ロハス。
先輩が日本においてのロハスの扱われ方について論文かいてた。で、ロハスという単語の意味を知った。つい最近知り合った人がロハスコンサルタントだった。ロハスがどれだけビジネス的に熱いのか教えてもらった。その一週間後、ロハス雑誌ソトコトを東京駅で読んだ。そしてフラフラしていたら、オーガニック化粧品なぞというものに出くわした。ロハスを意識してみた。
で、ロハス。
こんなんプチリッチーの道楽だよーっけーっ
と思っていたけれども、あながちそうでもない。
道楽ではなく、カテゴライズを求めていた人たちにとっての格好の言葉だった。確固とした価値観をもって日々生きることが出来る人なんてそーそーいない。大体、色んな選択の理由は私含め「なんとなく」だ。
そもそもロハスってライフスタイルの言葉であって、それは価値観に結びつく。「こういう価値観をもっている」という認識は、自分の選択に理由を見出せる。例えば、無添加な化粧品を選ぶのも、有機栽培野菜を食べるのも、CO2プロジェクトを意識してみるのも、全ては「持続可能なライフスタイル」を支持するという価値観があるからだ。
CanCam的なライフスタイルは「モテたい」が価値観に組み込まれるし、ヒルズ族的なライフスタイル(個人的にはもう廃れてしまった感)には、「セレブリティ意識」な価値観が生まれるし、チョイ悪オヤジなライフスタイルには、「オヤジだけど格好いい」価値観が提供される。
色々な性別、年代によってライフスタイルが提供されてるけど、プチリッチーナチュラル系には彼らをカテゴライズする価値観が無かったからロハスがサササーっとそんな人々の間に入り込んできた。
会う限り、ロハスな人々って、20代後半から30代前半の独身の方々が多くて、仕事も充実してて、まだ夢もあって、だから何かに貢献したい感がありありと見て取れる。
そんな人々に、環境にも貢献できて、ちょっとナチュラルクールで、語感がいいロハスってぴったりだったんだろう。て感じで、今私の学校ではやりのマーケティングとかみたいに語るのは簡単だけど、ロハスってやっぱりなんか違うと思う。
ライフスタイルに、「環境政策」的な政策も入り込める余地があるのは、今のところロハスだけだ。ロハスだけが、「他者への影響」としての政策を語れるライフスタイルを持っている。それが生活全般に入り込むんだから、すごいことだと思う。人々の生活様式に微妙に政策が入る余地があるってやっぱり私の知ってるところロハスしかない。
環境政策を、価値観として、選択の理由として、格好いいものとして取り入れることができる人々がロハスピープルとか言うんじゃないだろうか。
やー、すごい。政策を達成するためのライフスタイル提案って使えるんじゃないか?いや、いままでそういうのがあったけど、今まで取り上げられなかったとか。どうだろう・・・。 |