2002-10-07 海賊版？
2002-10-05 惣流・アスカ・ラングレー　３
2002-10-05 惣流・アスカ・ラングレー　２
2002-10-05 惣流・アスカ・ラングレー
2002-10-03 過去のシーマ様
2002-10-03 過去のシーマ様 　オマケ
2002-10-02 ・・・ボツ
2002-09-28 スタッフ募集
2002-09-27 監修から帰ってきた原型
2002-09-24 混乱…。

今日、友人からメールが到着。
とある香港(？）のアニメショップのホームページのＵＲＬが載っていたので覗きに行きました。

ある程度の噂は聞いていたし、予備知識もあったんですがねぇ…。
アニメショップでガレージキットも扱っているんですが、その値段の安い事、安い事！
日本国内で販売される価格の約２分の１〜３分の２くらいかな？
さらに、日本では手に入らないイベント限定キットや絶版品も多く、マニアには嬉しいお店…なのか？ここは？

で、カタログには私の製作したイベント限定エリカも載っていて大笑い…っつーか、笑うしかないでしょ、とりあえず。
写真は日本国内のとあるイベントレポートからの転載と思われる写真、Ver1,０の写真ですね。スケールは4分の1だそうで、まあ、そのくらいの大きさには見えるでしょうねぇ。
カタログ上ではお値段は未定のようです。　空白になっていましたが…

お〜い、値段設定、高めにしておかんと大赤字出すぞぉ〜

しかし、日本まで買いに着てるんだろうねぇ、きっと。
え〜とぉ、とりあえず、お買い上げ、ありがとうございます。
できたら、そっちで複製するんじゃなくて、会場で買った数だけ転売するに留めてほしいのですけど…そーゆー問題じゃ、無い？

下に載せたアスカもありました。
こちらはPRICE　US＄６５　だそうです。
カタログ写真は日本語の雑誌からスキャンしたモノが使用されていました。
…正式な輸出品？　確認できていませんけどね。

まあ、アスカはまだしも、エリカの方は輸出していませんから、イベント会場で手に入れたんでしょうね、きっと。

先頭 表紙

で、これが完成原型の写真…だったと思う。
ね？だいぶ良くなったでしょう？

首の調整によって、髪の毛は一部作り直し。
スカートは最初っから作り直したので、前のスカートはゴミ箱行き。
今見ると、少々顎のラインがシャープすぎるかなぁ　とか思いますが、この当時は満足したものです。
色々と苦労はしましたが、いい仕事をしたという満足感はありました。

最初から、完璧な原型を作ることができる天才はさておき、私のような凡夫は修正に修正を積み重ねて、いろんな人から意見を聞いて、やっと完成です。
現在、ホームページのほうでも修正を繰り返すべく頑張っているチャレンジャーがいますが、私としては他人事ではありません。
これからもＸｉｔｏ君には頑張ってほしいものです。
当然、呑山本人もがんばりますけどね。
いや、頑張ってるつもりなんですけどねぇ…。




この写真、祖母の葬式の朝、撮影しました。
結局、持ち直すことなく、鬼籍に入りました。
早朝、原型にサーフェイサーを吹いて写真撮影、そのまま葬式に参列。
火葬している間に現像所に持ち込み、火葬場に引き返して骨を拾う。
その後、現像された写真を引き取り、宅配便で荷物を発送…

締め切りは締め切りです。
たぶん、よその原型師さんや漫画家さんも同じだと思いますが、ヤクザな商売ですよねぇ。

先頭 表紙

さて、これは年が明けて、２００１年の正月くらいの写真。
新年早々、遊びにきた傭兵氏に無理を言って撮影してもらったのを覚えています。
写真が綺麗でしょ？　
実は、この時点で、けっこう、自身があったのです。
これで完成・・・と、思って、ニューラインの社長さんに確認してもらったところ！

〇首が長くて、亀みたいな印象があるから、「気持ち」長さをツメましょう。
〇胸元、両手で寄せているんですから、もっと谷間が強調されてもよいのでは？
〇スカートのシワがヘンです。厚ぼったくって毛布のような感じですから、左手で引っ張ったシワと風で膨らんだシワの強弱を意識しつつ、髪の毛の流れにあわせましょう。
〇左手の指よりもスカートの生地が下にきているのは不自然。
〇右足首の方向が不自然ですから、この辺を調整してください。

との事でした。

言われてみると、う〜む、なるほどぉ…悔しいが、その通りだなぁ
って、思っちゃうと、もう、呑山の負けです。
さすがに社長、細かいチェックの一つ一つが理に叶っている。
さあ、修正だ！



この頃は、入院していた祖母の意識が戻り、一安心。
それはそれとして、家族交代の看護、リハビリへの付き添いで目が廻るほど忙しい時期でした。年末には妹が出産、私の姪が生まれて家族全員が何らかの形で毎日、病院に通っていました。

先頭 表紙

先日のシーマ様の写真を片付けていて発掘したのですが、懐かしいアスカの写真が出てきました。
呑山の記憶では、発売は確か昨年の４月だったと思いますが…
発売から１年半も経ってますから、内輪ネタをばらすのも時効かな　と思って製作途中の画像を掲載いたします。

まずは最初の画像
各パーツは良いとして、全体的に倒れそうで、すっげーヘン！
当然、こんなもの商品としては発売できません。
各関節からノコノコと切り離して重心の取り直し！
一番ヘンなのがスカート。
髪の毛が右に流れているのにスカートは左に流れているというヘンな絵。
当然、このスカートはゴミ箱行きです。

こうしてみるとあきらかにヘンなものを造っていたのですが、製作中は本人、全く気が付いていません。
写真にとって初めて「…何だ？こりゃ？」と気が付いたのです。
写真になると、１歩引いた　他人の目で見ることになり、机の上では気が付かなかった違和感に驚愕します。
…それだけ無能であるということでしょうか？

ここを見ている人で、フルスクラッチに挑戦してみよう、と思っている人には、写真に撮って見る事をオススメします。
あと、鏡に写してみたり、作業にタッチしていない他人の目も有効です。
作業中は全く気が付かなかった「根本的な」違和感に驚かされる事が多々あり、それを一つずつ修正していく事で完成度を上げていく事ができます。

それにしても、これは酷い……ねぇ？


それはそれとして、写真の隅に日付があります。
１２月６日
この頃、祖母が倒れて意識不明の重態、集中治療室から個室に移されて回復か　このまま植物人間になるか、という状態でした。
祖母が倒れる寸前に交わした会話が「仕事、がんばんなさい」と、いうような内容でしたので、当時は必要以上に思いつめて削ったり盛ったりしていた記憶があります。

先頭 表紙

昨日の　ボツ!!　ではないですが、昨年のC−3に出品したシーマ様の写真を見つけました。
向かって左の右腕を上げている方がキットの原型　つまり商品の完成写真です。
で、右側の写真は…ボツになったシーマ様…。
見てのとおり、似て非なるものです。前面に垂れたマント(ポンチョか？）はベルトに挟み込み、ハリセンは身体の前にあります。
これはこれで、けっこういいかな？　とか思っていたのですが、
「マントに動きが欲しい」とか、「せっかくのロングヘア　風になびかんといかんだろう」とか、色々欲が出てきて、改修・と、いうより、作り直しとなりました。

顔面は流用、ですが髪の毛は当然、一からの作り直し。
腕を上げると肩も上がる、当然、腰にもひねりが入る、と、すると足の位置もずれてくる…首から下は全て新造です。
ブーツ、乗馬ズボンのシワがまったく違うものになってるでしょ？

記憶違いでなければ、版権元への申請は左の写真で許可をとったような気もするが…こりゃあ、インチキだよね。
で、大幅な改修、というか新規製作のせいで予定時間を大幅に超過、塗装見本も会場当日に滑り込みセーフ　パッケージ写真は間に合わずにサフ吹きのままの写真が添付される事態となりました。
あろうことか、勢いだけで造ったので、背面マントが横幅25センチ(！）、用意されていた箱に入りきらずに当日はキットの箱と、マントのパーツの入ったビニール袋をセットでお客さんに渡す事になり、イベント当日の売り子さんに迷惑をかけたキットでした。

今考えると、右の胴体は保管しておいて、完成させればよかったかなぁ　とか思うのですが、当時はそんな余裕もなく、ゲージとして切り刻み、あまったパーツはゴミ箱に直行。


ここまで極端な作り直しはめったに無いのですが、まぁ、たまにはこんな事もありますよ、ねぇ？

長髪はい〜や〜！　なびく布もい〜や〜！
とか言いつつも、その後も長髪やなびく布に挑戦することを止められません。　エリカとか、カテジナさんとか、〇〇〇とか…
そー言えば、アスカのときにも、スカートと髪の毛、作り直したなぁ…。

こんなんばっかしかい、俺は。

先頭 表紙

バストアップ2枚
製作途中なので、荒いですが、この状態から髪の毛のモールドを追加したり、細かいパーツの製作にかかります。

そうそう、肩幅が狭く、胸が小さいので、大人の女性の身体にしたんですねぇ、この後。
目元も彫り直したり、唇を修正したり…ああ、思い出したら止まらない。
当時を思い出して、汗、でてきましたぜ。

先頭 表紙

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボツ・・・時間を無駄にしてしまった。

先頭 表紙

アーク倶楽部では業務拡張に伴い、優秀な人材を求めています。

〇塗装・キット組み立て
ＳＤガンダム等の塗装・・・誰かかわりに塗ってくれ

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イベント用ガレキの原型製作・・・商品を増やしたいから

〇原型製作アシスタント
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年齢・性別・経験・前科・不問
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待遇　各種保険一切無し・完全歩合制・労働基準法無視・研修制度有り

辛く苦しく報われる事の無いイヤな職場です。
社会的にも認知度は低く、親兄弟にも理解を求める事は難しい職種ですが、イベント直前や締め切り前の殺人的なスケジュール中には、薬物なしに天然でトリップが楽しめます。
この職場を一言で表すなら、ハイリスク・ノーリターン　この一語でしょう。

……冗談のつもりだったんだが、なんだかシャレになってないなぁ　っていうか、途中からマジになってるような気がする。

先頭 表紙

先日、版権元に送った原型が監修されて帰ってきました。

予想以上に厳しい事を言われ、少々凹んでいますが、それとともに闘志のようなものも湧いてきています。
反省と、怒りと、逃げ出したい気持ちと好戦的な感情…自分自身でも良く分からない感情に今、戸惑っています。

製作途中の泣き言・言い訳は反則行為。結果が全てですから、ここを見ている皆さん、呑山の新作に期待してやってください。
この訳の分からない感情はそのまま原型に反映される筈です。　いや、反映させます。
過去、呑山が抱えてきた問題点にもここらで一つの回答を出したいと思っています。

先頭 表紙

一日の作業を終えて、ふと机の上を見てみると…なんだ、これは？

８分の１・６分の１・ＮＯＮスケールＳＤキャラ…なんかいっぱいあるぞ？
同時進行するにはバラエティに富んでいるなぁ、このアイテムたちは。
こいつら全て、来月の２５日には写真申請できる状態にまで形にしなきゃならないんだけれど、大丈夫かな？

版権元も作品も、媒体も違えばフィギアとしてのアプローチすら違うものをこれだけいっせいに同時進行するのは初めてです。
頭の切り替えができないと各作品に悪い影響が出そうで怖いんですけど、今の所はなんとかなっているみたいです。

今、気が付いたんだけど…原型製作はまあ、いいや。
何とかなるでしょう。
型取り・複製　そして、塗装　どーするんだ？
いや、マジで今これを書き込みながら気が付いた！
どーするんだ、本当に！

塗装だよ、塗装！　問題は！

先頭 表紙