効率のよい論文の作り方。全く時間がないときにこの手を使う。
1、先ず結論、到達したい点を明確にさせる
2、それを証明するための章立てを考える
3、2を証明するためのデータをあさる
4、書き始める
このステップとると、筋は通るんだけど、釈然としない気持ちがわく。なんか、「妄想のみからの産物」で、本質を全く捉えてない気がする。
聞いたところ、某外資系コンサルの最短コンサル期間は2週間でン千万円。まじでこれ聞いたときアホかと思った。コストではなく、その期間の短さに。
2週間で、経営に困り果てて経営陣が頭ひねっても解決策がみつからないような問題をあらゆる視点から分析し、根本を見つけ出すことができるのだろうか。
できないだろ、常識的に考えて(AAは省きます)。
ただン千万もらって仕事してるんだから、一応解決策の提示をしなければいけない。そんなときにどうするか。
(上の1〜4)
だろう。コンサルの役割は「問題を発見して、解決する」ことなのに、先ず最初の問題発見をすっとばしてる。ただ、頭のいいコンサルのことだから、自分で問題点と解決策を作り上げて、それを証明することは上手いはずだ。
ところで、話それるけど、ちょっと前触れてみたあの地獄の研究会で学んだことは、「問題を発見することが、解決策をみつけるより一億倍難しい」という事実。物事の本質、事象の流れのゆがみ、それを構成する要素は何なのか、それらを見つけ出すのは、政策論文で例えるとプリントで積み上げると10センチ以上になる国会議事録や、関連文献200冊当たっても難しい。実際あの地獄の研究会の論文準備期間が2ヶ月あるとすると、一ヶ月半はその問題発見に費やしてるのだ。先行研究にない問題(why)を見つけ出すのはこれほど大変という例。
で、そのコンサルは果たして企業の問題の本質を2週間以内に見つけ出すことはムリと分かってるから自分で問題を作り上げてしまうのだ。経営陣は釈然としない顔になる。「・・・筋は通ってるけど、ていうかこのアドバイス通り実行してもいいのかな」
また話がそれるんだけど、いや、このごろひとりの友人がビミョウに関わってる企業が某外資系コンサルにコンサルたのんで、「全く無益なアドバイスばっかしてます」とか言ってた。「無益なアドバイスばっかしてます」の根本的な原因は「最短コンサル期間2週間から」の精神だと思う。
本当に問題を発見して、解決する気概があれば、「最短コンサル期間2週間から」なんて提示しないはず。そんな精神だから、自分で的外れな問題を作り上げて「全く無益なアドバイス」しかしないんだと妄想するんだけどどうだろうか。
むしろ「最短コンサル期間2週間」って、それだけ聞いたら「このコンサル、本当にちゃんとコンサルする気ないんだな」って思われてもしかたないんじゃないか?
「最短コンサル期間2週間」=筋が通ってるけど妄想の産物なアドバイス提供
(「本質を捉えた本格的コンサルは3ヶ月から、ン億円でのお値段で提供)
ということだよね。いやだ。そんなコンサルいやだ。「コンサルは概して役に立たない」とかいう風評ってこういうとこにもあるんじゃないかなあ。「時間がないときは、問題作り上げちゃえ」的な。(なんか、自分の仮説を土台にした結論って説得力ないですね)
どうでもいいけど今は論文3本抱えてるので(一本増えたよ!)全く上の方式で機械的に仕上げてる感。留学生活最後のペーパーなのにな・・・。でも単位落としたくないしな・・・・。そしてこういうときに限って息抜きはここで妄想はっちゃけることだしな。救われないです。 |