二女のバイトも学校もなくて、私も動ける日
ということで、部屋を探しに出かけた。
と言っても、彼女はそれよりも卒業式に着る服が欲しくて
それを買って欲しいと思っていた様子。
なので先に彼女に付き合ってお店を回る。
何軒も見て回った後で
最初に見たお店で試着。
ピンクのミニドレスに決定。
ついでに薄紫のオーガンジーのショール。
ちっちゃなティアラ。
やっと不動産屋さんに行けたのは
三時を大分回った頃。
条件を話し、いくつか探してもらって検討。
なかなか気に入るものがない。
それでも、2,3の物件が残り、見に行く事に。
もう5時を大分回って、暗くなりかけている。
車で連れて行ってもらったので
楽ではあったけれど、
時間は電車の方が早いくらい。
結局3つ見て
見ただけでは結論が出ず
帰りの車の中で検討。
娘は今日決めるつもりはなく
まだ他のところも見たい、
というつもりだったけれど
私は多分今日のところより良い物は
もう出ないだろうなあ、と思っていた。
とりあえず、抑えておこうかなあ
ということで手付金を払う。
場所は、以前私が暮らした街。
偶然の一致だけれど
様子はいくらか変っているだろうけれど
やはりなじみのある街と言う事では
初めての街とは違う。
彼女は生まれてから数ヶ月で離れた所なので
全く知ってはいないのだけれど
なにか感慨深いものがある。
もう二度と帰らないだろうと思って離れた街。
そこに、私ではないけれど
娘が暮らすことになる。
ちょこっと感傷的になってしまった。 |