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YIN‐NER WORLD

【他言無用です。無断転載はご遠慮下さい】
現場に出て5年を過ぎましたが、まだまだ修行中。
相変わらず忙しいのか忙しくないのか良く判らない日々。

2010年夏の別荘

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2008-12-03 表裏源内蛙合戦
2008-11-04 まずい減り方。
2008-10-29 その他もろもろ備忘録
2008-10-28 京都→大阪
2008-09-30 京都9月末日
2008-09-18 京都 9月中旬
2008-09-01 9月突入。。。
2008-08-18 読書メモ「マハーバーラタ」
2008-08-13 クーリヤッタム・ワークショップ
2008-08-11 暑いですのぅ・・・


2008-12-03 表裏源内蛙合戦

ひさびさの文化村でした。
今日は風邪ぎみで、入り口を間違えたり、席をまちがえたりしてぼーっとしていました。

6時半開演、10時40分終演って、長〜〜〜!

印象としては、ちょっと冗長なところがあったように思います。
野田秀樹だったらバッサリ切ってコンパクトにしそう…
表の上川さんは期待どおり。裏のフルモンティ(勝村さんの我が家での愛称)は客席と絡んだりしてなんだかとっても楽しそう。多分フルモンティが源内の影なんだろう。

蜷川さん、どうして今これを上演しようと思ったんだろう?
確かに能力はあっても、社会的に成功しない人はいま世の中に沢山溢れていて、
それに源内が重なるかもしれない。
だったらもっとそれを強烈に出してもよかったんじゃない??って気もします。
笑いきれない、泣ききれない…で、ちょっと惜しい舞台だったような。

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2008-11-04 まずい減り方。

いろいろあって忙しく、体重が1キロ減りました。
夕方までに仕事が終わると思って、昼食のみ用意していったら、どっこい夜までかかって、そのまま殆んど食事を取らず…というパターンが連続したのが原因のようです。
本来なら喜ばしいことなんでしょうけれども、これが数日の間のことなので、リバウンドが恐いです。
ようやく夏の減量分を定着させたのに…。

○印良品のセーター。去年Mで買ったら丈がみじかかったので、Lで買ったら大きすぎで思案に暮れる。
黒やグレーならユニ○ロなんですが、今年久しぶりに購入した紫は○印のほうが色が好みでした。いや、ユニ○ロも悪くないんだけど。

母校のカンファレンスで発表をするので、最近は資料作りをせねば、落ち着きません。
でもなかなか集中できないんだけど。

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>マッキィ様。結局Mを改めて買いにいきました。Lは母親に…(母とお揃いだわ〜)。薄いピンクのスカーフと合うので喜んでいました。中間色は〇印のほうが落ち着いてきれいな色のような気がします。 / YIN ( 2008-11-25 07:07 )
●印のパープルニット、きれいな色ですよね〜。わたしもユニ●ロより好みの色です。悪くないけど微妙な加減で●印の勝利!って感じですよね。ちょうど10%オフだから、買いに行こうかしら〜。 / マッキィ@未ログイン ( 2008-11-20 12:01 )
やっぱり体重戻ってきました…やばいやばいやばい! / YIN ( 2008-11-05 22:11 )

2008-10-29 その他もろもろ備忘録

9月〜10月の備忘録です。
映画
「おくりびと」
丁寧に描かれた良い作品でした。「キル」でも思ったけれど、広末、いい女優になってきました。もっくんはいうことなし。死んだ人の魂の足跡を見出して行くような作業を丹念に描写しているように思いました。

「パコと魔法の絵本」
侮れない作品。出ている役者はあまり原型をとどめていませんが(笑)、その分ハジケているような。阿部サダヲと役所公司はもともとの味にマッチした役柄。…そして上川隆也も多分。小池栄子が最後までわからなかった〜(笑)。
CG沢山使っていますが、違和感はあまりなかったです。美しい映画でした。

「落下の王国」
この監督、ストーリーよりも映像のほうに才能がある方なのではないでしょうか。一番凄いと思ったのがモノクロのオープニング、というあたりがなんとも惜しいです。映像は美しい。とくに様式的な表現は素晴らしい。けれども、台詞がはいって、物語が展開すると陳腐なものになってしまう。ちょっと残念。でも眼福。

お芝居
「THE DIVER」
野田秀樹が源氏のことをあんまり好きじゃなかったと知ってちょっと嬉しかった。
ぢつは私も好きじゃありません(をい)。でもこの物語のような解釈だったら面白いと思えます。サスペンス仕立てで、精神科医と事件の容疑者との対話から始まりますが、野田秀樹演じる精神科医も良かった。職業柄、カウンセラーとか精神科医の描かれ方って気になるのですが(大抵ご都合主義のウソの像ですから)、これは良いお医者さんだな〜、って感じです。動きや見立てによる表現は相変わらず新鮮。最後の場面の解釈については、まだ思索中。でも救いのある終わり方だったと思う。

「サド侯爵夫人」
初めて見たナマ篠井英介&加納幸和。ステキ。。。三島の作品は男性が女性を演じたほうが、余計なものが入らなくて彼の美意識が際立つように思います。女優がやるとごちゃごちゃしちゃって精神性が際立たなくなるような。とにかくこのキャストは大正解でした。

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2008-10-28 京都→大阪

京都行きの高速バスが夜中にパンク。
タイヤ交換をして、15分遅れで到着。
こんなこともあるんですねー。
バスをおりたら、「遅くなってすみません」とペットの緑茶を一本いただきました。
あの…重いんですが(汗)。

先生にお会いしたあと、大極殿でお茶して。
ぼーっとしていたら、結構な時間になってしまいまいた。
今日は国立国際美術館に行きたいと思っていたので、所要時間を調べたら、50分かかるというじゃないですか!
慌てて京阪にのり、淀屋橋へ。
大阪の町はまた独特の雰囲気。なんか、建物の間から高速がバーンとでて、川を渡ってるのって、昔の漫画に描かれていた近未来の風景みたい。
淀屋橋から歩いて国立国際美術館へ。迷わずつきました、やった!
目当ては企画展の「アジアとヨーロッパの肖像」。
関東でも横浜&葉山でやるのですが、横浜は遠い!絶対行かない!と思って大阪にしました。とても興味深い企画展でした。
とくに「2 接触(アジアとヨーロッパの)以前−想像された他者」〜「3 接触
以降−自己の手法で描く」あたりは、未知なるものに対して私たちがいかに想像力を働かせるか、ということがよく現れていると思いました。

個人的にみていて気に入った作品は、最初のほうにあった「ある儒学者の肖像」という韓国人の作品でした。描かれた人の精神までもが伝わってくるような肖像でした。

ギリギリまでいて、それから新大阪へ。でも地下鉄の切符がすんなり買えない〜!自動販売機の表示パターンが違う〜!(汗)
それでもなんとか新大阪へ。
2時過ぎのひかりにのって、遅いお昼を食べながら帰ってきました。
もうちょっと余裕をもって列車を予約しておいたら、美術館のレストランでランチをとることができたでしょうに、ちょっと残念でした。
でも「いざさ」(京都駅でも買うお気に入り)の焼きさばずし、なかなか美味しかったです。

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2008-09-30 京都9月末日

京都は朝から雨がパラパラ。
でもごくごく小雨だったので、いつもどおり歩いていきました。

先生に会ったあと、前回行った寺町の古書店へ。
「マハーバーラタ」6巻〜8巻を買う。
雨の日はあんまり買いたくなかったけれども、今度来るのは10月末。
仕方ありません。

そのあと、昨日できなかった銀行口座への振込み(こんな処で…)。
そして「マハーバーラタ」を読みながら素夢子で待ち合わせ。
クーリヤッタムのときにお話する機会のあった方と久しぶりにお会いしました。
面白い話を沢山伺いました。
大学で語学の先生をされているそうです。私の母親くらいの年齢(いや、少し下か…)ですが、好奇心一杯で活動されていて、すごいな、と思いました。
新聞の記事も目に付いたらすぐに切り抜いておくとか。マメなのも大切なんですね。

お土産をいただき、ありがたく帰ってまいりました。
もっと精進しようと思います。

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>ぼんちゃん、ピンポン♪です。私も世界史は苦手ですが、これは物語(聖典でもありますが)なので、なんとかイケます。5人の王子対100人の王子の物語です、悪者は100王子側なので戦隊モノみたいなノリで読んでます。 / YIN ( 2008-10-05 20:53 )
あの世界史でならう最古の小説の『まはーばーらた』『ラーマーニャヤ』のそれですか?世界史苦手だったので、頭がくらくらします。おもしろいですか? / ぼんちゃん ( 2008-10-03 00:06 )

2008-09-18 京都 9月中旬

先生との都合が合わず、今週は木曜日の京都行き。
初めての雨。
でも、火曜日定休で行けたことのないお店は沢山。

スマート珈琲店で一服して読書。
そして古本屋で欲しかった本を見つけてゲット(ラッキー!)。

そのあと出町柳まで小雨の中を歩きました。
…30分くらいかな?と思ったけれども、もう少しあったかも。

北村美術館の近くにある「李青」に。
韓国風の喫茶店。アンティークが品よく配置されています。
BGMも静か。
奥のテーブルに座ると坪庭が見えて落ち着きます。
写真を撮りたかったのですが、なんとなく撮りにくくて。
ビビンパとスジョンガ茶をオーダーしました。
あと、韓国のお餅をお土産にテイクアウト。

長居をしたかったのですが、天気が心配だったので、ひと休みしたあと、
外に出て、こんどは「ふたば」へ。ここも火曜日が定休日。
豆餅と栗餅(でしたっけ?)あと白豆のはいった大福をひとつ、新幹線でのお茶の友に。

そして、烏丸通まで歩いて今出川駅から地下鉄で京都駅へ。
最後に妹へのお土産に大極殿の「鮎」買おうとしたら、もう「花背」に変わっていました。お彼岸前なのに早い〜。

新幹線で本を読みながら帰宅。
大福は豆の香りがしっかりしていて、餅の食感がよくて、餡が甘さ控えめで絶品でした。並んでいるわけだわ〜

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2008-09-01 9月突入。。。

日記を半月近く放置していました(汗)
その間、「ドラムストラック」に行ったり、
妹と京都日帰り強行軍をしたり、
セミナーでお勉強したりしていたのですが、
なんせ、雷が多かったので、おちおちパソも開けられず。

先週は夜遅く帰宅して、やっとこさPC立ち上げようと思った矢先、
部屋に侵入したうちの猫が粗相をしたことが判明、
夜中に布団を変える大騒ぎをしてぐったりしてダウン。

さらに8月も終わりになってから風邪をひき、
暖めて良いのか、冷やしてよいのか分からないまま、
次は夜中に父親が熱を出し(38度8分)てまた大騒ぎ。
一時は立ち上がれないほどだったのでヒヤヒヤしましたが、
漸く落ち着きました。
昨日は大学院で開催されたセミナーに出て一日お勉強。
そして気がついたら9月。今週は学会もあるんだっけ。

体力が続くかちょっと不安。。。

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2008-08-18 読書メモ「マハーバーラタ」

8月はスクールはお休みなので、少しはまとまった読書をしようと思い立ちました。
いつも、京都に行ったときに、書店で本を買って読みながら帰ってくるのだけれども、最近荷物が重くてどうも文庫本に偏り勝ち。河合隼雄の対談集が沢山でているので、随分読みました。

あとは、最近読んだ本で面白かったのは、

「精神科のくすりを語ろう」熊木徹夫編
↑これは、精神科の薬を服用している人が「飲み心地」を掲示板に記入し、それを元に精神科医の編者が解説をした本です。
精神科にかかっている人、かかろうかどうか迷っている人にはオススメです。
ちなみに、この本の元になったHPは
http://www.dr-kumaki.com/index.html
↑こちらです。

もう一冊、姉妹本とも言える本があって、
「精神科薬物治療を語ろう」神田橋篠治、兼本浩祐、熊木徹夫編

心理臨床家も読むと良い本だと思います。
これは精神科医のワークショップの収録ですが、神田橋先生の話がものすごいです。やっぱりこの先生は桁が違います。ほかの先生方も、薬物をどのように治療のなかで生かしていこうとしているのかを語っていて、興味深い内容でした。

でもこの2冊は6月くらいに読んだかなぁ、
最近「精神療法」で山中先生が後のほうの書評を書いておられているのを見て、思い出しました。

あと、この夏休み私が読んだのは
「未来への記憶」上・下 
河合隼雄の自伝…とまではいきませんが、インタビューに答えるような形で、経歴を語られたものです。出版当時は途中で頓挫してしまったのですが、今改めて読むと面白くて一気に読めました。出版当時は私も修士を出る直前で、心の余裕がなかったのかもしれません。今改めて手にとって見てよかった本です。

「心理療法と超越性」心の危機と臨床の知10
これは甲南大学人間科学研究所の研究成果として発行されたものです。
このシリーズはとっても良くて、半分くらい読んでいると思います。
河合俊雄先生の論文がすごく興味深いです。

そして、今挑戦しているのは「マハーバーラタ」
クーリヤッタムの「砕かれた腿」はこの長い詩のワンシーンです。マハーバーラタにはインドの神話が沢山挿入されているので、読んでおきたい本ではあります。
…でも原典訳は最後までは読めないのです。
なぜなら、訳者が8巻まで出して亡くなってしまったからです。
どこまで読めるかわからないのですが、こういう本って夏休みでないと読めないから、図書館で借りて頑張っています。一巻を半分近く読んだのですが、まだ神話的世界について語られていて、パーンダヴァもカウラヴァも出てこない〜。
でも何となく面白いのです。
不思議なのです。以前文献で読んだことのあるエピソードが出てきて「ああ、ここにあったのか!」と納得。ガルーダの出生についても述べられていて(ガルーダカッコ良い!)はじめて頭の中が整理されてきている感があります。膨大な物語のどこまでいけるでしょうか…夏休みはあと2週間です。

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2008-08-13 クーリヤッタム・ワークショップ

今日は仕事が休みだったので、夕方からクーリヤッタムのワークショップに出かけました。東京公演を観るか、ワークショップに参加するかで迷っただけれども私はどうしても知的に理解したいタイプ(分析家によると思考タイプらしい)。

観劇の前にたまたま白州正子と河合隼雄が能について対談していたのを読んでいて、クーリヤッタムは能に近いものがあると思いました。
決闘シーンは現代劇なら普通は2人役者が出てきて演じるけれども、クーリヤッタムはその決闘を見ていたものがその場面を再現していました。客観的な起承転結よりも、その場に会した登場人物の来し方がそれぞれ語られ、それぞれの見地からのリアリティが語られ、そしてその場の複雑な状況が描かれる感じ。
演じるときの考え方として、内面的な身体を重視するのが特徴のよう。個人の中に宇宙があり、それを表現すること。そのためにギリシア劇のようなコロスでの表現が少ないのだ、とのことでした。
演劇で表現をするというよりは、演じることで観客とともに何か別な世界に行くことを目指すのだそうです。それはクーリヤッタムをみて私が確かに感じたことであり、良い演劇というものはそれを含んでいるものだと私は思います。演劇というものはもとは神話の「再現」であり、神に捧げられたものですから。

ワークショップというだけあって、多少の実技もありました。
クーリヤッタムの基本姿勢は足のあいだを手の幅程度に広げ、膝を和って広げ、腕を肩の高さにまで持ち上げて曲げる。背筋はまっすぐ。
その姿勢を保ちながら、手首から先を回して、節回しを唱える(多分サンスクリット語)。…ウーチースタンスよりも足の幅が狭いので、膝にかなり負担がかってしんどかったです。基礎の訓練はこれを2時間するというのだからそれだけで卒倒しそうに。しかもサンスクリットが聞き取れません(う〜、学部で履修しておけばよかった)。
後から復唱していくのだけれども、何かが違うのでしょうね、役者さんは失笑しながらデモンストレートしていました(この役者さんはドゥルヨーダナを演じたかたで、私のすぐ目の前にいらしたのだけれども、すっごいハンサムで目のやり場に困りました…そうかあんなに美しく見えたのは顔の造作も良かったからなのか〜;)。
あとは手振りとか、目の動かし方のトレーニングとか。かなり使わない部分を使ったのでしんどかったです。

面白かったのは、短い劇をいくつか見せてくれたこと。「蓮の花に戯れるハチ」「樹」「狩に出かけるシーンで、御者が王を馬車に乗せてものすごいスピードで走っている」。観ていてなるほどと思う表現でした。
びっくりしたのは演劇の伴奏のドラム。実は稽古をしていくなかで、即興的に役者に合わせて叩いているうちに作られて行くのだそうで。私たちはリズムが予め決まっていたと思っていたのでびっくりでした。本当にぴったり合っているので。

質疑応答の時間があったけれども、私はその時は頭が一杯でなにも聞けなかった。私の関心のあることに関る質問をした人も殆んどいなかった。(だいたい、インドが好きとか、そういう人がきているようでした)。でもいろいろと参考になったし、また機会があったらクーリヤッタムを是非観たいと思いました

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2008-08-11 暑いですのぅ・・・

最近パソコンあまり開いていません<暑いから。
家にはクーラーがないんですよね〜(いや、あるけれども壊れたまま)。

そういうわけで、専ら休みの日は読書と昼寝に勤しんでおります。

せっかく「クーリヤッタム」を観たし、夏休み中でもあるので「砕かれた腿」の世界を垣間見たいと、題材となった大叙事詩「マハーバーラタ」をあまじょんで検索すると、文庫本なのに絶版らしく、とんでもない値段がついておりました。ひえ〜(とても買えましぇん)。
図書館にいって読むしかないようです。しかも長いし。
私が観た劇は最後のほうなので、こんなに読めるのだろうか…とビビっております。
学部生のころとかは「カレワラ」とかも判らないなりにちゃんと読んでいたんだけれどな〜。

さて、クーリヤッタムはミッドタウンで明日ワークショップがあるというので、それに出かける予定。
そういえばワークショップも夏ならではの楽しみ。
体験するって私は好きです。今週はクーリヤッタム。来週はドラムストラック。

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