがかたまって
そのうち思い思いの方向に自分の力で
泳いでいったのでした。

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やっぱり涙なみだの式になった。
もともと弱いほうなんだけど
今年は特に自分の感情も
入っているから仕方ないね。
いろんなことがあったはずなのに
８年間いいことしか
思い出せないよ。
ここは好きだった。
大きな自然に包まれて
時間がすごくゆっくりと流れた。
その中でいろんなことに
じっくりと向き合えた。
それまでが忙しすぎて
振り返っている余裕がなかったから
ほんとうに大切なものを
見落としているんじゃないかって
不安がいつもこころにあったんだ。
ここにきてほんとうに自然に
人の優しさや温かさに気づくことができた。
一人で生きているんじゃないということの
意味も知ることができた。
今自分の仕事を好きだと思えることに
目の前にいる子どもたちを
とってもとっても好きだと思えることに
ただただ感謝して
ここに別れを告げるよ。
いろんなものにさよならをいうことで
始まる何かもあるはず。
新しい季節の始まりはきっと
輝いていると思うから。

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