himajin top
Juneの「日々の想い」

日常のちょっとした想いを書き留めてみたいのです

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2005-09-01
2005-08-22 夏の日の午後
2005-08-15 長女の自立?
2005-08-14 二女の日記
2005-08-02 おかしな会食
2005-07-27 長女の結婚!
2005-07-13 体力の衰え
2005-06-14 久しぶり
2005-05-09 五月の連休
2005-04-17 二女の引越し


2005-09-01 梨

2週間ぶりに帰ってきた長女。

食べる、ということにトラウマのある彼女。
家に居た頃から、最近は夕食を一緒にする事はなかった。
バランスよく、少量摂りなさい、
と随分気を配ったつもりだったけれど
私が言えば言うほど、ストレスになるのだと思い
最近はほっておくことにした。
そのほうが私のストレスも少なくなるし
もう小さな子どもではないのだから
そこまで私が仕切ることもないのだと思うことにした。
これも、子離れと言えるのだろうか?

それでも、久しぶりに夕食時に揃うのだから
食べる?と声を掛けると
食卓に座った。

デザートに梨を剥いたのだけれど
大皿に入れて出すと
長女が、いくつ?と聞く。
末っ子が、もうそんな事決めてないよ、と答える。
そういえば、最近そんな事を言わなくなったなあ。
久しぶりに聞いた言葉。
何時から言わなくなったのだろう?

子供たちが小さかった頃
お菓子でも、果物でも、多分好きなおかずでも
取り合いでけんかにならないように
一人いくつずつ、と決めていた。
りんごや梨などは、八割りにして四個ずつ
と相場が決まっていた。
それでも、六人だから
毎回三個は剥かなくてはならない。
小さい子供たち四人の面倒を見ながら
ご飯の支度をするのだから
三個の果物を剥くのは結構大変だった。
買ってくるのも楽ではなかったけれど。

年齢の違う子どもたちに
同じ数と言うのは、果たして公平だったのかな?
体が大きかったし
その頃から食べる事に貪欲だった彼女は
多分いつもこっそり余計に食べて
怒られていたんだと思う。
私や夫は、いつも自分の分を
足りなくて泣いている子にあげたり
もっと欲しがる子に分けてあげたりしていた。

それでも彼女は、満ち足りない思いを抱いていたのだろうか?
それが彼女に食に対するトラウマを与えてしまったのかな?

いくつ?という言葉に
懐かしい思いと
もしかしたらそれが原因のひとつなのかな?
という思いと
複雑な感じを抱く。

口に含んだ梨は
ほのかな甘さの中に
なんだかほろ苦い味がした。

先頭 表紙

2005-08-22 夏の日の午後

昨日の夕方から、長男が合宿に出かけた。

車で行っていいか、という長男に
危ないから嫌だなあ、という思いはあるけれど
いつまでもそんな事は言っていられないのだから
一台、貸してやる事になった。

家族限定の保険にしか入っていないのだから
他人に運転はさせない事、
寝不足や飲酒運転は絶対しないこと、
そして事故を起こしてしまった時は
例え、相手の車が100%悪いのだとしても
同乗者に対しては、自分が加害者になると言う事
それらを話してからケーを渡す。

無事に帰ってくるまでは、心配だけれど
それもまた仕方のない事。

という訳で、昨夜から我が家は3人と1匹になってしまった。
食事のしたくも3人分だとすごく楽だし
お洗濯物の量も少ない。
家族の人数が少ないと言う事は
こんなにも家事が楽なものなんだ、
と改めて発見!

寂しい気持ちもあるけれど
すごく楽な事に、うれしくなる。
思ったより、いいかも^^;

先頭 表紙

2005-08-15 長女の自立?

長女が出て行く日が来た。

何か用意すべきなんだろうか、と思いつつ
レオパレスだから、何も要らないよ。
と言われると、用意の仕様がない。
とりあえず、タオルとシャンプー、洗剤など
買い置きの中から持たせてやることにする。

彼女の荷物は、前日の夜に自分で袋に詰めた
彼女の洋服類だけ。
二女に比べると随分シンプルだ。
量も、ワゴン車の二列目だけで済んでしまって
二女の時は三回分もあったのに
その少なさに何か寂しさを感じる。

それでも行く途中で店に寄り
アイロンとドライヤーを購入。

まあ、私だって18で家を出た時
荷物はワゴン車1台分だったし
似たようなものだけれど・・・

不動産屋に寄り鍵を受け取る。
アパートの場所も分からないので
地図をコピーしてもらい
それを頼りに探しながら行く。

思ったより新しく、新築に近い。
お掃除もされていて
ざっと拭いて、ワックスをかけ
荷物を運び込む。
1階だし、掃きだし窓側から荷物を入れられるので
あっという間に終わる。
二女の時は4階だったから
これまた随分楽だった。

冷蔵庫、電子レンジ、テーブル、椅子、テレビ、洗濯機
が備え付けであるので、
これまた随分と楽だし、安上がりでもある。
お風呂も乾燥機付きなので
洗濯物も乾かす事ができて
便利なことだと感心する。

狭いながらもロフトがあるので
ベットをおく必要もなく、
部屋が広く使えるのもいい。
けれど、布団を買わなくちゃ、寝られない。

という訳で、早速買い出しに。
地図を頼りに、ホームセンターに行く。
マットとベッドパッド、シーツ、掛け布団、カバー、枕
後、カラーボックスを購入。

出ようとすると、夕立が来て
ものすごい土砂降り。
車を出入り口までつけて、何とか運び込む。

その後、100金へ。
スプーン類、トイレカバー、そして物干し竿を購入。
物干し竿まで売っているのには驚き。

三和スーパーがあったので、
当日の食料など買い込み
買出し終了。

何とか暮らせるようになったのを見届けて
帰る事に。
その前に、夫から
駅までの交通手段用に、ミニバイクでも買ってやれ、
と渡されていたお金を長女に渡す。
お店は見つけたものの、
お盆休みで閉まっていたのだった。

帰り道が心もとなかったので
暗くなる前に、帰りたかった。
16号線に出て、しばらくして126号線にはいる。
ここまで来てしまえば、
後は判る。
ホッとすると同時に、
又ひとつ、置いてきてしまったことに
寂寥感を感じる。
二女の時と同じように。
今年、二度も味わうとは思わなかった。
まだまだだと思っていたのに
その時は、期せずして訪れる。

大切なものを、又ひとつ失った・・・

と、そんな想いに浸りかけた途端
携帯がメールを着信した。
二男からだった。
駅に着くけど、と。
少し遅れるけれど、迎えに行くよ、
と返事を送り、駅に向かう。

又、二男に救われたのかな?

先頭 表紙

家もそうそうに二人+一匹暮らしだよ!早い方が楽でいいよ / キヨミン ( 2005-08-19 22:51 )

2005-08-14 二女の日記

春に自立して家を出た二女の荷物を片付けている。

あらかたのものは持っていったと思っていたのに
引き出しやら、収納やらに、細かな物が結構残っている。

残っているものは捨てていいよ、と言われていたけれど
見ないで捨ててしまうのもなあ、と
夏休みを利用して、少しづつ片付けを始めた。

写真が結構バラになって、あちらこちらに入っている。
後、どこかで買ったお土産類。
そして、文房具の類。
画材類はまとめて、
小物類で小さい子が欲しがりそうなものはいとこに。

引き出しから後から後から出てくるノートの山。
使っていないものはともかく
絵の書きなぐってあるもの、
日記代わりに使っているもの
捨てていいのかなあ、と思うものがいくつも。

小さい頃から書き溜めていた作品や
専門学校での課題も数多くある。
短い時間でよくまあ、こんなにもたくさん作ったなあ
と改めて驚く。

高校も中途半端な感じで卒業して
その後も1年間、フリーターをしてて、
このまま、だらだらとなってしまうのかなあ
と心配していたあの頃。
年が明けてから、急に専門学校へ行くと言い出し
二人であちらこちら見て回ったこともあった。
専門学校も中途半端にならなければいいけれど
と心配したのも杞憂に終わって
結構楽しそうに通っていたのを見て
本当に良かったと喜んでいた。
このたくさんの作品を見ていると
本当に涙が出てきそうになる。

けれど、ごく普通のキャンパスノートを開いたとき
私の気持ちは凍りつく。

そこには、去年の日付で、彼女の想いが書かれていた。
たった1ページだったけれど・・・

それは、彼女の回想。
2年前のあの頃が一番楽しかった、と。

自由に好き勝手に過ごしていた頃、
私が一番、心配していた頃。
それが彼女にとって一番楽しかったと言うのだ。

とても複雑な気分。

彼女が、ただ今人生逆流中、という札を
自分の部屋に飾っていた事があった。

逆流をやめたのは、彼女の意思だった。
何がそうさせたのかわからないけれど
それは彼女が決めた事だった。
あの頃が楽しかった、と思えるのは
いいことだと思うよ。
思い出すのも嫌だと思うのは、悲しすぎる。
彼女はいい人生を選んでいるんだなあ。
親の思惑とは違うけれど
彼女の人生に拍手。

願わくば、
今、これから、の彼女の人生も
いい時だったなあ、と思えますように。

がんば!!

先頭 表紙

2005-08-02 おかしな会食

暑い一日だった。
そして、あわただしく 
それでいて じっとしていたくない日だった。

長女が彼を連れてくる日。

夫は夏休みが始まって、定期的に通っている通院の日で
朝早くから、病院に出かけていた。
長女は仕事の疲れか、何時までも部屋から出て来なかった。
私だけが 朝からかっかとして、片付けにおわれていた。

皆が勝手に私物をリビングに持ち込んでくるので
物があふれてしまっている。
そこにあるべきでないものが、そこにある。
という訳で、元の持ち主に戻すのが
結構大変で、頭にくる。

それが済むと結構すっきりしたリビング。
いつもこうだといいんだけれど^^;
後はテーブルクロスを替えて
夕食の支度。

メニューがなかなか決まらなくて
いらいらする。
それだけでいらつくわけじゃないけれど
自分が抑えられない。

要するに、今日の会食は楽しくない、のだ。
できれば、避けたい。
それが本音。
彼が誰であろうと
そう思うものなのかなあ。
以前に一緒に食事した彼なんか
結構いい感じの子だったけどなあ・・・^^;
あんな子だったらいいんだけれど
親のいい子と、娘のいい子、とは一致しないもの
なのかなあ^^;

いよいよ、彼がやってきて
テーブルで顔をあわせたものの
なかなか切り出せない。
そのうち、ビールを注いだりしている。
おいおい、ビールが先なの?
話が先じゃないの?
それとも、話はやめてご飯にする?
と、意地悪すると
やっと、話が始まる。

なんだかはっきりしない話で気に入らないのだけど
夫はなんだか物分り良く
愛想がいい。
なんでよ!!
もっと、不機嫌にするのかと思ってたのに!!

それを出さないために
機嫌よくしてるのかな?

結局、息子たちは逃げてしまって
私たち4人とぴーだけ。
ぴーも始め少しほえただけで
後はおとなしくなった。
ぴーまで、裏切るの?

話のやりようがなくて
4人とも、ぴーばかり見て
ぴーの事ばかり話題にしていた。
変な会食。

こんなつまらない会食はもうまっぴら。

親ってほんとに
割に合わない!!

先頭 表紙

2005-07-27 長女の結婚!

台風が来ているというのに
お昼過ぎから出かけて行った長女。
こんな日にでかけなくてもいいものを、
と半分けんか腰で見送った。

夜いつもより早めに戻った長女。
チャレンジャーの打ち上げを見ていた私に
元彼が結婚を前提に一緒に暮らそうと言った、という。
就職してから1年半。
がむしゃらに働いて、お店を任されるようになり
何とか養っていけそうだから
一緒に来て欲しい、と言われたのだそう。

それを聞いて、文句なくおめでとう、と言えればよかったんだろうけれど
残念ながら、心配のほうが先にたつ。
今まで散々心配させられ
心の休まる暇のなかった彼女。
ここ一年弱、やっと少し落ち着いてきて
このままもう少し
安定期が続いてくれれば
とおもっていたところだったから
まだ完全に信用できる状態ではなくて
それで、手放しで喜べない。

とりあえず一緒に暮らし始めよう、という。
夫に話してみてごらん、と逃げたら
いっそすぐに結婚しちゃえば、と言われたと言う。
あらま!
随分と物分りがよい事!

複雑な心境。
二女だったら、よかったね^^といえるんだけどなあ^^;
何しろ、問題満載の彼女。
大丈夫かなあ・・・

正直言って、こんなに早く
こういう日が来るとは思っていなかった。
なんだかんだ言っても
彼女は踏み切れないだろうと思っていた。
なので、本当に意外。

けれど、私がどう思っていたとしても
彼女はもう決断してしまったようだし
引止めることはできそうにはない。
親って、本当に割に合わない!

先頭 表紙

2005-07-13 体力の衰え

ここのところ、体力が落ちたなあと思う。

朝起きたときに、体が痛くて、よく動かない。
夕方になると、もうぐったりしてしまう。
いつも体のあちこちがこわばっている感じがする。

年齢のせいなのかなあ?
それとも、どこか悪いのかなあ?

こんなんだと、長生きできそうもないみたい・・・

先頭 表紙

2005-06-14 久しぶり

ずっと、書き込みをしていなかった^^;

体の具合が今ひとつだったせいもあるし
花粉症でつらい時期でもあったし
何より、四月から始まった新米教師の仕事に
振り回されてしまっていた、ということが大きいのかな?

子どもたちのパワーってすごい。
圧倒されてしまっていて
精も根も尽き果てる、という感じ。

まだまだ、驚く事がいっぱいなんだろうな・・・

先頭 表紙

2005-05-09 五月の連休

五月の連休の一日
たった一人で、高速を実家に向けて走る。

まだ早い時間なので、混むと言う予想に反して
高速は順調に流れている。
しかし車の数は確実に多いから
渋滞が始まるのは時間の問題だった。

今までこの距離を一人で運転したことはない。
体調が万全ではない今
一人で行くのは勇気がいる。
誰か交代要員を連れて行きたいところだったけれど
皆それぞれに予定があって
私の予定に合わせられない。

何も混むこの連休の時期に行かなくても、
と思わない訳ではなかったけれど
来ないのか、という父の気持ちを思うと
日にちを替える気にもなれなくて
強行することにした。

以前だったら、幼い子どもたちを抱えて
私がいっぱいいっぱいだと言う事を承知していて
無理しなくてもいい、と言っていたのに
子どもたちに手がかからなくなるにつれて
両親が私を呼ぶ事が多くなった。
彼らも年をとったせいなのだろうか。

18の歳で上京して以来
すでに別々に暮らす時間のほうがずっと長くなり
両親も年をとり
何時までもこのままでいられるはずもなく
あと何度会えるだろうか、と思わないでもない。
そうは思いたくないけれど
それは現実の事なのだ。

会える間に、
会える時間を作り
会いに行くのは私の義務でもある。
時間は限られている。
私の時間も両親の時間も。

両親といる間は
私は彼らの子どもであり
守られている、という錯覚に陥る。
うそでもいいから、時間が遡って
わずかな間だけ、私は子どもに帰る。

非情な時間は、あっという間に過ぎ去り
私は彼らを置き去りにして
現実に戻る。

帰りの高速は
まだ早い時間のせいか
きれいに流れていた。
混むという予感はあったけれど・・・

家族の元へ帰る。
ぴーが大喜びで尻尾を振りたくりながら
私に飛びついてくる。

先頭 表紙

2005-04-17 二女の引越し

その日は桜の花びらが、まるで吹雪のように降りしきる午後だった。

娘がこれから暮らすことになるマンションは
ここに昔から住んでいる地元の地主が
自分の家屋敷の跡に立てたマンションで
塀で囲まれた中庭には、
大きなソメイヨシノと山桜が並んで植え込まれていた。

今年は春先になってから寒い日が続き
なかなか桜のつぼみが大きくならず
数日遅れてほころび始めたと思ったとたん
夏のような暑さが押し寄せて
まるで、花咲爺の魔法の灰を降りかけたかのように
あれよあれよと満開になってしまった。
その週末の三日間見事に咲き揃った後
急に冷たい雨が、又三日間降りしきり
満開だった桜の盛りはそれで終わりになってしまった。

新緑の若葉が目立つこずえから
風もないのに
はらはらと零れ落ちてくる桜の花びらは
地面に惜しげもなく降り積もっていく。

暖かく晴れた春の午後
急ぎ足で駆けて行く季節を
惜しみたい気持ちはあるのだけれど
そんなことをしている暇はない。
時間は限られている。
とにかく、娘がちゃんと暮らせるように
それだけは、やって帰らないと・・・

車いっぱいのこまごまとした品物を部屋に運び
決めてあった置き場所にセットする。
カーテンをつるし
食器を洗い
冷蔵庫を拭く。

あらかた物が納まったところで
まだ足りないかごや食料を買いだしに行く。
街の様子は、20年前とは大分様変わりしている。
昔からの店も何件か残ってはいるけれど
新しいお店がたくさん増えている。
開店したばかりのお店に入ってみる。
これから彼女がここで買い物をするんだろう。
30年前の私がそうしたように。
手探りしながら、ひとりで
生活するすべを覚えていくんだろう。

私の手伝える事はもう少ない。
独り歩きを始めた彼女は
自分でそうすることを決めたのだ。
昔の私がそうしたように。
病気の事とか、彼女の抱える問題は
他の人に比べて少なくはない。
それでも、人は生きていくしかない。
自分の力で。
親は何時までも子どもを抱えていたいけれど
それは許される事ではない。
親の残り時間は少ないのだから。

がんばれ!

彼女を残して車を出す瞬間
心の中で叫んでいた。

それは彼女に言ったのか、
それとも自分自身に言ったのか、
今思い起こしても、判らない。

一人で帰る道は空いていた。
いつもは混んでいる甲州街道も、環八も
東名高速も滞ることなく流れていた。
高速を降りて、立体交差で高速を横切ると
たそがれの中に上り方面の車のテールランプが
帯のように連なっているのが見えた。
週末には家族揃って出かけたことが
なんだかとっても遠い昔の事に思えた。
本当は、そんなに前のことではないのに・・・
もうそういうことも無いのだなあ
と思うと、何かとても大切なものを
置き去りにしてきたような気がした。

もう一度、今来た道を戻りたいと言う誘惑に駆られたとき
携帯がメールを受信した。
下の息子からのメールだった。
もうじき駅に着くという。
なんだかホッとした気持ちになって
駅の方面にハンドルを向けた。

先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)