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原型師の非日常的な生活

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2002-08-17 トラ柄レオタードを着るグリシ−ヌ・ブルーメール 3
2002-08-17 トラ柄レオタードを着るグリシ−ヌ・ブルーメール 2
2002-08-16 トラ柄レオタードを着るグリシ−ヌ・ブルーメール
2002-08-15 エリカ・フォンティーヌ 作業状況 髪の毛篇 2
2002-08-14 エリカ・フォンティーヌ 作業状況 髪の毛篇
2002-08-13 お久しぶり
2002-08-08 エリカ・フォンティーヌ 作業状況 2
2002-08-07 エリカ・フォンティーヌ 作業状況
2002-08-06 帰宅、そして……作業(泣)
2002-08-05 夏のワンダーフェスティバル 戦況報告


2002-08-17 トラ柄レオタードを着るグリシ−ヌ・ブルーメール 3

と、言うわけで 首の角度を調整しました。
視線をグリシ−ヌの肩の位置まで下げても、見下ろしても表情が見えるような角度にしたつもりです。
脚のほうも丸く整形しましたが…ダメじゃん、長すぎ!
左足のつきかたもヘン!
こりゃぁ 脚、作り直しですな。

で、全体に細くなっているのは今後プロポーションを調整する為です。
このミイラのような身体に筋肉や脂肪をのせて女性らしい曲線に形成していくわけですね。
最初からカッチリとした造型が出来れば手間が省けるのですが、今回のように
「脚、長すぎた…」とか
「肩の角度がいまひとつ…」とかいう時に修正を容易にするために少しづつ、様子を見ながら盛って、削っていきます。

さて、明日の18日は少々予定が出来てますので、日記、書けるかな?
場合によっては1日お休みするかもしれません。

ではっ また!


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2002-08-17 トラ柄レオタードを着るグリシ−ヌ・ブルーメール 2

トラグリ、ある程度の形にはなりましたが、ここで一度確認しなければなりません。
目標は画像のグリシ−ヌ、ココまではこのポスターのイメージで身体を形成してきました。
問題はこのイラストのアングルですが、グリシ−ヌ、下から見上げてますよね。
もちろん、コレは集合イラストの性質上、キャラの配置や全体の雰囲気からこの角度にしたものと思われます。
このイラストを単体で立体化しようとするときに、何も考えずに造型すると当然、完成したグリシ−ヌはうつむく事になり、顔が見にくくなります。

フィギアで顔をうつむかせるのは極々限られたシュチュエーションのみと考えています。
今回のグリシ−ヌはシャノワールでのステージ衣装でしょう(多分)。
楽屋でこの衣装に照れてうつむく…というシュチュエーションであれば、(いいかも、それ)顔を下に向けてもいいでしょうが、ポーズから推察するにステージ上のレビューの一コマだと思います。
ならば、グリシ−ヌは堂々と顔を上げ、胸を張る筈!
グリシ−ヌの性格を考えれば当然、そうでしょう。

コレが北大路花火なら 「……………………………ぽっ」
つーのもアリでしょうけどね。

なぜ、こんな事を長々と書き込んだかと言うと、先日のワンダーフェスティバルでキャラクターの性格・状況を無視したフィギアが目に付いたからです。
何も考えずに元のイラストからの、設定資料からの立体化。
その選択もアリだと思うのですが、時々、2次元での都合や嘘をそのまま立体化している事があります。
このグリシ−ヌだと、ステージ上でうつむいたままのフィギアが造られる様なものですね。
その作品の事を知らない人間が見ても違和感は無いかもしれませんが、はたしてそのキャラクターの欲しい人の望むフィギアとは、そんな中途半端なものでしょうか?

…けっこう、買う人はそんな事気にしてないのかもしれないけど…

技術的なことは練習して身体で覚えるのが一番の早道ですが、今、呑山が書き込んだことも一応、考慮に入れておいてください。


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2002-08-16 トラ柄レオタードを着るグリシ−ヌ・ブルーメール

トラ柄レオタードを着るグリシ−ヌ・ブルーメール…略してトラグリ。
元はといえば、やくもぎゃらりぃの管理人さんから、
「次はカンナ・織姫・グリシ−ヌあたりを立体化しては?」
とのお手紙(日記 7月5日参照)から拾ったこのネタ、ココまで来ました。

御覧のように、顔面は殆ど完成状態です。
もう少し、目元を優しくしてもいいかな?
首から上は当分このままほったらかし、これからは身体の線に集中します。

先日の画像では脚が単なるポリパテの板だったんですが、御覧の通り盛ったり削ったりで丸くなってきました。
今現在使用している工具は小刀(道具置場参照)と木工用荒目やすりです。ポリパテ表面に見える削り後から呑山の乱暴な作業工程が確認できるかと思います。
この時点では全体のバランスを確定するので当分は繊細な作業はありません。
でっかい金属製のヤスリでゴリゴリ削るのみ!

明日はもう少し、人間らしい脚になっていると思います。
では、また明日。


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2002-08-15 エリカ・フォンティーヌ 作業状況 髪の毛篇 2

昨日の続きです。
本日は前髪ですが、このパーツも抜き具合は良好なようですね。
先が二股に分かれたものと三股に分かれたパーツが残っている筈ですから、前髪パーツのミゾにあわせてしっかりと接着して下さい。
写真のような状態になるはずですが、ここも例によって、多少のゆがみが報告されています。昨日組み立てた後頭部とあわせながら調整してください。

上半身は何も考えずに両腕をガッチリと固定。
当然、髪の毛が干渉してくると思いますが、首を差し込んだ後に、干渉するパーツをピンセットで引っ張りながらドライヤーで暖めながらいい角度に調整してください。
上半身の組み立てではここの基本工作が一番の腕の見せ所になると思います。

パーティングラインを丁寧に処理すればかなり満足の行く仕上がりになると自負していますが、不満のある方は昨日書き込んだように細かい髪の毛を追加してみてください。

基本的に画像が必要な解説はココまでだと思います。
あとは普通の組み方で問題ないと思いますが、質問がありましたらまた、メールを送ってください。

やはり、このキットの一番の問題点は下半身、それもスカートに集中しているみたいです。
表面処理やエッジの処理の面倒な事…!
ただ、そこのところは地道な作業を繰り返す事意外に方法は無いと思いますが、特別に難しい技術は必要ないと思います。
必要なのは根気と愛情ですね、やっぱり。

と、いうわけで、この先は延々と表面処理にかかりますので、エリカの画像アップは暫くお休みです。
新たな段階に入ったら、又、画像を載せる事に致します。


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2002-08-14 エリカ・フォンティーヌ 作業状況 髪の毛篇

昨日までのスカートは表面処理に時間をかけるとして、次は髪の毛にいきましょうか。

写真で 見えますか?
後頭部のパーツと顔面のパーツの間に髪の毛パーツを挟んで固定します。
先が2つに分かれたパーツですが、似たようなパーツが2本入っている筈。
根元の太い(厚い)パーツがここに来ます。
根元が細い(薄い)パーツは前髪に来ますので間違えないように。
このパーツは接着剤でしっかりと固定してください。
肩から腕に干渉しそうな位置にきますが、細いだけにドライヤー等で簡単に修正がききますから心配しなくても大丈夫。
形状修正は後々ゆっくりかかるとして、パーティングラインの修正を済ませておいてください。

写真下のほうの房(?)は計3パーツ。
こちらは特に問題が無いと思いますので、ダボ穴にあわせて接着してください。
髪の毛をまとめる輪ですが、塗装のことを考えて別パーツになっています。
ゲーム画面やイラストでは黄色に塗られているパーツですね。
輪ゴムじゃないようですし、これ、どーやって留めるのかな? ま、いいか。

ここも処理、よろしく。
原型ではパリパテからの削りだしだったので、折れた折れた!
細いんでパーツ抜きも心配だったんですが、さすがに真空注型 綺麗に抜けてます。
気泡も殆ど確認できないし、細かいわりに簡単に出来ると思いますよ。
後、気になる人はアルミ線や銅線等の細いもので髪の毛を追加するのもいいかと思います。
ここら辺は塗装寸前に追加予定なのですが、各人のセンスで完成度に差が出る部分。
がんばって挑戦してみてください。

前髪は明日、ここで載せますので、質問がある人は早めにメールをくださいね。
では、また 明日。


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2002-08-13 お久しぶり

基本的に毎日更新 とか言っときながら今日はもう13日。
前回から4日も間が空いてしまいました。
まあ、あくまで基本的…と、いう事で、ゴメン!

さあ、溜まってる報告、いきましょうか。
まずは次回イベントのアイテムですが、スタッフと協議の結果

ぐろ〜ぶ・おん・ふぁいと全キャラ立体化を決定!
夏のワンフェスではたくさんのお客さんから他のキャラの質問・要望がありましたので、
それにお応えしよう という事です。
あゆ・エココの再販はもちろん、シエル・さっちん・秋子さん・来栖川 申請します。
問題は大人の事情で販売許可が下りないデ・ジ・キャラットとガンパレードマーチ。
いろんな事情があるにしても、やっぱりずらっと並べたいでしょ?

ごく一部で局地的に人気のあるジャンポールも申請します
「少年レッドごっこ」ですね。

以前にこの日記でもとりあげたサクラ大戦3のトラ柄グリシ−ヌ、製作開始しました。
たぶん、申請すると思います。
現在は画像の状態。
見ての通りに頭部のイメージは出ていますが、体の方はまだ、さっぱりです。
ちょっち、首が短いな…。

………また、赤字になるんだろうなぁ コレも。

エリカ製作記事
ペチコートの歪、ドライヤーでの加熱である程度は修正がききました。
それでも隙間が空くのでポリパテで補填。
組みあがったら殆ど見えない箇所ですから、気にしない人は処理の必要はありません。
見ての通り、殆どモールドも入れてないし…。
ただ、呑山個人としては色々と苦労させられたキットですし、スケジュール的に余裕があるようならこの部分もじっくりとモールドの追加、したいですね。
それ以前にスカート表面の気泡を消さないといけませんけど。
遠心注入での形成ですから、ある程度は仕方ないとは言え、この表面処理には泣かされそうですね。
でも、目立つ部分ですから頑張るしかないでしょうね。


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2002-08-08 エリカ・フォンティーヌ 作業状況 2

さて、とりあえずは一番面倒と思われるスカートから。
スカート前面の、膝にまとわりつくペチコートの位置決めです。
今、接着してしまうと後々の作業に支障が出るので、位置を決めた後、瞬間接着剤で仮止め。
いいようなら、2oの穴を開けて真鍮線を通します。
これは、今後、サーフェイサーを吹いたり、塗装の時の持ち手を差し込む事になるとともに、全体の様子を見るために仮組などをするときに使用します。
ですから、この時点で真鍮線を接着したりしないように。
真鍮線の太さは各人の好みでいいのですが、今回のように大きなパーツは重量がありますので、最低でも2oくらいは欲しいところです。
スカート、前面のペチコート2枚を仮止めしたらドライヤーで暖めながらキャストの歪みを修正。ここまでは殆ど問題ないでしょう。

問題は後ろのペチコートパーツ…何?これ?
スカートとの接着面が最高5ミリくらいの隙間が出来ている…。
ヒケ?歪み?いったいどうしてこんな事に?
みんなのキットもこの状態? 呑山がテストショットを組んだ時には、ここまで酷くはなかったぞ! なんじゃ、こりゃぁ!!

と…とりあえず、この隙間はポリパテで修正する……しかないか…。
頭がいたいぞ、このキットは。

とりあえず、本日の使用工具
赤い鉄砲みたいなのは電ドリ。
安物の電動ドリルですね。呑山のようにポリパテやデコパージュ(飾り台)に穴を開ける機会が多いと、ピンバイスでは時間も喰うし、作業ストレスも多いのでドリルを愛用しています。
その右にあるのは小型のペンチ。
生け花用らしいですが、真鍮線を切ったり、ちょっとしたパーツの持ち手にしたりと重宝しています。
その下はドライヤー。
パーツの歪みを修正するに使用しましたが、普段はポリパテの硬化速度を調整したり、固まったポリパテを温めて切削しやすくしたりするのに使用しています。


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2002-08-07 エリカ・フォンティーヌ 作業状況

エリカ・フォンティーヌ 作業状況…と、言っても、実のところ本日は何も進んでいないです。 …ゴメン!!

イベント終了後の荷物の整理に金銭の確認、会場へ来る事の出来なかったメンバーへの売上金の振込み等、昼間の間は雑事に翻弄されていました。
で、作業場に帰ってくると、ぐったりとして 正直、何もする気がおきなかった。
いかんなぁ…怠けてしまった。
夕方は奥さんの両親と、久しぶりに会って会食。
豆腐料理をたらふく食った。美味しかった。

…いや、つまり、何にもしていません。怠けました。ごめんなさい。

洗浄した部品のチェックだけは、したんですけどね。
これがけっこう、たいへんそうです。昨日書き込んだ部品の歪み、特にスカートパーツに集中しているようで、修正には神経を使いそうです。
呑山の手元には後期生産分でゴム型の破損、歪みのあるモノを残しておいたんですけど、販売分は大丈夫だったんだろうね?
購入した人で、修正不可能な、または難しいパーツがあった人はメール、ください。
多少の部品のストックはしてあります。

と、いうわけで、今日はここまで。
明日はちゃんとお仕事します。

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2002-08-06 帰宅、そして……作業(泣)

本日午後9時頃、仕事場に帰り着きました。
普段、部屋の中に引きこもっているものとしては、東京の人の多さはきついですっ!
で、いつも思うんですけど、都会に行くほど、歩きますよね。
呑山の仕事場からだと、タバコを買いに行くにも車で出かけますしね、田舎は交通機関が整備されていない分みんな自家用車を利用するものですから…。
足が、疲れた。

さて、帰ってみるとメールがいっぱい! なんと、25通!! ビックリしましたぜっ。
殆どがイベントでお世話になった人たちや、キットを買ってくれた人達でした。
みんな、ちゃんと返事書くからね! ちょっと遅くなるかもしれないけど。

さあ、ぐろ〜ぶ・おん・ふぁいとの方は特に問題が無いとしても、問題はエリカの方ですね。
会場で飾っていたものは版権元に納品したし、完成見本がありません。
自分用に、残しておいたキットがあるので、本日からエリカの組み立て説明&ポイントを絞ったアドバイスなどを書いていこうかと思います。

では、まずはパーツの確認から…ガレージキットでは、この作業を省略してはいけません。
呑山の友人には、箱を空けたら左足が2本入っていて、右足の無いキットが当たった奴がいます。買ってきたらちゃんと確認しましょうね。

画像、見えますか?
全部で28パーツあります。
特に画像右下の髪の毛、左上の銃のパーツ(マガジンです)、バリと間違えて捨ててしまわない様に。
呑山の手元にあるキットは、少し歪がありました。
右足首、ペチコート、マシンガン本体等が少し、歪んでます。
これは完全硬化前に何らかの重量がかかったか、硬化後にじっくり、ゆっくりと圧力がかかるとおきる現象です。
まあ、キャストキットには良くあること、お湯かドライヤーなどで修正できますから気にしないでも、大丈夫!
とりあえず、今日のところはパーツを確認して、中性洗剤を混ぜた水につけて、離型剤を浮かせます。
明日には大雑把なバリ取り&簡単な仮組をやって見ましょう。

んでは、今日の作業はこんな所で。



…疲れた……寝る。


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2002-08-05 夏のワンダーフェスティバル 戦況報告

結論…いちごミルクちゃんを除いてすべて完売!
ありがとうございました!!

昨日、8月4日 東京ビックサイトにておこなわれたワンダーフェスティバルでは、多くの方に来ていただきました。
今回のヒット作は「ぐろ〜ぶ・おん・ふぁいと」
アイスちゃんは会場後1時間を待たずに完売、あゆもその後30分ほどで無くなってしまいました。
大物エリカは出足も好調、高価なキットにもかかわらず会場終了までにすべてのキットがなくなりました。おかげで呑山の今までの苦労も報われたと言うものです。
再販だっった白目ちゃんもお昼頃にはすべて完売、カケハシ君、よかったね!

今回はサークル名が変わって書類上は初参加だったので心配してた部分もあったのですが、一時期にはサークルの前に行列が出来るほどの盛況ぶり、予想以上の反響に呑山は驚いています。
と、言うよりも過去最高の繁盛振り。 ひょっとして、サークル名なんて関係ないの?



呑山は現在、池袋のインターネットカフェからこの日記を入力しています。
イベント終了後は真直ぐに池袋へ、東口近くのきったない連れ込み宿に泊まりました。
2週間ぶりくらいに布団に足を伸ばして(最近はずっと椅子に座ったまま寝てました)熟睡、8時間ほどたっぷりと休養を取りました。
午前中は池袋をウロウロと徘徊、田舎モノの呑山には東急ハンズがめずらしく、便利そうな道具、工具類に有頂天でした。
都会はいいなぁ…九州にはこんなに品物が揃う店、無いものね。
東急ハンズで彫刻刀、ヤスリを購入後、向かいにある太正浪漫堂へ…サクラ大戦グッズを買い込みました。これが、このまま、次回の造形に反映されるあたり、呑山も単純です。

夕方には東池袋にあるニューラインさんの事務所へ、今回のイベントの反省会と、時期商品の打ち合わせ。
製作アイテムはまだ、ヒ・ミ・ツです♪
期待して、待っててくださいね。

色々とお話をしましたが、次回作は呑山にとって大きな分岐点になりそうです。
最近感じていること、これからのフィギアの方向性、呑山の悪い頭では具体的な言葉に表現するのは難しいのですが、そのことについては、また、すこしづつ…

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