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みなみの「さぼのーと」

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★からだ内観日記(パーソナルトレーニングの記録)★

★お買い物ブログ 「こんなものを買った」

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2005-03-25 学位授与式
2005-03-24 思うこと色色
2005-03-22 畳のヘリで絶叫
2005-03-15 元カレからの電話
2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その1)
2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その2)
2005-03-09 スペイン旅行の思い出 〜もうひとつのドクロちゃん〜
2005-03-09 イエローモンキーのチャリティオークション
2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その1)
2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その2)


2005-03-25 学位授与式

んな訳で、今日は盲腸君の学位授与式に出席してきました。
授与対象者は40人強と人数が少なく、
そのほとんどが地味なスーツ姿の男性ばかりということもあり、
学部の、数千人規模の卒業式とは一味違いました。

私は学術の世界のことは知らないけど、
この40数人のひとりひとりが学位を取るまでには
きっとそれぞれに苦労があり
さらには多額のお金と家族の方々の理解協力が必要だったんだろうなぁ、と想像すると
本当にご苦労様です おめでとうございます という感じです。

学者の一族ならともかく フツーの家にとっては 
子供が学者や研究者になりたいと言い出したら それはまったく未知の世界だし
特に今の時勢では、それで無事に就職できる保証もないし
社会に出るまでに時間がかかる。
そして何より、すごい額の学費が要る。
(ちなみに「自分は○百万しか借金がない。これは他の人と比べると何倍も少ない」
というのは、院の学費を 自分のお金と奨学金で賄った盲腸君の自慢。
借金=奨学金とはいえ、多い人のケースなど聞いてしまうと
ぞっとするような金額ですよ……あな恐ろしや)
さらに盲腸君などは 世間から否定的なイメージで捉えられがちな分野が専門なので
家族の心配も一層強かったのではないかと。(っていうか今日一日でそれがよく理解できた)



式終了後、記念撮影のためにステージが解放されたので
ずうずうしくも壇上に上がり
自らの手で、盲腸君へ再度、修了証書をさずけてみた(笑)
(さすがにそんなアホな写真を撮っている人は他にはなかった)

そのあと、盲腸君・盲腸君両親とともに、彼がお世話になった先生方へ挨拶回り。
見慣れない風景にキョロキョロしつつ、各研究室を巡る。
で、……うーん 先生方ってやっぱり面白い。
個性的だし ものの考え方が面白いです。

自分も、せめて学生の時 もうちょっと真面目に勉強に取り組んでみればよかった
と思ったり。
まあ、今さらそんなこと思っても手遅れですが。



というわけで今日は「わたしの知らない世界」をのぞいてきました。

よそいきの靴のせいで、足の爪はかなり悪化した。
これはたぶん、そのうち剥がれてしまうと思う。

痛いにょー。

先頭 表紙

かぜ兄ぃ>日本史勉強してみたいワシです。爪、なんとかはがれずにすんだみたい。結局ひびが入って割れちゃったり、内出血の後はどす黒かったりと、いまだに外見はひどいですが。 / みなみ ( 2005-05-09 22:45 )
ちゃなさん>文系で博士号取るのって物凄く大変なんだよ、って噂は聞いていたのですが、この修了式を見てその意味がわかりました。約50人の学位取得者のうち、文系の博士ははたったの一人でした。狭き門なんですね。トライのしがいがありますね……。 / みなみ ( 2005-05-09 22:43 )
ざきこさん>ワシもこのめでたさが少しだけわかりました……  / みなみ ( 2005-05-09 22:39 )
でむぼっち>わたしも大学へまた行ってみたいと思うことはある。でも学費って本当に高いよね。ちょっと無理かも。 / みなみ ( 2005-05-09 22:35 )
俺も学校戻るという選択を考えたことありです。戻るとすれば古代史でですが。爪、すでにはがれてると思われ。ちゃんと外科で処置してもらうよろし。 / かぜ ( 2005-03-29 10:51 )
あ、ちなみに私は借金を現在「特別措置」で返済中?です(^^; / ちゃな坊@未ログイン ( 2005-03-28 13:59 )
それ、「私は結構知ってる世界」だったりします(笑)・・・分野は多分違うけど。盲腸君おめでとうございます。学位はそこにたどりつくまでの過程が一番重要なのだろうと思います。私も、もう少し実力つけて再トライしなければ。 / ちゃな坊@未ログイン ( 2005-03-28 13:58 )
めでたい!! / ざきこ ( 2005-03-26 23:42 )
盲腸君、おめでとー!!    さて、ワシも今すぐではなくとも、実はまた大学に行ってみたいなぁなどと考えることはあります。今度行くなら音大だけどね。 / 電ボ屋 ( 2005-03-25 00:50 )

2005-03-24 思うこと色色

明日(今日)は母校へ行く。
初めてキャンパスに足を踏み入れてからきっかり10年目の春、
このような形で、改めて学校を訪れることになるとは想像しなかった。



正月休み空けからこっち、土日も忙しい。
金曜の夜は、平日の疲れが全部溜まって、疲労度MAX。
しかし、一週間のうちで一番辛いのは、土曜の朝。
一日寝ただけでは疲れが取れない。
仕事がないと思うと、もっと寝ていたい。
でも、用事があるので、起きて出掛けなければならない。

土曜の朝は本当に辛い。
贅沢な悩みだとは思う。

ちなみに私の疲労回復法は、実は、この日記をかくこと。
身体的な疲れはともかく、精神的な疲れは
ここに駄文を書くことでかなり解消される。

それはたぶん、何より、気楽に書けるから。そして好きなことだから。
あと、どんな文章でも、書くためには自発的にものを考えるので、
脳が活性化するのだと思う。



私にとって社会の常識やTPOは、長い間
軽蔑するべきくだらないもの、であったけれど
最近は、社会のルールを学んで、その中で生きていくことが結構楽しい。
年齢を重ねることは、つまり、世間の常識に合わせて自分を飼いならすことであるが
それは、言いかえるなら、高度で複雑で煩雑な世の中のシステムを勉強し
自分自身で実践することである。
この社会の制度、文化、風習、風俗、慣習、
たかだか20年や30年では、その細部までを知り、身につけることは、到底不可能。
というのが、最近の実感。
年をとるのも面白い、と思えてきた。



以前けいこさんにプレゼントしてもらって読み、とても面白かった小説『カインとアベル』。
一昨日から3日連続で、その映画をテレビ放映している。もちろんビデオに撮った。
(例のサム・ニール主演作ですねっ!>けいこさん)

『カインとアベル』は、宿命のライバル同志である
貧しい境遇から立身出世したホテル王と
生まれつきのエリート銀行家のふたりが
株の売買を通じて骨肉の争いを繰り広げる物語。

映画を見た祖母いわく、「これ、ライブドアの騒ぎと同じじゃないの」。
一瞬、ホリエモンの顔が頭をよぎり、微妙に萎えた私……
しかし、ふと気付く。
なんだ、今、ライブドアとフジテレビの株問題が脚光を浴びているからこその
『カインとアベル』の放映なのか。
ずっと映画版を見てみたかった私にとっては、まさに、棚から牡丹餅。



先日、某所で見かけた、小さな男の子と女の子を連れた若い母親(20〜22歳くらい)。
下の、2歳くらいの女の子が、母親のバッグの中をいじっていた。
それを母親が叱っていた。
「おめぇも本当に癖の悪ぃ女だな!!」
私は、上品とはとても言いがたい人間だが、さすがに2歳児相手に「クセの悪い女」
というのには呆気にとられた。
それを聞いて育つ子供も、いずれそういう言葉遣いをする大人になるだろう。



人間は、自分の境遇や心境に酔っているうちは、そこから抜け出すことができない。
酔っていることに対して自覚があるかないかは、たいした問題ではない。
ただ、抜け出したいというポーズを取るだけというのも、意味がない。
変わりたいのなら変わるべきだし、
変わりたくないのなら、変わらないこと・変われないことを嘆くべきではない。

なんてまあ、すべてがそういう風にさっぱりは行かないもんだけど
ね。

先頭 表紙

けいこさん>ビデオちゃんとうつってました? 頂いたジェフェリー・アーチャ−の本の中ではやっぱりカインとアベルが一番面白かったです。ロフノフスキ家の娘、本屋さんで探してみまーす。 / みなみ ( 2005-04-04 00:32 )
うわ、それ見逃した!!ダビらせてください、お願い!!ヒラカンさんの声がねちっこくていいんだよね。あの「帽子あげて挨拶」んときのサムがいいんだよな。「ロスノフスキ家の娘」も良かったら是非読んでみてください。サイドストーリー&その後がわかって非常に楽しい&感動です / valkil ( 2005-03-26 14:28 )
あ、でも、「変わりたいけど変われない」「変わりたくないけど変わらざるを得ない」というパターンが多いのか。 / みなみ ( 2005-03-24 01:53 )

2005-03-22 畳のヘリで絶叫

連休最後の日、わたくしは
畳敷きの部屋で正座をしていました
そして、なんの拍子にか
その姿勢のまま少し後ろに下がろうと思い

ずずず……と、下がりました



その瞬間



いでででででででででででで

ででででででddでででdで





という絶叫が
部屋に響き渡るではありませんか


なんと
右足の親指の爪が
畳のヘリにひっかかってしまったのです

カラダ全体は後ろに下がろうとしているものの
その爪だけが畳のヘリに動きを阻止され……
つまり
爪がたわんで

あわや指から剥がれるのでは

という事態に陥ってしまった
のです






しばらく経っておそるおそる靴下を脱いでみると
案の定、爪に血が滲んでいました
(しかも、スキー靴の圧迫による内出血を起こしている上に
さらに出血した状態なので、我ながら痛々しい)

しかも腫れた……


歩けないほどではないが、歩くと痛いよ〜
爪が壊死するとけっこう面倒なので、そうならないといいなあ。





それにしても

畳のヘリ

あなどれん……

まさかこんなことになるとは……




あまりの意外性に、ちょっと笑えました

先頭 表紙

けいこさん>書道はお休み中なのでし。テレビ見ながらかたづけをしている最中の出来事でした……。 / みなみ ( 2005-04-04 00:31 )
揚水さん>ほんとに侮れません。めちゃくちゃ痛いです。揚水さんも気を付けてください、といってもなかなか、望んでもやってこない事件かもしれませんね、畳のヘリで怪我は。 / みなみ ( 2005-04-04 00:28 )
もしかして書道中の惨事??あなどれないなあ、きをつけようっと。 / valkil ( 2005-03-23 19:11 )
あ、侮れませんねえ。箪笥の角と足の小指の確執のついては日本人の間で語られて久しいと思いますが、畳の縁と足の親指の爪とはまた。確かに意外です。 / 揚水 ( 2005-03-22 01:27 )

2005-03-15 元カレからの電話

アクセス狙いでこんなタイトルを付けてみたものの、我ながら相当気持ち悪い
まあ、間違った説明ではないのだけれどね

Sさんから電話があった
結婚したとか、引っ越したとか、メールアドレス変えたとか
子供できたとか、その程度のことはメールで連絡を取っていたのだが
あれこれと話をしたのはもう何年ぶりかね……

相変らず彼の友達連中は仲が良いらしく
いろんな友達の消息を聞いた
T君は、50ccのバイクを150ccに改造した挙げ句
陸運局での許可第一号(!)を取りつけて
九州の高速道路をかっ飛ばしてるらしい
(役人から「よく頑張りましたね」とお褒めの言葉をもらったとか)
HIさんは10歳年下の10代の女の子と同棲し
彼女をオートバックスで働かせ、社割を使って車を改造しまくっているらしい
(エンジンルームの部品からボンネットからシートから、何から何まで交換し
車はもはや原型をとどめていないそうだ)
HMさんは結婚して子供ができ、家でゴールデンレトリバーを2匹飼ってるらしい
(そんな柄か!!)

みんな相変わらず良い具合にアホだよなぁ……

さらにSさん曰く、昔、皆で撮ったビデオが出てきたんだと。
なにしろ約10年前、10代の皆が映ってるやつですよ。
かなりの悶絶ものらしい。
私の単独インタビューもあるらしい……
そういえばそんなことをした記憶もうっすらとあるなぁ。
そのうちDVDに落として送ってくれるというので、
「観たくないけど、くれるんなら一応もらっといて死蔵する」と答えておいた。
18歳の自分だよ? どう考えても観たくないよな。興味はあるけど。

それにしても、Sさんと話していて
懐かしいとかそういう感覚は一切ないものの
「そういえばこの人と喋ってる時の自分はこんなだったっけ」
と改めて感じた……

超だるい
超やる気なさげ
超テキトー
超無気力

すいませんねって感じなんだが……なんかそんな風(^-^;;
さらに、話の端々で
自分がかすかに、しかし明らかに苛立っているのを感じる

いや、何も悪気はないんです
相手にも悪気はないってわかってるし
話していて退屈って訳でもない
でも、自分のこの態度は何?

他人と接すると、その人ごとに、自分の全然違った面が引き出されるけど
この人と話している時に引き出される自分はコレなのか
まあこれは擦り込みみたいなもので、一生変わんねえなきっと
なんとなくそう思ったりして
まあ、滅多に会う機会はないだろうけどね

とりあえず、お互い元気そうでなによりです。

先頭 表紙

かぜにぃ>おっけ、掘ります☆ / みなみ ( 2005-04-01 00:46 )
揚水さん>まあ、そういうのは別れ方にもよるかもしれないですね。私はムリヤリ別れてもらいましたが。 / みなみ ( 2005-04-01 00:46 )
けいこさん>いやもうがんのすけさんが亡くなって2年ですか。はじめてけいこさんと私が会ったころには「だから〜!!」って携帯電話でけいこさんがんのすけさんに怒ってましたな。日記に書いてある口調そのまんまなんだなーって思ったのおぼえてますよ。デフォー映画是非是非!! / みなみ ( 2005-04-01 00:02 )
うちの日記を1年分くらい穿り返せばw / かぜ ( 2005-03-22 09:27 )
元嫁から電話掛かってきたら…。僕の場合相当引くなり困るなり思想です。本記事の内容にはあまり関わらないですが。 / 揚水 ( 2005-03-22 01:24 )
あるね、これって。ガンちゃんがもし突然生き返ったとして会話したら、絶対10分もしないうちにあたし『だから〜!!もう〜!!』って怒り出すと思う。そうそうシネパトスでデフォーくんの映画やるよ。よかったら行かない?? / valkil@もうすぐ二年だわ… ( 2005-03-21 21:25 )
ひろちゃん>いや〜、たとえ成長しても、それ以上に相性の問題というものがありますよ…… 人との出会いは最初が肝心なのかも、とも思う今日この頃です。 / みなみ ( 2005-03-17 22:36 )
かぜ兄>理由は?? / みなみ ( 2005-03-17 22:35 )
僕もみなみちゃんと同じようなことを感じることは多いですね。ま、僕の場合は成長してないんですが。 / ひろちゃん ( 2005-03-17 01:29 )
うー、なんか色々考えさせられる一文です / かぜ@理由は…… ( 2005-03-16 08:57 )

2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その1)

いつかどこかに書こうと思っていたことを書いてみる
例によってイエローモンキー話を脈絡もなくタラタラと、、、
お暇な方はお付き合いください

私の好きな曲『薔薇娼婦麗奈』
いかにもイエローモンキーらしい、妖しく卑猥な雰囲気が良いですの
ライブでの、ステージ後方で男女のダンサーにタンゴを躍らせ
空から降ってくる札束の中でヴォーカル吉井がのたうち回る
という演出も凝ってたね(生で見てみたかった)

ちょっと長いけど、歌詞引用




『薔薇娼婦麗奈』

気まぐれな胸を裂いて 紫色の無知な夜空に
コルクぬいて白目むいて
「好きだ」と舌で転がしていた
正夢の中では君は涙を見せない
夢は夢でしかない
荒削りなドラマすらない

ビルの影で時の影で君と僕の手と手を結んで
タンゴのように儀式のように
ミルクの中に血をかきまぜて
濡れた君の肌に12色の思い出を
涙とともに染めよう
金で愛を手に入れた

薔薇娼婦麗奈
誘惑は花ざかりさ
薔薇娼婦麗奈
君だけは逃がさない

それだけは変わらない

真実の皮をはいで
痛くないかい 僕の麗奈
この世は金 金さえあれば
恐くないね 僕の麗奈
お願いだこの僕と手をつないで地獄を見に行こう
頼むからこの僕と腕を組んで地獄を見に行こう

激しい君の声に幸せで目が見えない
この夜は苦おしい
泣いても駄目もう帰れない

薔薇娼婦麗奈
誘惑は花ざかりさ
薔薇娼婦麗奈
欲しいものは手に入れたいのさ
ありがとう麗奈
君は世界一キレイさ
ありがとう麗奈
君だけは忘れない

それだけは変わらない
それだけは変わらない
それだけは変わらない




ストレートにこの歌詞を読むと、いささか矛盾があることに気付く。
この曲の主人公(ジャガーという)は、薔薇娼婦麗奈に対して、

君だけは逃がさない/それだけは変わらない

頼むからこの僕と腕を組んで地獄を見に行こう


と歌う。だが、同時に、

ありがとう麗奈/君だけは忘れない

と歌ってもいる。

君だけは逃がさない、そして地獄まで道連れにする、と言っておきながら
「君だけは忘れない」という。
ずっと一緒の道連れならば、忘れようにも忘れることなどないはずなのに。
つまり、ジャガーは麗奈を殺した。
だから、「君だけは忘れない」と言うのではなかろうか。

心中という解釈もできるけれど、
ジャガーは死なずにいるとした方が
「君だけは忘れない/それだけは変わらない」という台詞に説得力があるし
(「それだけは変わらない」の裏には、「それ以外のことは変わる(可能性がある)」
という意味があるよね。それはつまり、ジャガー自身は生き続ける、って意味じゃ
ないかなぁ……と思う)、
単純にそちらの方がより罪深い感じで好みであるから
私はそう解釈している。

余談だが、『MOONLIGHT DRIVE』という曲にも
”君は道連れ たとえこの世の果てが地獄だろうと”という、
『薔薇娼婦麗奈』によく似た歌詞が登場する。
イエローモンキー、というか、作詞者・吉井和哉の歌詞世界では、
愛は、ときに、明らかに破滅の色合いを帯びる。
まぁ、一言で言えば凄いロマンチストなんだろうなぁ。
そんなところが好きなんです。

先頭 表紙

揚水さん>薔薇色計画。良いですね。でも「薔薇色」って、考えてみたらいろんな色がありますね。私のイメージする薔薇色は、白桃のかんづめみたいな、黄色がかったクリーム色と赤ピンク色のグラデーションです。そう、桃の皮の色といいましょうか、、、 / みなみ@それは桃色というのだろうか? ( 2005-03-30 00:53 )
http://jadore.jp/~nobleh/home.htm#yoru / みなみ ( 2005-03-30 00:50 )
ひろちゃん>そんなひろちゃんには懐かしのアイドル歌謡レビューのページのアドレスをプレゼントしましょう。元の歌を知らなくても笑えてしまいます。トシちゃんコーナーもあります。 / みなみ@アイドfル歌謡曲聞きたくなった ( 2005-03-30 00:49 )
ふんふんと全文読んでもまだしばらくは自分の日記のタイトルが「薔薇色計画」だと結びつかず思い出せずにいました。間抜け。 / 揚水 ( 2005-03-22 01:29 )
「薔薇」という文字を見て、トシちゃんを咄嗟に思い出してしまった・・・・。僕もオヤジくさいなぁ。 / ひろちゃん@内容と関係なくてゴメンね ( 2005-03-18 01:05 )

2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その2)

そしてですね

タンゴのように儀式のように
ミルクの中に血をかきまぜて


という歌詞と同じくらいにキまくっている

この世は金 金さえあれば
恐くないね 僕の麗奈


という歌詞で、ふと思い出したこと

本当に、この世はお金さえあれば恐くない
のかもしれないね
中にはお金で買えない愛もあるというだけで
お金で買える愛や、関心は、きっとたくさんあるでしょう
ジャガーもお金がなければ薔薇娼婦麗奈とは出会えなかったのだろうし

お金というと、俗なイメージがあるけれども
私は、お金って、俗であると同時に、崇高なものではないかとも思ってる

人の気持ち――愛情とか、信頼とか、期待とか、そういう、物質としては目に見えないものを
私たちはお金という形で表すことが出来る。
お金という、ただの金属片や紙片に、
いろんな意味合いや価値を乗せて、他人とやりとりすることが出来る。
お金は、モノやサービスと交換されることによって変幻自在に形を変え、
私たちの間を巡り巡る。
この不思議な制度にすっかり慣れきっている私は
普段は何とも思わないけれど
時々、貨幣経済って、本当に不思議かつ高度な概念で、神秘的でさえある、と思う。

お金が最強とは言わない、万能とも言わない、
けれども、「お金は単なる道具である」などとは言いきれない位の圧倒的な力で
人類を支配していることは間違いない
「金さえあれば恐くない」も
あながち説得力のない台詞とは思えないのよねー



以上
ほんとにつらつらと
書いてみました。

おわり。

先頭 表紙

キースさん>薔薇娼婦麗奈、いいですよね〜♪ そうそう、これって人間臭い曲ですよね。弱さをむき出しにすることも厭わない。「麗奈!」の叫び、私も好きです。あと、ヴァイオリンとアコーディオンの絡みが特に。 / みなみ ( 2005-03-24 01:58 )
揚水さん>不思議なシステムですよね。インフレがひどくなると、お札はただの紙切れになっちゃうし。仕組みとしては理解できるけど、その根本的な意味を考えると、謎ですよ。 / みなみ ( 2005-03-24 01:55 )
この曲大好きです。"麗奈!"って掠れた声で叫ぶ所とか特に好きです。何て人間的で素敵なんだろうと思います。 / キース ( 2005-03-22 21:01 )
お金とはともかくいろんな含みのある言葉でシステムだと思いました。 / 揚水 ( 2005-03-22 01:31 )

2005-03-09 スペイン旅行の思い出 〜もうひとつのドクロちゃん〜

昨年夏、スペインのバルセロナに旅行に行ったとき

ガウディの造ったグエル公園のてっぺんで
屋外のパラソル席に腰掛け、飲み物を飲みながら
ひたすらぼ〜〜っとしていた

空は快晴の青
吹きぬける風も心地よく
傾きかけた晩夏の太陽はキラキラ黄金色
誰かのテーブルの上には飲みかけのジュースのオレンジ色
(ほらバレンシアオレンジの本場だし)

隣の席には、ブロンドの欧米人一家
両親と、高校生くらいの男の子、それから中学生くらいの弟
彼らはそれぞれに、ひたすら本を読んでいた
どう見ても観光客っぽいんだが
1つのテーブルを囲んで
各自、本の世界に完全没頭

つーかよー
せっかく家族で旅行に来たんなら
景色を眺めて会話でもしる!!
何時間そうやって黙々と本読んどるんじゃ!!!
変だよ〜、変わってるよ〜、このウチ絶対変人一家だよ〜、間違いないよ〜

と内心ツッコミを入れるも
自分がもしこの家族の一員だったとしたら
難無くこの空気に馴染めるだろう……と思った
マイワールド没頭一家……良いよね……
(ちなみに私は満喫デート肯定派です)

年嵩の男の子の足元には
カーキ色のキャンバス地のリュックが転がっていて
バンドの名前や何かがマジックで沢山落書きしてあった
中に、見覚えのある単語がひとつ



TOXICITY



間違いない、私の好きなバンドの出しているアルバム名だ
おお同志よ! 良いよね!! トクシシティ良いよね!!!
と思わず興奮し、マイワールドに沈没中の男の子に(日本語で)話しかけたくなる衝動をこらえる私……

今にして思えば彼のリュックには小さなドクロが描いてあった
そう、私の「スペイン・ドクロちゃんコレクション」はそんなところにも影を潜めていたのだった

なんてことに思い当たりながら
久しぶりにトクシシティを聴いている今夜
その単語の意味は「毒性」



追記

どうやら「トクシシティ」じゃなくて「タクシシティ」って読むみたい
ですね
難しいのう

先頭 表紙

死んだ人が何を考えていたかは、わからないけれど、それを知りたいと思う気持ち、また、死んでしまった人の気持ちを想像することは、私たちが今後みずから死なずに生きていく上で糧になると思うのです。あれこれと憶測することは、死んでしまった人にとっては、迷惑なことかもしれないけれど。件の記事、また繰り返しじっくり読ませてもらいますね。 / みなみ ( 2005-03-12 01:16 )
ami.さん>確かに旅行先での読書って贅沢。私も読書は機内だけです。/ウンジュさんの自殺についての日記拝見しましたっ! さすが、ジャンルは違えど同じ表現者という立場からのami.さんや先生の意見は、私には思い至らなかったこともいろいろとあり興味深かったです。 / みなみ ( 2005-03-12 01:15 )
下の欄に書き込みが出来ないのでここに書かせていただきますが、昨日、恩師とイ・ウンジュさんの自殺について色々と話したのですが、そこで虚構の世界を構築する職業に携わる事についてとか色々と話が出て来て、また日記にまとめようと思っているのですが、色々と思う事があって中々、まとめられなくて四苦八苦しております。また近いうちに書き終えたいと思っていますのでその時はお知らせさせていただきますね。 / ami ( 2005-03-10 01:39 )
旅行先で読書出来るって最高の贅沢かもなあと思いました。日常の行動を旅行先で出来るって究極の贅沢かも。貧乏性の私は出来る限り旅行先の風景を目に焼きつけておこうと躍起になるタイプです(笑)飛行機の中では読書も出来るのですが... / ami ( 2005-03-10 01:35 )
満喫→漫喫 / みなみ ( 2005-03-09 23:48 )
ドクロちゃんネタ→http://www.himajin.net/diary/p.php3?352/81#513504 / みなみ ( 2005-03-09 23:29 )

2005-03-09 イエローモンキーのチャリティオークション

開催中。
すでに最終週じゃないの。
しまった、ノーチェックだった。全然知らなかった。
どうせ入札しないけど。



出品一覧(写真)→
http://openuser6.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=theyellowmonkey_auctions&f=&alocale=0jp&mode=1

『熱帯夜』のスチール3枚組が100万越えてるよ!
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m11965309
最低履歴15万(開始金額)→52万→100万って……本気? 何かの間違い?

ちなみにもし私がお金持ちで、どれか1枚だけ落札できるなら↓これ
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h24416703



出品一覧(グッズ・衣装)→
http://openuser5.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=bowinmanmusic&f=&u=;bowinmanmusic&tp=&alocale=0jp&mode=1

ヨッスィスーツは軒並み高値が付いてるな〜
そしてさりげなくエマのギターも高い……(エマファンの愛と執着を感じる)



そしてヨッスィの新作を買っていなかったりするワシ……買わねば
というかアルバムは出たのだらうか?(それさえ未チェック)

近所のレンタル屋で3枚組ベスト盤中古を2100円で発見
ブックオフではここまで価格は落ちないはず。
買い時か?

先頭 表紙

さっきチェックしたら、スチール3枚組への100万円の入札は撤回されてました。なーんだ。 / みなみ ( 2005-03-09 23:49 )

2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その1)

先日

新宿武蔵野館にて
マイケルさん、けーこさん、なっしーさんと。
マイケルさん、お誘いありがとうです。



初っ端から余談ですが
自分の、この日記での映画の感想のスタイルについて
ふと思い当たりました。

ストーリーをいちいち書くのは、映画を反芻して楽しむため。
反対に、ストーリーをまったく書かないこともある。
そのパターンにすべてが当てはまるわけではないが、
私が長々とあらすじを書くときは、その映画が自分にとって面白かったとき。
今まで書いた感想にその基準をあてはめると
トンデモ韓国映画『ロスト・メモリーズ』は
めちゃくちゃ面白かった部類だな! いや、あれは実際かなりイケるよ!!!
はははは!!!(再認識)

閑話休題。以下、ネタバレあり。



〜『復讐者に憐れみを』ストーリー〜

主人公の若者、リュは聴覚障害者
両親を亡くして姉と二人暮し
美大へ進学を希望していたが、姉が重い腎臓病にかかり
進学をあきらめて工場で働いている
しかし、工場の経営が悪化し、解雇されてしまう。

姉は腎臓移植が必要だが、リュでは血液型が適合しない
ドナーが現れる可能性は低い
思い余ったリュは闇の臓器売買組織にコンタクトをとる……が、
姐のための腎臓を手に入れるどころか、手術費用として貯めていた金と
自分の腎臓とを騙し取られてしまう。
そこへ、奇跡的にドナーが見つかったという知らせ。

リュは、「正しい目的のためなら誘拐もOK。ちゃんと無事で帰せばいいのよ」という
ちょっとイカれたガールフレンドに説得され、自分を解雇した会社の社長の娘を誘拐。
人質になった女の子も、リュの姉も、それが誘拐だということには気付かず
女の子と、姉と、リュは、3人で楽しい時間を過ごす。
社長への脅迫は見事成功し、リュは身代金を手にする。
が、その喜びもつかの間、自分の手術代のためにリュが誘拐をしたと気付いた姉は
自責の念にかられて自殺してしまう。
さらに、女の子も、リュが目を離した隙に川に落ちて死んでしまう。
すべてを失って呆然とするリュ。

娘を失った社長は、誘拐犯であるリュへの復讐を決意する。
同時に、リュは、臓器売買組織に対する復讐を決意する。
そして、残酷な暴力に満ちた復讐殺人スパイラルが始まるのであった、、、



最初にあらすじをメールで教わった時は
「なんて陰鬱で重いストーリなんだろう」
と思った。



実際に観てみると、どうも、そういう感じじゃないんだよね。
バイオレンスシーンは凄惨で、思わず眉をひそめたくなるけれど
全体的に、妙にほのぼのしてて、緩いユーモアがあちこちにちりばめられている。
女の子が溺れ死ぬシーンでさえ、痛々しいと同時に、ついあははと笑ってしまうような
不思議な滑稽さが満ちている。
そしてこの映画は、非常に淡々として、ドライである。
リュや社長の、限りなくぎらぎらとしているはずの復讐心は、そのように描かれることがない。
二人は、淡々と、実に淡々と、冷酷な復讐をなしとげていく。

先頭 表紙

2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その2)

リュは、優しくて、姉思いの、無垢な青年。
人質に取った女の子にだって、「お兄ちゃん」と懐かれる。
その彼が、ヤクザ達の頭を金属バットでメッタ打ちし
彼らの腎臓をえぐりえだす。
それがあたり前の行動に思えてしまうくらい、映画は淡々と進行する。
娘を失った社長は、リュのガールフレンドを捕まえては
椅子に縛り付けて高圧電流をかけ、拷問して無残に殺す。
そこに狂気など微塵も感じさせないくらい、映画は淡々と進行する。

この映画は、彼らの内面に深く立ち入ることをしない。
説明的な台詞で、彼らの心情が語られることはない。
そう、この『復讐者に憐れみを』という川の川面は、鏡のように穏やかである。
しかし、その底の方には、強暴に渦巻く流れがあるはずなのだ。
愛する人を亡くすとき、その愛する人を殺した相手に復讐を誓うときに
そこにあるはずの感情の昂ぶり、嘆き、悲しみ、怒り、葛藤、
そういうものは、彼らの淡々とした行動や、ほのぼのした空気や、
緩いユーモアに隠されて、しかし、川底でふつふつと煮え滾っている。

水面の白波をあえて描かないことによって、ずっと下にあるその底流を想像させる、
そういうやりかたもあるのだ。

リュが姉のために誘拐をしたと知っている社長は、
他ならぬ、娘が死んだ川でリュを手にかけるとき、
「お前は優しい人間だ。だから、(自分が)お前を殺すのも、分かるだろ?」
と、云う。
穏やかな上層の流れをつき破って、激しい底流から一瞬だけマグマのように吹き上がり
水面に顔を出す、その言葉。

この映画を観た後の、なんともいえないひっかかり。
みんなでお茶を飲んで他のいろいろな映画の話をしながらも、
頭のどこかでこの映画のことをうっすらと考えていた。
あえてもう一回、映画館に見に行くことはしないと思うけれど
再度見ることができたなら、
一回目では感じることのできなかったものを感じることができる映画、
という気がする。



それにしてもこの映画は妙にディティールが凝っているよ
そういうのって、ストーリーの大筋には直接関係ないんだけど

例をほんの少しだけ挙げてみるなら

臓器売買組織に接触するための合図は赤い薔薇
リュがその合図の薔薇を持って彼らのアジトに行ってみると
前の客が持ってきた、すでに枯れてしまった薔薇が、一輪挿しに挿してあるとか
リュが車に乗り、社長の家の前で張り込みをする時、
トイレ代わりにペットボトルにおしっこをするのだけど
その、路上に置いたペットボトルの数とか

時間の経過という目に見えないものを
気のきいた小物を使ってうまく表してる

あと、画面の中のいろんな色の使い方とか
画面の構成なども、
工夫されていて、見ていてはっとするものが多い

最後に社長が、両手の傷を見比べるシーンは
因果が巡り巡って自分のところへ戻ってきた、という意味かな




けーこさんの「『復讐者に憐れみを』と『昭和歌謡大全集』は似てる」、って意見には同感。
2つは、まったくの別物だけれど、復讐が復讐を呼ぶストーリーといい、不思議なノリといい、
なんだか共通するものがある。
ニ者択一するなら、私は、『復讐者に憐れみを』が、好み。

総括。
すごくセンスの良い映画です。
この映画の監督って、『JSA』の監督と同じ人なのか……
いろんな意味で、凄いな。

先頭 表紙

世の中には、不思議なことに、ポピュラーであることを尊ぶ風潮と、ポピュラーであることを蔑む風潮が同時に存在している。もちろんその二律背反は私の中にもある。不思議だね。 / みなみ ( 2005-03-09 00:49 )
韓国映画が面白いというと、「けっ、ブームに乗りやがって」みたいなことをそれとなく言われてげんなりすることがあるけど、実際に韓国映画はレベルが高くて面白いと思う。ブームだろうが何だろうが、見て面白いものを素直に面白いと言ってるだけなんだが。……それで良いじゃんね〜。ブーム=目にする機会が増える、というのは確かだけど。 / みなみ ( 2005-03-09 00:47 )

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