2002-01-23 夕闇の月
2002-01-23 豆腐と鯨　〜どんな関係だ？
2002-01-23 蛎殻町の住人が牡蠣フライを食らう
2002-01-23 朝も春が息吹きだした
2002-01-23 “砂かけさん”がattendantだって
2002-01-22 月になりたくて衝動買い〜夢月夜
2002-01-22 セイウチとミミズク(明星いっぺいさんのこと）〜どうしても欲しいという意思
2002-01-22 恥知らずの輸出〜淫虫
2002-01-22 夕焼け〜明日を祈る
2002-01-21 おでんのツユで玉子ミルク雑炊

午後５時２０分、青い空に浮く月。
雲を従えて、ポッカリ浮いている

先頭 表紙

　豆腐と鯨、どんな関係だろう。
　これは双方ともアイスになったということ。
　別段、豆腐は珍しくも何ともないけど
　これが鯨になると少し違う。
　石巻市の菓子店が調査捕鯨で捕ったミンク鯨の
　赤肉を白ワインで煮込み、独特のタレで味付けして
　さらに独特のタレで味付けし、
　これをミキサーで米粒状にしてアイスに混ぜたとか。

　う〜む、鯨という素材に『目鯨』を立てるつもりはないが
　豆腐のように愛せない。

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　無性に牡蠣フライが食いたくなった。実は、わが家族は牡蠣が余り好きではないようだ。塩辛は食べても生牡蠣は食わない。それでも、世間並みに牡蠣フライを作ってくれるのだが、実の中まで火を通す、ウェルダン・オイスターの出来上がりだ。ハッキリ言って最悪の牡蠣フライなのだ。
　てなわけで美味い牡蠣を食いたければ外食に頼らなくてはならないのだが、実は今シーズンに入ってからロクなものに出会ったことはない。中島みゆきのコンサートを観に行ったときに仙台で食べた牡蠣は最悪でガッカリ、牡蠣運は全然良くない。
　どうしても今日も牡蠣が食いたくなって、いつも美味いフライを食わせてくれるトンカツ屋に足を運んだ。
　見た目は最高、でもがっかり。ジューシーさが足りないのだ。おいしい牡蠣フライはミルクがいっぱい、箸を入れるだけで白いツユが出てくる。これを食べたいばかりに足を運んだのにガッカリなのだ。そういえば、店主が牡蠣フライにするような素材がないとボヤイテいた。今年は牡蠣フライは外れなのだろうか。それとも夢樂堂の牡蠣フライに対する要求が厳しいのだろうか。
　生牡蠣は結構美味いのに牡蠣フライは今一だ。

＊ちなみに夢樂堂が勤めているのは日本橋蛎殻町、牡蠣とは親戚のようなものなのである。

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　朝６時20分の茅場町の風景、
　１ヵ月前は冬至、あのころに比べて夕焼けの光が強くなってきた。
　寒いけど、光はだんだん春に近づいている。
　よくよく考えたら、茅場町の朝も定点観測になりつつある。

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別府温泉で見つけた砂湯の入り方の説明、
日本語と英語とでは、こんなに印象が違う。
砂湯に入る時に体に砂をかけてくれる女性を別府では『砂かけさん』と呼ぶ。
これがオバアサンだったら砂かけ婆だ。
しかし、英語では『砂かけさん』はattendant
日本語と英語とで、こんなにも温度差が出てくる。

このように日本語と英語とで温度差の違う何か、あったら教えておくんなまし。

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今日の帰りに衝動買いをした。
それは万葉集、古今和歌集、そして新古今和歌集。
この歌集のなかには月に寄せた歌が多い
月を見立てに使った恋歌が多い。

時間をかけて、この３つの歌集を読破して
夢樂堂が気にいった歌を紹介するつもりだ。

その前に夢樂堂自身が数年前に詠んだ歌を紹介しよう。
　

　　　朝の陽よ 　隠さば隠せ　夢月夜
　　　Asa no Hikari yo Kakusaba Kakuse Yumedukuyo
　　　我れ眼を閉じて　女を待つらん
　　　Ware Me wo Tojite Kimi wo Maturan　
★愛するわが女よ。朝を迎え、陽の光に消される月のように、おまえが私の見知らぬ場所に去っても、私は淋しくなんかない。私は眼を閉じて、昨日のおまえとの逢瀬を夢に焼き付けることができるからだ。そのとき、昨夜の刹那が夢月夜となり、至福の時に変わる。この至福を、眼を閉じながら、私の永遠に封じこめようではないか。眼を開けたとき、おまえが傍らにいてくれることを今は祈りながら…。

＊画像は今日の帰りに茅場町で撮ったものです。

　　 　

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　ギスギスした話題になったので、少し、心を和ませよう。
　このミミズクの彫刻は奈良県・桜井市に在住の明星いっぺいさんが夢樂堂に贈ってくれたもので、心が荒れそうな時や人を信じられなくなりそうな時のお守り的な存在になっている。
　そもそも、明星さんとの出会いは銀座松屋の個展だった。明星さんは動物をモチーフにした彫刻を作っておられ、このホンワカした作風に心が動かされた。
　なかでも一番気にいったのはセイウチの彫刻で、ある人へのプレゼントに贈ろうと考えていた。しかし、そのセイウチ像には修理中という札と、非売品の札が貼られ、係りの人には『お売りできません』とそっけなくいわれ、泣く泣く猿の彫刻を買って帰った。
　しかし、どうしても欲しい。その思いは強くなるばかりだった。目と目があって、ぜしぜし誘拐してくれとセイウチが夢樂堂に懇願しているように思えた。大げさではなく、このセイウチを手に入れないと一生悔いが残ると思った。というわけで、松屋の個展でもらった明星さんのプロフィールに載せてあった電話番号に電話した。ダイヤルを回すと本人がいきなり電話口に出てきた。
　どうしてもセイウチが欲しい旨を話したら、『修理に時間がかかるので売れない』、『自分自身でも気にいってるので…』という返事が申し訳なさそうに戻ってきた。しかし、どんなにセイウチの彫刻が気に入っているか、熱心に語ったせいか、明星さんも手放すことに合意してくれた。
　嬉しかった。嬉しくてたまらなかった。でも修理した彫刻が無事に夢樂堂の手元に届くかどうか不安だった。もし、輸送中に壊れてしまえば、明星さんの好意も無駄になる。そう悩んでいた矢先に大阪行きの出張が入った。明星さんは当初修理に２週間は欲しいといっていたが、夢樂堂が大阪に出張している時に完成品になっている旨の連絡が入った。
　これはもう、大阪に１泊して直接手渡していただくのが筋だと思った。夢樂堂が桜井まで出向いて、セイウチを受け取り、自分の手で東京に持ち帰らないと気が済まなくなっていた。明星さんに連絡をして、直接受け取りたい旨をお話しし、わがままを聞いていただくことになった。
　セイウチは或る人へのプレゼントだから、夢樂堂の手元にはないけど、今、ここに明星さんがレンガで作ったミミズクの彫刻がある。これは夢樂堂がわざわざ桜井まで出向いて、セイウチを東京に持ち帰った夢樂堂のために制作してくれたもので、あとになって宅急便で送られてきた。

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　久々に画像なしの話題だ。
　昨日は夢樂堂の定休日、出かけたくても大雨。
　久々に読書をしたり、詩の朗読のＣＤなどを聴いて静かに過ごした。
　こんな日は１年に何回もない、これは神に感謝するしかない。
　雷も楽しんだ。きっと、これも神の至福だ。

　ヒマつぶしにテレビをつけて、まだ、こんなことを…と顔が歪んだ。
　最近、『極楽台湾』という書籍が出ていて、
　そこには夜遊び、台湾での買春ガイドが掲載されている。
　この本を参考にして、わざわざ台北まで買春に出かける日本人観光客が増えたそうで、
　台北市長はその動きに激怒して日本人買春客の厳しい取締りを当局に要請した。
　早速、日本人が摘発（元警察官だった）されたのだが、　台湾の法律では買春客は処罰されず、強制送還というペナルティーにとどまっている。

　今はどうか判らないので、過去の話ということで聴いていただきたいことがある。
　日本のツーリストが現地の業者を巻き込んで、　買春を旅行の売り物にしていた時代があった。ＪＡＬパックを●ルパックと呼んでいた時代もあった。
　日本のツーリストが現地の業者から買春客の紹介手数料をピンはねするというあくどさだ。嫌なことを現地業者にさせて、のうのうとしていた代理店が少なくなかった。
　嫌なことだけど、『旅の恥は掻き捨て』という日本の負の文化を悪用した商売を日本の企業人がしていたのだ。
　
　台湾は厳然とした独立国家で、経済発展のスピードも早い。その国の人たちのホスピタリティーに頭を下げることもある。なのに、この有様だ。
　しかし、溜飲が下がったことがある。それは台北市で買春客として摘発され、追放された外国人のパスポートに『淫虫』のスタンプを押すことを検討していることだ。仮に、破廉恥の烙印を押されたら普通の神経なら、もう二度と買春は出来まし。
　だが、待て、所詮、買春客は破廉恥な輩、それでも海外で買春を続けるかも知れない。

＊ＪＡＩさん、綾丸さん、おとさん、すいません。少し、事実関係を把握していない部分があったので、一部書き直しました。
＊台北市が淫虫のスタンプを旅券に押すことを決めたのではなく、検討しているというのが正解です。

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　グランドの金網越しに見た夕日、

　自分自身や

　大好きな人たちの明日の幸せを祈りたくなる

　ここ数日、お日様が顔を見せず

　お月さまを見ることができなかったけど

　今朝は満天の星空

　気持ち良く空気が吸えそうだ。

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　今日は久々の月曜休み、青梅の猫街通りに行こうと思ったらこの雨だ。
　朝飯は昨日の残りのおでんを食べた。
　問題は昼飯、こんなに雨が降っていたら外に出る気が起こらない。
　しょうがない、自分で昼飯を作るかと思って、冷蔵庫を開けたら何もない。
　あるのは、おでんのツユと茶碗に半分ほどの御飯。

　一言、ウームとうなってピンときた。
　この前、大多福で食べたおでんのツユかけ御飯を思い出した。
　確か、ミルク煮込みラーメンを作るといったことも思い出した。
　よし、玉子ミルク雑炊を作ろう。
　そんな考えがひらめいた。

　まず、小さな鍋におでんのツユを入れて
　少ないながらのありったけの御飯を入れて、火をかけた。
　ここにかき混ぜた玉子３個分を放り込む。
　適当な時間を見計らってミルクを入れて
　またまた適当なタイミングを見計らってバターを放り込む。
　もちろん、この間調味料を入れて味を調える。

　御飯の量より玉子の量が多い。
　タップリとしたツユに御飯と玉子が絡まる。
　自己満足かも知れないけど、最小限の材料でそれなりに美味いものが出来た。
　しかも10分もかからないで出来上がった雑炊。
　スープかスープの素があれば、簡単雑炊が出来る。
　ぜしぜし、お試しあれ。

　今日、一生懸命、働いたあなた、
　ぜしぜし食べさせたかったぞ。食べて欲しいぞ。

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