2004-01-26 出会い
2004-01-24 大掃除記念その４　エマ・シーン
2004-01-23 メル・レゾン　第３報！
2004-01-23 現在、呑山が考える「美少女フィギア」の鼻・口元
2004-01-23 ゆきだるま
2004-01-22 Sign of the Craft
2004-01-21 大掃除記念その３　キューティーハニー
2004-01-20 大掃除記念その２　あずまんが大王
2004-01-19 大掃除記念その１　宇宙戦艦ヤマト？
2004-01-17 やれやれ　一段落

とある人物を紹介されました。
紹介主は　模型製作工房サン・サルヴァドーレさん……最近、頻繁に出てくるね、この名前（笑）

人形　それも、呑山が作っているようなフィギアではなく、いわゆる「ドール」を作っている人です。

球体関節を持ち、各関節が可動　髪の毛も柔らかく、植毛されている人形…………リカちゃん人形とか、バービー人形って言うと、分かりやすい？　ちょっと、違うんだけどね（＾＾）
まあ、洋服を着せ替えたり、ポーズを変えて飾れたりするんですね。

これはこれで、「人形」の王道って感じですが、植毛の技術や、着せる衣装の質感などで、実物大でない限り、そこはかとなく違和感が漂う存在　というのも事実。
関節の球体やつなぎ目も、気になる人は、気になりますね。

で、呑山が作るようなフィギア　これは、五月人形や博多人形のようにポーズが固定です。
髪の毛も１本　１本　植毛するのではなく、「かたまり」として削って表現します。
理論上、何処までもリアルに作り込め、限界がない反面（あくまで　理論上　ね）、ポーズを変えたり、衣装を取り替えたりして楽しむことはできません。

まあ、どっちが良いとか　悪いとか　考えても無意味なのですが　同じ人形とはいえ、大きく違うものです。
呑山本人はどちらにも興味があるのですが、今のところ、固定ポーズのフィギアだけで、手一杯ってのが正直なところです。

まあ、それで、紹介された人は、フィギアの筋肉表現や、一瞬を切り取った造型に興味があるらしく、模型製作工房サン・サルヴァドーレさんを通して呑山にコンタクトを取ったらしいのですね。
で、聞いてみると、全くの素人さんで、作り方も表現方法も、完全に独学とのこと。
店で出来合いのキットを買ってくるのではなく、粘土で作ってるらしいのですね。
仕事として、人形を作ってる呑山にいろいろ質問しようという魂胆か（笑）？

なつかしいなぁ

１９９７年、呑山も初めてフィギアを作ったときは、完全に独学でした。　専門の学校なんぞないんだから、当たり前だが…………。
当時は周囲にプラモデルを作る友人さえいなかったんだし、素材も何を使って良いんだか、サッパリわかんなかった（笑）
針金を芯にして、その周囲に新聞紙を巻きつけ、紙粘土を盛る　という、小学校の図画工作のような作り方で「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイを作ったんですよね…………今、考えると　爆笑！
その半年後には、商業原型を手懸けたんだから、呑山が無謀なのか、使った会社が無茶だったのか？？？

まあ、なんにせよ、右も左も分からないチャレンジャーって、なんか他人事じゃない気がするし、全く知識がない状態から球体関節人形を作り上げる意欲的な人って聞けば、ぜひ、会ってみたい　と思うのですよ、私は。
近日中に会えるようにセッティングを頼んでいるのですが、楽しみ♪楽しみ♪

どんな人なんだろうなぁ…………？？？

先頭 表紙

こちらは現在もＨＰの看板娘を務めるエマ中尉
製作当時、ユニットとしての「呑山涼禅」が有効に働き、周囲の人材の豊かさに感謝したものです（笑）



姿勢・脚の運びに関しては傭兵氏のアドバイスが、胸の大きさ・形状に関してはチュン・ハン氏、そして服のシワや髪の毛の形状に関しては呑山妻が、それぞれ厳しい突込みを入れてくれたおかげで、なんとか完成させることが出来ました。



当時、単純な立ちポーズに悩んで、近所のお寺まで聖観音像を見に行き、その脚の運びや穏やかな表情を見て、このエマさんが出来たんだよなぁ
聖観音を見て、作って、この身体のライン？？？
ヲイヲイ……煩悩にまみれてるなぁ　呑山は……。



服の上から見える肩甲骨や腰骨、お尻のライン等は、この前に作ってたキューティーハニーの経験が大きく、反映されています。
一応、軍服（？）なので、薄い布地の表現は避け、でも、女性らしい身体のラインは表現して　と　欲張った造型になりましたが、今でもこのラインはお気に入りです♪
いやらしくなく、でもいろっぽい　ッて感じにしたかったんですよ、エマさんは。

先頭 表紙

ＩＷＡＮＥ氏より、メル・レゾンの第３報が届きました。
ふむ　現状での問題は鼻と口元にあり。

まずは鼻
メルのキャラクターデザインを考えると、ここはもっとシャープさが欲しいところ。
位置的にも　気持ち、下に寄ってるかな？？？
サクラ大戦３のキャラクターデザインでは、鼻は小さく、下に描かれていますが、２次元から３次元に移行するさいには一考を要する部分だと思います。
おそらく、キャラクターデザインから考えるに、この辺はまだ作り込む前の段階なのでしょうが、アゴの中心線、鼻、額　と顔の中心になる、ある意味、製作の基準になる大切なポイントですので、鼻の中心線をしっかり出しておくのがこの先、必要になるでしょうね。
そして、口元
むぅん……ここは一考の余地がありませんか？
微笑んでる　と言うよりは　何か企んでる　ような印象を受ける口元です。
下唇が厚ぼったくなっているせいかと思われますが、ここはもっと、あっさりした処理のほうがメルらしいかと思います。

簡単に言ってるけど、これ、大工事になるかも？

頭部のバランス、その他身体の線の流れは問題ないようですね。
今後は顔面の作りこみに期待です♪

先頭 表紙

もちろん、作品やキャラクターによって大きく変わる部分ですが、じつはここの処理がキャラクター性を大きく左右する部分。
髪の毛や衣装に目がいきがちですが、ココがおかしいと目元や身体の出来が良くとも全体の印象を大きく変えてしまいます。

リアルを追求すると、鼻の穴がないとか、唇の形状とか　いろいろとハードルの高い部分なのですが、「アニメキャラ」もしくは「マンガのキャラクター」としての美少女には　鼻の穴がなかったり、唇が省略されてるからこそ可愛い　という部分もあるのですね。
ここらへんは意見の大きく分かれる所であるとは思いますが、現状では、画像の榊さんの処理が「良い」のかなぁ　と思ってます。
まあ、考える部分なのですけどね、毎回。
多分、これから先の原型でも、この部分の処理については考え続ける部分だと思ってます。

他の部分の答えが出てる　ッてわけではないのですけどね、もちろん（＾＾；）

先頭 表紙

福岡は雪です。　雪と言えば、雪合戦にゆきだるま♪
定番ですよね。
うちにいる３歳の姪っ子と雪合戦をして遊んで、ゆきだるまを作って………まあ、父親のいない姪と、子供のいない叔父との関係としては、イイ感じ？

で、ゆきだるま…………だったんだよ、最初はっ

なんかねぇ　途中からヘンなスイッチが入ってねぇ
おかしいなぁ　なんでこんな形になったかなぁ？？？

先頭 表紙

ＨＰの表紙に取り付けたカウンタが昨夜0時から、昼前までにすでに４００を数えています。
普段は24時間で１００、いかないのにねぇ　やはりＴＶで放送された効果でしょうか？
するとこの数字のほとんどは九州人？？

まあ、今回の放送で　少しでもフィギアに興味をもってくれる人が増えると嬉しいのですけどね♪
地道にコツコツと盛ったり削ったりを繰り返してきた甲斐があるってモノですよ（＾＾）

とは言っても、結局は好きでやってますから、呑山は（笑）
これからも我が道を行く♪

で、放送ですが　雑誌では常に無視され続けてきた「くま」こと、ジャンポール＆少年レッドごっこが大きく写されていたのが嬉しかったです。
「たまご」まで写ってたのには笑いましたけどね（＾＾）

まあ、地方ローカルな話題はココまで、と、して

閑話休題

『Witch Hunter ROBIN』ですね、作りかけの。
大胆な（笑）ポーズ変更は予想の通り、大工事。
現状は下の画像で確認できますが…………御覧の通り、悪戦苦闘しております。
こういう状況を的確に表す言葉があったよね　　そう、

「あ〜ら　えっさっさ〜！！」

……違うか？　まあ、いい

ま、なんとか　します。　なんとか　せにゃあ。

今後の経過も逐一ここで報告致します。
この状態からどう変わっていくか、今後の展開をお楽しみに♪

先頭 表紙

キューティーハニー
永井豪　年賀状バージョン
６分の１スケール　フルスクラッチ

このハニーの原型は、ちょうどこのＨＰを立ち上げた時に、作ってたものですね。
日記のコーナーの2002年7月1日〜7月2日の画像に　小さく、加工途中の原型が載ってます。
まだ、守秘義務があったので、何か判別できるような画像が載せられなかったのですねぇ　当時は。



いや、悩んだ　悩んだ（笑）
ハニーといえばダイナマイト・セクシー・ボディ♪　で、動きのある活動的なポーズならまだしも、指定は単純な立ちポーズ。
原型を作るうえで、単純な立ちポーズってのが、見せ場に困るんですよ　これが。
また、衣装やアクセサリーが付いてると、処理しやすいし、ロングヘアだと空間を埋めるのに悩まなくてイイ　ってのもあるんですけどね。
すっきりしたレオタードだわ　ショートカットだわ　立ちポーズだわ
ハードルが高かったです　このハニーは（笑）
まあ、太股から上の空間は充分、見応えのある造型にできたと思ってるのですけど、問題は脚部
ああ、今見ると　なんか　間延びしてるなぁ…………ヒザ立ちにでもすれば　また違ったか？？？
いや、オーダーはこのポーズだったんだし………むう………ここらへんが、呑山の感性の限界か？？？



背中は大きく空くし、当時はまだあまり意識していなかった肩甲骨や背骨の
ラインを　おおいに勉強し、どの角度から見ても見栄えが良いようにとお尻や太もものラインに気を使いました。
まあね、身体のラインは時間さえかければ問題ないってことで、当初　懸念していた巨乳も破綻なく纏ったし、

めでたしめでたし

好みは分かれるとは思いますが、塗装はテカテカのツヤ有り♪
普段からお世話になっている　模型制作工房　サン・サルヴァドーレのＦ店長の塗装です。
雑誌に掲載された作例見本は下半身が銀色でしたが、今回は濃い紫色です。
年賀状バージョンってことで、下半身の色指定が無いっていうか、分からないんです（笑）

そうそう、下半身って言えば、靴（ブーツ）のカカト！
呑山はハイヒールにしたかったんですよねぇ　ハニーのカカト！
ただ、アニメ版　原作版　原作続編　と例外なく、ローヒールのペタッとしたカカトらしいんで、
ニューラインの社長と話合って、この形状に落ち着きました。



気になる人は、キットを入手して各人で改造してみてください♪
まあ、カカトの高さの調整くらいなら、そんなに難しい改造でも…………ないよね？

それでバランスが崩れても、呑山は責任を持ちませんけどぉ

先頭 表紙

〜あずまんが大王〜より
榊さん＆ちよちゃん　1/7スケール

製作を開始したときに、ちよちゃん＆榊さんを水着で…とのテーマに、ちょっと考えたことがあったんですね。
呑山個人としては　「色気」　と　「エロティシズム」　と　「エッチ」　と　「エロ」
これらは別々のものであると考えています。
なかには裸婦像（水着・レオタードを含む）すべてを「エロ」と一括りに考える向きもあるようですが、どうかなぁ　それは？
発想が幼稚過ぎないかい？



榊さんに限って言えば、「あずまんが大王」という作品はまず、エッチやエロというカテゴリーから外れる作品。
性欲の対象になるようなキャラクターではないんではないかな？　と思います。
あくまで、呑山の個人的なイメージですが、カッコよくって、天然ボケで、可愛い女の子　なんですね、榊さんは♪
恋人にしたら可愛いだろうし、友人になれたら楽しいボケを見せて笑わせてもらえるかな…と（笑）

ちよすけの方は、天真爛漫で一生懸命な　良くも悪くも「子供」（笑）
イメージ的に、妹か…………娘？
可愛いって言っても、榊さんとはちょっち　種類が違うかな？？



造形上、この対比はやりがいのある仕事でしたし、思いっきり楽しんで作れました。
必要以上の肉感表現や水着のシワを廃し、最低限のモールドで　作者であるあずまきよひこ氏の雰囲気を表現したい、とか考えて作ったんですが、個人的には成功したと思ってます。

榊さんのこぼれんばかりの巨乳と小学生体型のちよすけ
そう、榊さんは胸が大きいのですよ、今更ですけど……どうやら本人は多少のコンプレックスも持ってるようですが、イベント会場に来る人の多くは水着の榊さんの胸に注目する事が予想されます。
体の線がはっきり出る造型だけに、手は抜けない部分ですが、上記のように、「エロ」い造型にしたくはなかったんで、周囲からの声を意識的に無視した部分はあります。

曰く　乳首の表現が欲しい　　曰く　水着の布地面積を少なく　曰く　萌えるシワが欲しい

御覧のように、すべて、無視しましたね♪
でも、身体的特徴である巨乳はしっかりと再現！　で、榊さんはスポーツ万能だから、胸とは対照的に、腹筋や足首は締まってるはずだよなぁ　とか考えての造型です。
ある意味、コレはコレで「萌える！」との声も聞こえてはきました（笑）
ちよすけは12〜3歳？
もう少し、身体は育っててもいいかなぁ　と考えたのですけど、極端に走った方が並べたときに面白いな　とか考えながらあっさりした造型になってます♪



販売戦略は考えるとバカな造型をしたものですが、この方針で納得してくれたニューラインの社長に感謝です。
エロくないと言われ、模型雑誌などには無視されたこの原型でしたが、水玉蛍之丞先生のイベントレポートで、

「あずま絵の持つ清楚感てゆーか　すっきり感が、そのままキットに移植されてるかんじがギューでした。　や　他のはエロくてダメってゆーんじゃないけどね。　　でも榊さんのチチとかちゃんとグッとくるっスよ」

と評されてたのが　スッゲー　嬉しかったです！
雑誌読んだとき、半泣きで喜んだ（笑）　いや、ここまで製作意図を的確に掴んでくれた人が存在すると、泣くよ、原型師は。

先頭 表紙

いつ作ったんだか記憶が定かではない（笑）
特定の年齢以上のアニメ好きに向けた年齢限定な「やまと」
１９７４年　低視聴率ゆえに途中で打ち切られた最初のＴＶシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」の第1話の情景モデルですね。

謎の宇宙人からの攻撃により、放射能に汚染され海は干上がり、荒廃した地球では人々は地下に隠れ住みながらも、抵抗を続けます。
大昔の戦艦の残骸の地下で、新兵器「宇宙戦艦ヤマト」を地球防衛軍は建造するのですが、それは金属反応をカモフラージュするためと、既存の防衛軍基地から離れた場所で監視が薄いという地理的要因もあったとの設定でした。



で、このくず鉄の塊りを押しのけて、最新宇宙戦艦「ヤマト」が赤茶けた大地を割りつつ、登場するのですが……当時はその重量感溢れる登場シーンに燃えたものです（笑）　おじさん達は♪

特定の年代以上のマニアには「宇宙戦艦ヤマト」って特別な思い入れがあるのですよ。
好きか嫌いかは別にしてね♪



なら、その宇宙戦艦ヤマトを作ればいいじゃん　ッて意見も聞こえてきますけど　まあ、ほれ　そこは、趣味♪
こーゆーバカなアイテムつくる奴がいてもいいっしょ？

ものは普通のプラモデル　スケールは1/700の旧大日本帝国海軍の戦艦大和　コレを小難しい資料を調べながらできる範囲でモールド追加
プラモでは省略されている手摺やレーダーを細々と作っていき、当時の米軍資料を見ながら爆弾のダメージを追加　塗装は黒をベースに明るいオレンジや赤を吹き重ねつつ、サビたような色に塗装♪
石膏のベースに埋め込み、周囲はパウダーで赤茶けた地表を表現　ついでにエアブラシと筆でチョコチョコと地表の色合いに変化をつけて、完成。
で、石膏に埋めた時点で側面の手摺や魚雷のダメージ表現が綺麗に隠されてしまったあたり、行き当たりばったりな作り方をしていますね。

先頭 表紙

撮影終了♪
番組中のコーナーで放映するものだから、おそらくは５分程度なのでしょうけど、撮影は４時間くらい、かかりました。　スタッフの皆様、御苦労様でした。

時間がかかったのはフィギアの撮影のせいのようです（笑）
呑山のインタビュー自体は５分程度、撮影したかなぁ　という程度ですが、素人をのせるのが上手いスタッフもフィギアの撮影はまた、別のものらしく慎重な撮影となりました。

フィギアに触れるときに、おっかなびっくりだったのが、いかにも

「扱いなれてないなぁ……」

って感じ？

古いものから新しいものまで、丁寧に、綺麗に撮影されていたようで、これは　嬉しかったですね。
モニターを覗かせてもらったのですが、見慣れたフィギアが別のもののように見えて新鮮でした♪

今日はアーク倶楽部の幹部である死神博士こと傭兵さんが冷やかしに来ていたのですが、フィギアの撮影では大活躍（笑）
照明やレフ版の位置に背景の用意と、スタッフの方と呑山が話している間に手際良く、用意してくれていました。
スチール専門とはいえ、カメラマンだからねぇ　傭兵氏も。
準備も手馴れているわなぁ

傭兵さん　ありがとう！

それに、完成見本を取り急ぎ仕上げてくれた模型製作工房サン・サルヴァドーレさんにも感謝！

相変わらず、「呑山涼禅」って、個人名ではなく、ユニットの名前だなぁ　と、実感した今回のＴＶ撮影でした。

画像は帰る直前の、寒さにふるえるスタッフの皆様
フィギアの撮影をしているカメラマンの方の撮影風景を撮影させてもらおうと思ってたのですが、撮りそこなったのですよ（笑）

先頭 表紙