2001-08-28 午前４時３０分、黎明
2001-08-27 加工して、ハイ出来上がり〜十勝の小豆
2001-08-27 もうすぐ刈り入れ〜十勝の小豆
2001-08-27 花からサヤへ〜十勝の小豆
2001-08-27 小豆の花〜十勝にて
2001-08-27 意外な場所で意外なモノに遭遇〜樺太犬タロ
2001-08-26 最高の北海道土産〜心に残った言葉
2001-08-26 トリカブト〜北海道で見た花
2001-08-26 六花亭の定番〜マルセイバターサンド
2001-08-26 六花亭のニューフェース

　夜明けが遅くなり、朝はすっかり秋模様。１週間前にはこの時間に鳥がさえずっていたのに、今は虫の声しか聞こえない。ただ、夏の名残を残しているのは、日の出には時間があるのに東の空に赤みがさしていることだ。夜から朝の境目、違う土地で眺めてみたい。

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　これは六花亭が作った『らんらん納豆』。大納言で作った甘納豆、昔からの味で、ホッとする。いろいろな種類の甘納豆があるが、何たって小豆が一番。仙ちゃん、ゆっくり食べておくれ。

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　サヤが青いままではまだ食べられない。サヤが茶色になって、ある程度乾燥してから刈り入れだ。この小豆はあと２週間も経てば刈り入れることができる。

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　花が咲かないとサヤがつかない。このサヤに豆が入り、サヤが枯れ、豆が乾燥して、馴染みの小豆になる。これだけサヤがつけば大収穫、おいしいアンコになって現われるなり。

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　これは小豆の花。サヤをつけると1日1センチのペースで伸びるという。植物にも種を保存する本能があって、たくさんサヤがついた時は小豆自身が良い豆を残そうとして自ら花やサヤを落とし、不作の年は豆に栄養が回して強い子孫を残そうとする。昨年は大豊作だったが豆の粒は小さかったが、今年は低温でやや不作な分、豆に栄養が行き渡って、美味しそうなアンコができそうな気配だ。

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　札幌で泊まったホテルの裏手は北海道庁の建物、その裏手が植物園。てなわけで、植物園を散歩したら意外なものに出会った。植物園の中にある博物館に、南極物語で有名になった樺太犬タロがいたのだ。剥製にはなっているが、今にもこちらに寄ってきそうな感じで、こっちにきたら思い切り遊んでみたい。そんな気分になった。南極に置き去りにされた犬、奇跡的に助かった犬。美談にはなっているが、置き去りにされた悲劇があったことを忘れてはならない。

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　北海道旅行、行きたくもあり、行きたくもなしというのが本音だ。北海道の自然は目を楽しませてくれるが、辛いのは畑周りを終えたその日にレポートを書くことである。夢樂堂が書きあげたコメントが、その団体の正式コメントになるので、いつも以上に神経を使う。他のメンバーは酒を食らって北海道を楽しんでいるが、夕食というか宴会を中座してレポート作り。皆が飲み疲れた頃に出来上がったレポートを団体の幹部連中が吟味、ああでもない、こうでもないの議論が始まる。解放されるのは12時を過ぎてから。無報酬のハードワーク、泣きをいれたくなることもある。
　畑周りの最終日、レポート作りも終わり、シャワーを浴びて、冷たいお茶を飲みながらテレビをつけたら『藤原竜也』のドキュメントをやっていた。藤原といえば、あの『バトルロワイヤル』で主役を張り、あの若さで蜷川が演出した三島の『近代能楽集』で大抜擢された18歳の少年。ＮＨＫはへこんだり、歓喜したりする藤原の姿をずっと追いかけていた。悩みを悩みとしてとらえ、消化していくエネルギーに感動したが、そのなかで一番好きになった言葉は『笑いながら自分にカツを入れる』。自分では何度も何度もカツを入れながら48歳の人生を過ごしてきたつもりだが、笑いながらカツを入れたことなんか一度だってありはしない。顔をしかめながらが精精で、逆に自分を追い込むことの方が多かった。『笑いながらカツを入れる』、この言葉で胸のつかえがスーッと降りたような気もする。睡魔を吹き飛ばしたドキュメント、そのなかで出会った言葉、『笑いながらカツをいれる』、若者のこの言葉が夢樂堂にとって最高の土産になった。

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　これはトリカブト、根には猛毒があり、犯罪に利用されたりもした。この花が北海道に自生している場所がある。先入観を持てば毒々しい花だが、持たなければキレイな花だ。北海道に何度も行っているが、今度は花がたくさん咲いている７月に個人的な『旅』をしたい。

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　北海道に行って必ず土産で買っていくのが『マルセイバターサンド』。酪農王国・十勝で作られたバターに、レーズンとホワイトチョコを加工して、それに洋酒を加えたもので、素朴で上品な味で、あきないお菓子。六花亭の名称はどこから来ているか知らないが、中島みゆきの『六花』は雪を示していた。六花が雪なんてロマンチックではないか。

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　六花亭のニューフェースがストロベリーチョコレート。ドライフリーズした旬のイチゴにホワイトチョコレートをコーティングしたもの。イチゴの甘酸っぱさとホワイトチョコの甘さがうまくマッチしている。北海道で、酒を飲んだ後の評価は低かったのだが、シラフになって食べると美味い。大枚500円、13〜14個入っている。値段が手頃なので若い人たちがじゃんじゃん買っていく。

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