25日に日本に帰ってきている。
NZに留学してたときも一度日本に一時帰国している。
そのときに感じた日本、そして今感じる日本。
ホームはここだ。
やけに高いタクシー料金、
やけに慇懃無礼で実は無表情な社会の動き、
やけにそわそわと耳につく母国語、
やけに高速な人々の動き、
やけに主張しない表情の群れ、
私はこんな国が好きなのだ。
この国を作り上げている社会は出る杭打たれるだの、生きる心地がないだの、人々の絆がないだの、よく言われているが
それでも、結局社会を俯瞰すれば、というか客観的にみてみる努力をすれば愛着がわくものだ。別に私みたいに外国に行ってしまって母国に焦がれなくてもいい、日本の大学生だったころの自分のたのしみは、できるだけ自分がいる社会を俯瞰してみてみることだった。
どのような社会も、その渦のど真ん中にはまってしまえば不快だ。それこそ、日本とはだいぶ色が違い、「リベラルですごしやすい」といわれているアメリカ社会でさえ。社会を俯瞰する観察者になれば、愛着がずっとわく。自分のイメージの根源をその社会にゆだねるときに感じるその愛着。
私のイメージの根源はこの日本が作り上げた社会に依存している。そんな国に愛着が無いわけがない。
ということで、自分がいる社会が好きになれない皆さんは、どうか観察者になってみてください。楽しいよ。 |