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みなみの「さぼのーと」

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★お買い物ブログ 「こんなものを買った」

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2008-04-19 熱性けいれん(その1)
2008-04-19 熱性けいれん(その2)
2008-04-09 疲れてるっぽい
2008-04-06 妊婦健診(第28週)
2008-04-01 妊婦健診(第25週) さらに追記
2008-04-01 妊婦健診(第25週)
2008-03-31 パラレルワールド
2008-03-18 専業主婦になってよかったこと
2008-03-04 妊婦女装
2008-03-01 母子密着(その1)


2008-04-19 熱性けいれん(その1)

4月6日(日)

けめ子が熱性けいれん起こしました。あーびっくり。
5歳までの子供のうち、7〜10%くらいの確率で起こるそうなので
小さいお子さんのいる方はぜひ参考にどうぞー。
他人の体験談を読んで「ウチの子もこうなる可能性があるかも」と
思っておくだけでも、
万一けいれんが起こった時にパニックにならずに済むと思います。

http://homepage1.nifty.com/pedcli-sato/sub5-fconv.htm



当日は、盲腸職場で、従業員の家族や近隣の人を招いたお祭り。
職場構内は桜がとてもきれいで、お花見にピッタリということもあり
義父母と、昼に現地で待ち合わせの約束をする。

出発まで、けめ子にDVDを見せ、私はその間に家事に集中。
けめ子はDVDを見ながら普段通りの様子。音楽に合わせて歌ったり踊ったり。
途中で集中力が落ちてきたようなのでおやつを食べさせる。
出発間際に少しぐずり始めたが、ちょうど時間が時間のため
昼寝したいのかと思っていた。

車で30分ほどで、会場へ到着。義父母とも合流。
けめ子をベビーカーに乗せ、2〜3のブースを見て歩く。
けめ子は終始眠たそうにしていて(後から思えば具合が悪かったのだが)
義父母の話しかけにも反応が鈍い。
眠いにしてはあまりに大人しい(普段はぐずる)のと、
泣いていないのに目が濡れていたのが、少し気になってはいた。

到着から40〜50分ほどして、休憩時間に入った盲腸君とも合流。
芝生の上で、みんなで一緒に、義母が買ってくれたお弁当を食べる。
けめ子を私の膝の上に乗せて食べさせようとしたが、一口も食べたがらない。
眠いのと、出掛けにおやつを食べたせいと思い、無理には食べさせなかった。

んがっ!
そのうち、突然、けめ子の異常な動きが始まった。
体がガクガク震え、見る間に黒目が上に移動して、白目を剥いた。
頬や唇、目の周りなど、普段は赤みがかっている部分が
さーっと紫色になっていく。
とっさに体を揺すったが(後から知ったが、けいれんの時は安静第一で
揺すったりたたいたり移動させたりしてはいけないらしい)、意識はない。
幸い、すぐに顔色は戻り、けいれんもおさまりつつあったが
あわてて携帯で救急車を呼ぶ。
「こ、これはもしや熱性けいれん……」
以前、仲のいいママ友達から、子供がよりによって元日に熱性けいれんを起こし
救急車を呼んだという話を聞いていたので、見当はついた。

これまた後から知ったが、5分以内に収まるような、通常の熱性けいれんでは
あわてて救急車を呼ぶ必要はないらしい。
しかし、実際には熱性けいれんによる乳幼児の搬送は多いとの、救急隊員のお姉さん談。
まあ、あの症状を初めて目の当たりにしてしまったら、つい救急車呼んでしまうわ……。
とにかくもうびっくり。
盲腸君や義父母が一緒だったから良かったけれど、私とけめ子と2人きりだったら
パニックを起こしたかも。何より顔色が紫になったのが怖かった。

さて、救急車には構内入口(食事をしていたところから歩いて数分)に
来てもらうことにして、けめ子は盲腸君に抱いて行ってもらう。
私は盲腸上司(そばにいた)に事情を説明、義父母が荷物の後片付けをしてくれ、
すぐに一緒に後を追った。
救急車には私が同乗。
義父の車(カーナビつき・義母が運転)、私の車(義父が運転)、
盲腸車の3台で、後から病院に来てもらうことにする。
今こうして改めて書いてみるとなんだか大げさだな……(^_^;)
私の車はもともと義父母の車だったので、こういう時には安心。
それにしてもカーナビ便利。うちは買う予定ないけど……。

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2008-04-19 熱性けいれん(その2)

救急搬送先は、家の近所の小児科。
普段のかかりつけの先生より感じが良かったので
こちらをかかりつけにしようかと、心が動く(笑)
けめ子は、診察中に意識を取り戻してぐずり始める。
けいれん止めの座薬を入れてもらい、1日分の薬をもらって帰宅。

翌日、搬送先の病院の指示に従って、かかりつけ医を受診。
熱性けいれんの予防方法は、とにかく風邪を放置しないこと、
熱を出したらすぐ解熱すること、だそうだ。



なんかねー、もう、

子供の母親になると、妊娠・出産に始まって、
これでもかこれでもかとばかり、次から次へと
否応なく未知の体験を強制されるね(笑)

起こってしまったことには対処しなければならないから、
必要に応じて、度胸はガンガンついてくるし、知識もドシドシ増えてくる。
母経験値が勝手に溜まって、母レベルが勝手に上がっていく。
世の中のおばさん達が強いわけだよ……。本当に。
私も、次にまた子供の熱性けいれんを目の当たりにした時は
今回よりずっと冷静に対処できると思う。その自信はついた。

子供と一緒にいると、日々勉強、日々未体験ゾーン突入。
面白い。病気すらも面白い。大変ではあるけれど。

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強いおばさんの一人でーす?!ほんと、勝手に母レベルあげてくれますよね、子供って。 / フィー子 ( 2008-04-21 22:44 )

2008-04-09 疲れてるっぽい

けめ子関連イベント&アクシデント

5日(土)保育園入園式
6日(日)外出先で熱性けいれん発作→救急車で当番医へ搬送
7日(月)保育園初日だったが欠席してかかりつけの小児科へ
8日(火)初登園

とまあ、ここ数日でいろいろありました……。

私にとっても初めて経験することばかりだし
この間、あれこれと保育園グッズや生活用品の
買出しが必要だったりもして、結構疲れたようです。

というのも、身体的な疲労感はさほどないんだけれど、
夜になると神経がとてもささくれ立ってくる。
一昨日は日通のペリカン便の対応の悪さに切れ、
昨日はしつこい携帯の迷惑メールと
携帯電話会社のパソコンサイトの分かりにくさに切れ、
それらの合間にけめ子の挙動に切れ、
イライラする夜が2回連続したところで、あーこりゃ疲れてるんだなと。

書きたいこと……というか記録しておきたいことがいっぱいあるので
ちょっと余裕が出来たら書こうと思います。



以下、けめ子メモ



保育園初日は順調でした。予想通りの興奮&浮かれぶり。

帰宅後、お気に入りのお昼寝布団(そもそも保育園用に買った。
保育園に持っていった)が、家のいつもの場所にないのに気づいて
泣いていました。

おむつもパンツもはきたくないというので、そのままお尻丸出しで
放置し、それをすっかり忘れた頃に
「うんち、した」と言われ、見ると、フローリングの床に
立派なブツが落ちていました。
それ自体にはもう慣れてるし、気にするようなことではないんだけども
スリッパの上にもしっかり乗っておりました。ああー。
私がそれを見てため息をついていると
けめ子が指をさして
「けめちゃんの、うんち♪」と教えてくれたので笑いました。
よく喋れるようになったね……。

先頭 表紙

霜月さん>ありがとうー。ちょっと動きすぎるとお腹から「休めサイン」が発令されるので、その時は素直に従おうと思います。 / みなみ ( 2008-04-19 00:18 )
けめちゃんの保育園とかあって、いろいろ大変だけど、みなみさん妊婦さんなんだから、できるだけ休めるときには休んで、身体いたわってくださいね / 霜月 透子 ( 2008-04-09 11:42 )

2008-04-06 妊婦健診(第28週)

4月4日

午前中はブラスバンドの練習。
会場でお弁当を食べ、けめ子を軽く遊ばせて帰宅。
その後、徒歩でクリーニング屋へ。

前回健診から2週間。のはずなんだけど、すでにしっかり3週間経ってるあたりが
ああ2人目……という感じでアレですな。
けめ子の母子手帳を見ると、妊娠後期は1日の狂いもなく
きっちり2週間おきに健診に通っています。
曜日も決めていたらしい。すごいね(暇だったとも言う)。

待合室で、来週出産予定のブラスバンド仲間、Mさんと偶然会う。
おしゃべりしていたら待ち時間があっという間だった。
さて、担当は前回と同じくO先生。


■めんめん(赤子)

推定体重1300g超(エコー写真を見れば分かるのだが……。てきとう)。
性別は女の子? かな? まだまだ断定はできない模様。
エコーで頭蓋骨を見ると、徐々に肉がついてきた感じ。
鼻などがかなりしっかり見えた。

最近はだいぶ大きくなってきたせいか、胎動は
全身をぐるぐる動かす感じではなくなり、
「ぐにいぃぃぃ」とか「うねねねねね」というような
子宮の内壁をえぐる感じの、鈍くて強い動きが多い。
時々、「どふふーん」「どよよよーん」とお腹全体が
揺れるようなこともある。
あと一度、しゃっくりをしていた。(けめ子の時はしょっちゅうだった)

■母体

体重は、53.8kg。
三週間前の健診時に比べて0.5kg減!
服も同じものを着て行ったので、完全に減っている。
甘いものを減らして気をつけた甲斐があったぞう。ふふふふふ。
でも、看護士さんに「三食きちんと食べてますか?」と聞かれる。
そうか、体重が減ると今度はそういう心配をされるのか。
思い至らなかった。(アホ)

お腹を触診した先生いわく「あれ? 今日は少し張ってますか?」
さすがプロ。ちゃんと分かるんだなあ……。
実はクリーニング屋から戻った後、疲れたので
少し横になってから健診に行ったのであった。

この3週間で、妊娠中は動きすぎてはいけないということを
改めて思い知った気がする。
うおおおお血がー、とか言っていた時(3週間ほど前)は、今にして思うと
動きすぎのため、常に痛みがあった。
その痛みというのは、痛む場所とか痛みの種類は、生理痛とはちょっと違うのだけれど、
決して耐えがたいようなものではなく、
慣れてしまうと「痛くても当たり前」という感じに思えてしまうところが
なんとなく、生理痛によく似ている。

でもやっぱり、痛いということは無理しているということらしい。
3月下旬にけめ子が2度目の嘔吐下痢(今回は恐らくロタ)にかかってしまい、
やむなく1週間ほど家に籠って看病。
その間、けめ子は普段の倍以上の昼寝が必要だった。
(普段は昼ごろ、もしくは午後に1回寝るだけ。それに加えてロタの間は
 午前中も、日によっては夕方も寝た)
昼寝と言っても勝手に寝てくれる訳でななく、寝かしつけと添い寝をしなければ
ならなかったので、必然的に、私もけめ子と一緒にゴロゴロせざるを得なかった。

そういう状況を越えて、ふと気がつくと、そういえばあの痛みがない!
けめ子の病気療養は、私にとっても良かったみたい。
精神的にはものすごーく切れやすくなり、疲れたけどね。
(病気で機嫌の悪い子供の相手するのって本当に大変……)

ただ、ここ数日は、けめ子の保育園の準備などで忙しくなったので
また疲労や痛みが復活しやすくなっている。
妊娠後期に入って、体はだいぶ無理がきかなくなっているらしい。
予定を詰めすぎないようにして、疲れたと感じたらすぐ休まないと……。
と、肝に銘じる今日このごろ。

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2008-04-01 妊婦健診(第25週) さらに追記

3月18日記す

またしても出血。今回で3度目。
けめ子の時は出血なんて一度もなかったのに……。
と思って、ふと気づく。
けめ子を妊娠していた時は、そもそもほとんど家から出なかった。
用事もなかったし、友達もいなかったし、食材を買いにスーパーに行くくらいしか
外出していなかった。

でも、今は違う。
友達から「妊婦なのにフットワーク軽いね」と言われるくらい、動き回っている。
考えてみれば、出血したのは、前回も今回も、
朝からずっと外出して、ブラスの練習だの保育園だの公園だのスーパーだの
あちこちハシゴして、夕方に帰宅した後だった。
これは……つまるところ、動きすぎなんだろうな。

18日の翌日あたりは、お腹の皮がつっぱる感じがして、
ずっと猫背になっていた。
夜、寝る時も、なんとなくお腹が痛かったり重苦しかったりした。
そうだった、そうだった。
すっかり忘れていたけど、妊娠後期になると、こういう症状が出てくるんだった。
ここしばらくで、お腹が急成長してきているんだな。

安定期が快適で、自分が妊娠していることを
時々、忘れそうになりながら生活していた。
それだから、体の方が妊娠後期に入り始め、また激変し始めているのに、
意識の方が追いついていない。そんな感じ。
無理をしすぎないように、ちょっと気をつけなくてはー。

それにしても……臨月のお腹のことを考えるとちょっと億劫になる。
胎児だけであと2キロくらいは増えるのかっ。
ああ、腹、重そう。大きそう。ぐわあ。

体重の方は、一応、目に付きやすいところに体重計を置いて
ちょくちょくチェックするようにしている。
しかし、食事をした後に妙に口寂しくて甘いものが食べたい。
そういう時は飴をなめると相当な満腹感が得られることに気づいた。
……まあいいか、これで。(自分に甘い私)

先頭 表紙

こたさん>お久しぶりでーす! なんかもうすっかり身も心も日記もどっぷりずっぷり母になってしまい、それに自分がいちばん驚いています(笑) こたさんちのお孫さんズももう保育園児かぁ……。それにしてもホント分娩の痛みって忘れますね。思い出すとなんだか阿鼻叫喚のようだった気がするんだけど、現実感はあまりなく。再びそれにトライしようという自分が……うーん。私も分娩代の上で「ヤバい! やめときゃよかった!」って思いそう。 / みなみ ( 2008-04-06 00:24 )
レイさん>エイプリルフールバージョンのひまじんトップ、私は見られずじまいでしたー。ログインはしたんだけど……ブックマークから飛んでこないと見られないとか? 妊娠52週って恐ろしいなぁ(笑)。2人目の妊娠はつい動きすぎちゃうというのが今回身をもってよーくわかりました! 本当、なかなか意識が体に追いついていかないですねぇ。がんばって(?)疲れすぎないようにします! / みなみ ( 2008-04-06 00:20 )
お久しぶり^^いつも読んでケメ子ちゃんの成長振りやみなみさんのママぶりにホックリしてる(笑)妊娠して出産って、ノド元過ぎると忘れちゃうんだよね。二人目三人目と私は分娩台の上で「しまった!こんなに痛いのわかってたんだから止めときゃよかった!」って思ったっけ(爆)お大事にね。あんまり動き回っちゃダメよ^^ / こたろ@チビッコ達も保育園児に ( 2008-04-04 12:23 )
今日のトップページだと52週に見えてえらいことだと>それどころじゃないわね。ほんとに二人目ってそうなのよね〜って思うことばかりだわ。安定期に入ったら妊娠してないかのように普通に、いや出産したらあれもこれもしてやれないとそれ以上に頑張ってあれこれ動いて。結局は自分の体に返って来る。今のところ早産の心配もなさそうで一安心だけど私は結局動きすぎで切迫早産で入院かもって散々脅されてリンを預けたり大変なことになりました。気候のいい時期だし外にも行きたいよね。しっかり休息はとってね。お大事に☆ / レイ ( 2008-04-01 21:36 )

2008-04-01 妊婦健診(第25週)

3月14日記す

午前中はブラスバンドの練習。昼食、買い物を済ませて14時半帰宅。
トイレに行ったら出血していた。
産婦人科の午後の診療は15時から。
ちょうど前回の健診から1ヶ月経っていたこともあり、すぐ病院に行くことにする。
妊娠中の出血は2回目。
前回はけっこう焦ったけれど
今回は暢気に「おおー、生理だ!」などと素で勘違いした(!)くらいで、動揺しなかった。
何事も経験……なのかしれない。

車に乗ろうとした瞬間、けめ子が号泣し始め、出発まで30分以上かかる。
もう、こういうのにも慣れた!!
とはいえ、まったくイライラしないかというと、
そこまで寛大にもなれぬ母であった。

さて、健診。担当は女性のO先生。
予診時に看護士さんに出血のことを話していたため
開口一番、「出血したんですか」と聞かれる。
「はいっ」と返事したら、苦笑された。
……もっと不安そうに答えれば良かったのか?(笑)


■めんめん(赤子)

推定体重825g(いや、875gだったかも。てきとう)。でかくなったなあー。
性別を尋ねたら
「何かがついているというよりは割れ目のような……。6:4の割合でお嬢さんでしょう」とのこと。
”何か”とか”割れ目”とか、なんだか可笑しい(^-^;;
ちなみに、前回のS先生の診察時は「確実ではないけど、多分男の子かな」と言われた。
まだまだ性別不明の模様。
エコー診察中もぶにぶにとよく動く。



■母体

内診の結果、早産の心配はなし。
出血もこれといって問題はなさそう。
しかし、週末は安静にするようにとの先生からのお達し。
先週引いた胃腸風邪から回復しきっておらず、
胃がムカムカすると話したところ、市販の胃腸薬を飲んで良いとのこと。

体重は、54.3kg。
「前回と比べて3s増えてます。増えすぎです。自覚はありますか」と、先生。
じじじじ自覚……。皆無でしたあわわわ。
ていうか体重、家で量ってさえいないし。

「心当たりはありますか」
「食事量はたいして増えていないと思うんですけど、最近甘いものをちょっと……
 あとバナナとか……」
いや、正直な話、ちょっととかバナナとかどころじゃないです。
もうアレとかコレとかソレとか。ああああ。
先生によれば、バナナは軽食並みのカロリーがあるので、気をつけた方が良いそうです。
(となんとなく敬語になるワタクシ)

私が甘いものを摂り過ぎている、ということは、けめ子もそうなんだよね。
明らかに甘いもの食べすぎ。
ちょっと気をつけねば。
自分ではなく子供たちのために。

と思ったら、その日の夕食のメニュー
(つわり開始以来、ヨシケイの出来合いのメニューを取っている。楽すぎて抜け出せない)に
バナナオムレットケーキとかいうものがついてきた。
あまり食べたい気もしなかったのだが、当分甘いものは食べ納めかと思うと
半分自棄のような気持ちになり、うおらああああと食べた。
けめ子にも食後に一つ与えたら、別腹に入りきらなかったらしく
私の口に残りを押し込んできた。のでそれも食べた。
ら、なんだか少し気持ち悪くなった。ぐはあ。
しかも今日はホワイトデー……。チョコレートもらったけど当分お預け。ぐはあ。

次回健診は2週間後。いよいよ妊娠後期に突入。


■追記

甘いものは中毒化するので怖い。
さっき、甘いものが食べたくなったので、ごまかそうとお茶を入れようとしたら
その時に目に入った飴を取り出して、ほとんど無意識のうちに舐めていた。
本当に、はっと気づいたら口に入っていたという感じ。
お茶のことは頭から消え去っていた。怖いよう怖いよう。

先頭 表紙

2008-03-31 パラレルワールド

小さい子供を持つということは
自分が目を離した隙に子供がどうなるかわからないという
無意識下の危惧――もっとはっきり言うと恐怖感―ーと
常に同居することなのか? と、たまに思わないでもない。



先日見た夢。

私は何かの宗教の儀式のようなものに一日中参加していた。
けめ子のことは気にかけつつ、それでもはっと気づくと
彼女がどこにいるのか思い出せなくて、あわてて探した。
すると、トイレのような水色のタイル張りの場所で、
白衣を着た医師らしき男性が言った。
「かなり具合が悪そうだったので、ああしています」

けめ子は裸で、中に水の流れる、白い陶製の、小さなバスタブのような、
大きな便器のようなものに入れられて目を閉じていた。
これはあんまりだ、と思って抱きかかえると
死んでいるのか、死にかけているのか、冷たくてぐったりしていた。
「けめちゃん、けめちゃん、お母さんだよ」
と声をかけたが反応はなかった。
そこで目が覚めた。



今朝見た夢。

けめ子は私の子供ではなく、私の母の子供になっていた。
母は今よりずっと若かった。
けめ子は、スイミングスクールのレッスン中に姿を消してしまったらしい。
そして、どうやらそれは、1ヶ月前のことらしかった。

母は、けめ子と同じスイミングスクールに通っている
女子中学生のグループにけめ子の写真を送ったり、
アイドルのような立場の人に手紙を送ったり(?)して
けめ子の行方を捜していた。
その様子は、尋常ならぬ必死さが伝わってくるものだったが、
夢の中の私にはどれも的外れな方法に思えて、
これを他の人が見たら、母の気が狂ったと思われるのでは……と考えていた。

一方、夢の中の私は、この一ヶ月間、けめ子が身近にいたという妄想にとらわれて、
けめ子が失踪したのかしていないのか、混乱して正確な判断ができないようだった。
そのため、母に「本当にけめ子は1ヶ月前にいなくなったのか」などと、
あれこれと聞いて確かめていた。

夢の中の私はこうも言った。
「友達と一緒にスキーに行った時、けめ子から開放されて清々していたのに」
「ついこの前、何日もけめ子の看病をしていたような気がするのに」

しかし、今はもう本当にけめ子がいないのだ、と実感が湧いてきた。
夢の中の私は、けめ子は臓器売買のためにさらわれたのだと考えていた。
母が中学生に送ろうとしていたけめ子の写真を眺めながら
もう二度と会えないと思って、とても絶望的な気分になり
大声で泣き叫んだ。
そこでふと気づいたら、隣でけめ子が寝ていた。
目が覚めたのだった。
目が覚めても、夢の余韻は覚めずに、しばらく悲しくて泣いていた。

夢の中の私は「何日もけめ子の看病をしていたような気がする」と話していた。
それは現実の私がしていたことだ。つい先週、けめ子が体調を崩したので。
まあ、スキーには行っていないけど。

現実の私が夢の中の私のことを夢に見たように
夢の中の私が現実の私のことを何かしら感じ取ったのかしら、
だから夢の中の私はあんなことを言ったのかしらと思った。
現実のけめ子はちゃんとここにいるから大丈夫だよ、と
夢の中の私に対して思った。

あ、でもやっぱり、夢の中のけめ子は人攫いにさらわれて、
内臓をバラされてしまっているのかなあ。

先頭 表紙

pirucolさん>おおおー、「ねないこだれだ」読者でしたか。やっぱり子供心にも怖いんですね……あれ。しつけ絵本としては、眠れなくなったら逆効果のような(笑) 「おっとあぶない」、図書館で探してみます。 / みなみ ( 2008-04-19 00:13 )
「ねないこだれだ」は幼少期のころ見ました・・・。あれは早く寝たくなりますが布団に入ってもなかなか寝れなかったです。あとしつけ系の絵本で思い出したのですが、怖くはないんですが「おっとあぶない」が残酷なんですがコミカルで面白いですw / pirucol ( 2008-04-08 11:55 )
つづき>あ、そういえば「ねないこだれだ」という幼児向けの絵本知ってます? 夜寝ない子はお化けがお化けの世界に連れて行っちゃう、という本当にただそれだけの話なんですけど、お化けが子供の手を引いて空を飛んでいくところで終わっていて。ごくごくシンプルで何の説明もないだけに、不気味なんですよー。子供の頃読んだら何を感じたかなと思います。 / みなみ ( 2008-04-06 01:49 )
pirucolさん>この夢を見た直後、トイレに行こうとしたらけめ子に後追いされ、泣き叫ばれました。毎度のことで「ウザー」と思ってしまったのですが、こういう夢の後だっただけに、彼女はいつも私が見えなくなるたび、すごい不安や喪失感を感じているのかもしれないな……と思いました。雅さんによると「幼子と抱き合って眠るとお互い似たような夢を見る」そうですし。 / みなみ ( 2008-04-06 01:48 )
僕も小さい頃よく家族がお化けにさらわれる夢を見ていたので、逆にけめちゃんも同じようにお母さんが急にいなくなっちゃうパラレルワールドの夢も見ているかもしれませんねw / pirucol ( 2008-04-02 12:10 )
この夢の中に、多分もう15年以上は会っていない小中学校の同級生が出てきた。中学の部活と塾が同じ、小学校の頃は特にクラスが同じでよく一緒に遊んでいた。赤い自転車(籠は丸くて黒い)も夢に出てきた。目が覚めてよく考えてみたら確かに彼女が小学生のころ乗っていた自転車だった。記憶というものにびっくり。 / みなみ ( 2008-04-01 02:47 )

2008-03-18 専業主婦になってよかったこと

■体調を崩しにくくなった

外で働いている時に比べて頭痛や風邪などが減った。
視力もかなり回復した(それでも目は悪いけど)。
肉体的・精神的なストレスが減ったおかげだと思う。
もちろん専業主婦になって別種のストレスはあるのだが
とにかく、ストレスの総量は圧倒的に少ない。

■自分の体調や精神状態に敏感になった

その日の体調や天気に関わらず
毎日同じ時刻の電車に乗り、同じ時刻に出勤し、
同僚や上司、客に囲まれながら仕事をするためには
自分の状態を一定に保つ努力をする必要がある。
少しの風邪くらいでは休めない。
言いかえれば、それは、自分に対して鈍感にならないといけないということだ。
それがなくなって、自分の調子がその日の天候一つ、
ちょっとした鼻風邪一つにも、大きく左右されることを知った。

■自分で時間の管理ができるようになった

その日の調子に合わせて、自分で仕事の内容を組める。
スケジュール自由自在。なんて素晴らしい。

子供が生まれてから時間の使い方も上手くなった。
この前、新聞で、世界的なキャリアウーマンの女性
(19歳で会計士免許取得、21歳で長子出産)が
「子供が生まれたことは仕事の障害ではなく、
 仕事を効率よくこなせるようになったきっかけ」と語っていた。
その言葉の内容が、私にも身をもって理解できる。

私も21歳でソレ(=出産ではない、念のため)に気づいていたら……。
有効に使えた時間がもっといーーーっぱいあったかも。
「出来る人」は早熟なのかもしれない。
そして早熟ゆえに学ぶべきことを早くに学べて
「さらに出来る人」になれるんだな、多分。
凡人は、早熟ではない時点で、すでに天才には追いつけないのだ。

■仕事や人生に理由付けをしなくなった

これは主婦になってからというより、子供ができてからかな。
自分は何のために働いているのかなどと昔はよく考えた。
今は、ただ天が与えてくれた自分の仕事があるからそれをやる。
そこには、疑問や不満や悩みが存在しない。
義務は感じるが苦痛は伴わない。
正直なところ、これがとても楽で、とても幸せ。
本当に本当に、これが一番幸せ。

多分だけど、過去の私は、本能からかけ離れた生き方をしていた。
でも今は否応なしに本能的生活に引きずり込まれている感じ。
でもそれってとても楽な生き方かもしれない。私にとっては。
過去の私は辛かった。
子育てが終わったらまた元に戻るのかもね。
でも一度こういうのを経験できた以上、
過去とまったく同じ地点に戻ることはないだろう。






と、いろいろ書いてみた。

他の人から見たら「何そのお気楽な生活!」と呆れられ、軽蔑されるのかも。
でも、だからといって、
私は何もお気楽に、このお気楽生活を手に入れたわけではない……と思っている。
自分が一番大切だと思ったもののために
捨てたくなかったものを捨て、変えたくなかったものを変えながら
自分なりに前向きにやってきた結果、というか、結果へと向かう過程の一つ、
それが現状だと思う。

これから2人目の子供が生まれたらどう変わるかわからないけれど、
現時点で自分を観察する限り、
私は、子育て専業主婦生活に閉塞感を感じるタイプではないようだ。
閉塞感どころか、かえって、この本能どっぷり生活ができることには感謝している。
子供を10人くらい育てるのではない限り、こんな生活、人生の一時期しかできないと思うし。

ただ、時々、自分の中に「外でお仕事用の脳みそ」が余っていると
感じることがある。
しばらくしたら、また外で働きたいとは思っている。

先頭 表紙

雅さん>雅さんからのつっこみを読むと、毎回、2人目が生まれるのが楽しみになります〜〜。専業主婦&母は本当にやりがいのある仕事だなーと私も思います! 替えの利く歯車として会社で働くのも悪くないけど……。今後の雅さんのライフスタイルは、ぜひぜひ参考にさせてもらいますよ。ふっふっふ♪ / みなみ ( 2008-04-01 01:50 )
フィー子さん>この前、うちに子育てサークル勧誘(といっていたけど実際は宗教っぽい)の人が来たんですよ。その人が、「私は育児で鬱になってしまって、その頃家庭内も夫婦の仲が悪くて……」と言っていたのを聞いて、「そうか、育児で鬱になる場合もあるんだ!」とハッとしてしまいました。私は、育児していてイライラすることはあるけど、鬱とは程遠くなりました。全然悩まなくなったというか……。本当、これには感謝感謝です。 / みなみ ( 2008-04-01 01:49 )
霜月さん>霜月さんの少し前の「生きるための生活」について書いた日記、とってもとっても興味深く読ませてもらいました。日々時間や仕事に追われていると見失ってしまうものもある、よね。 / みなみ ( 2008-04-01 01:49 )
ゆめっちさん>時間の使い方、私はもともとかなーりダメなんで、上手くなったとはいえやはりダメにはあまり変わりはありません。でも随分マシにはなったような。専業主婦にお仕事主婦、立場は人それぞれ、個人の資質や環境に合わせて選んで(選べない場合もあるけど)、後は「どれだけその人が自分の仕事に打ち込むか」が一番の問題なんだろうなと、思います。 / みなみ ( 2008-04-01 01:48 )
みーさん>昔は、子供ができたら自分がどう変わるかなんて考えたこともなかったし、条件のいい仕事をやめてまで専業主婦になる人がいるのも理解できない……なんて思っていました。でもまあ、実際にやってみるとうーん、なるほど、という事もあるもんですねー。専業主婦って主に家族をサポートするのが仕事なのかな? と思うんですが、そういうのも結構悪くないと思えるようになりました。 / みなみ ( 2008-04-01 01:48 )
ウチは子供が2人になってからの方がますます専業主婦って感じになりました!やりがいのある、職業だと思いますよ!ただ、下の子が幼稚園に入るまでとってもシアワセだったので、これからどうしようか迷ってるとこです。あと数週間で生活激変になるので。自分のお茶代くらいは稼ぎたいなと思いつつも子供の夏休みにあわせて休める仕事って・・・ねぇ? / 雅(みやび) ( 2008-03-30 00:35 )
うーん、ひとつひとつうなづきながら読みました!もちろん全てとは言わないけれど、かなり近い感覚かなと思います。閉塞感を感じるタイプもまわりにたくさんいますもんね。日々感謝です。 / フィー子 ( 2008-03-25 21:14 )
とてもよく分かります。生きるための生活をしているなぁと専業主婦になって思います。お仕事をするのも素敵ですが、専業主婦も大切なお仕事ですね。 / 霜月 透子 ( 2008-03-25 16:22 )
時間の使い方って、本当に上手な人は上手ですよね〜でも、真似できない私(^_^;)お仕事と専業主婦と、人それぞれの環境条件があるのでどちらが良いとか悪いとか、対比するものでもないですものね。今を良かったと思えることは素敵なことですよね。 / ゆめっち ( 2008-03-20 21:10 )
なんか深く考えさせられる文章でした。みなみさんはお母さんになって本当に良かったんだってことがすごくよくわかるね♪そしてそれを心から幸せだと感じることが出来て、それ自体も幸せだし、けめちゃんにとっても盲腸クンにとってもものすごく幸せなことなんだろうな〜(^o^) 天が与えてくれた命と運命に感謝、ね♪ / みー ( 2008-03-19 21:20 )

2008-03-04 妊婦女装

マタニティ用の水着を買いたいと思い
ネットの海を彷徨っていたら
世の中には「妊婦女装」なる趣味が存在する!
という事実を知った。

妊婦女装を趣味とする方のHPなど見てみると
お腹や前張りのパーツの作り方など
いろいろ工夫がされていて
なかなかコアーな感じ。

女装趣味の中のひとつとして、妊婦女装をしている人もいれば
まず妊婦装をしたくて、となると女装もつきもの、
という人もいるらしい。

世の中いろいろな趣味の人がいるものだなあー。
でもまあ、妊婦(になること)に憧れる男性の気持ちは
特別理解しがたいものでもない。

お腹が大きくなってくると、物理的な不快症状も無いわけではないが
自分の身体の中にもう一つの命を抱えているというのは
結構シアワセで楽しいものである。

先頭 表紙

秋さん>オメデタ? と聞かれるのもつらいが聞かれなくなるのもつらい……! 前にも話したかもですが、ウチの弟は、出産後の従妹に「今妊娠何ヶ月?」と聞いていました。アタタ……。 / みなみ ( 2008-03-26 00:49 )
ちゃなさん>確かに実証できないけど……(笑)、ただ、HPを見る限りで、違うな〜と思うのは、妊婦女装の人はお腹を強調したファッションを好むのかなって感じがします(そりゃそうか)。実際の妊婦さんはできるだけスマートに見える服を好みますね……マタニティウェアの雑誌とか見る限り。私自身も、別に隠したいわけじゃないけど、できれば「お腹ドドーン」みたいな服じゃない方がいいなあ。 / みなみ ( 2008-03-26 00:44 )
むらぱぴぃさん>あっ、そんなっ。ご無体なっ。 / みなみ ( 2008-03-26 00:40 )
pirucolさん>大丈夫、たぶん趣味の妊婦さんは見も心も妊婦になりきっているから。堂々と席を譲りましょう。 / みなみ ( 2008-03-26 00:40 )
ビッケさん>あー、うちのダンナもやったやった! オモリ入りエプロン。でもあれって、重さが全部肩にかかるから、実際の妊娠とはかなり感覚が違うんじゃないかなと思う。ところで、父親教室(両親教室)での周りのカップルの観察おもしろいよね……。って自分も観察されてたんだろうけど。ちなみにメタボと妊娠では全然お腹の出方が違うらしいよ!(妊婦女装HPより) / みなみ ( 2008-03-26 00:39 )
揚水さん>れっつ・ちゃれんじ。あ、画像送ってくださいね。 / みなみ ( 2008-03-26 00:37 )
フィー子さん>「妊娠できる・経験した性」にとっては意外というか、なんか盲点ですよねえ……、この嗜好。 / みなみ ( 2008-03-26 00:36 )
扮装などしなくてもしっかり妊婦体系なのに誰ももう妊婦とは見てくれない(泣)。「オメデタですか?」と聞かれなくなってはや十数年・・・。うわぁ〜ん。 / ( 2008-03-19 05:45 )
妊婦女装の人の気持ちと、妊婦さんの気持ちはどうちがうのか・・・興味があるが、これ実証できないよね(笑)。 / ちゃな坊 ( 2008-03-15 00:25 )
ぎょっ!きもっ! / むらぱぴぃ ( 2008-03-14 01:12 )
電車とかで妊婦に席を譲ろうとしたら「いえ、妊婦女装ですから。」とキッパリ断られたらどうしようww / pirucol ( 2008-03-07 10:33 )
こ、怖くて検索出来ん・・・。でも何か出産前の父親教室思い出すなぁ。金髪ヤンキーやかなり歳のいったおっさんやらと一緒にお腹に詰め物入れたエプロンみたいな服着て異様な光景だったよ。まあナチュラルに腹が出てるヲイラにはそんなの必要なかったけど・・・。 / ビッケ ( 2008-03-04 23:03 )
あ。興味あるかも…。 / 揚水 ( 2008-03-04 21:19 )
へえ〜〜〜〜〜!!! / フィー子 ( 2008-03-04 21:16 )

2008-03-01 母子密着(その1)

眠れなくなりました(ただいま02:46)。

01:30ごろに突然の電話で叩き起こされ、さらにちょっとイライラすることが重なったら
いきなり怒りの回線がショートしますた。ぶち。
後は15分くらい一人でぴぎゃーと叫びっ放し(家人は留守。というか電話が帰るコールだった)。
叫びつつ「こんな些細なことでどうしてこんなにキレているんだろう?」と
自分でも半ば冷静に、疑問に感じたくらいのキレっぷり。
たぶん、本当にぐっすり寝ていたところをいきなり起こされて
脳の変なところにスイッチが入ったのではないかと思うのだけれど。
衝動的に殺人を犯したりする人は、まさにこういう感じなのではないかなと思いました。

かわいそうなのがけめ子で、彼女は母が起きれば起きるし、
母がどれほど怒り狂っていようと、
本能的に母にぺっとりひっついているしか術がないらしく、
結果的に私の暴発した感情をすべて見聞してしまいました。
頭の片隅で「ああ、かわいそうに」とは思っても
何しろ自分で「なぜこんなにキレているのか不思議」と感じながら
それを止められないくらい激昂しているので、
その思いやりを行動で示してやれるわけもなく。

子供に対して思いやりの余裕を持てないということは、
子供を自分の一部のように思っているということなのですかね。
冷静になってから、なんとなく、
改めて母子というものの一体化ぶりを実感しました。

子供が幼いと、生活も、感情も、お互いかなり高いレベルで共有せざるを得ず、
彼我の境界もあいまいになるように思います。
たとえば私も他の友達から、
「自分が父親(別居)と喧嘩していたら、その間、子供(当時0歳)が
 離乳食を食べなくなってしまった」
「夫婦喧嘩をしたら、保育園の先生から即座に”子供の様子がおかしい。
 家で何かあったのか”と連絡が来た」
などという話を聞いたことがあります。

「子供を独立した一個の人格として尊重しましょう」などという
(多分に欧米的な)スローガンは実に美しく聞えるけれど、
それはもちろん理想だとしても、現実に果たしてどこまで実現可能なのか?
子供が本当に小さなうちは、それはちょっと無理なんではないかな……
と思いました。

というのは、母子の彼我の境界があいまいになるほど密着して生活しなければ、
子供は母親に庇護されきれない、母親は子供を守りきれないと
お互い本能的にわかっているから、そうしているのではないかなと。
そして、そういう風に密着しながら、子供は、
母親の表現する喜怒哀楽や、母親の従っている社会のルール、生きる方法を
全身で学んでいるのではないかなと。

まあもちろん、子供の前で負の感情を爆発させることが、決していいとは思わないけれど、
母子が密着することによって、
母親が子供に感情というものの学習をさせているのだとしたら、
「怒」や「哀」だけでなく、「喜」や「楽」も見せているはずで、
そうであれば、「怒」や「哀」を見せてそれにつき合わせてしまうことだけを
極端に忌避しなくてもいいんではないか……。
(……と、自分で書いていて、すごく自分に都合がイイというか、
 敢えて良い方に言いかえれば、とっても前向きな気がする)

先頭 表紙

レイさん多角的監視カメラ! うちもいまにそうなるのかー(笑) 覚悟しておきます。そして私もその脱力の境地へ! そうか……親の機嫌を伺うことによって空気の読める子になる、という考え方もできますねえ。いつもいつも人の顔色を伺うようになっては困るけれど、ある程度はそれも大事かな。 / みなみ ( 2008-03-26 00:35 )
あ〜、なんかわかるかも、その感覚。ついイラっときて子供の前で感情丸出しにしちゃった時の嫌悪感。その度に思うのよ。完璧に自分の感情をコントロールできれば素晴らしいとは思うけどそれじゃ子供は周りの空気の読めない人間になるよなぁと。いつもいつもじゃ困るけど時には母も機嫌の悪いときがあるとかそういうのはあってもいっか、なんてね。子供が二人になると多角的監視カメラです(笑)もう諦めというか一人のときより力が抜けたかな。 / レイ ( 2008-03-01 23:56 )

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