お腹も一杯だし、いい気分で電車に乗り込む。
Silver Linkの最終電車。 まだ時間があったので最初は空いて
いたが、出発が近づくにつれ段々混んできた。 そして、
気付いたときにはこの国のおっさん達5人に囲まれていた。
おっさん達は既に酔っ払っている模様で、電車の中でやりたい放題。
ビールは飲み、バーガーキングを食い、大声でしゃべり、そして
今度はチップスを食べ、またビールを飲み、大声でしゃべる。
まぁ、日本のおっさん達も長距離電車の中でワンカップやビール片手に
さきいか食べたりしてるから、親父の行動パターンはどこの国でも
一緒のなのかもしれないが、このおっさん達の食欲は半端じゃない。
最後には椅子のした(もち床)からサンドイッチが出てきて、それも
平らげた。 ほぉ〜、たいしたものだ。
まさか、この人達バーミンガムまで一緒? まさかねぇ。
2人は途中で降りたものの、残りの3人(しかも強烈な)は見事に
バーミンガムまで一緒だということが途中で判明。 最悪。
このScotish/Irish/Welshの3人組、強烈だったよ。(笑)
どうも私たちおっさん達に好かれたらしく、なんやかんやと話しかけられ、
二人でゆっくり話など出来ない状態。 二人で「最悪だねぇ」と
笑う。 しかも、一人最強な親父がいて、いきなり携帯を取り出し
「Nobody call me. Call me〜.」と叫び、スイッチの入っていない
携帯で人の目の前で「もしもし〜」とか「Where are you from?」とか
馬鹿なことやる始末。 それが一段落したら、今度はセクハラ
発言続出。 まぁ、酔っ払いだし、いやらしい感じじゃないから
適当に交わしてはいたけど、突然人の手を握り締めたり、ホント
やりたい放題。 途中の駅で、車両切り離しの為に前の車両に
移った時に違う席に行ったのに、暫くしたら親父「こっちに席あいてるよ〜」
とか言って、迎えに来ちゃうし。
セクハラ発言の極めつけは、人の手を握りしめながら言った
「民族を超えて交わってみたい、pipecutをする前に」という
最悪なもの。 冗談と分かっているけど、さすがに、おっさんの手を
ピシャっと叩いてやった。
もうじきバーミンガムに着くという時に、おっさん達に
「もう一杯飲みに行こうよ〜。明日は日曜日だしいいじゃん」と誘われたが
「駄目だよ、明日は勉強しなくちゃいけないから」と言ったら
Welshのおっさんが「何で日曜日に勉強するんだ? そのコンセプトが
わからん。」だって。 そのコメントにもう大爆笑。
とにかく、一緒には飲みに行けないと説明し、最後は滅茶滅茶ハグを
されて解放された。 おっさん達はどうもSelly Oak (滅茶近所)近辺に
生息しているらしく、BROOというPubの常連さんらしい。
近くだからタクシーに乗せてやると言われたけど
バスで帰るからと断り、長い長いおっさん達との旅が終わった。
旅は道連れというが、すごい道連れだったよ。 疲れた。
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