←エプロン。
ひょっとしたら。
形が気に入って買って使っていたエプロンが、
左胸にペンを差すベルトが小さく縫い付けられた、
明らかに作業用エプロンだったから、
それでくれたのかもしれないですが。
…以前も誕生日に、
ビニ傘ばかり使う私に、ちゃんとした折り畳み傘を下さってたので…^^;
まあでもひとりよがりでも。
それを着けてお料理教室する私の背筋は自然とシャンとしそうで、
とってもありがたいことに何のかわりもなく。
最後の日でした。
最後といっても、職場が変わるだけで大きく見れば働いているのは同じ環境。
二度とあえないわけもなく、
きっと、すぐにでも飲み会を開いちゃったりするんですが。
子どもたちも、
それぞれにお別れをしている様子でした。
寄せ書きを贈る子、
アルバムを作る子、
花束を贈る子、
クラブでのお別れ会、
保護者の方々の挨拶、
などなどなど。
実感もないままの帰り道。
二度と会えないわけではなくても、
なにげなく交わしてた毎日の会話がなくなってしまう、
そういう実感が突然、
たった数駅の電車の車中で湧き出てきて。
何を話したらいいか、
いろんな、たくさんの伝えたいことはあっても、
うっかり口に出すと電車の中でみっともない姿をさらしそうで、
何も話せずにフツーの会話をしてました。
悲しいとか、ツライとかじゃなくて、
ほんとに純粋にさびしいんだろうなと、
今は思えたりしますが。
もう、後は降りるだけだし、いいだろう、と。
そう思えた下車駅の手前で、
なんとか、小声になっちゃっても口頭で感謝を伝えられたことはとても、
よかったなと思いつつ。
ホームを歩いて改札を抜けて、その間中、
口の中で「がんばなきゃ、がんばんなきゃ」とつぶやいてたあたり、
なんだかアヤシイ人でもあったなとも、思いつつ。
別れの時は、そのことを惜しむ気持ちでいっぱいになってしまうのですが、
惜しむことのできるほどの出会いがあったことに思いを馳せられる程度には、
精神年齢があがったかもな気はしてます。
この先、いくつの出会いを体験できるのかは見当もつかないけれど、
できることなら、
片思いでなく、相手にとっても"よかった"と思ってもらえるような、
そんな自分にも成長できたらと。
明日から、職場環境、
がらっと変わります。
ほんとうに、ほんとうに、
がんばんなきゃ、なんです。 |