シャツピラマン、と呼ばれてる人がいます。
呼んでいるのは子どもたちです。
由来は。
「行事の写真を撮ってる時にシャツがはみだしてピラピラしてた」から。
子どもたち(女の子ばかりだけど)は、いろんなオトナの前で元気よく、
「うわー、シャツピラマンがきたー!!」と逃げ回って大騒ぎ。
当人、
「ほーら、シャツピラだぞー!」なんて開き直りもせず、
「こらー! ばかにすんなー!」と怒りもせず。
まるで聞こえていないかのような、そよとも動じない雰囲気。
そんな様子を何度も見かけ。
「シャツピラー? だれのことだよ、なんなのそれー? ひどくないー?」なんて、
それとなく、誰をともなく、かばうでもなく、
咎めてきましたが。
それがゲンカイだよね、と先輩先生と帰路に。
情けないハナシですが。
明らかに、親しみをこめてというよりも、
からかって逃げてそのことをおもしろがっている状況を前に。
「こらー! あんたたち、オトナをばかにすんじゃなーい!!」とは、怒れないのです。
これが子ども同士でのことでしたらもちろん、すぐ、そうやって怒るんですけれど。
子ども対オトナで、子どもがオトナをからかったり、悪口いったり、殴りかかったり。
そういう、ちょっとひどい場面に出くわしても、現場にいるオトナとして、
自分が余裕ある態度を見せるなり、なんなり、とにかく、きちんとオトナとして、
どういうスタンスをとるか。
どういう距離感を持つか。
判断した上で対処しなければならないと、思うからなんです。
無力の言い訳かもしれないですけれど、
私はそう思うので。
なんでもきちんと怒ってださる先生が、私をからかう子どもの言葉を叱ってくれた時には、
ありがたい反面、ちょっと苦い気持ちも味わいます。
私は自分から選んだ間隔で子どもと渡り合いたいですからねえ。
なので。
シャツピラマンのスタンスがどうしても見て取れない現在、
怒るに怒れず、ノるにノれず、
どうにもできずにごまかしてます。
だって安易に怒っちゃうと、
「子どもにからかわれる(下に見られる)シャツピラマン」という図を認めることにもなっちゃいますしねえ。
ごまかすので精一杯です。苦笑
…度が過ぎたら、ちゃんと子どもの方にお話しよう…かな^^;
間違った人との接し方であることは、確かだし。 |