2003-08-27 (WED) ちょっとおしゃれなお店で生演奏を聞きながら
2003-08-26 (TUE) 昨晩のご馳走
2003-08-25 (MON) 1台しかない自転車を‥　嬉しい悲鳴。
2003-08-24 (SUN) サンタバーバラに美味しいパスタはないのか？そもそもなぜこんなにまずく出来る？
2003-08-23 (SAT) 価値観が違うというのはこういうことだな、と実感
2003-08-22 (FRI) お寿司屋さんであつあつデート‥につきあった
2003-08-18 (MON) お買い物の途中で見つけたもの、買うか否か。
2003-08-17 (SUN) 二人で過ごすサンタバーバラの休日も残り少なく‥
2003-08-15 (FRI) 夏野菜を収穫
2003-08-13 (WED) 送別会

あさって帰国するご夫妻と、４人でご飯。この一年ずっとご近所で、いつでも会えると思っていたのに、と思うとかなり淋しい。沖縄に帰ってしまうのだ。関東から見るとほぼ外国‥。いつもべたべたしていたわけではないけれど、年齢も結婚した時期も、ここに来た時期も一緒で、ことあるごとに相談しあってきた感じ。例えばお中元お歳暮をどうするかとか、年賀状をどうやって出すか、とか、帰国にあたってお土産をどうするか、とか、人はどうしているのか気になるようなことを。二人とも頭がいいのに、のんびりとした気のいい人たちで人気者だった。

前から私の行ってみたかったお店 でご飯。９時頃からバンドの生演奏が入ってなかなかカッコいいお店。今日はパパがキーボード、娘が歌、息子がドラム、ベースだけ他人、という家族中心のバンド。強面のパパが客席をにらみつつ、汗だくになって演奏されるのが非常にカッコよく、来ている人たちもパパ目当ての人が多いようだった。あまりジャズなどを聞く習慣はないけれど、たまにはこういうのもいいものだ。

実はこのお店では、夏学期にお世話になった先生がギターの演奏をされることがあるらしい。それがまたいいらしい。今日お店に行ってやっと調べ方を教えてもらったので、なんとか９月中に演奏してもらえたら、聞きに来るのだが。

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また仲良しカップルとご飯。お寿司屋さんに付き合ってくれたお礼に、パスタを食べにいらっしゃいというお誘い。私たちも大好きなお寿司屋さんに行かれたので、全然お礼なんてして頂く理由はないが、嬉しいお誘いなのでつい。手ぶらで伺うのも難なので、サラダを作って持っていった。実は同じアパートのななめ下のお部屋にお住まいなので、サラダを皿ごと持っていったりするのは簡単に出来るので。

まぁパスタのおいしいこと。私たちの口に合わなかったときのことを考えてか、３種類も用意して待ってくれていた。トマトだけ、たまねぎだけ、アーティチョークだけ、の３種類。油と野菜と塩で、こんなに美味しく出来てしまうことに感動。本当においしかった上にオットも一緒だったので、英語を使うことを忘れておいしい！を連発した。料理教室なんかだと、一人で行っているのでちゃんと頭を使ってデリシャスとかヤミーとかを使うのだが。感情と言葉がまだ一致してないようだ。

彼らの場合主食がパスタなので、戸棚を見せて頂いたらすごい種類のパスタがあった。スパーにあるもの全部と言う感じ。ラザニア、ペンネの仲間が３種類（縦線が入っているもの、入っていないもの、入っている少し太いもの）、ファルファッレ、スパゲティ、リングイネ、後はもうひとつは名前を忘れたが、きしめんのような太さのもの、戸棚のひとつの棚をパスタが占めている。このソースの時はこれ、となにやら使い分けているもよう。これはもう親から伝わったやり方だし、真似も出来ないけれど、結構圧巻だった。

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昨晩、サンタバーバラ日本人会の皆さんに引越しセールのご案内をした。
引越しセールとは、帰国にあたって持って帰れない電化製品などを、安くていいから引き取ってもらえませんかね、という制度。ここの日本人会ではすっかり根付いている習慣である。我が家では簡単なHPを作って、メールでご案内してみた。

昼過ぎに買い物から帰ってきて、ちょっと様子を見てみるつもりでメールをあけてびっくり。1台しかない自転車に既に5人くらい希望者が殺到している。そして他のものは全く人気がない‥。TVなどを捨てるのは忍びないので、出来れば引き取っていただきたいのだが‥。

もともと我が家は到着当初、車を買うかどうかわからなかったので、一人一台新車を買ったのだが、車が来て以来、すっかり私が乗らなくなったところに、必要な人がいたので1台あげてしまったのだ。

1台しかない自転車にこんなに殺到してくださって、ありがたいけど、お断りするのがドキドキだ。皆さん、かなり早くにメールを下さっているので、早く連絡したのにないの？なんて、言わないとは思うけど、やっぱりお断りするのは緊張する‥。

アパートにも使っていない自転車が2-3台あったような気がするので、一応それをあげられるものかどうか聞いてみようと、彼らの帰りを待ってみることに。早く帰ってこーい。

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オットと二人、お土産などを見繕いながら仲良く繁華街を散歩してみたら、本当にこの街を離れがたくなってしまった。いい具合に田舎で、一応買い物欲を満たしてくれるだけのお店はそろっていて、きれい。いい街だ。

遅いお昼で、久しぶりに外で軽くパスタを食べた。これがおいしくない。
どういうわけか、こちらに来てからというもの、外食で食べるパスタは、滅多に美味しいものにお目にかかれない。高いのも安いのも、おしゃれなお店のもファーストフードっぽいお店のも、まずかなりゆで過ぎだし、味もなんとなく塩が足りなかったり、具をいろいろ入れているのが相性が悪かったり。今日の、オットの注文した方はまぁ合格だったが。ここが田舎のせいなのか、アメリカ人と舌が根本的に違うのか、不明。

自分で作るのが一応一番だが、念のためこちらでカルボナーラは作っていない。アメリカの卵は、生で食べることを前提としていないとかで、何でもサルモネラ菌だかがうようよいるらしく、オットのお腹が弱い我が家では、恐ろしくてたまに作るゆで卵も目玉焼きも、こっちこちにしているし、ご飯に生卵などもってのほかだ。
聞いてみると、半熟目玉焼きくらい平気で食べている人もいるようだが。勇気あるね、などと言ってしまう。
ぐちゅぐちゅ卵も、おいしいパスタも、あと少し、日本に帰るまでお預けだ。

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午前中、昨日のカップルと一緒に軽くサンタバーバラ観光へ。
毎週土曜のファーマーズマーケットに、二人がまだ行っていないというのでご案内しつつお買い物をした後、彼女さんがまだ行っていないという、サンタバーバラの観光名所、古い教会と、裁判所へ。

２箇所とも初めて行った時は、白い壁に赤い屋根で、ちょっと古くてきれいで、写真を取り捲ったものだが、二人とも大して感動していない。建物より、景色の方ばっかり感動している。

よくよく考えてみたら、この二人、もっと歴史あるものを沢山ご覧になっているんで、当たり前といえば当たり前の反応なのだ。彼らは国籍はスイスだが、二人ともおじいさんおばあさんはまだイタリアにご健在。彼らの第一言語もイタリア語。ご両親がイタリア出身なので子供の頃から何度もイタリアにお出かけしているのだ。彼がここに来る直前の半年くらい前には、二人でローマに旅行も行ったとか。
いくらここの教会や裁判所がステキでも、たかだか200年前のものである。イタリアの長い歴史には敵わないので、感動しなくて当然なのだ。
一方、ヨーロッパになど行ったことのない私には、”西洋の歴史的建造物”と言ったらこれしか知らないので、それはもうすばらしいものである。

彼らも、奈良なんかに来てくれたら感動してくれるのかな？などと思いつつ、午後はのんびりとジムで汗を流した。

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街一番の人気お寿司屋さんで、デート！

‥したのは、スイスから来たオットの研究室の同僚の方で、我々はお寿司屋さんガイド役としてお供させて頂いた。スイスから彼女さんが遊びに来ていて、何でも今日がお付き合いして３年目記念日で、彼女の好きなお寿司屋さんに、ということになったとか。彼女さんの方はお魚は何でも来い！で、彼が生魚にはどうしても抵抗があるのだが、何を食べてもおいしい彼女は、これおいしいよ、食べてみて！とやるのに対して、彼は途中から生魚はもういいや、と思っていた様子。もうおいしいんだから食べてみてよ！という流れで、”あーん”となる。なんとも仲良しのカップルで、我々二人は、彼らにご馳走様、だった。ホントに、何を食べたかよく考えないと思い出せない。

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帰国が近くなった今、改めて街を見回してみると、結構行っていないところがあったりすることに気がついて、積極的にそのあたりをぶらぶらするよう心がけている最近である。

今日は繁華街の、普段あまり歩いていないところをぶらぶらしてみたら、自分に用のないマタニティショップと気づかずに入ったお店で、なんだかかわいい上に、便利そうな”だっこひも”を見つけた。”ひも”と言ってもキルティング生地の、かなりがっちりした太さの、肩などに絶対に食いこまなそうなもので、赤ちゃんの首を支えるところも、お尻を支えるところもさりげなくあってなかなかよさそうなもの。

随分前に、日本でTVを見ていたときに、保坂尚輝・高岡早紀夫妻が、赤ちゃん用品に関しては、おもちゃでも雑貨でも、アメリカの方が種類も多いし安いので、時間のあるときにさっと出かけて、大量に仕入れてくる、と話していたのを聞いたせいで、”アメリカは赤ちゃんグッズ先進国”とすっかり思い込んでしまっていて、その抱っこ紐にもすぐにでも飛びつきたい気分になってしまった。

しかし。

　今の自分に全く不要。
　子供を持つにしてももう少しだけ先になりそうな気配。
　日本でマタニティショップなど行ったことがなかったので知らないだけで、日本にも売っているかも。
　そもそもこういうものを使っている人を、日本でも見たことがないが、ここでも見たことがない。みんな使わないの？

など、当たり前のことを思い出して買わなかったわけだが、なんとなく気になる、忘れられない存在である。

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週休一日で働きまくっているオットには貴重なお休みなので、ゆっくりしてももらいたいが、滞在も残り少ないのでお出かけもしたいし、ちょっとしたジレンマを感じる日曜日。

今日は夕方からビーチへ。以前わたしが一人で来ているかを見たビーチだが、今日は残念ながらいなかった。オットよ、ツマをもっといたわったらきっと見られるよ。ははは。

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日本ではお盆で終戦記念日。忘れそうだったが、さすがに日本人で、なんとなく思い出した。思い出すだけなんだけど、思い出さなかったらかなり我ながら驚くと思うので、思い出せてよかったと思ってしまった。

さて、金曜日恒例のテニスに出かける前に、今日は夏野菜の収穫に出かけた。
日本語の家庭教師をさせていただいているおばあさんのお宅が、今月はまる一ヶ月お留守にされていて、そこで。広いお庭にナス、トマト、レモン、オレンジなどなど沢山なっていて、実は家庭教師に伺うようになってからレモンとオレンジは全く買っていないほどの出来のよさ。一ヶ月留守にすると言われてつい、トマトどうするの？とまず言ってしまい、お留守の間、失敬してよい許可を頂いたのだ。トマトは大好物なので、実は前々からいただけるようになるのをひそかに待っていたので、嬉しい限り。この十日ばかり、行こう行こうと思いつつ、一人でよそのお宅の庭をうろうろする度胸もなく、お友達を誘っていたりしたら今日になってしまったというわけ。
いやいやもう。一緒に行った人と大歓声をあげつつ、ナスとトマトを中心にいろいろ収穫。そのままそのお友達のお宅へお邪魔して、取れたてほやほやトマトを、これも取れたてほやほやのレモン汁と塩で頂いた。幸せ。

夕食にラタトゥイユを作ってみたが、オットは苦手なのだった‥。自分の好物なのでつい忘れて作ってしまうが、彼にとってはすっぱいとかしつこいとか、なんだかそんなことでちょっと苦手らしい。今日のは相当特別なやつなのにお気の毒。

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サンタバーバラにほぼ同時期にやってきたご夫妻の帰国が近いのでお別れ会をご本人のお宅で。アパートの契約の関係で、最後の１ヶ月をサブレットという契約で、現地の人の普通のお宅の旅行中のお留守番という形でお住い中なので、広くてジャグジーなどの設備も整っていてとっても羨ましい限り。でも本当にきれいなお宅（掃除の面からもインテリアの面からも）で、それがやはり他人様のお宅なのでかなり気を遣うもよう。お邪魔した瞬間、これは大変ねと言ってしまったくらい。ちょっとでも何かこぼれたらすぐにティッシュで拭くのが当たり前。こうすると本当に相当清潔を保てるということを心から確認した。いつも後でやろうと思いがちだが、それがかえって仕事を増やしたり大変にしたりしている。わかってはいたけど、たまには今日のことを思い出そうと思った。

昼間からジャグジーとプールを行ったり来たりしてのんびりした後、例によってみんなで持ち寄ったおいしいものを頂き極楽。

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