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「短歌日記」

いしざきともこのページENTER

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2004-12-10 きょうのうた
2004-12-10 わたしなりの。
2004-12-07 クリスマス
2004-11-13 冬の向日葵 / 行止まりまで
2004-10-28 きょうのうた
2004-10-25 きょうのうた
2004-10-22 台風23号
2004-10-16 きょうのうた
2004-10-15 きょうのうた
2004-10-09 きょうのうた


2004-12-10 きょうのうた

■じぶんで自分の首を締めつつ喘ぐ夜にその苦しみを快楽とせよ

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2004-12-10 わたしなりの。

■誰とでもいちごショートを分け合って少し優しくなれたらいいな



ひとつのケーキを分け合って食べるようには、悲しみも寂しさも、喜びも、
誰かと分かち合うということができない。だから他人を求めても
他人とほんとうの意味では、深く関わることができないのだと思う。
だからいつまでたっても、同じことの繰り返しなのだろうな。

■手を伸ばし待っているだけいつまでも海の底まで届かぬひかり
■並べつつすべて壊してゆくときに響きだす音 常に忘れず

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2004-12-07 クリスマス

歩いていると、最近あちこちからクリスマスソングが流れてきます。
クリスマスも正月も普通の一日という感じだから、当然のように
何にも予定はないんですけどね、そうやって街じゅうに曲が流れていると
嫌でも無理矢理クリスマス気分を味あわされているような気分になります。
そういえば、もう何年も前に、初めて、大好きだった人と
クリスマスケーキを食べた時、ケーキの上に乗っていたサンタの首が
真っ二つに折れていて泣いてしまったことがあります(汗
なんだか、そんなことで泣かなくてもって今は思うのだけど
その時は妙にかなしかったのを覚えています。
あれはもう、4年以上前のことになるのかなぁ。


■目閉じれば浮かぶひとあり未確認飛行物体のようにまぶしい/いしざきともこ

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やっぱり酒ですかねぇ〜。シャンパン美味しいですしね。ほんと、わたしから酒を取ったら何が残るんだろって感じです。 / 石崎友子 ( 2004-12-10 15:11 )
クリスマスケーキ・・・今年はクリスマスシャンパンになりそうですか? それも悪くないと思いますよ。泡が出なくなっても美味しく飲めるシャンパンもありますし。 / こっしー ( 2004-12-07 22:23 )

2004-11-13 冬の向日葵 / 行止まりまで

<冬の向日葵>
幅広の背中眺めつ歩く道どこまでいっても女でありぬ
「昨日までは我だけのもの」誰が為にある乳房かと問われるならば
みづうみに小石投げればじんわりと波紋ひろがるようなり恋は
探しても探してもまだ見つからぬあなたの影の中心はどこ
窓辺からひかりが届く時のようあなたの声に振り返るとき
満ち足りることなどないというようにひかりを吸い込む冬の向日葵


<行止まりまで>
よく笑いよく泣いたよねじんせいはともに老いたき人のないまま
博愛の精神だねという皮肉浴びつつだってどのひとも好き
どこへ向かう道かさっぱりわからずに歩いて行くの 行止まりまで

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2004-10-28 きょうのうた

■へその緒を持たない大人だからだろう愛されててもさみしい僕ら/いしざきともこ


 寒さが深まるにつれて、性格が暗くなって嫌・・・。もともと暗いのに、
 これ以上暗くなってどうすんだろ・・・って感じ。

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2004-10-25 きょうのうた

 

 先週はなんだかばたばたとしていて、夜は9時過ぎとか10時には
 すでに布団に入ってるような生活をしていました。
 そういう日々も久しぶりに充実感があっていいのだけれど、
 やっぱりお休みの日がすきだなぁ。なんにもしないでぼんやりと
 ひとりで過ごすのが何よりもすきです。

■持つときの軽いためらい鋏とは切るためにある わかっていても/いしざきともこ

■目の中にひろがる宇宙あのひとの手紙の文字は転写のように/いしざきともこ

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2004-10-22 台風23号

■このままでいたいあなたの足元に捧げっぱなしの献花のごとく

■あいされるたびに螺旋階段の一段ずつが消えてゆく罰


 

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2004-10-16 きょうのうた

 秋は好きな季節なのだけれど、空気の感じが急に張りつめてくるし、
 なんだか精神的に不安定な感じになる。
 気が付くともの思いにふけってしまうし、毎年そうだなあと思う。
 ある程度の強さは持ち合わせているつもりでいるけれど、
 隙間から何かがこぼれてしまう気がする。

■守りたいものなんてない いつだってどこかほつれる秋のセーター
  /いしざきともこ

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2004-10-15 きょうのうた

 期待するような未来は何もなくって、ただなんとなく毎日が過ぎる。
 それなりに楽しいことや充実感があって、それなりにストレスもあって
 日常は進んでゆく。夢の中でだけわたしは自由で、ゆめをみることができる。
 世界の中心が何処にあるのか実はよく知らないのだけど
 わたしのゆめの世界の中心は、とてもはっきりしている。
 ゆめのなかの、どこでもない場所。
 ひきつけられたり、急に遠くへ追いやられたりしながら、
 不安定な引力を感じつつ、
 その周りを衛星みたいにぐるぐると回っているみたい。
 とても狭い世界だけれど、そこから出て行きたいとは思わない。

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2004-10-09 きょうのうた

 西の国に晴間が広がったころ、東の国に嵐が近づいていた。

■見て 樹が揺れている根をちぎりあなたの国に運ばれたくて / いしざきともこ


 物思いにふけっていたら、いつのまにか台風は過ぎていた。


■ぎんいろのトレイにのせて捧げたいひどくこわれたたましいのこと / いしざきともこ

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