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みなみの「さぼのーと」

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目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その1)
2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その2)
2005-03-09 スペイン旅行の思い出 〜もうひとつのドクロちゃん〜
2005-03-09 イエローモンキーのチャリティオークション
2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その1)
2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その2)
2005-03-08 余命の理由
2005-02-23 イ・ウンジュさん自殺
2005-02-20 砂川闘争
2005-02-19 映画 『オペラ座の怪人』


2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その1)

いつかどこかに書こうと思っていたことを書いてみる
例によってイエローモンキー話を脈絡もなくタラタラと、、、
お暇な方はお付き合いください

私の好きな曲『薔薇娼婦麗奈』
いかにもイエローモンキーらしい、妖しく卑猥な雰囲気が良いですの
ライブでの、ステージ後方で男女のダンサーにタンゴを躍らせ
空から降ってくる札束の中でヴォーカル吉井がのたうち回る
という演出も凝ってたね(生で見てみたかった)

ちょっと長いけど、歌詞引用




『薔薇娼婦麗奈』

気まぐれな胸を裂いて 紫色の無知な夜空に
コルクぬいて白目むいて
「好きだ」と舌で転がしていた
正夢の中では君は涙を見せない
夢は夢でしかない
荒削りなドラマすらない

ビルの影で時の影で君と僕の手と手を結んで
タンゴのように儀式のように
ミルクの中に血をかきまぜて
濡れた君の肌に12色の思い出を
涙とともに染めよう
金で愛を手に入れた

薔薇娼婦麗奈
誘惑は花ざかりさ
薔薇娼婦麗奈
君だけは逃がさない

それだけは変わらない

真実の皮をはいで
痛くないかい 僕の麗奈
この世は金 金さえあれば
恐くないね 僕の麗奈
お願いだこの僕と手をつないで地獄を見に行こう
頼むからこの僕と腕を組んで地獄を見に行こう

激しい君の声に幸せで目が見えない
この夜は苦おしい
泣いても駄目もう帰れない

薔薇娼婦麗奈
誘惑は花ざかりさ
薔薇娼婦麗奈
欲しいものは手に入れたいのさ
ありがとう麗奈
君は世界一キレイさ
ありがとう麗奈
君だけは忘れない

それだけは変わらない
それだけは変わらない
それだけは変わらない




ストレートにこの歌詞を読むと、いささか矛盾があることに気付く。
この曲の主人公(ジャガーという)は、薔薇娼婦麗奈に対して、

君だけは逃がさない/それだけは変わらない

頼むからこの僕と腕を組んで地獄を見に行こう


と歌う。だが、同時に、

ありがとう麗奈/君だけは忘れない

と歌ってもいる。

君だけは逃がさない、そして地獄まで道連れにする、と言っておきながら
「君だけは忘れない」という。
ずっと一緒の道連れならば、忘れようにも忘れることなどないはずなのに。
つまり、ジャガーは麗奈を殺した。
だから、「君だけは忘れない」と言うのではなかろうか。

心中という解釈もできるけれど、
ジャガーは死なずにいるとした方が
「君だけは忘れない/それだけは変わらない」という台詞に説得力があるし
(「それだけは変わらない」の裏には、「それ以外のことは変わる(可能性がある)」
という意味があるよね。それはつまり、ジャガー自身は生き続ける、って意味じゃ
ないかなぁ……と思う)、
単純にそちらの方がより罪深い感じで好みであるから
私はそう解釈している。

余談だが、『MOONLIGHT DRIVE』という曲にも
”君は道連れ たとえこの世の果てが地獄だろうと”という、
『薔薇娼婦麗奈』によく似た歌詞が登場する。
イエローモンキー、というか、作詞者・吉井和哉の歌詞世界では、
愛は、ときに、明らかに破滅の色合いを帯びる。
まぁ、一言で言えば凄いロマンチストなんだろうなぁ。
そんなところが好きなんです。

先頭 表紙

揚水さん>薔薇色計画。良いですね。でも「薔薇色」って、考えてみたらいろんな色がありますね。私のイメージする薔薇色は、白桃のかんづめみたいな、黄色がかったクリーム色と赤ピンク色のグラデーションです。そう、桃の皮の色といいましょうか、、、 / みなみ@それは桃色というのだろうか? ( 2005-03-30 00:53 )
http://jadore.jp/~nobleh/home.htm#yoru / みなみ ( 2005-03-30 00:50 )
ひろちゃん>そんなひろちゃんには懐かしのアイドル歌謡レビューのページのアドレスをプレゼントしましょう。元の歌を知らなくても笑えてしまいます。トシちゃんコーナーもあります。 / みなみ@アイドfル歌謡曲聞きたくなった ( 2005-03-30 00:49 )
ふんふんと全文読んでもまだしばらくは自分の日記のタイトルが「薔薇色計画」だと結びつかず思い出せずにいました。間抜け。 / 揚水 ( 2005-03-22 01:29 )
「薔薇」という文字を見て、トシちゃんを咄嗟に思い出してしまった・・・・。僕もオヤジくさいなぁ。 / ひろちゃん@内容と関係なくてゴメンね ( 2005-03-18 01:05 )

2005-03-12 薔薇娼婦麗奈 (その2)

そしてですね

タンゴのように儀式のように
ミルクの中に血をかきまぜて


という歌詞と同じくらいにキまくっている

この世は金 金さえあれば
恐くないね 僕の麗奈


という歌詞で、ふと思い出したこと

本当に、この世はお金さえあれば恐くない
のかもしれないね
中にはお金で買えない愛もあるというだけで
お金で買える愛や、関心は、きっとたくさんあるでしょう
ジャガーもお金がなければ薔薇娼婦麗奈とは出会えなかったのだろうし

お金というと、俗なイメージがあるけれども
私は、お金って、俗であると同時に、崇高なものではないかとも思ってる

人の気持ち――愛情とか、信頼とか、期待とか、そういう、物質としては目に見えないものを
私たちはお金という形で表すことが出来る。
お金という、ただの金属片や紙片に、
いろんな意味合いや価値を乗せて、他人とやりとりすることが出来る。
お金は、モノやサービスと交換されることによって変幻自在に形を変え、
私たちの間を巡り巡る。
この不思議な制度にすっかり慣れきっている私は
普段は何とも思わないけれど
時々、貨幣経済って、本当に不思議かつ高度な概念で、神秘的でさえある、と思う。

お金が最強とは言わない、万能とも言わない、
けれども、「お金は単なる道具である」などとは言いきれない位の圧倒的な力で
人類を支配していることは間違いない
「金さえあれば恐くない」も
あながち説得力のない台詞とは思えないのよねー



以上
ほんとにつらつらと
書いてみました。

おわり。

先頭 表紙

キースさん>薔薇娼婦麗奈、いいですよね〜♪ そうそう、これって人間臭い曲ですよね。弱さをむき出しにすることも厭わない。「麗奈!」の叫び、私も好きです。あと、ヴァイオリンとアコーディオンの絡みが特に。 / みなみ ( 2005-03-24 01:58 )
揚水さん>不思議なシステムですよね。インフレがひどくなると、お札はただの紙切れになっちゃうし。仕組みとしては理解できるけど、その根本的な意味を考えると、謎ですよ。 / みなみ ( 2005-03-24 01:55 )
この曲大好きです。"麗奈!"って掠れた声で叫ぶ所とか特に好きです。何て人間的で素敵なんだろうと思います。 / キース ( 2005-03-22 21:01 )
お金とはともかくいろんな含みのある言葉でシステムだと思いました。 / 揚水 ( 2005-03-22 01:31 )

2005-03-09 スペイン旅行の思い出 〜もうひとつのドクロちゃん〜

昨年夏、スペインのバルセロナに旅行に行ったとき

ガウディの造ったグエル公園のてっぺんで
屋外のパラソル席に腰掛け、飲み物を飲みながら
ひたすらぼ〜〜っとしていた

空は快晴の青
吹きぬける風も心地よく
傾きかけた晩夏の太陽はキラキラ黄金色
誰かのテーブルの上には飲みかけのジュースのオレンジ色
(ほらバレンシアオレンジの本場だし)

隣の席には、ブロンドの欧米人一家
両親と、高校生くらいの男の子、それから中学生くらいの弟
彼らはそれぞれに、ひたすら本を読んでいた
どう見ても観光客っぽいんだが
1つのテーブルを囲んで
各自、本の世界に完全没頭

つーかよー
せっかく家族で旅行に来たんなら
景色を眺めて会話でもしる!!
何時間そうやって黙々と本読んどるんじゃ!!!
変だよ〜、変わってるよ〜、このウチ絶対変人一家だよ〜、間違いないよ〜

と内心ツッコミを入れるも
自分がもしこの家族の一員だったとしたら
難無くこの空気に馴染めるだろう……と思った
マイワールド没頭一家……良いよね……
(ちなみに私は満喫デート肯定派です)

年嵩の男の子の足元には
カーキ色のキャンバス地のリュックが転がっていて
バンドの名前や何かがマジックで沢山落書きしてあった
中に、見覚えのある単語がひとつ



TOXICITY



間違いない、私の好きなバンドの出しているアルバム名だ
おお同志よ! 良いよね!! トクシシティ良いよね!!!
と思わず興奮し、マイワールドに沈没中の男の子に(日本語で)話しかけたくなる衝動をこらえる私……

今にして思えば彼のリュックには小さなドクロが描いてあった
そう、私の「スペイン・ドクロちゃんコレクション」はそんなところにも影を潜めていたのだった

なんてことに思い当たりながら
久しぶりにトクシシティを聴いている今夜
その単語の意味は「毒性」



追記

どうやら「トクシシティ」じゃなくて「タクシシティ」って読むみたい
ですね
難しいのう

先頭 表紙

死んだ人が何を考えていたかは、わからないけれど、それを知りたいと思う気持ち、また、死んでしまった人の気持ちを想像することは、私たちが今後みずから死なずに生きていく上で糧になると思うのです。あれこれと憶測することは、死んでしまった人にとっては、迷惑なことかもしれないけれど。件の記事、また繰り返しじっくり読ませてもらいますね。 / みなみ ( 2005-03-12 01:16 )
ami.さん>確かに旅行先での読書って贅沢。私も読書は機内だけです。/ウンジュさんの自殺についての日記拝見しましたっ! さすが、ジャンルは違えど同じ表現者という立場からのami.さんや先生の意見は、私には思い至らなかったこともいろいろとあり興味深かったです。 / みなみ ( 2005-03-12 01:15 )
下の欄に書き込みが出来ないのでここに書かせていただきますが、昨日、恩師とイ・ウンジュさんの自殺について色々と話したのですが、そこで虚構の世界を構築する職業に携わる事についてとか色々と話が出て来て、また日記にまとめようと思っているのですが、色々と思う事があって中々、まとめられなくて四苦八苦しております。また近いうちに書き終えたいと思っていますのでその時はお知らせさせていただきますね。 / ami ( 2005-03-10 01:39 )
旅行先で読書出来るって最高の贅沢かもなあと思いました。日常の行動を旅行先で出来るって究極の贅沢かも。貧乏性の私は出来る限り旅行先の風景を目に焼きつけておこうと躍起になるタイプです(笑)飛行機の中では読書も出来るのですが... / ami ( 2005-03-10 01:35 )
満喫→漫喫 / みなみ ( 2005-03-09 23:48 )
ドクロちゃんネタ→http://www.himajin.net/diary/p.php3?352/81#513504 / みなみ ( 2005-03-09 23:29 )

2005-03-09 イエローモンキーのチャリティオークション

開催中。
すでに最終週じゃないの。
しまった、ノーチェックだった。全然知らなかった。
どうせ入札しないけど。



出品一覧(写真)→
http://openuser6.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=theyellowmonkey_auctions&f=&alocale=0jp&mode=1

『熱帯夜』のスチール3枚組が100万越えてるよ!
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m11965309
最低履歴15万(開始金額)→52万→100万って……本気? 何かの間違い?

ちなみにもし私がお金持ちで、どれか1枚だけ落札できるなら↓これ
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h24416703



出品一覧(グッズ・衣装)→
http://openuser5.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=bowinmanmusic&f=&u=;bowinmanmusic&tp=&alocale=0jp&mode=1

ヨッスィスーツは軒並み高値が付いてるな〜
そしてさりげなくエマのギターも高い……(エマファンの愛と執着を感じる)



そしてヨッスィの新作を買っていなかったりするワシ……買わねば
というかアルバムは出たのだらうか?(それさえ未チェック)

近所のレンタル屋で3枚組ベスト盤中古を2100円で発見
ブックオフではここまで価格は落ちないはず。
買い時か?

先頭 表紙

さっきチェックしたら、スチール3枚組への100万円の入札は撤回されてました。なーんだ。 / みなみ ( 2005-03-09 23:49 )

2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その1)

先日

新宿武蔵野館にて
マイケルさん、けーこさん、なっしーさんと。
マイケルさん、お誘いありがとうです。



初っ端から余談ですが
自分の、この日記での映画の感想のスタイルについて
ふと思い当たりました。

ストーリーをいちいち書くのは、映画を反芻して楽しむため。
反対に、ストーリーをまったく書かないこともある。
そのパターンにすべてが当てはまるわけではないが、
私が長々とあらすじを書くときは、その映画が自分にとって面白かったとき。
今まで書いた感想にその基準をあてはめると
トンデモ韓国映画『ロスト・メモリーズ』は
めちゃくちゃ面白かった部類だな! いや、あれは実際かなりイケるよ!!!
はははは!!!(再認識)

閑話休題。以下、ネタバレあり。



〜『復讐者に憐れみを』ストーリー〜

主人公の若者、リュは聴覚障害者
両親を亡くして姉と二人暮し
美大へ進学を希望していたが、姉が重い腎臓病にかかり
進学をあきらめて工場で働いている
しかし、工場の経営が悪化し、解雇されてしまう。

姉は腎臓移植が必要だが、リュでは血液型が適合しない
ドナーが現れる可能性は低い
思い余ったリュは闇の臓器売買組織にコンタクトをとる……が、
姐のための腎臓を手に入れるどころか、手術費用として貯めていた金と
自分の腎臓とを騙し取られてしまう。
そこへ、奇跡的にドナーが見つかったという知らせ。

リュは、「正しい目的のためなら誘拐もOK。ちゃんと無事で帰せばいいのよ」という
ちょっとイカれたガールフレンドに説得され、自分を解雇した会社の社長の娘を誘拐。
人質になった女の子も、リュの姉も、それが誘拐だということには気付かず
女の子と、姉と、リュは、3人で楽しい時間を過ごす。
社長への脅迫は見事成功し、リュは身代金を手にする。
が、その喜びもつかの間、自分の手術代のためにリュが誘拐をしたと気付いた姉は
自責の念にかられて自殺してしまう。
さらに、女の子も、リュが目を離した隙に川に落ちて死んでしまう。
すべてを失って呆然とするリュ。

娘を失った社長は、誘拐犯であるリュへの復讐を決意する。
同時に、リュは、臓器売買組織に対する復讐を決意する。
そして、残酷な暴力に満ちた復讐殺人スパイラルが始まるのであった、、、



最初にあらすじをメールで教わった時は
「なんて陰鬱で重いストーリなんだろう」
と思った。



実際に観てみると、どうも、そういう感じじゃないんだよね。
バイオレンスシーンは凄惨で、思わず眉をひそめたくなるけれど
全体的に、妙にほのぼのしてて、緩いユーモアがあちこちにちりばめられている。
女の子が溺れ死ぬシーンでさえ、痛々しいと同時に、ついあははと笑ってしまうような
不思議な滑稽さが満ちている。
そしてこの映画は、非常に淡々として、ドライである。
リュや社長の、限りなくぎらぎらとしているはずの復讐心は、そのように描かれることがない。
二人は、淡々と、実に淡々と、冷酷な復讐をなしとげていく。

先頭 表紙

2005-03-09 映画 『復讐者に憐れみを』 (その2)

リュは、優しくて、姉思いの、無垢な青年。
人質に取った女の子にだって、「お兄ちゃん」と懐かれる。
その彼が、ヤクザ達の頭を金属バットでメッタ打ちし
彼らの腎臓をえぐりえだす。
それがあたり前の行動に思えてしまうくらい、映画は淡々と進行する。
娘を失った社長は、リュのガールフレンドを捕まえては
椅子に縛り付けて高圧電流をかけ、拷問して無残に殺す。
そこに狂気など微塵も感じさせないくらい、映画は淡々と進行する。

この映画は、彼らの内面に深く立ち入ることをしない。
説明的な台詞で、彼らの心情が語られることはない。
そう、この『復讐者に憐れみを』という川の川面は、鏡のように穏やかである。
しかし、その底の方には、強暴に渦巻く流れがあるはずなのだ。
愛する人を亡くすとき、その愛する人を殺した相手に復讐を誓うときに
そこにあるはずの感情の昂ぶり、嘆き、悲しみ、怒り、葛藤、
そういうものは、彼らの淡々とした行動や、ほのぼのした空気や、
緩いユーモアに隠されて、しかし、川底でふつふつと煮え滾っている。

水面の白波をあえて描かないことによって、ずっと下にあるその底流を想像させる、
そういうやりかたもあるのだ。

リュが姉のために誘拐をしたと知っている社長は、
他ならぬ、娘が死んだ川でリュを手にかけるとき、
「お前は優しい人間だ。だから、(自分が)お前を殺すのも、分かるだろ?」
と、云う。
穏やかな上層の流れをつき破って、激しい底流から一瞬だけマグマのように吹き上がり
水面に顔を出す、その言葉。

この映画を観た後の、なんともいえないひっかかり。
みんなでお茶を飲んで他のいろいろな映画の話をしながらも、
頭のどこかでこの映画のことをうっすらと考えていた。
あえてもう一回、映画館に見に行くことはしないと思うけれど
再度見ることができたなら、
一回目では感じることのできなかったものを感じることができる映画、
という気がする。



それにしてもこの映画は妙にディティールが凝っているよ
そういうのって、ストーリーの大筋には直接関係ないんだけど

例をほんの少しだけ挙げてみるなら

臓器売買組織に接触するための合図は赤い薔薇
リュがその合図の薔薇を持って彼らのアジトに行ってみると
前の客が持ってきた、すでに枯れてしまった薔薇が、一輪挿しに挿してあるとか
リュが車に乗り、社長の家の前で張り込みをする時、
トイレ代わりにペットボトルにおしっこをするのだけど
その、路上に置いたペットボトルの数とか

時間の経過という目に見えないものを
気のきいた小物を使ってうまく表してる

あと、画面の中のいろんな色の使い方とか
画面の構成なども、
工夫されていて、見ていてはっとするものが多い

最後に社長が、両手の傷を見比べるシーンは
因果が巡り巡って自分のところへ戻ってきた、という意味かな




けーこさんの「『復讐者に憐れみを』と『昭和歌謡大全集』は似てる」、って意見には同感。
2つは、まったくの別物だけれど、復讐が復讐を呼ぶストーリーといい、不思議なノリといい、
なんだか共通するものがある。
ニ者択一するなら、私は、『復讐者に憐れみを』が、好み。

総括。
すごくセンスの良い映画です。
この映画の監督って、『JSA』の監督と同じ人なのか……
いろんな意味で、凄いな。

先頭 表紙

世の中には、不思議なことに、ポピュラーであることを尊ぶ風潮と、ポピュラーであることを蔑む風潮が同時に存在している。もちろんその二律背反は私の中にもある。不思議だね。 / みなみ ( 2005-03-09 00:49 )
韓国映画が面白いというと、「けっ、ブームに乗りやがって」みたいなことをそれとなく言われてげんなりすることがあるけど、実際に韓国映画はレベルが高くて面白いと思う。ブームだろうが何だろうが、見て面白いものを素直に面白いと言ってるだけなんだが。……それで良いじゃんね〜。ブーム=目にする機会が増える、というのは確かだけど。 / みなみ ( 2005-03-09 00:47 )

2005-03-08 余命の理由

この日記のタイトルを「さぼのーと 余命8ヶ月」にしたのが去年の7月、
インパクトのあるタイトルだったらしく複数の方から意味を訊かれました。
それに答えたり答えなかったり答えようと思ったりしているうちに
余命は尽き、すでに3月。春ですね。花咲く春、花粉飛ぶ春。

昨年、私は6月末で仕事を辞めざるを得ない状況にありました。
まあ、今回が初めてという訳じゃないけれども
自分の意思に反して職を失うことに対するストレスは、
非常に厳しいものがあるのです。
そんな理由で、当時の私は、
越し方行く末を真剣に考えざるを得ない状況にありました。
そして自分の過去の一年間を振り返ったとき
私は非常な危機感を覚えました。

この一年間、いったい私は何をしてきたのだろう?
手元に何も残っていないのでは?

ドタバタの末、その仕事の契約期限は
翌年(今年)の3月末まで持ち越しになりましたが
その時に私は決めました。
これから8ヶ月先、3月に、自分の寿命が尽きるくらいの気持ちで
毎日暮らしていこうと。
それくらい一日一日を大切に過ごしていかなければならないと。

そして今は3月。
自分に甘い私のことなので、毎日その気持ちを忘れずに過ごせたかというと、かなり疑問です。
が、収穫はそれなりにありました。
少なくとも今は、去年の7月に見ていたのとは違う風景が見えているし
あの時に持っていなかったものを、ささやかながら、いろいろ持っています。

ここからの眺めは、まあまあ悪くないです。
風も吹いています。

先頭 表紙

てる君>こちらこそこないだは楽しかったです。ども。また飲もうね。     うーんと、落ち付いて受けとめることはそれほど難しくはない、と思うのね。ただ、そこから先、気力を失わずに進めるかというと、それはかなり難しいですね。……いや、それこそが、落ち付いて受けとめていないことの証になるのか……な? 何にせよクビはヤですね。人生勉強にはなるけど。 / みなみ ( 2005-03-09 23:52 )
振り返ってどうか、ということはもちろん重要だけど、それを落ち着いて受け止められるか、ということはもっと重要だよね。でも・・・それも難しいか^^; / てるてる@この前はお世話になりました! ( 2005-03-09 01:26 )
むらぱぴぃさん>ありがとうございます。社会人としてはかなり滅茶苦茶な自分でしたが、ここ一年間でなんとかちょっとはマトモに働けるようになったかな……と思います。そしてまだ夏までは現在の職場におります(笑) / みなみ ( 2005-03-08 23:40 )
私は人事部担当ではありませんが、みなみちゃんはどんな会社でもしっかりとやっていけるタイプです。安心して次の“条件の良い会社”を探してください。落ち着いたら転職祝いしましょう。 / むらぱぴぃ ( 2005-03-08 23:24 )

2005-02-23 イ・ウンジュさん自殺

韓国の女優、イ・ウンジュが自殺した。
名前を見ただけでは誰だか分からなかった。
『ブラザーフッド』で、チャン・ドンゴンの薄幸な奥さん演じた女優さん。成程。
25歳だって。

彼女の遺書の写真はわたし怖い、ハングル読めないけど、これ、なんかすごく怖い、、、
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/02/23/20050223000008.html

彼女は鬱病だったそうで、
その原因は映画の仕事らしい、という見方もあるそうだ
もちろん、彼女が自殺してしまったからそれがクローズアップされるのだろうが
今まで演じたのは、死に関わる役が多かったという話もある

虚構は、いったいどのように、そしてどれくらい、現実に対する影響力を持つのか?
そもそも何が虚構で何が現実なのか?
映画という虚構を作ることを生業にする人の自殺は、ちょっと見逃せないニュース。


イ・ウンジュ自殺・特集ページhttp://japanese.chosun.com/site/data/category/leeeunjoo/leeeunjoo-0.html

先頭 表紙

須木成さん>いや、私は常に客観的(なつもり)ですから!! なんてね(爆笑)       うん、次はどこに飛ぼうかな♪ はいつくばって崖を降りてみようかな?(笑) / みなみ ( 2005-03-09 00:29 )
うっきーさん>うひょ♪ おどろいた? このタイトルは数ヶ月前から決めていたの。そのうちまたさぼのーとに戻ります(笑) / みなみ ( 2005-03-09 00:27 )
(続き)私は虚構が大好きですが、残念ながら自分でそれを作り上げることのできる人間ではないということもあり、、、ami.さんの日記で虚構の舞台裏を見せてもらえるのは本当に私にとって興味深くて貴重なことです。虚構と現実の境目が曖昧になるような生活。大変そうだけどうらやましい。これからもami.さんの活躍を楽しみにしています☆ / みなみ ( 2005-03-09 00:25 )
(続き)とはいえ、完全に虚構と現実を一体視するわけにもいかず(そうしたら、それこそ病気です)、どこでその一線を引くか、それこそが、表現者にとっての大事な部分であり、センスが問われる部分かもしれませんね。否定的な意見や批評から一歩距離を置けるマイペースさと、作品にのめりこむ情熱と。そのバランスというか。 / みなみ ( 2005-03-09 00:25 )
続き)さてさて、虚構と現実はあくまで別物、などと言われることもありますが、私はそうは思いません。虚構は現実あってのもの、そこには必ず作り手の価値観や人柄、さらにはそれを生み出した社会や文化が表れるものだからです。リアルな虚構はリアルな現実という土台がなければ作れません。同時に虚構は現実に強い影響力を及ぼします。 / みなみ ( 2005-03-09 00:24 )
ami.さん>長文のつっこみありがとうございます。お久しぶりです!  っていうのは実はウソで、毎日ami.さんの日記読ませていただいてます。(大ファンなので♪) そうなんです、この女優の訃報について、詳しいことはわからなながら、私も凄絶なものを感じました。普通の人なら、現実でいやなことがあっても、映画を見たり本を読んだり舞台を見たり、適度に虚構の世界に遊べるものを、このウンジュさんは女優ということもあり、どちらにも逃げ場がなくなるほど追い詰められて死んでしまったのだろうか……なんてことも思ったりしました。 / みなみ ( 2005-03-09 00:23 )
えむさん>本当だよねー。若くて、国際的に映画が売れるくらい仕事で成功していて、愛する家族がいて、美人で、きっとファンもたくさんいて、でも、彼女自身は死んでしまうほど辛くて苦しかったんだね。そう思うと本当に切ないよね。 / みなみ ( 2005-03-08 23:45 )
ひちゃのさん>他の記事には、遺書の内容も少し訳されていたのだけれど、読んだ? なんか、ちゃんとした文章にはなっていなくて、思い付いたことをそのまま、散文みたいにぽろぽろ綴ってある感じで、それも本当に鬼気迫ってたというか……痛々しくて、怖かった。薬をのんでいたのかな、そんな感じがしたな。 / みなみ ( 2005-03-08 23:38 )
どしたの?<タイトル  少しは客観的になれたのかな。 で、みなみさんは、次、断崖から、どこに飛ぶの??? / 須木成 ( 2005-03-08 02:09 )
日記のタイトル変わってて驚いた〜。誰かと思ったよ(^-^; / うつぎ ( 2005-03-05 23:42 )
このような世界で生きていると時に息苦しくなる事もあり、華やかな舞台裏はとても残酷な場所でもあったり。そのような数々の重圧の中で過ごす事に耐え切れなくなる気持ちもほんの少しは理解出来るような気がします。舞台上で虚構を完璧に創り上げないと、チープなウソで魅力もないまま終わってしまうと恩師が言っていたように、虚構を構築する事に全力を注いでいると時に虚構と現実の境目が曖昧になってしまう事もあります。何だか支離滅裂な長文になってしまい失礼しました。 / ami ( 2005-02-27 00:20 )
創り上げた物の評価の判断は観る側の観客の皆様が下すのであり、やっぱり批判されたりすると、受け入れられない事に傷付き、自分を否定されているような気さえしてしまう時も。自分を多くの人の前に曝け出すという事は、時にあらぬ噂を立てられたり、誹謗中傷を受けたり、批判されたりする事のリスクを背負う訳であり。強くないと生き残れない世界ですが、やっぱり危うい脆さを持っているものです。そして何より弱肉強食の世界であり、とても厳しい世界。私が身を置く世界でも、過去に精神を患って引退された方々が多数おります。 / ami ( 2005-02-27 00:17 )
ご無沙汰しております。私はこの方を存じ上げず、みなみさんの日記を拝読させていただいてはじめてこのニュースを知りました。私は映画界の人間ではありませんが、同じく虚構の舞台を創り上げる側の人間として、この方が抱いていた苦悩はとてつもなく壮絶で凄惨なものだったのかも知れないと思いました。何と表現したら良いのかわからず、妥当な言葉が思い浮かばないのですが、虚構の舞台を創り上げて、それを多くの方々に観ていただくという事は至福の幸福感を抱くと同時にとてつもない恐怖感も抱きます。 / ami ( 2005-02-27 00:09 )
左下の血文字・・・ってのが怖さ倍増なんだけど・・・。でも25歳、まだまだこれから人生楽しいこともたくさんあるはずなのにもったいないよね・・・。私はこの人のことをこのニュースがあるまでぜんぜん知らなかったんだけど、切なくなったよ。 / ☆えむ☆ ( 2005-02-24 17:36 )
ほんとに鬼気迫ってた 有名になるというのも大変な事だよね / ひちゃの ( 2005-02-24 17:04 )

2005-02-20 砂川闘争

時は50年代、26歳の警官が砂川闘争に動員され、その8日後に自殺した.
遺書には、「砂川に出動して価値観が変わった」という内容のことが書かれていたという.
また、動員後に辞表を提出し、郷里の農村へ帰った警官もいたという.



砂川闘争とは、米軍基地の拡張をめぐる国と住民の対立である.

現在の東京都立川市砂川(当時の砂川村)には、かつて立川飛行場があった.
日本が侵略戦争を進めると同時に、飛行場は軍事飛行場となり、周辺は軍需に沸いた.
飛行場と、周囲に林立した軍需工場が標的となり、第二次大戦時、砂川村は大きな爆撃被害を受けた.

敗戦後、立川飛行場はアメリカに接取され、米軍立川基地となった.
朝鮮戦争が始まると、立川基地は米軍の朝鮮攻撃の拠点となった.
それまでも砂川村の農地は基地のために接取され、住民は爆音と爆風に悩まされていたが、
さらに、基地の拡張を目的とした、大規模な農地接取が計画される.
その計画は、村の真ん中を貫く街道を分断するという、
砂川村の村としての機能を根本から破壊するようなものだった.
先祖伝来の土地を守るため、
また、立川基地が原水爆を使用した戦争の拠点となるのを防ぐために
砂川村の住民はその計画を断固拒否する.

国は測量を強行するために、測量隊とともに千人単位の警官隊を砂川村に送り込んだ.
住民と警官隊の間で、壮絶な闘争が繰り返される.
非武装・非暴力の姿勢を貫く住民や、全学連に対して
武装した警官隊は、実力行使という手段を取った.



そこで行われているのは、「闘争」ではなく、「戦争」そのものだった。
すべてを賭けて自分たちの土地と生活を守ろうとする人たちと、
えげつないやり方で彼らから土地を取り上げ、犠牲を強いようとする国家権力との。
「戦争」という言葉は決して比喩ではない。
前線では、ジェラルミンの楯と棍棒を手に突入する警官と
住民と間で衝突が起こり、人々は血を流して倒れる。
写真集で見るたった50年前の砂川は、まさに戦場だった。

今、写真集は絶版になってしまっている模様。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9960325059
でも、機会があったら是非見てほしい。見たら絶対何かを感じるはずだから。
私は近所の図書館で読み、衝撃を受けました。
それまで「砂川闘争」という言葉すら知りませんでしたが。

砂川闘争に関しては、ドキュメンタリーフィルム等もあるらしいので、
機会があれば見てみたい。
ネットでいろいろ調べてみたら、大学のゼミで砂川闘争のドキュメントを
作っている学生さんのブログ発見。皆いろいろやってるね。

余談;
私が『オペラ座の怪人』を見た映画館の目前にある道路は、
立川飛行場の滑走路跡だと思う……多分。
(誰か本当のことを知っていたら教えてねー)

先頭 表紙

ワニさん>いらっしゃいませ! そんな構想があるんですか。知らなかった……。物騒だなぁ。以前に国道16号沿いにどれだけ軍事私設があるか軽く調べたことがあるのですが、けっこうすごいですよ。よろしければ2002年3月22日の記事をごらんください。あと、立川の国営昭和公園(旧立川基地)って、有事の際、政府機能が移転してくるための設備があるらしいですね。 / みなみ ( 2005-03-08 23:33 )
かぜさん>ありがとー! 航空写真を見て、昔の滑走路跡地とおぼしき場所を把握できたよ。しかしマニアックなサイトだね♪ / みなみ ( 2005-03-08 23:23 )
ビッケさん>新しい映画館、シネマシティのすぐ近くだよ。映画通のひまじんさんからの情報によれば、その映画館は「日本で一番音響の良い映画館」にランクされたらしいよ!! そのことは後から知ったんだけど、確かにめちゃくちゃ音は良かったよ! 里帰りの際はぜひ。    立川駅の蕎麦や1番線については初耳〜。今度チェックしてみるね。 / みなみ ( 2005-03-08 23:09 )
電ぼつち>ふーん、日本史で習うんだぁ。50年なんて、本当につい最近の話だよね。そう思うと、数々不満や問題はあれど、大きな目で見れば日本はどんどん良いほうに来ているのかもね。少なくとも今はこんなに露骨な武力行使はできないもんね(と思いたい)。 / みなみ@世界史選択者 ( 2005-03-08 23:05 )
Artghaさん>お察しの通り私もあなたと同じところに興味があるのですよね(笑)。遺書には、「価値観が変わってしまい、将来が不安になった」と書いてあったらしいです。詳しい内容をしりたいですよね。 / みなみ ( 2005-03-08 23:01 )
みなみさん、はじめまして。今度は、神奈川県の座間キャンプに米陸軍第一軍団が来る構想があるとか。立川、福生、座間、厚木と この近辺危ういです。 / ワニ ( 2005-02-25 17:16 )
滑走路探検隊、ってホームページがあるので、そこで調べてみるといいよ / かぜ ( 2005-02-21 13:18 )
シネマシティ以外に映画館出来たんだね、知らなかった。全然関係ないけど3番線の立ち食いそば屋の天ぷら蕎麦美味いね!予備校帰りにいつも食べてた。あぁそれと立川駅って1番線無いよね、何でなんだろ。 / ビッケ ( 2005-02-21 01:25 )
懐かしい事件ですじゃ。とはいっても、ワシも日本史の勉強してて出てきたくらいで詳しい裏側までは知らないけど、今回ひさしぶりにこの砂川闘争という言葉に触れましたです。。。何十年か前、日本は今よりもっと露骨に国家権力を行使していたんだよね。ついこないだの話なんですがね。ええ。 / 電ボ屋 ( 2005-02-21 00:32 )
こういう話題に食いつきがちですが(笑)、その26歳の警官の遺書、読んでみたいですね。彼の内面世界に、どんな変化が起きたのか?知りたいです。 / Artgha ( 2005-02-20 19:36 )
滑走路ではないかと思われるのは、シネマ2やHMVの前、モノレールの下に通っている自動車の通行できない幅広の道路です。     モノレールの下がちょうど立川飛行場だったらしい。 / みなみ ( 2005-02-20 02:02 )

2005-02-19 映画 『オペラ座の怪人』

今日は、たくさん残業したい気持ち(というのも最近タスクが多い)を抑えて
仕事を切り上げ、『オペラ座の怪人』の最終上映を観てきました。
場所は、立川のシネマTWO。
ここ1〜2年で建った新しい映画館ということもあり、音響はかなり良かった!!
音楽に力を入れている映画は、やはり、音響設備の充実している映画館で観るべきかと。
映像もとにかく華麗☆ これは絶対にビデオじゃもったいない。



で、感想のメモ

生い立ちが不幸で顔が醜くて歳を食っていて性格が歪んでいて殺人まで犯してはいるが
芸術的な事柄にかけては万能の天才で、ヒロインの心からの恩人であり師匠であり
一途にヒロインを愛している男と
ヒロインの幼なじみで、やっぱり一途にヒロインを愛していて、性格は歪んでいなくて
しかも若くて美しくて理知的で勇気もある男とでは
やっぱり後者が勝つんですね。あたりまえか。

ヒロインのクリスティーナは見ていてムカつく(笑)
何回掌返してんだよ! どっちを選ぶかさっさと決めろー!!!
って感じ……
しかし、この女優さん、綺麗でかわいいです
『ミスティック・リバー』で殺される女の子役をやった人か……

お気に入りのシーンは
ファントムが、猿のオルゴールを眺めながら『仮面舞踏会』を口ずさむところ
彼は彼なりにオペラ座とオペラをとても愛しているのだという気持ちが伝わってきて切ない
それから、カルロッタのドレスが天井から釣鐘のように下りてくるところ(相当ツボに入った)
さらに、冒頭のシーンを初め、シャンデリアの出てくるシーンいろいろ(シャンデリア好き)

先頭 表紙

やまもっちさん>私もこの映画で初めて『オペラ座の怪人』の筋をちゃんと知りました。映画はちょっと中だるみする感じもありますが、セットや衣装、踊りがゴージャスなので飽きませんでした。私にとっては、筋を楽しむより、目と耳で楽しむ映画でしたね。 / みなみ ( 2005-02-20 01:49 )
Artghaさん>横溝正史!(笑) あのシーン確かに怖いです。居合せた観客はきっとPTSDの症状出ますよね。おそらくは、あの事件をきっかけに、オペラ座は没落していったのでしょうね。 / みなみ ( 2005-02-20 01:46 )
Kyucoさん(続き)>で、戸田奈津子さんの字幕って、毎回良い評判は聞きませんね。私は英語がまったくできないので、残念ながら(もしくは、幸運にも)字幕の善し悪しがわかりません。でも、「情熱のプレイ」という言葉が出てきたときには「何じゃこれは!!?」ってものすごく驚きました。強烈に違和感ありました。というか意味不明でした。そうか、そういうことだったのか……明らかな誤訳ですね。 / みなみ ( 2005-02-20 01:43 )
Kyucoさん>こんにちは! お久しぶりです。(実はたびたびHPを拝見しています。。) ヒロインの成長物語という見方、同感です。でもその一方、ヒロインがファントムのダークな父性の魅力から抜け出せないまま、彼と二人でオペラ座の地下へ潜って行く方がお話としては魅力的、なんて思ったりもしますが(笑) / みなみ ( 2005-02-20 01:39 )
ばぁびぃさん>猿のオルゴールのシーン、いいですよね! それと、カルロッタってあのアホなヅラや衣装といい立ち居ふるまいといい、結構可愛くないですか?(笑)      ヒロインの性格、まあ優しさゆえなんでしょうが、ホント優柔不断とゆーか、男に説得されるがままとゆーか。最後に彼女がファントムに説教始めた時には、「やっとアンタも大人になったね!」と感動しました(笑) / みなみ ( 2005-02-20 01:34 )
『オペラ座の怪人』!! 自分もちょっと気になってたんですよー!『金田一少年』でしか知らないので、きちんと本編を観てみたいなぁ、と…。 / やまもっち ( 2005-02-19 22:10 )
思い出のシーンと言えば、道具係のハンギングシーンはショッキングでした。オペラの上演中にブラ〜ンって怖すぎ。思わず心の中で、横溝正史キター!…と叫びました(笑)。 / Artgha ( 2005-02-19 15:43 )
ところで、まだ映画は観ていないのですが、日本版は戸田奈津子さんの字幕がひどい、というウワサを聴きました。「受難劇」と解釈するべきPassion Playを「情熱のプレイ」と訳してあるとか...。字幕についての印象はどうでしたか? / Kyuco ( 2005-02-19 06:43 )
みなみさん、お久しぶりです。このミュージカル大好きなので、ついつい出てきました。「彼は彼なりにオペラ座とオペラ(と彼女)をとても愛している」というのは、もう、ホントにそうですよね。いろいろな解釈があるみたいですが、私は「ファントムは少女にとっての父的な存在を象徴している」という見方が好きで、単に一人の女が二人の異なるタイプの男性の間で揺れ動くというよりは、少女はこうやって大人になっていく、みたいな物語としてみるのが好きです。 / Kyuco ( 2005-02-19 06:42 )
みなみさん、お久しぶりです。このミュージカル大好きなので、ついつい出てきました。「彼は彼なりにオペラ座とオペラ(と彼女)をとても愛している」というのは、もう、ホントにそうですよね。いろいろな解釈があるみたいですが、私は「ファントムは少女にとっての父的な存在を象徴している」という見方が好きで、単に一人の女が二人の異なるタイプの男性の間で揺れ動くというよりは、少女はこうやって大人になっていく、みたいな物語としてみるのが好きです。 / Kyuco ( 2005-02-19 06:42 )
アタシも「なんでこんなに優柔不断なんだよ!」ってイライラしながら観てました(笑)猿のオルゴールのシーンはアタシも好きです。カルロッタのヅラのデカさもツボでした・・・(笑) / ばぁびぃ ( 2005-02-19 02:21 )

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