昨日はスティーブンとインド料理やさんに行った。
I believe in the one,really.
運命の人が本当にいるなら、
彼は、the one がいることを信じている。彼にとって、唯一無人の相手である、運命の人。
I also do believe in the one.
こう言ってしまってから違和感を感じた。
the one, 会うべくして出会い、どんな境遇でもお互いを強く求め合う、いかにもドラマみたいな運命の相手との物語を、私は信じているのだろうか。
そういう物語は実際に存在する。世の中恋愛の悪い側面が取り沙汰されるけれども、やはり奇跡のような愛の物語なんていったら陳腐だけれども、そういう物語はある。多分、そのような物語を作り上げるのは、運命の相手、とでしかできないような気がする。
でも、私自身に関しては、運命の相手という存在を信じているのだろうか、と言われると黙ってしまう。
スティーブンが聞く。
Do you think your current boyfriend is the one?
首を縦に振れなかった。
運命の人、と思えるような相手に出会えなくても幸せな結婚をして、幸せな生活をパートナーと送って生涯をすごす人だっているからね、と彼は笑った。
But I will keep hunting.
彼は,未来に現れるであろうthe one の夢を見たといっていた。夢の中で彼らはとても幸せで、満ち足りていて・・・。彼女は無意識のうちに自分を待っている気がする、だから探しているんだよ・・・。そういう彼を夢見がち、というのは簡単だけれども、ただ単純に、運命を共にする人を必死になって探しているだけなんだ。妥協なしに。
彼は多分、直感がthe oneを作り出すと信じている。すばらしい出会いを、夢にまで追いながら。
そこで思った、私は日常がthe oneを作り出すと信じているんだ。一日一日の積み重ねを経て、自分のパートナーはだんだん運命の人になってゆくのではないかと。劇的なケミストリーみたいなものは相手に求めないけれども、長い間を共に過ごすうちに結局はその人が運命の人となるのだろう。
私と彼は多分運命の人というものを信じている。違う文脈でだけど、運命の人というのはいるのだと信じている。 |