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読書日乗/閑人編

茨城県民の読書日乗
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2003-12-26 入院
2003-12-22 今度は息子
2003-12-22 インフルエンザ
2003-12-20 ウィルス性の風邪
2003-12-14 地理と測量の科学館
2003-12-13 「あやしい探検隊 焚火発見伝」椎名誠+林政明 小学館文庫
2003-12-12 他人から嫌われる
2003-10-18 「くれよんしんちゃん・オトナ帝国の逆襲」
2003-10-17 「豪雨の前兆」関川夏央 文芸春秋
2003-10-04 「石ころだって役に立つ」関川夏央 集英社


2003-12-26 入院

昨夜は悪寒で死ぬかと思った。
本当にこんな症状は初めてで、かみさんの看病もありがたかった。
今朝はいくらか楽になった体で一番で病院にいくと、即入院。
ウィルス性風邪か食中毒のどちらかと、笑った羅漢のような先生が言う。まあこの羅漢が言うことは重に信用しているので何もいうまい。
ここから点滴のラッシュだ。
四本目あたりで泊まっていけば?と看護婦さんが宣う。
仕方ないので、かみさんに着替えを持ってきてもらう。ほんかく的な入院である。
夕方おばあちんも病院にやってきて点滴。これで家族全員ウィルスに轟沈される。
点滴六本目が終わったところで今日はダウン。
今年最後から二番目の真実であった。

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2003-12-22 今度は息子

朝、息子がもどしたので急遽、病院にいくことにする。
とは言っても会社に用事もあったので、午前中は仕事をして、午後帰ってくる。
二時前に家に着いたので、銀行へいってから病院へ。
病院は混んでいて、車の中で待機。
結局、夕方までかかって一日が終わる。

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2003-12-22 インフルエンザ

朝、息子がもどしたので急遽、病院にいくことにする。
とは言っても会社に用事もあったので、午前中は仕事をして、午後帰ってくる。
二時前に家に着いたので、銀行へいってから病院へ。
病院は混んでいて、車の中で待機。
結局、夕方までかかって一日が終わる。

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2003-12-20 ウィルス性の風邪

今日はかみさんと娘がウィルス性の風邪で寝込む。
午前中は病院にいって終り。
かなり混んでいるのだった。
娘はまだ軽い方なので車の中で待機。
治療はそれでも一時間待ちぐらいで済んだ。
娘は帰ってきても元気なのでまあ一安心だが、かみさんがかなりきつそうだ。
替わって上げたいけど。。

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2003-12-14 地理と測量の科学館

騒がしい子供達をおとなしくさせるために筑波にある施設を廻る。
まずは地理と測量の博物館である。
古来の世界地図やら近代の日本地図などが展示されていて、大人には興味深いものがけっこうあるのだが、子供たちはすぐに飽きる。
仕方ないので、野外にある日本地図を描いてある山に昇ったり、巨大なパラボラアンテナを見上げたりして時間を過ごす。
昼は外食屋を探すがどこも混んでいる。
筑波もけっこう栄えているのである。
どうにかラーメン屋に乗り込み、まあそれなりのラーメンを食す。
けっこう子供達はよく食べた。
そのあとは筑波宇宙センターへ行く。
打ち上げ失敗のせいか、ここも客が薄い。
とにかく人混みが嫌いな私にとっては、それはそれで私の好みではあるのだが。
でもロケットは永遠なガジェットだから、子供達には人気だ。
帰りの車の中では疲れ果てた子供達が眠っている。
まるでCMな光景だ。いやはや。
家に帰ると仕事に専念していたかみさんが暖かく迎えてくれる。
こういう日もあるよね。

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2003-12-13 「あやしい探検隊 焚火発見伝」椎名誠+林政明 小学館文庫

最近、土曜日の午前中は病人なのである。
疲れがどっと押し寄せるように積み重なって、体が動かない。
体が動かないということは頭も動かない。
週休二日というのは明らかに中年以上の労働者のためにある。

そんな元気のない労働者が憧れるのはこの本にあるような焚き火をして、おいしいものを食べながら、ビールを飲むことである。
私はそんな楽しいことは一度もしたことがない。
だから他人の体験ほ読んで楽しむのである。
ここにある狸汁やらタケノコ焼きなどは一度は食べてみたいものだ。
しかし自分でもやってみたいとは思うが、思うだけで、実地を試すことはないだろう。
面倒なのである。

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2003-12-12 他人から嫌われる

最近、他人から嫌われることが多いのである。
あの人もこの人も、いやはやあいつでさえ私を嫌っているのである。
被害妄想なのか疑いもしないのは、よくある会社の人間関係なので、サラリーマンを長年やっている身としては、ああまたかよ、てな感じなのである。
わかっているのならばよいのであろうが、これが胃にくる。腸にくる。
すぐに下痢になる。
こうもわかりやすく簡単な心身関係を持つ自分を、メデルべきか。
ストレスが溜まらない仕事というのがあるものなのか。
世の中は広いと言うから、生くる道はいくらもあろうものか。
思案に暮れるのは無駄ではあるが、憎悪の円環を自らの体重で回し続けるよりはマシである。

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2003-10-18 「くれよんしんちゃん・オトナ帝国の逆襲」

今夜テレビで見ました。
なかなかよくできたノスタルジックでホームコメデイ満載のアニメでした。
ストーリーは現代的な子供への期待をこめたものだったけど、これを子供が喜んでみるのだろうか、と疑問に思うほどオトナ向けでした。
しかしストーリーは別として、のはら夫婦の原風景である、大阪万博とか田んぼのあぜ道だとか夕焼けの商店街といったものに飲み込まれていくオトナたちの感覚がちょっと違うのでは?と思ったけど。
映画の中でしんちゃんの父親は大阪万博では幼稚園児だったから、私は彼より少し年上になる。
でも私は連れていってもらえなかったエキスポも、ロックに合わない田んぼのあぜ道も、地縁とか共同体のシンボルである夕焼けの商店街とも無関係になりたかったのである。
そんな風物誌にノスタルジィを求めろと言われてもなあ、と見ていたのだけど。
まあ若い頃ビートルズが嫌いだった私には、レノンとヨーコの戯画化の方が面白かったかな。

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2003-10-17 「豪雨の前兆」関川夏央 文芸春秋

ここのところ、関川ばかり読んでいる。
とはいっても忙しくて、本を読む時間がほとんどない。
通勤でも座席についたら、すぐに寝てしまう。
本を読むのは乗車時間が短い地下鉄のなかぐらいだ。
このエッセイは著者の幼い頃の汽車の思い出や松本清張の時刻表推理小説の話やらが続く「操車場から響く音」といった昭和の話。
あるいは夏目漱石の大病を扱った「豪雨の前兆」といった明治の話。
「須賀敦子の、意志的なあの靴音」や「東京旅行」といった著者の交友関係の話。
また「大久保利通の「発見」」や「焼いた塩鮭の皮」といった歴史の遠景を手繰る話など。
どれも大人になりきれない中年が読むには興味深いものが多い。

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2003-10-04 「石ころだって役に立つ」関川夏央 集英社

サブタイトルは「「本」と「物語」に関する記憶の「物語」」である。
本というものに対する哀愁と時代に忘れられた知識という特権的な意識に対する嘆き、あるいは父親と昔日の恋人に捧げられた物語といった文章が詰まった小さな本である。
私はこういったエッセイなのか私小説なのかよくわからない、著者本人の立像が思い浮かべられるような本がすごく好きだ。
「私は嘘つきだが誠実な人間だ」
この本はこうした言葉で締めくくられている。
私もそうありたいと、日々思う。

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