2002-08-09 緑色の生命（いのち）に心が揺れる
2002-08-09 ミルク色の誘いにボクはまどろむ
2002-08-08 玉子たっぷり賄い丼　〜男もすなる料理
2002-08-08 朝飯は白鳥と遊ぶながら
2002-08-08 白い花の涙　〜北海道花物語
2002-08-08 霧にむせぶ釧路湿原
2002-08-07 霧多布湿原の黄色い花　〜北海道花物語
2002-08-07 可憐だからシャッターを切ったのだ
2002-08-07 納沙布岬のカモメたち
2002-08-07 霧雨に咲く花　〜紫の真珠　北海道花物語

　９００草原から摩周湖に移動中にトイレ下車した時に見つけた植物、
　なんという名前かは知らないが、緑色のサヤに水滴をしたためている。
　名も知らないこの植物を見て、生命（いのち）のすごさを感じた。

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　北海道ツアー２日目、朝一で訪れたのが摩周町にある９００草原。
　霧だらけで風景がハッキリと見えない。

　でも、このミルク色の風景はこれまで見たことのない風景、
　霧の向こうにあるのは幸せ、そうあることを願いたい気分だ。

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　さてさて、久々の夢樂堂料理、
　冷蔵庫の掃除をかねて、玉子たっぷり賄い丼を作った。
　玉子は賞味期限ぎりぎりのものを６個、
　あとは玉ねぎとシメジと豚肉を炒めて、
　それを丼にたっぷり入れてがっつくだけ。
　夏バテが吹き飛ぶ料理だ。

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　第一日目の宿泊先は屈斜路プリンスホテル、
　楽しみにしていた夕食はバイキング、
　新富良野は美味しいのに、ここは極々普通。
　単に空腹を癒すだけだった。

　しかし、一夜明けると大分趣が変った。
　おいしいクロワッサンにありつけて大満足。
　おまけに座った席は白鳥がかぶりつきで見られる特等席だった。

　実はツアーで出てくる食事にはあまり期待していない。
　そういう意味では失望はしていないが、
　屈斜路プリンスの夕食はもてなす心が感じられなかった。
　それからもう一つ、夏だけ開ける西館は大きな欠陥がある。
　となりの部屋の話し声がハッキリ漏れてくるし、
　身長171センチの夢樂堂にも小さ過ぎるのだ。
　
　まあ、ボヤケばキリはない。
　こういうハプニングも旅の一つだと思っている。
　ここは白鳥に会えただけで良しとしよう。

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　北海道では多くの花に出会うことが出来てうれしかった。
　これまでたくさん花を撮ってきたけど、
　霧に包まれる花を見たのは初めてに近い経験だった。

　この白い花、
　愛する人に口づけをされて
　喜びの涙を流している少女のようだ。

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　楽しみにしていた釧路湿原に着いたのは夕方、
　ただでさえ、この地方は霧が出やすいのに夕方では霧だらけで当たり前だ。
　でも、これも自然現象の一つ、霧が出やすいから湿原が保たれている。
　霧が出ていても湿原の価値は落ちることはない。
　

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　納沙布岬から次に向かったのは霧多布（きりたっぷ）湿原、
　名前の通り、霧が出ていたので、遠くを眺めることが出来なかった。

　その代わり、足元で黄色い花が咲いていた。
　ボクのそばにいていつも微笑んでくれるキミのようで、うれしかったよ。

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　この画像は風連湖の近くで撮った花だ。
　とても小さな花だけど、紫の花びらが何かを主張している。
　可憐な花、そう思いながらシャッターを切った。

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　風連湖から納沙布岬まで１時間３０分、
　このコースでトイレ休憩を必ずとらないと膀胱は破裂する。
　ただ、バスに乗っていても、
　たまに牛とか馬が出てくるだけで
　大部分の土地は牧草地だったり、原野。
　しかも霧雨で視界が狭いので、眠気が誘われる。

　納沙布岬から北方領土の一部がうっすらと見えた。
　こういうことをいうと怒られるかも知れないが、
　島を見ても何の感慨もなかった。
　これは夢樂堂が自然をしっかり楽しもうモードになっているためだろう。

　納沙布岬で印象に残ったのはトンビほどの大きさのあるカモメ。
　岬の突端から少し離れた小島にカモメの集団がいる。
　親鳥はヒナに餌を与えているのだろう。
　ひとしきり、空を回遊してヒナに餌をやっている。
　ずっと車に揺られ、霧雨で体も冷えていただけに、
　この光景を見て、気分がホッとした。

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　釧路と根室は霧の多い土地、
　傘をさすほどではないが、今回のツアーは霧とかなり仲良しになった。
　
　この花は風連湖で見つけた朽ちかけた花、
　まだ、雨は降っていなかったのに
　たくさん露をしたためて、真珠のように輝いている。

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