2004-08-23 タオルのおもいで
2004-08-22 祖父の命日とコピーライブイベント
2004-08-20 ストレスに満ちた日常
2004-08-19 本棚整理
2004-08-18 真夏の牛久ツアー(牛久大仏篇)
2004-08-18 真夏の牛久ツアー(牛久シャトー篇)
2004-08-18 新生銀行ステキーーー☆
2004-08-16 ROCK IN JAPAN FES 2004＠ひたちなか(１)
2004-08-16 ROCK IN JAPAN FES 2004＠ひたちなか(２)
2004-08-16 ROCK IN JAPAN FES 2004＠ひたちなか(３)

先日、部屋のたんすを片付けたら、使っていないタオルがたくさんあるのに驚いた。
それも、ひとつとして自分でお金を出して買った記憶のないものばかり。

昔、長野のとある鉱泉旅館で1ヶ月くらい暮らしたことがある。自動車免許の合宿だった。
その時わたしはタオルを一本しか持って行かなかった。
朝夕の洗面も、風呂も、風呂を出た後に身体や髪の毛を拭くのも、全部それだけで済ませた。
1ヶ月経ったころには微妙にヨレて雑巾じみてきていたが、何も問題はなかった。
それを思い出すたびに、普段の自分の生活ってなんてモノが多いんだろうと思う。

ちなみに、合宿中は毎日、朝風呂に入っていた。
7時に起き、ザッと数分間だけ熱い湯船に浸かって、それから朝食をとることにしていた。
わたしは朝がものすごく苦手なのだけれども、
合宿が終わって自分の家に帰ってきた後も、しばらくは、7時になるとビシッと目が覚めた。
生活のリズムを作るのに朝風呂は有効らしい。

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20日は祖父の命日でした

祖父はとても穏やかな人で、50年以上一緒に暮らした祖母ですら
祖父が声を荒げたところは聞いたことがないといいます
決して暗い印象ではないのですが、
本当に凪いだ海のように穏やかで口数の多くない人でした

若い頃の祖父は美男子で、祖父が歩いていると
バスに乗った女学生が皆、窓から顔を出して騒いだそうな
というのもやはり祖母の話です
身内ながら確かにハンサムだとこの写真を見て思います
「でもおじいちゃんは自分が騒がれてても絶対気付いてなかったよね」
というのがそのエピソードに関するわたしたち孫の一致した見解です
そんな感じのキャラクターでした

その夏、わたしは財布をなくしました
財布は見つからず、祖父がとても心配をしてくれました
そしてその数日後、祖父は突然倒れて亡くなりました
数ヶ月して財布は思いがけないところから見つかりました
そのことを報告したかったなあと思いました

＊＊＊＊＊＊

21日

イエローモンキーのコピーライブへ行く。新大久保にて。
最初は、上手いとか、下手とか、音外してるとか、外してないとか
そんなこと意識しながら聴いてるんだけど、最後にはもうどーでもよくなってくる(笑)
最後は出演バンド総出で『プライマル。』のセッション。
みんな歌詞のカンニングペーパーを回しながら歌っていた(笑)
それがなかなかアットホームでいい雰囲気だった。

ライブが終わった後、ｐちゃんノリさんみはるちゃんアヤコわたし、で飲む。
たーのーしーいー！

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19日

夏休み明け。前夜、翌朝から仕事だと思うと緊張して眠れなかった。
ふとんの上で、寝つけない！　うおー！　とゴロゴロしていたら、
マジで一睡もしないうちに朝が来てしまった。
か、完撤……！！！　ありえない！

今回、夏休みを通じて、不思議なくらい普段の自分の生活というものを意識した。

夏休みの終わりが近付いて、1週間ぶりに自宅へ戻ったら
同居している家族との会話にストレスを感じている自分を発見した。
自分の部屋へ入ったら、ほっとするどころか
「この部屋にいたらそりゃ気が滅入るわ」と思った。
職場に行ったら行ったで、とても些細な、自分ではどうしようもないことに対して
内心、いちいち不満を感じていることに気がついた。

日々は恐ろしいほどストレスに満ちているのだった。
久しぶりの仕事の前日、眠れないくらいなのだから
毎日仕事に行くということだけでも、本当はすごいストレスなのだ。
でもそれに気がつくことができたからいい。
そんな日々に飲み込まれないようにするのが大切。
ストレスにさらされている自分を、一歩距離をおいたところから眺めるのだ。
自分の中で常に日常を相対化するのだ。
そう努めるのだ。
それが簡単にできたら苦労しないんだけどね〜。

今日も書類の手数料の計算が合わなくて気持ち悪かった。
確実に自分のせい。でも原因がわからん。

♪いつも〜マジで完璧目指してる〜
♪なのに〜いつも計算合わ〜ない〜

苦手というレベルを超越して、数字に関する仕事には完全に適性がないと思われ……
それは自覚してる　でも頑張るる〜

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8月18日、夏休み最終日。

部屋を片付けることにした。
横浜日劇で『シルミド』を見ようと思っていたけれど、結局、片付けに熱中。
家具の配置も変えて、すっきりすっきり♪　部屋が広くなった。

今回は、本の整理をした。
本が完全にあふれ出ている本棚をどうにかしなくては！　と、つねづね思っていたところに
Artghaさんの日記を読んで触発されたのだ。

今の部屋に住み始めたころ、わたしは本棚を持っていなかった。
本は段ボールに詰めていた。
でも、ある日、気がついた。
本は、常に目に入るところに置いておかないと、本を読む習慣自体がなくなる！
わたしは、今はそうでもないけれど、実家にいたことはだいぶ活字を読んでいた。
母が活字好きで、家に本や新聞がたくさんあった影響だと思う。
実際、それに気付いて本棚を買ってから、また多少は本を読むようになった。

わたしの本棚は小さい。
蔵書は少ないとはいえ、明らかにキャパ不足だけど、大きな本棚を買う気にはならない。
理由は４つ。
１、学生の時、大きな本棚を買い、引っ越すときに処分に苦労した
２、背の高い本棚は部屋を圧迫する
３、本棚が小さいと、移動・模様替えが気軽にできる
４、本の背表紙がずらりと並んでいるのを見て楽しむ趣味がない(たぶん)

本棚の本を減らすべく、いくつかの段ボール箱に詰めてみた。気をつけたことは以下の通り。
１、本の重要度ごとに箱を分ける
　　お気に入りの本、保存する本(知人が発行した本・自分が関わったサークルの機関誌など。
　　同じ本が複数ある場合は1冊だけ残してあとは不要な本へ)、
　　不要な本、処分するかどうか判断を保留する本など
２、中にどんな本が入っているかを紙に書いて箱に貼る
　　作家名、作品名などを簡単にメモ。
３、同じ作家の本はできるだけ同じ箱へまとめる
４、書店でかけてもらった紙カバーは取る
　　どうせ箱の中だから日焼けしないし、次回見たときにパッとタイトルがわからないと不便
５、ぎっしり詰めすぎない

判断に困ったのが、どの本を箱に入れて、どの本を本棚に残すかということ。
かなり気に入っている本でも、「もうこれは十分に読みまくった」と思えば、
あっさり箱に入れられた。
特にお気に入りで、マイ聖書と化している本は、あえて本棚に残した。
実用書の類も、冊数も少ないので、ほぼすべて本棚へ。
反対に、箱に入れたくても入れられなかったのは
１、途中で挫折した本(かといって今後続きを読むとも思えない)
２、まだ1度も読んでいない本(かといって今後読むとも思えない)
３、面白かったけれど1回しか読んでいない本(かといって再び読むとも思えない)
……なんだか、本というものに対する考え方(執着心？)が出るなあ、と思った。

おわり。

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8月9日　牛久大仏と牛久シャトー(シャトーカミヤ)へ。

前日のひたちなかのロックフェス後、友人Ｋはその日のうちに帰宅。
わたしときょーこさんは、友部のビジネスホテル「あさひ」へ。
宿のおじさんおばさんが微妙に面白い。

翌朝9時ごろ、牛久大仏を目指して旅立つ。
牛久大仏、最近では、映画『下妻物語』に登場した。
友人Ｋによれば、永瀬正敏主演の『けものがれ、俺らの猿と』にも出てきたらしい。
(昔見たけど、大仏、記憶にない。残念)
牛久駅からはタクシーで15分ほど。バスもあるものの、本数が少ない。

大仏は何度見てもシュ〜ル。
大仏の胎内は、さらに常軌を逸した強烈さ。もはやギャグの域に達している。
牛久大仏、行ったことのない人は是非行ってみてほしい。
遠くからでも行く価値はあるぞ！！
でもって、行ったら絶対、外から見るだけじゃなくて、胎内に入ってみてほしい。
もう、入口の演出からしてホーンテッドマンションみたいなんだもん……＜行った人にはわかってもらえるはず(笑)

それにしてもこの日は猛烈に暑かった。
園内では日傘を無料で貸してくれるサービスがあり、かなり助かった。

胎内見学のあとは、併設されている動物園を散歩。
うさぎゾーンにはうさぎが放し飼いにされていた。
あまりの暑さに、どのうさぎもでろでろに伸びていた。
そして、わたしたち以外に人気のない園内には、有線なのか、音楽が流れている。
それがなぜか合唱曲なのだ。
「♪知らなかったよ〜　空がこんなにあお〜いとは〜♪」
なにゆえに『青い空』！
「♪ゆ〜き〜よ　や〜ま〜よ　われら〜が宿り〜♪」
なにゆえに『雪山賛歌』！
気絶しそうなほど暑い真夏の昼に、大量のうさぎがでろろろーんと寝ている中、
合唱曲が流れているのだ。
なんなんだ、このミスマッチ具合は。
文章ではうまく伝わらないと思うが、これは本当にシュ〜ルだった。
浮世離れしている……。

猿回しも見た。２年前に来た時に見て、予想以上に面白かったので。
あの時と同じおねえさんが出てたよ！＞２年前の同行者のみなさま
しかし、あまりの暑さのせいか猿もちょっとダレ気味。気持ちは非常にわかる。

牛久大仏に関して、きょーこさんのコメント。
「入園料(800円)が安く思える」
気に入ってもらえたようで嬉しいよ……。
牛久大仏の伝道師となり、大仏の素晴らしさを世に広めてください。
わたしも頑張ります。(本当か)

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そして我々は次の目的地、牛久シャトーへ。

シャトーに着いたらすでに3時近く。
お腹がすいた。
というわけで、シャトー内のレストラン「キャノン」に入ってみる。
店内、ちょっと改まった雰囲気で、完全フェス仕様のわたくしは完全に浮いている。
アーミーパンツ(米陸軍ベトナム戦仕様＜夏に快適)にハイキング用リュックなのである。
だって牛久シャトーに来るとは思ってなかったんだもん。
でもこれから他のレストランを探すほど気力も体力もないんだもん。
というわけで気にしない。

幸い、レストラン内はわたしたちだけ。
静かな店内で、ゆったりと、コース料理とワインをいただく。
薄いカーテンのかかった窓から、陽光がキラキラとテーブルに降り注ぐ。
ほどよく冷やされたワインのグラスを傾けていると
その光を受けて鮮やかに透き通る、きれいな赤の世界へ潜っていけるぞ。
香りも味も素敵♪
「わたしたち、なんでこんなに優雅な食事してるんだろう……」
「予定外だよね……」
などと語らいつつ、酔いも手伝ってまさに夢心地。

食事をしながら「女の人は子供ができると食事をするのが早くなる」なんていう話をしたけれど
ゆっくりごはんを食べるということは、生き物としてとても贅沢なことなのかもしれない。
キリンは、水を飲むために頭を下げている時がいちばん無防備で、敵に襲われやすいという。
時間をかけて食事ができるということは、それだけ自分の安全が確保されていて
他に急いで片付るべき用事もないということ。

レストランを出たとき、なんだかとても癒されている自分を感じた……
たまにはちょっと贅沢な食事も必要だなあ。

その後はシャトー内を見学。
牛久シャトーの創設者は、浅草の神谷バーを作った人でもあるんだって。
地下のワイン倉は暗く、ひんやりしていて、神秘的な雰囲気。
ワインセラーやおみやげ屋も覗き、庭も散歩し、隅々まで楽しんで帰途へつきました。
大満足。

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来月に海外旅行を予定しているので、国際キャッシュカードを作らなければならなくなった。
自分の銀行口座の預金を、海外のＡＴＭから現地通貨で下ろせるというモノ。
最初は、普段メインバンクにしている(というかそこしか使っていない)、みずほ銀行で作ろうと思っていた。……が！！
いろいろ調べてみると、みずほ銀行とは比較にならないくらい良い条件でカードを作れる銀行があった。
新生銀行である。
新生銀行、前々から気になってはいたが、ここまでスゴイとは……。
以下、みずほ銀行と比較してみるので、興味のある方は参考にどうぞ♪

■国際キャッシュカードの作り方・みずほ銀行
・貯蓄口座の開設が必要(普通口座を持っているだけではダメ)
・貯蓄口座開設時には、最低1000円の預け入れが必要。
・カード発行手数料は1050円
・カードが手元に届くまで、申し込みから２〜３週間かかる
・現地のＡＴＭから現金を下ろす時には、1回あたり210円の手数料が必要


■国際キャッシュカードの作り方・新生銀行
・通常の国内用キャッシュカードに、デフォルトで国際キャッシュカード機能がついている
　そのため、普通口座を開設すればＯＫ。それ以外に特別な手続きは不要
・口座開設時の預け入れ金は不要
・カード発行手数料は無料
・店頭で申し込めばカードは即日発行(郵送受け取りにすると1週間から10日)
・現地のＡＴＭから現金を下ろす時の手数料は無料

みずほ銀行以外のことは詳しく調べていないのだけれど、現地での現金引き出しに
200円くらいの手数料がかかるのはどこの銀行でも同じだった。
1回200円って高いよね。2回下ろしたら400円。お茶が1杯飲める！
しかし、これだけ差があると、新生銀行がスゴイというより
他の銀行のサービスが悪いだけなんじゃないかという気がしてくる。
口座の開設時に必ずお金を預けなくてはならないのも、
今まではあたりまえだと思っていたけど、
単に銀行が自分たちに有利な決まりを作っているだけなんだね。

で、早速、新生銀行に行ってきた。
おおお！　なんだこの銀行は！
まるでホテルのロビーのような内装。普通の銀行のイメージとは全然違う。
人も少なくて静か。待ち時間もほとんどナシ。
しかも夜の7時まで窓口が開いているという便利さ。
普通の銀行は3時までだから、平日働いていたら行けないけど、これなら大丈夫。

そして、印鑑がなくても署名で口座が開設できるのだった！(実は印鑑忘れた……トホホ)
運転免許証だけ持って行けば、あとは手ぶらでＯＫ！
通帳もなし！　取引明細が自宅に郵送されてくるらしいので、それをファイリングしよう。
印鑑も通帳も不要というのは画期的だと思った。
ただ、新生銀行のＡＴＭは365日・24時間利用可能というのが大きな売りらしいけど
最寄りのＡＴＭは平日の7時までしか使えないらしい。残念。

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普段に輪をかけて、実家でぐーーたらと寝てばかりの夏休みでした。

そして今年も行ってきました！　ひたちなか。
8月8日、フェス最終日。
メンバーは、友人Ｋ、きょーこさん、わたし。

■椿屋四重奏

11時過ぎに会場に着いて、間髪入れずに「みなと屋」(屋台)でご飯食べて、灼熱のレイクステージへ。
ステージに向かう途中、なぜかイエローモンキーの『楽園』と『ＢＵＲＮ』が聞こえる。
それも生音。ナゼ？　どうして？！
なんと、ボーカルの中田君が歌っていた……。(開演前)
彼のロックスターは吉井和哉だと聞いてはいたが、本当だったんだなあ。
その中田君が、ＭＣの途中で「『艶ロック』を演るのは椿屋四重奏だけになってしまった」と
ぽろっと言ってた。
イエローモンキーが解散したことを指しているんだなと思った。
(後でフェスの公式ＨＰのレポートで知ったが、『ＢＵＲＮ』を歌った後
　中田君が「バトンはきっちり受け取りました」とコメントしていたらしい……うう聞きたかった)

さて、椿屋四重奏は、ライブとＣＤでは、印象が違った。
ＣＤだけ聴くとかなりシリアスなイメージだったけど。
すいません、ＭＣで萎えた。
盛り上がって勢いが付いてきたら、いちいちＭＣで落とさずに、
どんどん音楽でたたみこんでガーッとかっ飛ばして欲しいの。個人的な趣味だけど。
曲間にいちいち律儀にＭＣを挟んでしまうと
せっかくのこちらの勢いを殺がれてしまう気がして。
あと、ＣＤよりライブの方が音が尖っている感じがした。

しかし、真っ昼間のレイクステージはとにかく過酷。
上からはぎらぎらと照りつける太陽。下は石畳なので、焼けた鉄板の上にいるみたいに暑い。
観客ばかりでなく、演奏者にとっても、真昼のレイクが、一番難しいステージなんじゃないかな。
半端なノリの良さじゃ観客がついていけない。
あの、立っているだけで汗だくになる環境では、とてもバラードなんか聴かせられないだろう。

椿屋四重奏の曲も、真夏の太陽の下より、風の涼しい夕方とか、地下の暗いライブハウスとか、
そういうシチュエーションの方が似合うと思う。
でも、楽しかった。聴けてよかった。

■エレファントカシマシ

グラスステージ、シートゾーンにて。日陰に座って聴いていた。
エレファントカシマシを聴くのは昨年に続き２回目。
今年のステージは去年よりも良かった。吸引力があった。
ボーカル・ミヤジのパフォーマンスは素晴らしい。
なんかもうバカでアホでテンション高くて危なっかしくてしかもそれを正面から真面目にやってて
正視できない、というかしたくないような気もするのにしかし
目を奪われてしまう。
途中から、吸い寄せられるようにスタンディングゾーンへ。
最初から気合を入れて聴けばよかった。
「おまえらの現状はどうなんだ」というミヤジの真剣な問いかけが胸に刺さってしまい怖かった。

■スピッツ

グラスステージ、スタンディングゾーンにて、まったりと。
目を閉じるとまぶたの裏が鮮やかな黄色やオレンジ色になる。
そのまま、全身に風を感じながら、音楽に合わせてゆらゆら佇むのが非常に気持ちいい。
４年前の同じフェスの、彼らの演奏で、わたしは雷に打たれたような衝撃を受けた。
真面目に涙が出たもんね。
その記憶がある限り、あの時以上のものをわたしは得られないかもしれない。
今回、マサムネの歌が途中で途切れた。そのブランクは観客の大合唱で埋められた。
友「今日のマサムネ声出てなかったねー」
私「えっ、あれってわざと客に歌わせたんじゃないの？　そう思ってた……」
あたしゃ幸せな人ですね……

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■岡村靖幸

グラスステージ。
友達は、最前列、それも岡村ちゃんの真ん前で見られたらしい。いいなー。
わたしも、ちょっと頑張って前の方まで行ってみた。最前列まで３〜４ｍのところ。
でも、かえって前の方が見づらいよ〜
人がギッシリで思うように体を動かせないよ〜
待ってる時間が長くて貧血になりそうだよ〜
さらに、すぐ隣の、コアなファンと思われる太った男の人の踊りがキモイ！(ごめんなさいー)
というわけで、途中で後ろに下がって聴いた。
後ろ最高！　風、涼しいし！　前より見やすいし！
解放感あるし！　マイペースで聴けるし！
つか、前より後ろの方がずっと音響のバランス取れてていいじゃん！！(汗)

そんなこんなで、ステージ以外のことに気を取られて、
実はあまりよく聴いていなかったような気がする。
岡村ちゃんは去年のステージがあまりに衝撃的だったんだよなあ……
今年はさほどのインパクトもなく普通に聴きました
そして、もう前に行くのはやめようと思いました

■東京スカパラダイスオーケストラ

スカパラは、楽しかった！！
すごいテンション、そしてその持続力。
後でセットリスト見てびっくり。14曲も演奏していたとは……。あっという間だった。

わたしは、ステージの音楽を聴きながら、あたりを見回してみるのが好き。
トリのステージなので、あたりはとてもたくさんの人で溢れていた。
見渡すかぎり、人、人、人で、その見渡すかぎりの人がみんな、楽しそうにしている。
楽しいってその顔に書いてある。みんなフェスが好きなんだなあと思った。

谷中さんが「フェスは一番平和に近いよね」と。
それを聞いて、そうだな、と思った。
数万の人が、同じ瞬間に、こうして同じステージを見て、同じ音楽を聴いて、
同じ花火を見て、同じように歓声を上げて、それぞれに楽しんでいる、それはとっても平和なこと。
太陽の下で、星の下で、気持ちのいい風を全身に受けながら、友達と一緒に
一日中好きな音楽を聴いて、楽しくて仕方ない、
そういう思いができる自分はなんて幸福なんだろうと。

最後の花火を見ながらそんなことを思っていたら涙が出そうでした。
なんともいえない幸せ感を味わえたフェスの終わり。
スカパラありがとうー

あと
スカパラのステージが、紫とオレンジの照明でライトアップされた時があって
「このライティング、絶対イエローモンキーに似合う！　『天国旅行』とか、これで聴きたい。」
なんて、つい、思ってしまった
思えば４年前、わたしがこのひたちなかのフェスの第１回目に来たのは
イエローモンキーを聴くためだった
以来、イエローモンキーはいなくなってしまったけれど
フェス自体が気に入ってしまったわたしは、毎年ひたちなかへ来ている
イエローモンキーは、このスカパラみたいに
いつか、このフェスのトリをつとめてもおかしくないようなバンドだったのに
(主催のロッキン・オン・ジャパン誌は彼らを評価していたし)
もうあのバンドはこの世のどこにも存在しないんだなあ
と思ったらちょっと切なかった
あきこ氏やｐちゃんにはとてもかなわないが
ステージライトで彼らを思い出すわたしもけっこうオタクだ。

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■ＤＪブース

前から、じっくり行ってみたいと思っていたＤＪブース！
今回初めてちゃんと行ってみた。
これが楽しいーーーーーーーーーーー！！！
「みんな、バンドとか歌手がいなくてもいいんでしょ？
本当はＤＪもいなくたっていいんでしょ？　音楽だけあればそれで満足なんでしょ？」
と思わず突っ込みたくなるくらいのノリのよさ(笑)
「ＳＨＡＫＥ」で異様に盛り上がった時には、ＳＭＡＰの偉大さを思い知らされました
ＹＯ−ＫＩＮＧと銀杏ＢＯＹＺの峯田さん(？)がユニット組んでノーギャラ出演してました
田中知之のＤＪ聴いてみたかった！　聴けなくて残念。
ＤＪブースは朝からやっているようなので
来年は早起きして行ってみようかとオモタよ……
いやいや、想像以上の楽しさだった。これ今回の収穫。

■反省

ふと思った。
毎年同じフェスに来ていると、慣れて行動は手早くなってくるけど、
その分、新しい発見も薄れてしまう。
今回聴いた５バンドのうち、３つは、以前にも聴いたことがあった。
これはちょっと冒険心がなさすぎて、もったいなかったかな。
回を重ねれば重ねるほど、
最大限にフェスを楽しもうという意欲と工夫が必要になってくるかも。

あと、「このバンドさえ観れば、あとは何も観なくてもいい」とか
「いよいよ次はあのバンドだと思うと、緊張のあまり動悸が！」
いうくらい思い入れのあるバンドがあるのとないのとでは、テンションが全然違う気がした。
今年はそれがなかった。

あとは純粋に体力。体力必須。


■その他

帰りのバスの中で、地元の子かな？
あまり聞いたことのない言葉だったけど、たぶん茨城の北の方の子だな。
毎年来ているらしき女の子がふたり、話していた。
「涙が出そうだよー、１年間ずっと楽しみにしていたＲＩＪが終わっちゃったよー」
と。
「そうなんだよ……わたしも毎年これが楽しみなんだよ……」
と心の中で相槌を打ってみた。

ＲＩＪは本当にいいフェスだと思う。
皆マナーもいいし、嫌な思いなんて全然しない。

今年は観覧車に乗れなかった。
ちゃんと係の兄ちゃんに営業時間を聞いて、それに間に合うように行ったのに。
兄ちゃんが適当な時間を言いやがった……。
そして今年は地ビールを飲めなかった。地ビール売り場は遠い。
かわりにハイネケンを飲もうとしたが、ギリギリで売切れだった。悲しかった。
ドライで我慢した。

先頭 表紙