2003-12-16 若くて美しい男奴隷、とか。　映画『武士(MUSA)』　(つづき)
2003-12-15 kamera de tohoho
2003-12-13 24歳
2003-12-13 3万円の夜空
2003-12-07 処理の方法
2003-12-05 せんせいに遭遇！！
2003-12-04 安室奈美恵
2003-12-04 昼メシ
2003-12-03 表現するコト
2003-11-30 村主章枝サイコー

上の記事より、つづき。
キャラクターなど。多少ネタバレ有りにつき、御注意。

■チョン・ウソン／奴隷・ヨソル。別名、犬。
心に決めた相手を、ひたすらに守る。
寡黙で精悍な槍の使い手。
長い髪と、鋭い目。とにかく強い。戦う時の所作があざやか。
また、その肉体美がすごいぞ。
チャン・ツィイー演じるお姫様と並ぶと、姫のたおやかさと、ヨソルのたくましさが
異様なほどのコントラストを生み出して、実にセクシー。
ひとつ難を言うならば、このヨソルはほとんど無敵の強さだから
戦いはじめた瞬間に、「うん、アンタが戦ったら勝つね。おっしゃ任せた☆」と
ストーリーに対する緊張感が少し解けてしまう。
ちなみに、タイトルの「若くて美しい男奴隷」という言葉は
残念ながら、わたしのオリジナルじゃないからね(^^;


■チュ・ジンモ／チェ将軍。別名、バカ殿。
ヨソルが、身分は低くとも完璧な男であるのに比較すると、
彼は、身分の高いエリートだけれど、気位が高くて、自信過剰。理想主義。
判断力もイマイチだし、マイペースすぎて思いやりにも欠けているから、人望がない。
そして、バカ殿ゆえに、直情径行型。ときどきキレる。
でも、自分の弱さも自分でちゃんとわかっている。
……完璧な男もいいけど、わたしは！　こういうバカで切ないヤツが好きなのよね！！(力説)
随所でぽつぽつと弱音を漏らしちゃったりして、そこがまたイイっすよ。
それにしても、チュ・ジンモって金城武に似てる。

ヨソルと、チェ将軍、二人とも一言も口に出さないけれど、お姫様を愛している。
愛しているけど、相手は、自国と緊張関係にある国のお姫様。
当然、身分も全然違う。
二人は、いわゆるふつうのやり方では姫に手を出せない、絶対に。
気持ちを言葉にすることなど、できるわけはない。
彼らの愛情表現は、ただひたすらに、姫から目を離さず見守ること、
敵から姫を守ること。それだけしかない。
あからさまな感情描写はあまりないにもかかわらず、この二人がそれぞれに
どんなに姫を大切に思っているのか、それが伝わってくるです。いいねぇ……。
というか、こんなにいい男二人も従えて、姫様、贅沢すぎます。
もっとも、彼女の運命は過酷ですけど。考えてみたら姫が一番かわいそう。

■ユー・ロングァン／ランブルファ将軍。別名、モンゴル将軍。
敵である蒙古軍を率いる将軍。傾きつつある元を建て直そうと試みる、憂国の士。
勇猛果敢であると同時に、彼の発言からは、かなりの知性が感じられる。
「小娘一人のせいで地獄だ」
すべての台詞の中でも、この彼の一言こそ、文句なしのナンバーワンでしょう。説得力あったなぁ。
また、彼は縮れた長髪が似合っていてとてもいい。
はぁ……格好いいっす。渋いよう。

それにしても蒙古軍……あんな怖そうな人たちが攻めてきたら、絶対勝てません。
日本には、神風が吹いて、よかったね。

＊＊＊＊＊＊

この他にも、とても味があって素敵なキャラクターがわさわさと……。
凝ったセットや衣装はもちろん、奴隷ヨソルの華麗な槍さばきも、
一度ではとても味わい尽くせない。
この映画は、もう一度観たいなあ。

先頭 表紙

14日

朝から映画を観た後、夕方から、友人が組んでいるバンドの練習風景を撮影しに
町田のスタジオへ行く。
最近、とある方から一眼レフをお借りしているので、
そのカメラと、デジカメを持っていった。

撮影条件としてスタジオは厳しいだろうとは想像していたが、
わたしのようなど素人(オートマ限定・カメラ触るの数年ぶり)の腕では
実際かなりきついもんがあった。
スタジオは狭いし暗いし、被写体ロックバンドなもんでかなり動くし、
途中でフラッシュの電池切らすし(とほほ。これは初心者以下でしょ)。
フィルムのあがりはぜったい悲惨だなあ、これ。
やっぱり今からでも写真を勉強してみようかと ちらりと思った師走の夜。

いやーでも楽しかったでスヨ。
あとはこの写真をどう加工するかだね☆
ま、ブレも雰囲気ってことで(音楽雑誌にありがちなそういう手口を軽蔑していなかったか、自分)。

映画もなかなか良かったので、後ほど感想書きます。

先頭 表紙

朝7時32分の　中央線の快速に乗り　涎垂らして夢の中
ラッシュど真ん中の　新宿駅
プレスのきつい　山手線に格納されて　10分間
渋谷で下りたら東口　揺れる歩道橋を渡り　てくてく歩いて15分間
営業所の鍵開けたら　煙草の匂い　電気をつけて　ラジオをつけて
ＴＯＫＹＯ―ＦＭ　ＴＯＫＹＯ―ＦＭ　一日中
ＴＯＫＹＯ―ＦＭ　ＴＯＫＹＯ―ＦＭ　一日中

先頭 表紙

深夜零時　雪の降る村への手紙を持ってポストへゆく
ふと見上げた空にオリオン座がくっきり光っていて驚く

というのも　今日は会社帰りにコンタクトを新調したのだ
何気なく空を見て　そこに星座を見つけられるなんていつ以来だろう
それほどわたしは目が悪い
眼鏡もコンタクトも3年前につくったきりで度を直していなかった

子供のころ星が好きで　冬の夜はよく夜空を眺めながら散歩していた
オリオンには　赤いベテルギウスと　青いリゲル
オリオンの足元、“すべてを焼き尽くすもの”と称された星、シリウス――こいぬ座のプロキオン――
双子の頭、カストルとポルックス――御者の瞳、カペラ
この５つを結んで“冬の大円弧”
プレアデス星団(すばる)を　双眼鏡で覗いたときの感動は　忘れられない

とかまあそんな感じで　星を見るときの気持ちを少し思い出した

しかし3万円は痛かった……

先頭 表紙

ひとつ下の日記に、小説みたい、というつっこみを頂いて思ったのだけれど

感情に訴えてくる出来事があったとき
過去のわたしは、必ず、詩や小説(もどきの散文)を書いていました
現実を虚構に置き換え、できるだけ詩的・ブンガク的な、
否、自分が詩的・ブンガク的だと思うような表現で語ることによって
自分の感情を消化していたのだと思います

でもいつからか、そういう自分のやり方を少し気持ち悪く感じるようになりました

だからわたしが、小説ではなく、詩でもなく
自分的にとっての「極力、非ブンガク的な意識」を使って書いたモノに対して
「小説みたい」という言葉をいただくことは、実はとても嬉しいことなのです
(「極力」といったのは、なぜかというと
　ブンガク気取りをまったくなくしたわけではなく、できるかぎり排除しただけにすぎないからです)

ああ、いかに陶酔せず陶酔するか。

＊＊＊＊＊＊

思ったことおわり
言葉足らずで意味不明な文章かと思いますがお許しあれ
本来外に出さないような頭の中身を文字にしてみただけなので、
読み流していただければうれしいです……。

先頭 表紙

ちょっと聞いてっ！(興奮）

今日、会っちゃったんですよっ。せんせいに。まあ、会ったって言っても、一方的に見かけただけなんだけど。

＊

今日は、１〜２週間にいちど不定期に回ってくる、午後出勤の日だった。職場の大学へ行くには、電車に乗り、某駅で違う路線に乗り換える。その路線には、いつも、学校へ向かう学生や講師がたくさん乗っている。

ホームのベンチに、電車を待っている男の人がいた。限りなくだるそうな姿勢と表情。ぼさぼさの頭に、よれた上着。

……わたし、せんせいに会ったら一発で見分けられる自信があった。それは間違いじゃなかった。一目見て、「あっ！」と思ったもん。

……とはいえ、それが本当にせんせいなのか、やはりちょっと不安だった。

でも、その風情と時刻からして、３限の授業に合わせて出勤する講師ということは間違いない。

……せんせいの顔や手はこんなふうだったっけ？　もしポケットからセブンスターを出してくれれば、
もし少しでも声をだしてくれれば、
それで間違いなくせんせいだってわかるのに。もしわたしがせんせいの名前を呼ぶことができたら、それに振り向いてくれたら、それで間違いなくせんせいだってわかるのに。

一緒に電車に乗りこみ、そう思いながら、観察していた。そしてやっぱり、せんせいだと思った。

すこし口角のさがった口元とか。やっぱりすこし下がったまゆげとか。なによりあのよれよれ具合が。どう考えてもせんせいだ。

せんせい、首回りやおなかに肉がついたでしょう。昔はとても痩せていたけど。頭頂部もあやしくなってきているよ。

まあわたしも、せんせいに初めて会ったときは19歳だったけど、今は27歳になったし、せんせいだって歳はとるよね。

ていうかせんせい、ホームでのあの姿、思いっきり寝起きでしょ？　絶対低血圧だよね、せんせいって。でも顔色は昔よりいいし、白髪も目立たなくなったね。眼鏡も変えたんだ。

そして、せんせいの左手にはプラチナの指輪が光っていた！

せんせい、オメデトウ！！(＾0＾)
やや、せんせいって結婚したら絶対指輪をする人だと思ってたんだよね。当たった。

……でもちょっと複雑な気持ち(笑)
どんなひとかしらせんせいのおくさんって。奥様、教壇以外の場所でもせんせいをもうちょっとしゃっきりさせてあげてください(笑)

＊

学生のとき、本来なら半年間で終わるせんせいの授業を、２〜３年間、教室の一番前の席で受けつづけていたから、せんせいは、もしかしたら、当時のわたしのことを覚えてくれているかもしれない。

でも、個人的に話したことはほんの一度か二度しかないのね。当時は本当に、授業を聞くだけで満足だったから。もうちょっと話をしておけば、今こうして出会った時に話しかけることができたのかな。
うーん。

学校を卒業するとき、「せんせいに会うことはもう二度とないんだろうなあ、でも生きていたらまた会うこともあるかなあ」と思っていました。

わたしは卒業した後、２つの違う仕事を経て、今の職場で仕事を始めた。そして偶然、せんせいが同じ場所に勤めていることを知って、夢にせんせいが出てきて、その翌日に、いきなり駅のホームで本人を見かけるわけですよ。

偶然ってすごいね。

ああ、もういちどせんせいの授業を受けたいな。

せんせいドリー夢。
それは“終わりなき日常”を生きる力。

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昨日、ちょこっとだけ、テレビのＦＮＳ歌謡祭を見た。(ＦＮＳ、で合ってる？)

安室奈美恵がヒット曲のメドレーを披露していたが
歌もダンスも表情も死んでいた。なんだかすごくつまらなそうに見えた。
数年前、彼女が飛ばしていた頃のステージングは
まるで、あたりを払うようなパワーがあった気がするんだけどな
(テレビでしか見たことないけど)

それだけ。

ああそういえば今朝せんせいの夢をみた
せんせいに会いに行っていたよわたしは

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今週から職場に新人さんがやってきた……
月から水まで、３日連続で一緒にお昼を食べた……

毎日ひとりでごはんを食べていると
ときたま、淋しいと思うのに
いざそういう相手ができると
やっぱりひとりがいいな……と思う。
我ながら現金。

このままではずっと一緒にお昼を過ごすことになりそうだったので
つい、「ひとりでごはん食べるのも気楽でいいですよ〜！！」と力説。
アンタ露骨っすよ＞自分(苦笑)

でも、その牽制を受け止めてもらえたようで
今日のお昼、彼女は先に食堂へ消えた。
正直言ってほっとした。かなり。でも微妙に淋しくもあった(笑)

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　何かを表現することにおいて一番重要なのは、コミュニケーション意識だ。表現者が、表現を通じて、他人(それは、場合によっては、自分の中の他人であるかもしれない)とコミュニケーションを取ろうとする、その意識。それが表現というものの本質だと思う。何かを表現するためにはもちろん技術やセンスが必要不可欠だけど、それは、極言するならば、本質をより先鋭化するための手段にすぎない。最近、そういうことを、単に頭で考えるだけではなく、実感するようになってきた。

　わたしは何かを徹底的に表現するには、めんどくさがりで、人間大好きコミュニケーション大好きというタイプの人間でもないので(嫌いではないけど)、表現の道を極めることはないだろう。けれども、何時でもいつまでも「何かを表現すること」や「誰かによって表現されたもの」の周囲にふわふわとただよって、何時でもいつまでも「何かを表現すること」について考えていたいなー、と思ふ。

　本当は、人がただそこにいることが、それ自体で完結した表現だとも思う。それまでやってきたこと全部、生まれ育ちも、ものの考え方も、生活も、感性も、それから、今この瞬間のことも、他人とのコミュニケーションの取り方も、その根底にある考え方も、全部その人のヒトトナリと行動に表れるものだから。すべての人は、生きている限り、表現者なのだから、気張って「表現とはうんぬん」とのたまう必要もないんだよね、ホントウのところは。理屈なんていらない、その身で実践すればいいんだから。でもまあ、のたまいたいから、のたまわせて。これも我が身から滲んで出てきてしまう表現活動ってことで、許してやってね。

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村主章枝オフィシャルＨＰ

ひぃぃぃ。
美しい。美しすぎます。素敵すぎます。

彼女のスケーティング、今回のＮＨＫ杯で初めて見ますた。ファンになりますた。
今日のエキシビションは、特によかった。
涙が出そうになったくらい優美でした。

フィギュアスケートって、技と技のツナギ部分で飽きることがあるのだけれど
彼女の演技は、どこも魅力的で、目が離せん。

演技はもちろん、衣装もいいし、選曲もすごくセンスがいい……。
ストーンズに、モーツァルトの40番、浜辺の歌。
いやもうツボツボ。

生で見たい……。

先頭 表紙