ロシア語は本当に難しい。
日本で何回か通訳する場面に遭遇したのだけど、
うまくできない自分に超凹んだ。
先週モスクワに来ていたKさんにその話をしたら、
Kさんも通訳するたび同じ事を感じるが気にするなと言う。
「俺らの価値は言葉じゃない」のだからと。
でもさ、これだけロシア語に触れていて、しかも
皆がアーシャはロシア語できて当たり前と思ってるのに
ボロボロの通訳だと恥ずかしいんだよね。
通訳は別の能力だとわかっちゃいるんだけど。
場慣れも必要だろうし。 あがり症も治さないと無理だろうな。
確かに私達の仕事は通訳が本業ではない。
でも英語が殆ど通じず、またロシア語を出来る人が非常に少ない為、
時に通訳することを要求され、それで評価されちゃうこともある。
特に言葉が出来ない日本人は簡単に「あの子下手だね」と
切り捨てる。 それって辛い。
ボロボロの通訳をした次の日にVolodyaに愚痴ったら、
やはり気にするなと言う。「イエスをノーと訳したわけじゃない」と。
一番大事なのはテクニックではなく、相手の言ってることを理解し、
相手もアーシャの言いたい事を理解することだと。
確かに大分はしょったが、大筋は伝えたけど。
それでもあの場面を思い出すと冷や汗が出る。
通訳だけでなく、最近時々、ロシア語がまったく分からなくなるときがある。
ロシア語のテレビを見て、ロシア人の大家さんと会話をして
街に出て知らない人に突然話しかけられたりして、ロシア語に囲まれてると
突然分からなくなるのだ。 「あ〜もうわかんないんだよ!」と叫びたい
衝動にかられたり。 「あ〜もうロシア語を聞きたくない」と思う。
多分、集中力が切れて分からないだけと思うけど、そんな時
ロシア語もまともに話せない自分が情けなくなって無性に悲しくなる。
またまた言葉の壁を感じる今日この頃。
いつかこの壁を越えられるのだろか?
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