2001-05-09 やりきれない思い〜嘆きの羅漢
2001-05-09 乱舞するバラ
2001-05-09 雨に咲くバラ(三文写真館）
2001-05-08 にらめっこかな？
2001-05-08 退屈な犬
2001-05-08 いらいら煩悩インコ〜アニマル羅漢（４）
2001-05-08 茅場橋公園のアーチバラ
2001-05-07 月光に酔わされて
2001-05-07 月の癒し（朝日と夕陽、月と太陽、どちらが好きですか？）
2001-05-07 夢楽堂が奄美大島へ行く理由（高倉健と田中一村）

やりきれない。本当にやりきれない。
世田谷の一家殺人事件
浅草の女子大生惨殺事件
数知れない児童虐待死事件
昨日の消費者金融放火殺人事件

虫けらだって命がある。
なのに人間を虫けら以下のように
ためらわずに殺す奴がいる。
ボクの命はボクのもの
あの人の命はあの人のもの、
自分に関わり合いのない誰かさんに
命を奪われるのはゴメンだ。



ごきぶり

かあさん、あなたがぼくのかあさんなら、いまここでわが息子を処刑してください。
真っ赤に焼けたアイロンをぼくの喉元に押しあてて、できる限りの時間をかけてなぶり殺してください。
そして、ぼくの骸をかあさんの足元において、安らかで長い眠りをくれませんか。
でも、あなたはぼくが望むような安住のときなど、与えてはくれないでしょうね。
それどころか、微笑みながら、ぼくにぼく自身の処刑をするよう、かあさんはさとすのでしょう。

それは、かあさんが受けた数億倍の痛みを、ぼくがあの人に与えたことをよく知っているからです。
あの人の傷口を爪で引き割いて、薄ら笑いを浮かべながら、赤く染まった指をなめまわしていたぼくの姿をかあさんは見てしまったからです。邪悪の限りを尽くして、ぼくがあの人を虐殺した数々の事実を隠すことなど、ぼくにも到底できないからです。
たとえ、かみさまが「不幸のとき」に目をつぶり、「平安のとき」に時間を戻したとしても、かあさんはぼくを許してはくれないからです。

悪夢から覚め、ぼくの体にあの人の返り血がこびりついていました。
ぼくが虐殺したあの人の骸は、目の前から消えていました。
あの人のやさしさが傷ついた体をぼくの元から消し去ったのです。
だから、あの人にどれほどの痛みを与えたのか、ぼくにはわかりません。
狂気を楽しみながら虐殺してしまったあの人の悲しみの深さをぼくは測ることができません。
せめて、ぼくはあの人の骸を抱いて、あの人の痛みと悲しみを知りたかった。
でも、あの人のやさしさがそれをさせてくれなかったのかも知れません。

かあさん、かけがえのない人を平気で虐殺してしまう、そんな悪魔のようなぼくがあなたの愛し続けた息子なのです。

かあさん、ぼくはぼく自身にどのようなピリオドを打たせたらよいのか分かりません。
かあさん、あの人がどうすれば、ぼくを恨み続けてくれるのか教えてください。
かあさん、あの人より深い悲しみと酷い痛みをぼくに与えてください。かあさん、あなたの長い髪の毛をぼくの首に巻きつけて処刑してください。

そして、ぼくの息がとまったら、暗闇よりもっともっと暗い場所にぼくの骸を捨て去って、意味もなく嫌われるごきぶりどもにむさぼらせてください。
これがあの人を虐殺したぼくにお似合いの葬儀なのですから…。

先頭 表紙

　ふ〜、まだ、昼飯を食っていない。待つのも仕事のうち、ブツがこないと動きようがないのです。まあ〜、こないものはこない。♪わたし、待〜つわ♪になっております。
　まあ、頭の回転が悪いんで画像を少し遅いおやつ代わりにアップします。また、あとで・・・。

先頭 表紙

　奄美行きに備えて飛ばしていたのに、今日は２時に起きることは出来なかった。大事な仕事は締め切りを自分の中で２日早く設定する。遊びに行くときは１日早める。ところが、起きられなかったことで余裕の持てる時間が半日になった。まあ、寝てしまったのは、体を休めなさいという天の声。ヨタヨタの状態で奄美大島入りするよりは、シャキッとした状態で「こんにちは」をしたほうが良いに決まっている。
　さてさて、今朝の画像は雨に濡れたバラの写真。水分をたっぷりとって、生き生きしている。

先頭 表紙

　この猫は隣の駐車場に遊びに来る猫だ。駐車場を経由して、わが家の庭に出没する。昨年はせっかく植えたイチゴを食われてしまった。たまに親父が大事にしている植木のそばでガールフレンド（ボーイフレンド）と運動会をやらかす。相手との間合いを常に一定にして、逃げるか襲うかのタイミングをはかるのが猫族の習性。この画像は夢楽堂とにらっめっこをしているものだ。

先頭 表紙

　退屈な犬、この言葉がぴったりの表情をしている。この犬は10歳前後、もともと人見知りな犬だ。しかし、ちゃっかりしていて、いつもお菓子をくれる女性には尻尾を振って近づいたりする。いつも、このように自分の家のそばの路上で寝そべっている。犬は人間と遊んでコミュニケーションをとるのに、ちっともかまってくれないんでは、もうふてくされて寝ころぶしかないんだろう。

先頭 表紙

　動物園に行って、いつも思うことだが、インコってどうしてイライラしているんだろう。もともと、鳥そのものがせっかちな気がするが、必要以上にイライラしているような気がする。そりゃあ、そうだよね。鳥は空が遊び場、森が遊び場。何のために翼があるか、そう思ったら、考え込んでしまう。

先頭 表紙

　昨日撮ったのにアップし損ねた茅場橋の公園のアーチバラだ。もっと密度が濃ければ、もっときれいな映像になったと思うが、まあ、これはこれで絵になっている。最近、気になっていることがある。公園のバラを持っていってしまう人間がいることだ。ここに存在して価値のあるバラ、これを盗むとは不届き至極だ。

先頭 表紙

　今日は心身ともにクタクタ状態。10時に床に就いたのに、窓越しの月の光が夢楽堂を起こしてしまった。さてさて、ＣＤを聴きながら再び眠るか。

先頭 表紙

　夢楽堂の下の名は月彦です。子供の頃は太陽が好きだった。朝日が好きだった。でも、今は夕陽と月が好きになっています。皆さんは太陽と月、朝日と夕陽、どちらが好きなんでしょうか？

先頭 表紙

　夢楽堂、12、13日と奄美大島へ出掛けてきます。奄美大島は昨日から梅雨入り、下手すると奄美で大雨にあって外で遊べないかも知れないけれど、雨風はいつかどこかで降ったり吹いたりするもの。雨が降れば、きっぱりと「ついていない」とあきらめ、潔く雨の奄美を満喫するつもりだ。例によって、奄美から夢楽堂が撮影した画像を送るので楽しみにしていただきたい。
　実のところ、今回は奄美で雨が降っても、大きなダメージにはならない。というのも、日本画壇の寵児と期待されながら、中央との接触を断ち、奄美で絵を書き続けた田中一村（たなか・いっそん）の絵を、一村が絵を書き続けた奄美で観たいとの欲望というか衝動が沸いているからだ。中央と接触を断ち、自分の意思の貫き、一人で頑張っている人たちを世間は『孤高』とか『反骨』、ないしは『異端』というレッテルを貼りたがる。外から見ればそうなるかも知れないが、本人からすれば孤高でも反骨でも、まして異端でもない。自分の意のおもむくままに振舞い、たった一度しかない人生をまっとうしようとしているのだ。画家の一村は一枚の絵と格闘することで自分の人生を想像しようとしているのだ。
　実をいうと、夢楽堂が田中一村の絵を奄美に観にいくキッカケを与えてくれたのは高倉健が書いた『南極のペンギン』だった。この本は健さんのエッセイ集というものだが、まっすぐな感情で心優しく書いているためか、夢楽堂にはある種の童話集に思えた。久々に手放しの感動を覚えた作品で、電車の中で目頭を抑えながら一気に読み進んだ。田中一村は『南極のペンギン』の“奄美の画家と少女”に出てきたのだ。ハンセン氏病にかかって奄美大島の療養所に連れてこられた薄幸の少女に、彼女が持っていた母親の写真を一村が書いてあげるという話だが、この話を読んで絶対に一村の絵を観たいと思ったのだ。孤高なんかじゃない。反骨者でも、まして異端者でもない。中央から離れて、奄美で働きながら書きたい絵をひたすら描き続けた一村の命と対峙したい。それが奄美に行く理由だ。

先頭 表紙