himajin top
検査のお勉強

このページへの話題提供をお待ちしています。メールで、よろしくお願いします。
つっこみは、お気軽にどうぞ。

ホームにもどる。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-03-13 初期の抗E抗体だと、ブロメリン法のみ陽性となる
2004-02-27 無晶性尿酸塩
2004-02-08 強溶血で影響を受ける検査項目
2004-02-04 血管検査について
2004-02-01 Aplastic fatty marrow
2004-02-01 Multiple myeloma
2004-01-27 hypocellular bone marrow
2004-01-08 血液像について、ご意見をお願いします。
2002-12-02 クリグラー寒天培地
2002-11-21 インフルエンザの偽陽性


2004-03-13 初期の抗E抗体だと、ブロメリン法のみ陽性となる

 1ヶ月ほど前に、はじめての輸血を受けた患者。クームス法ではマイナスだが、ブロメリン法でパイロット4本のうち3本に強い凝集。(患者対照はマイナスなので、ブロメリンの非特異凝集ではない。)続いて、患者のRhのEを調べたら陰性。パイロットのEも調べたら、陽性の3本はE(+)で、陰性の1本はE(−)。

 クームス法で検出できるのは、IgG抗体。これらより、初期のIgM型抗E抗体が疑える。(まだ、IgG型の抗体はできていない)

先頭 表紙

「ブロメリンはRH系の初期抗体に優れる」は常識ですものね。同じように まずブロメリンだけ検出できてクームスは出なかった抗E抗体ありました。抗体のできはじめでWから1+程度。3日前はどちらも陰性。  だのに〜抗体スクリーニングをやっているからといって、交差試験でブロメリンを初回以外を省略するところがあるんだよね。こういうのを見逃すじゃん!・・・省略していいタイミングが違う!!と思います。 / 春待ち草 ( 2004-03-23 23:48 )

2004-02-27 無晶性尿酸塩

 遠心後のチンサのピンク色の部分がそう。元のおしっこは、褐色で濁りが強かった。余談だが、遠心を冷却遠心器でやると、尿酸成分は溶解したままなので写真のようなチンサは得られないことが多い。


先頭 表紙

2004-02-08 強溶血で影響を受ける検査項目

真っ赤な血清で生化学検査。再採血がむずかしいとのことで、「一応、参考値ということで結果出します。(参考になるかどうかだが)」
結果に、”強溶血(AST、LD、Kは特に、影響を受けます)”とコメントを付けて報告した。
30分後、再採血の検体が提出され、再検査。
ほとんどの項目は、溶血の影響と思われるデータの変化はなかった。
影響があったと思われるのは、やはり、AST、LD、K。それから、TPも比色法による影響があった。ALTは、30%プラスぐらい。

AST 167→60
LD 2273→429
K 12.6→4.8
TP 9.8→5.7
ALT 47→35

先頭 表紙

2004-02-04 血管検査について

血管エコーやABIformなど、血管の検査は増えていますが、依頼された時点や行っている途中で疑問点や困ることなどあると思います。困ったことがある人はどう対処していますか。質問をする機会を案内しますので意見を聞かせて下さい。
(vastechさん)

先頭 表紙

2004-02-01 Aplastic fatty marrow

造血野がほとんどない脂肪髄


先頭 表紙

2004-02-01 Multiple myeloma

やや低形成の骨髄だが、myeloma cellが増殖している


先頭 表紙

2004-01-27 hypocellular bone marrow

 aplastic anemiaの骨髄。
造血三系統はいずれも減少、相対的にリンパ球が増加している。


先頭 表紙

2004-01-08 血液像について、ご意見をお願いします。

初カキコさせて頂きます。私は病院勤務している検査技師ですが、血液像について聞かせてください。
血液像はルーチン検査として行えるのでしょうか?初診時のスクリーニング検査の一つとして行えるみたいですが、例えばWBCが一万を超える場合やLN%が高度に増減している場合は必然的に必要になって来るような気がするのですが。
ヘボな技師の意見ですが、ご意見をお願いします。

先頭 表紙

これからもよろしくです。 / 管理人 ( 2004-01-20 21:42 )
ご意見有難うございます。Dr、技師との意見交換も必要ですね。 / ホウトウ ( 2004-01-14 13:51 )
自施設でのパニック値を設定して、とりあえずはそれを超える検体のみ、染色してみてはいかがでしょうか。 / 管理人 ( 2004-01-10 11:41 )

2002-12-02 クリグラー寒天培地

「なぜ、クリグラー寒天培地は高層部と斜面部で乳糖とブドウ糖の糖分解がそれぞれ分かるのか?」

先頭 表紙

お役に立てたようでうれしいです。ちなみにもう少し付け加えますと、乳糖1%に対しブドウ糖は1/10の0.1%で精製するので、このような糖の分解鑑別が可能なのです。またなにかありましたらどうぞ。もちろん、わかる範囲でしかお答えできませんが。はは。 / nekobas ( 2002-12-05 20:34 )
ありがとうございますm(_ _)m やっと意味が分かりました。納得です。すごくわかりやすい説明です。これで課題もクリアできそうです。ありがとうございました。また何か分からないことがあったらお願いしてもいいですか? / ひろ ( 2002-12-04 22:30 )
もしかして、なんで色が変わるかって事なんすかね?とりあえず、ブドウ糖を発酵する菌は数時間で酸産生により高層、斜面ともに黄変します。ところが、乳糖を分解しない菌では酸産生もわずかなので、時間の経過とともに菌増殖が活発な斜面では代謝産物による酸の中和とアルカリ化が起こって、24時間後には斜面部は培養前より強いアルカリとなって赤色になるわけです。乳糖分解菌は酸産生も多いので高層、斜面ともに酸性のままで黄色となるわけです。 / 管理人 ( 2002-12-03 21:40 )
クリグラー寒天培地は、腸内細菌のスクリーニング(確認)培地です。高層部、斜面部ともに黄変すればブドウ糖および乳糖の分解、高層部のみ黄変した場合はブドウ糖分解、乳糖非分解です。また、硫化水素を産生した場合は黒変します。 / 管理人 ( 2002-12-02 19:55 )

2002-11-21 インフルエンザの偽陽性

全国自治体病院学会での発表。

あるメーカーのキットでは、インフルエンザA,Bともに強陽性だったのが、別のメーカーでは陰性という不一致の報告があった。
確認試験の結果、アデノウイルスによる交差反応と考えられたそうだ。
A,Bともに強陽性の場合、慎重な判断が必要だという事になる。

写真は、全国自治体病院学会会場の「グランシップ」10Fから見た富士山。


先頭 表紙

富士山っていいですよー。毎年夏に登っています!一回厚着を持っていかないで山頂で一晩寝ずにいて死にそうになりましたが。トイレに隠れてなんとか難をしのぎました。 / ろりほー ( 2002-12-07 09:53 )
月に一度は見る富士山も、自然破壊の魔の手が。って、ここの立ち入り禁止区域の6号目付近置き去りにされた四駆。私の愛車と同系列なんですよね。ものすごく複雑な心境。(;_;) / ふに ( 2002-12-01 04:49 )
あや〜、ろりほーさん、もっとはやく教えてくれれば〜。って、わたしが言えばよかったのね。 / 管理人 ( 2002-11-25 18:47 )
グランシップで行われたのですか。うちの近くです。 / ろりほー ( 2002-11-24 12:40 )

[次の10件を表示] (総目次)