所要があり6月中旬に休暇をとって日本に一時帰国することにしたので
初めてアエロフロートの山ほどあるマイレージを航空券にかえることにした。
パルククリトゥーレのアエロフロートに行く。
ここは留学時代帰りの航空券を買った時に滅茶嫌な思いをした悪夢の場所だ。
ルーブルで航空券を買いたいと言うアーシャに「なんで外国人がそんなに
たくさんルーブルをもってるんだ? 外貨で買え。 ルーブルで買うなら
なぜたくさんルーブルを持ってるか証明書を持って来い」と言われ
「奨学金を貰ってる。でも、買いたいものは何もここには無いから
貯まったんだよ! それで航空券を買ってないが悪い。」と言ってやりた
かったが、当時の子羊のようなアーシャにはとても言えず、涙をこらえ
ロシア人の友達と奨学金を貰ってる証明書を持って出直したという
悔しい思い出があるのだ。 あ〜またあそこに行くのかと思うと
気が重い。
中に入ってみると、内装は変わっていて雰囲気はなかなか良くなっている。
しかも番号札を取る機械(日本の銀行にあるやる)が入り口においてあり、
立ってるおじさんが親切にどこの番号を押せば良いのか教えてくれる。
おお、なかなか良いじゃないと思ったが、受難はそれからだった。
待てども暮らせどもアーシャの番は来ない。 来たと思ったら
あら、ボーナス(マイレージ)で航空券予約するなら直接予約窓口に
行ってと言われ、また並びなおし。 ここでも中々順番が来ない。
見れば、こんなに人が大勢待ってるのに窓口は全部開いてない。
しかも、隣とくっちゃっべてはいるは、席をはずせばなかなか戻って
来ないし、おいおい、お姉様方(おばちゃんもいるが)ちゃんと働けよ!
やっとのことで航空券の予約をしたら、今度はマイレージがちゃんと
あるか確認をするので3日後に電話でその結果を聞けという。
何の為に目の前にPCがあるのか? 3日も時間が必要なわけがわからん。
窓口の人はかろーじて英語は分かるらしいが(らしいというのは
アーシャを見たとき最初「May I help you?」と言ったから)、
前に並んでたフランス人らしき女性はロシア語が上手じゃないのに
手加減なしで「まったく分からない人ね」とイライラモードを
隠しもせず、ロシア語でまくし立ててたし、相変らずロシア語が
できない外国人に親切ではない。 ここは大国ロシア、
しょうがないのかもしれないが、世界の翼アエロフロート、
もう少し世界の翼らしくなって欲しいものだよ。
果たして、無事に航空券入手できるだろうか???
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